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第6章 王都近くのダンジョン編
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皆を見送った後、スコットさんが口を開いた。
「さて、無事にみんなを見送ったことで、ひとまず俺たちの役割は終わった。俺たちはどうする?このままあいつらと同じくこの転移装置から地上に帰還するか?」
それを聞いて皆は考え込む。
そうだよねぇ……5階でもこんなだったんだから、上の階のボスはどうなっているんだろうという心配はある。
流石に同様に大量発生している……なんてことはないと良いけど。
それはみんなも同じ気持ちだったようで、「いや、上の階に行ってみよう」と全員一致となった。
5階のボス部屋に隣接する階段を登っていくと、6階は壁に蔦が這っていて、感じとしては4階までのフロアと違って少し古代の遺跡っぽくなった。
出てくる魔物も普通の魔物ではなくアンデッドと呼ばれるものばかりで、まるでピラミッドの中を探検しているような気分になる。
「ねぇ、7階層はどんな感じなの?」
俺は神聖魔法を使ってアンデッドを屠りながらスコットさんに聞く。
普通の攻撃ではアンデッドは蘇ってくるので魔法の使えるリッキーたち3人は魔法中心、、スコットさんにはユーリにお願いして武器に神聖魔法を一時的に付与してもらい、それを使ってアンデッド対策をしている。
スコットさんは武器を使ってアンデッドを横薙ぎして壁にぶつけると、俺の方へとやってきた。
「すまないな、俺だけ戦力外みたいな感じで。普通の敵なら問題ないんだが、さすがにアンデッドだとなぁ……。あ、そういえば7階層以降の話だったな。7階層以降もこんな感じの雰囲気だが、出てくる魔物が変化する。7階層は骨の巨大なコウモリ、8階層はボーンソルジャー、9階層はアンデッドから一転してフォレストウルフのような動物系の魔物が出てくる。ここまで来るとかなり敵が強くなってくるから要注意だ。10階層はまたフィールドフロアたが、森ではなく砂漠だ。」
「そっかぁ……まだ2階層もアンデッド系が出てくるんだね。あ、もしかして5階層に出てきたフォレストウルフって、本来9階層にいるのかな?動物系の魔物って言っていたもんね。」
「そうだな、あれは本来9階層に出てくるんだが……何故5階層に出てきたのかわからないが、他の階層でも同じ様に上の階層の魔物が出てくるようだったら『変換期』だというのは確実になってくるな。」
スコットさんはそう言って顔を顰めた。
「『変換期』に入ったらもの凄く魔物が出るって言っていたけど、さすがにダンジョンからは出てこない……んだよね?」
俺は嫌な予感がして、恐る恐るスコットさんに聞く。
「……。実はそれも問題の1つなんだ。中で軍隊や5階で会った『自称勇者』たちみたいな国所属の冒険者がなんとか対処はするんだが、それでも間に合わなければ外へと溢れてくる。だから早いうちに発見することが重要なんだよ。それを奴らは揉み消そうとしやがって。多分自分達が対処したくないから『なかった事』にしたかったんしゃないかと俺は思っている。」
それ、やばいんじゃない!?
ねぇ、本当になんとかなるの!?
俺が焦ってそう聞くと、スコットさんは苦笑いを返してきた。
「とりあえずその『変換期』が収まるのは大体2週間だ。それを越えれば魔物の住処の移動が落ち着き、数も減ってくる。だから早いうちに次々と中で処理していけば酷いことにはならなくて済む。……どうする?さっきの奴らに『変換期』の話を冒険者ギルドに報告してくれって頼んだから、冒険者ギルトから王国の騎士と魔法師達に連絡が行って応援が来るはずだ。それまで何とか俺達で外まで出てこないように耐えられるか?」
俺はスコットさんのその言葉に少し悩む。
食料がそこまでもてば良いんだが、底を尽きはしないまでもギリギリになってきたらどうしよう……。
すると戦闘を終えたリッキーもこちらへとやってきた。
「大丈夫だよ、食料なら俺たちもそれぞれ持っている。最初はお前の鞄から食べることにして、分断された時のために各自のマジックバッグに入っているのはしばらくそのまま保持な。お前の鞄の作り置きが減ってきたら、その時は俺たちのマジックバッグからも隠し食べることにしようぜ。それに応援が来たら間違いなく余裕ができるから、その時は作る選択肢も出てくるしな。」
リッキーはそう言ってニカッと笑った。
それならまぁ……大丈夫かな?
