『婚約破棄された令嬢ですが、王太子殿下に一途に愛されまして? 気づいたら王妃候補ですわ』

しおしお

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第40話(最終話) 王太子の誓いと、婚約発表の日

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第40話(最終話) 王太子の誓いと、婚約発表の日

フェリシェールが目を覚ましたのは、柔らかな陽光が差し込む王宮医務室だった。

「……ここは……?」

「フェリシェ!」

ラヴィンが椅子を蹴るように立ち上がり、彼女の手を握った。
その瞳には酷く安堵の色があった。

「本当に……良かった。目を開けてくれて」

「殿下……ご心配をおかけしてしまいましたわね」

フェリシェールは微笑む。

だがラヴィンは首を振った。

「謝るのは私の方だ。
君のそばにいながら、危険を察知できなかった。
二度と、こんな目には遭わせない」

その言葉は、王太子ではなく――
ただ一人の男の誓いのようだった。

 

王家の処断

誘拐未遂からわずか一日で、王宮は動いた。

調査の結果、フェリシェールを連れ去ろうとした犯人は
“反王太子派の貴族”とつながりがあったことが判明。

国王は怒りを隠さず宣言した。

「今回の事件は、王国への反逆にも等しい。
フェリシェールを害そうとした者たちには、厳罰をもって臨む」

反乱派の貴族たちは次々と逮捕され、領地没収・爵位剥奪が下された。

その中には――
かつてクラリッサと交友の深かった家も含まれていた。

因果応報。
フェリシェールを嫉妬して追い落とそうとした者たちは、
ついに自らの手で破滅の道へ進んでいった。

フェリシェールはそれを聞いても、ただ静かに呟くだけだった。

「……もう、誰も傷つかなければそれでいいですわ」

 

王太子の決断

そして――事件から三日後。

王都の中央広場。
巨大な舞台と赤い絨毯が敷かれ、王国中の民衆が集まっていた。

国王の声が響く。

「今日、この場にて――王太子ラヴィンの婚約者を正式に発表する」

どよめきが広がる。

ラヴィンはフェリシェールの手を取り、皆の前へ進み出た。

「フェリシェール。君の言葉も聞きたい。
本当に……私の隣に立ってくれるのか?」

フェリシェールは深く息を吸い、ゆっくりと頷いた。

「……はい。
殿下のおそばで共に歩めるなら、こんなに光栄なことはありません」

その声は震えていたが、強く、美しかった。

ラヴィンの瞳が柔らかく細められる。

「ありがとう。
君の勇気は、私のすべてを照らしてくれる」

そして、彼は皆に向き直って宣言した。

「我、ラヴィン・エルヴァーンは――
フェリシェール・エルヴァーンを、正式に未来の王太子妃に迎える!」

大歓声が広場に響き渡った。

花びらが舞い、鐘が鳴り、王都は祝福の光に包まれる。

 

ザマアの結末

一方そのころ――
王都の片隅の、人気のない屋敷。

爵位を失ったクラリッサは、荒れた部屋に一人座り込み、鏡を睨みつけていた。

「どうして……どうしてわたくしが……
あんな平民みたいな娘に負けるなんて……ありえませんわ……」

しかし、その呟きに答える者はいない。

虚栄と傲慢だけを抱えたまま、
彼女はこれから長い時間、自らの失敗と向き合うことになる。

これこそが――
完全なる“ザマア”だった。

 

ラヴィンとフェリシェール

婚約発表が終わり、王宮のバルコニーに戻った二人。

フェリシェールは静かに呟いた。

「……本当に、これでよかったのでしょうか」

ラヴィンは笑って答えた。

「よかったに決まっている。
君がいてくれる。それだけで、王国は強く、私は幸せだ」

そして――
彼はフェリシェールの手の甲にそっとキスを落とした。

「これから先、どんな困難があっても必ず守る。
だからフェリシェ……ずっと、私の隣にいてほしい」

フェリシェールは胸が熱くなるのを感じながら、小さく頷いた。

「……殿下こそ、離れないでくださいませね」

二人は同時に微笑んだ。

その笑みは、未来を誓い合う恋人のものだった。

 

そして――物語は永遠へ

王太子と未来の王妃。
陰謀に翻弄され、婚約破棄から始まった物語は、
ついに大きな愛と勝利へと結実した。

フェリシェールの物語は、今日、新たな章へと踏み出す。

愛と誇りに満ちた王妃として――
そして、ラヴィンと共に歩む未来へ。

 



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感想 1

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みんなの感想(1件)

operahouse
2025.11.26 operahouse

 なんだか、人物関係がおかしい。話がつながっていない。話がメチャクチャです。
 第1話でカイルがアレンに対して「アレン兄上」と呼び掛けていて、アレンが第2王子で王弟ということは、アレンはカイルの叔父で現王の年の離れた弟?(年の近い叔父を兄呼びか?)
 第3話だと、カイルがアレンを呼び捨てで、アレンが王妃を「お母上」と呼んでいるので、これだとカイルが第1王子で、アレンが第2王子で現時点では王弟ではない。
 29話で謎の新登場人物、公爵ルシアン?どうやらフェリシェールと白い結婚をしているらしい。いつの間に?これ以降カイルとアレンは出てこない。
 第31話で第1王子がアレクシス。カイルはどうなった?国が変わった?ここから37話までルシアン公爵とアレクシス王子がフェリシェール公爵夫人を取り合い
 第38話で王太子がラヴィンで、いきなり隣にフェリシェールがいて、元婚約者クラリッサ。
 投稿した話を読み返してください。

解除

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