呪いのTikTokプロデュース ~ダサすぎ怨霊ちゃんをギャルJKがこわかわいいで全国バズらせる~

しおしお

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番外編 第2話 さだちゃんの嫉妬!? みうちゃん再コラボで波乱

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番外編 第2話 さだちゃんの嫉妬!? みうちゃん再コラボで波乱

コラボから数ヶ月後。

私のTikTokがさらにバズり続けて、  
あの人気TikToker・みうちゃんからまたDMが来た。

「樹音ちゃん&さだちゃん!!  
またコラボしたい!!  
今度は私のスタジオでダンス対決+トーク!!  
さだちゃんのスリラーまた見たい♡」

私は即返信。

「もちろん!! さだちゃんもOKだよ!!」

さだちゃんに相談。

「さだちゃん、みうちゃんからまたコラボオファー!!  
前回超楽しかったし、行こ!!」

さだちゃん(スマホ画面を覗き込んで、  
 無言でわずかに眉を寄せる。  
 私の袖をそっと掴んで、首を小さく横に振る)

私は笑った。

「え? ちょっと嫌?  
でもみうちゃんさだちゃんのこと大ファンだって!!  
大丈夫!!」

さだちゃん(さらに袖を強く掴んで、  
 視線を落とす。  
 耳が少し赤い)

私は気づいた。

「さだちゃん……嫉妬!?  
みうちゃんが私に近づくの嫌!?  
かわいいすぎるヤバい!!!」

さだちゃん(真っ赤になって、無言で首を振るけど、  
 袖を離さない)

結局、さだちゃんを説得してコラボ決定。

当日、みうちゃんのプライベートスタジオ。

みうちゃんは相変わらず明るくて、  
私を見ると飛びついてきた。

「樹音ちゃん~!! やっと会えた!!」

そしてさだちゃんを見て大興奮。

「さだちゃんも超かわいい!!!  
実物さらにヤバい!! 髪ふわふわ!!  
ハグハグ~!!」

みうちゃんがさだちゃんに抱きつこうとする。

その瞬間。

さだちゃん(無言で私の後ろに隠れるように移動。  
 私の袖をガッと強く掴んで、  
 みうちゃんをジッと見つめる。  
 目は少し細くなって、部屋の温度がわずかに下がる)

みうちゃん「え……? さだちゃん怖い目!!  
でもそれもこわかわいい!!!」

私は内心大爆笑。

「さだちゃん嫉妬オーラ出てる!!  
みうちゃんごめん!! さだちゃんちょっと人見知りで!!」

撮影スタート。

ダンス対決。

みうちゃんの可愛い振付ソロ→完璧キレッキレ。

次はさだちゃん。

可愛い音源でスタート→ハートポーズ、ピース、笑顔。

みうちゃん「かわいい~!!」

でもサビ後半、スリラー炸裂。

さらに強めバージョン。  
照明チカチカ、温度低下、髪が少し伸びる演出。

みうちゃん「きゃっ!! 怖い怖い!!  
でもかわいい!!!」

トークパート。

みうちゃんが私に近づいて、  
「樹音ちゃんのプロデュース力すごいよね!!  
さだちゃんどうやって見つけたの??」

私は話そうとした瞬間、  
さだちゃんが私の隣にピタッと寄って座る。  
私の腕をそっと掴んで、みうちゃんとの間に割り込むように。

さだちゃん(無言でみうちゃんをジッと見て、  
 私の肩に頭を軽く寄せる)

みうちゃん「わっ!! さだちゃん樹音ちゃんにくっついてる!!  
嫉妬!? 超萌える!!!」

私は大爆笑。

「さだちゃん今日嫉妬全開!!  
みうちゃんごめん!! さだちゃん私専用みたいで!!」

撮影終了後。

みうちゃんは大満足で、  
「次は3人でまた!! さだちゃんの嫉妬も動画にしたい!!」

帰り道。

私はさだちゃんの手を握って聞いた。

「さだちゃん、みうちゃんのこと嫌い?」

さだちゃん(長い沈黙の後、  
 私の手を強く握り返して)

さだちゃん  
「……樹音は  
 ……私の  
 ……だから  
 ……ちょっと  
 ……いや」

私は立ち止まってさだちゃんを抱きしめた。

「さだちゃんの嫉妬超萌える!!  
もちろんさだちゃんが一番!!  
私もさだちゃん専用だよ!!!  
かわいいすぎるヤバい!!!」

さだちゃん(私の腕の中で、  
 耳まで真っ赤になって、  
 無言で強く抱き返して、  
 小さな笑顔を見せた)

さだちゃん  
「……うん  
 ……樹音、  
 ……だいすき」

──さだちゃんの嫉妬は、  
ちょっと怖かったけど、  
世界で一番可愛い嫉妬だった。

これからも、  
さだちゃんが一番。

ずっと、  
私のそばに。

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