俺が頷いたことで今後の方針が決まった。
まず俺達は、国から騎士や魔法師の応援がくるまでの間はこのまま普通に攻略を進めていく。
援軍と合流し次第、俺達はどうしたら良いのかを援軍の指揮を執っている人に指示を仰ぐことにする。
それによってはその人達と力を合わせて、この『変換期』を乗り切る。
とりあえずはそんな感じていくことになった。
スコットさんに言わせると、応援が到着するまで早くても3日はかかるだろうとのこと。
今日のうちにギルドに連絡が入ったとして、軍の遠征準備に1日~2日、そして王都からここまで徒歩または軍馬や馬車で来るので、移動手段によってはここまで3日以上かかる場合もあるらしい。
軍はこのダンジョンの転移石を所有しているので、1階層の転移魔法陣からそれぞれの転移場所まで飛べる。
なので俺達みたいに1階層から順番に登ってくる必要がないのだ。
上の階に行けば行くほど魔物も強力になっていくので、早く対処しないと手を付けられなくなる可能性もあるそうだ。
俺たちもなんとか頑張って少しでも数を減らしておかないとだね!
そう話し終わる頃には7階層への階段を見つけ出していたので、早速移動を開始する。
6階層はまだ魔物は目に見えて増えてはいないようだったが、7階層はどうだろうか?
自分でも気づかないうちに少し不安になっていたようなので、そんな俺を叱咤するように自分の両頬をバチンと叩いて気合を入れなおす。
さあ、今日からしばらくダンジョンに篭って魔物刈りを頑張らないとね!
「さて、無事にみんなを見送ったことで、ひとまず俺たちの役割は終わった。俺たちはどうする?このままあいつらと同じくこの転移装置から地上に帰還するか?」
それを聞いて皆は考え込む。
そうだよねぇ……5階でもこんなだったんだから、上の階のボスはどうなっているんだろうという心配はある。
流石に同様に大量発生している……なんてことはないと良いけど。
それはみんなも同じ気持ちだったようで、「いや、上の階に行ってみよう」と全員一致となった。
5階のボス部屋に隣接する階段を登っていくと、6階は壁に蔦が這っていて、感じとしては4階までのフロアと違って少し古代の遺跡っぽくなった。
出てくる魔物も普通の魔物ではなくアンデッドと呼ばれるものばかりで、まるでピラミッドの中を探検しているような気分になる。
「ねぇ、7階層はどんな感じなの?」
俺は神聖魔法を使ってアンデッドを屠りながらスコットさんに聞く。
普通の攻撃ではアンデッドは蘇ってくるので魔法の使えるリッキーたち3人は魔法中心、、スコットさんにはユーリにお願いして武器に神聖魔法を一時的に付与してもらい、それを使ってアンデッド対策をしている。
スコットさんは武器を使ってアンデッドを横薙ぎして壁にぶつけると、俺の方へとやってきた。
「すまないな、俺だけ戦力外みたいな感じで。普通の敵なら問題ないんだが、さすがにアンデッドだとなぁ……。あ、そういえば7階層以降の話だったな。7階層以降もこんな感じの雰囲気だが、出てくる魔物が変化する。7階層は骨の巨大なコウモリ、8階層はボーンソルジャー、9階層はアンデッドから一転してフォレストウルフのような動物系の魔物が出てくる。ここまで来るとかなり敵が強くなってくるから要注意だ。10階層はまたフィールドフロアたが、森ではなく砂漠だ。」
「そっかぁ……まだ2階層もアンデッド系が出てくるんだね。あ、もしかして5階層に出てきたフォレストウルフって、本来9階層にいるのかな?動物系の魔物って言っていたもんね。」
「そうだな、あれは本来9階層に出てくるんだが……何故5階層に出てきたのかわからないが、他の階層でも同じ様に上の階層の魔物が出てくるようだったら『変換期』だというのは確実になってくるな。」
スコットさんはそう言って顔を顰めた。
「『変換期』に入ったらもの凄く魔物が出るって言っていたけど、さすがにダンジョンからは出てこない……んだよね?」
俺は嫌な予感がして、恐る恐るスコットさんに聞く。
「……。実はそれも問題の1つなんだ。中で軍隊や5階で会った『自称勇者』たちみたいな国所属の冒険者がなんとか対処はするんだが、それでも間に合わなければ外へと溢れてくる。だから早いうちに発見することが重要なんだよ。それを奴らは揉み消そうとしやがって。多分自分達が対処したくないから『なかった事』にしたかったんしゃないかと俺は思っている。」
それ、やばいんじゃない!?
