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エピローグ
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そして、二人は国を導く――溺愛の王と王妃
王城のバルコニーから、
新たな王都を見渡す。
柔らかな陽光が城の白い石壁に反射し、
春を告げる風が旗を揺らしていた。
今日は、
アルファルファ――いや、新国王の即位式の翌日。
イメルダは窓辺で静かに紅茶を口にしていた。
その横には、
王となった夫が椅子に腰かけ、少し疲れた表情で微笑んでいる。
「昨日は、かなり緊張していらっしゃいましたわね、陛下」
そう声をかけると、
彼は気恥ずかしそうに頭をかいた。
「……ああ。
あれほど大勢の前で宣誓をするとなると……
やはり胃が痛かったよ」
「ふふ。でも、とても堂々としておられましたわ」
「君が隣にいてくれたからだよ、イメルダ」
国王は、自然な動作でイメルダの手を取る。
そのまま恋人のように絡めて握る。
イメルダは頬を赤らめた。
(即位して一段と……大人になられましたわね……)
◆
そこへ侍従が控えめに声をかけた。
「陛下、本日の政務の準備が――」
しかし国王は、すっと片手を上げた。
「……少し待ってもらえるか?
私は今、妻との時間を過ごしている」
侍従は慌てて下がる。
イメルダの胸が強く打つ。
「そ、そんな……公務に支障が出てしまいますわ……」
「大丈夫だ。
公務は逃げない……けれど、君の表情は今しか見られない」
「……え?」
「昨日から、ずっと君を見るたびに思っていたんだ。
即位の喜びより……
“君を隣に迎えて王になれたこと”が、一番嬉しいと」
イメルダの目に涙が浮かぶ。
「……陛下……」
「イメルダ。
私は王になっても、変わらない。
いや、変わるとしても――
“君を幸せにするために強くなる”だけだ」
その言葉に胸が熱くなる。
イメルダはそっと国王の肩にもたれた。
「……わたくしこそ……
陛下の隣にいられることが、何よりの誇りですわ」
◆
外では、春の花々が咲き誇り、
新しい国の時代の到来を祝福するようだった。
国王は立ち上がり、イメルダの手を取って言う。
「行こう、イメルダ。
新しい国を……一緒に見に行こう」
イメルダは微笑み、深く頷いた。
「……はい、陛下。
わたくしは、いつでも隣におります」
二人は手を取り合い、
光の差し込む廊下を並んで歩き出した。
その姿は――
新たな時代を共に歩む“理想の王と王妃” そのものであった。
そして、
二人の絆がこれからどれほど国を導いていくのか、
誰もが期待に胸をふくらませた。
――これは、
誠実な第一王子と名門令嬢が手に入れた、
“愛と誇りの物語”のその後。
二人の未来は、
これからもずっと、輝き続ける。
---
そして、二人は国を導く――溺愛の王と王妃
王城のバルコニーから、
新たな王都を見渡す。
柔らかな陽光が城の白い石壁に反射し、
春を告げる風が旗を揺らしていた。
今日は、
アルファルファ――いや、新国王の即位式の翌日。
イメルダは窓辺で静かに紅茶を口にしていた。
その横には、
王となった夫が椅子に腰かけ、少し疲れた表情で微笑んでいる。
「昨日は、かなり緊張していらっしゃいましたわね、陛下」
そう声をかけると、
彼は気恥ずかしそうに頭をかいた。
「……ああ。
あれほど大勢の前で宣誓をするとなると……
やはり胃が痛かったよ」
「ふふ。でも、とても堂々としておられましたわ」
「君が隣にいてくれたからだよ、イメルダ」
国王は、自然な動作でイメルダの手を取る。
そのまま恋人のように絡めて握る。
イメルダは頬を赤らめた。
(即位して一段と……大人になられましたわね……)
◆
そこへ侍従が控えめに声をかけた。
「陛下、本日の政務の準備が――」
しかし国王は、すっと片手を上げた。
「……少し待ってもらえるか?
私は今、妻との時間を過ごしている」
侍従は慌てて下がる。
イメルダの胸が強く打つ。
「そ、そんな……公務に支障が出てしまいますわ……」
「大丈夫だ。
公務は逃げない……けれど、君の表情は今しか見られない」
「……え?」
「昨日から、ずっと君を見るたびに思っていたんだ。
即位の喜びより……
“君を隣に迎えて王になれたこと”が、一番嬉しいと」
イメルダの目に涙が浮かぶ。
「……陛下……」
「イメルダ。
私は王になっても、変わらない。
いや、変わるとしても――
“君を幸せにするために強くなる”だけだ」
その言葉に胸が熱くなる。
イメルダはそっと国王の肩にもたれた。
「……わたくしこそ……
陛下の隣にいられることが、何よりの誇りですわ」
◆
外では、春の花々が咲き誇り、
新しい国の時代の到来を祝福するようだった。
国王は立ち上がり、イメルダの手を取って言う。
「行こう、イメルダ。
新しい国を……一緒に見に行こう」
イメルダは微笑み、深く頷いた。
「……はい、陛下。
わたくしは、いつでも隣におります」
二人は手を取り合い、
光の差し込む廊下を並んで歩き出した。
その姿は――
新たな時代を共に歩む“理想の王と王妃” そのものであった。
そして、
二人の絆がこれからどれほど国を導いていくのか、
誰もが期待に胸をふくらませた。
――これは、
誠実な第一王子と名門令嬢が手に入れた、
“愛と誇りの物語”のその後。
二人の未来は、
これからもずっと、輝き続ける。
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