ねぇ、本当になんとかなるの!?
俺が焦ってそう聞くと、スコットさんは苦笑いを返してきた。
「とりあえずその『変換期』が収まるのは大体2週間だ。それを越えれば魔物の住処の移動が落ち着き、数も減ってくる。だから早いうちに次々と中で処理していけば酷いことにはならなくて済む。……どうする?さっきの奴らに『変換期』の話を冒険者ギルドに報告してくれって頼んだから、冒険者ギルトから王国の騎士と魔法師達に連絡が行って応援が来るはずだ。それまで何とか俺達で外まで出てこないように耐えられるか?」
俺はスコットさんのその言葉に少し悩む。
食料がそこまでもてば良いんだが、底を尽きはしないまでもギリギリになってきたらどうしよう……。
すると戦闘を終えたリッキーもこちらへとやってきた。
「大丈夫だよ、食料なら俺たちもそれぞれ持っている。最初はお前の鞄から食べることにして、分断された時のために各自のマジックバッグに入っているのはしばらくそのまま保持な。お前の鞄の作り置きが減ってきたら、その時は俺たちのマジックバッグからも隠し食べることにしようぜ。それに応援が来たら間違いなく余裕ができるから、その時は作る選択肢も出てくるしな。」
リッキーはそう言ってニカッと笑った。
それならまぁ……大丈夫かな?
俺が頷いたことで今後の方針が決まった。
まず俺達は、国から騎士や魔法師の応援がくるまでの間はこのまま普通に攻略を進めていく。
援軍と合流し次第、俺達はどうしたら良いのかを援軍の指揮を執っている人に指示を仰ぐことにする。
それによってはその人達と力を合わせて、この『変換期』を乗り切る。
とりあえずはそんな感じていくことになった。
スコットさんに言わせると、応援が到着するまで早くても3日はかかるだろうとのこと。
今日のうちにギルドに連絡が入ったとして、軍の遠征準備に1日~2日、そして王都からここまで徒歩または軍馬や馬車で来るので、移動手段によってはここまで3日以上かかる場合もあるらしい。
軍はこのダンジョンの転移石を所有しているので、1階層の転移魔法陣からそれぞれの転移場所まで飛べる。
なので俺達みたいに1階層から順番に登ってくる必要がないのだ。
上の階に行けば行くほど魔物も強力になっていくので、早く対処しないと手を付けられなくなる可能性もあるそうだ。
俺たちもなんとか頑張って少しでも数を減らしておかないとだね!
そう話し終わる頃には7階層への階段を見つけ出していたので、早速移動を開始する。
6階層はまだ魔物は目に見えて増えてはいないようだったが、7階層はどうだろうか?
自分でも気づかないうちに少し不安になっていたようなので、そんな俺を叱咤するように自分の両頬をバチンと叩いて気合を入れなおす。
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