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第7章 新しい出来事
王族って大変だね…?
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「……旦那様、いつまで立ち話をしているのですか?私達も中に入りづらくて……。」
そう言ってドアを開けたのはこの屋敷の執事さんだ。
後ろにはティーセットを乗せたワゴンを押しているメイドさんがいる。
「ところで父さん、彼らを連れてきたのって俺達に会わせるためだったのか?」
執事さんが来たことによって、ふと思い出したかのようにレオンさんがリーシェさんに聞いた。
「あっ、そういえばそうだね。連れてきたのは家族に会わせるためじゃないんだよ。すっかり忘れていたよ。それにずっと立ち話してしまったが……今さらだけど座ろうか!」
ハッとした表情でこちらを振り向いたリーシェさんは、照れ笑いをしながら俺達にソファーを勧めてくる。
俺達が全員ソファーに座ると、メイドさんがティーセットをセットして紅茶を注いでくれた。
執事さんとメイドさんが退室したのを見計らって、リーシェさんは口を開く。その表情は真剣そのものだ。
「……実はパーティー会場では話せなかったんだけど、クロード様が言っていた『弟』というのは、実は『王子』では無いんだよね……。」
リーシェさんは言葉を濁してそう言った。
……え?それって……どういう事?
俺が戸惑っていると、リーシェさんがポツポツと話し出す。
彼が言うにはその子供は実は女児だが、王妃は何故か性別を偽らせているんだそうだ。
しかも表には出さず、自分の部屋で育てているらしい。
服装も、髪型も、言葉遣いも、全てを『王子』として成長するように育てているんだそうだ。
しかも問題はそれだけではなく、リーシェさん曰く、その子はいわゆる『不義の子』らしい。
何故それをリーシェさんが知っているのかというと、リーシェさんは『鑑定』が使えるらしく、その子が具合悪いからと王妃が医者ではなくリーシェさんを呼んだ際に、体調を調べるために使った魔法で偶然にもそれを知ってしまったらしい。その時に性別も判明したんだって。
その子供のもう1人の親は、どうやら王妃の幼なじみの貴族らしい。
王妃はその人に対する恋心を心に秘めたまま国王に嫁いだらしく、一人目の子を産んだ後は「お役目御免」とばかりに国王とはほぼ仮面夫婦状態なんだそうだ。
いつも何かあると国王がリーシェさんに王妃の愚痴を話してくるんだって。
……だからなんだね、パーティーでの3人の王子王女を見る目が冷たかったのは。
流石に自分の子を見る目じゃなかったもん。
でもさすがにそれを知ったからって国王に言うわけにもいかず、悩んでいるうちにここまで来てしまったそうだ。
「……リーシェさんはその話をどうしますか?」
スコットさんがそう聞いた。
そうだよね……この話、このままにしておくのはますい気がする。
すでにクロードが「自分が王にならなくても、末の王子が優秀なら、その子がなればいい」なんて言っている。
もしそれが実現したら、現在の国王の血は一滴も流れていない王が誕生してしまう。
それこそ、誰も知らないうちに今の王家の血が絶たれてしまうのだ。
とても悩んでリーシェさんは「いずれ国王には伝えなければならないと思う。」とだけ答えた。
「……その事実、その子は知っているの?」
険しい顔でリオンさんがリーシェさんに問う。
リーシェさんは首を横に振り、「まだその事実を受け入れられるほど大人ではないから、多分話してないと思う。」と言った。
「でも仮面夫婦なら、子供ができたらそれこそ不貞を疑うんじゃないのか?」
リッキーが訝しげにそう言った。
確かにそれもそうだ……と思ったら、リーシェさんに言わせると「多少はふれあいはあるらしい」だって。
国王もリーシェさんには何でも話すね!?……いや、相談か?
「とにかくその子が王位を継ぐことが無ければ問題はないんだ。だが……今の王子2人の内1人は問題児だから継がせたくない。でももう1人は王位を継ぐのをあまり望んていない。このままでは末の子が継ぐ未来が残されてしまう。なんとか出来ないものかな?」
リーシェさんはそう言ってチラッと俺達を見た。
……え?
もしかして俺達にこの問題を解決してほしいの!?
そう言ってドアを開けたのはこの屋敷の執事さんだ。
後ろにはティーセットを乗せたワゴンを押しているメイドさんがいる。
「ところで父さん、彼らを連れてきたのって俺達に会わせるためだったのか?」
執事さんが来たことによって、ふと思い出したかのようにレオンさんがリーシェさんに聞いた。
「あっ、そういえばそうだね。連れてきたのは家族に会わせるためじゃないんだよ。すっかり忘れていたよ。それにずっと立ち話してしまったが……今さらだけど座ろうか!」
ハッとした表情でこちらを振り向いたリーシェさんは、照れ笑いをしながら俺達にソファーを勧めてくる。
俺達が全員ソファーに座ると、メイドさんがティーセットをセットして紅茶を注いでくれた。
執事さんとメイドさんが退室したのを見計らって、リーシェさんは口を開く。その表情は真剣そのものだ。
「……実はパーティー会場では話せなかったんだけど、クロード様が言っていた『弟』というのは、実は『王子』では無いんだよね……。」
リーシェさんは言葉を濁してそう言った。
……え?それって……どういう事?
俺が戸惑っていると、リーシェさんがポツポツと話し出す。
彼が言うにはその子供は実は女児だが、王妃は何故か性別を偽らせているんだそうだ。
しかも表には出さず、自分の部屋で育てているらしい。
服装も、髪型も、言葉遣いも、全てを『王子』として成長するように育てているんだそうだ。
しかも問題はそれだけではなく、リーシェさん曰く、その子はいわゆる『不義の子』らしい。
何故それをリーシェさんが知っているのかというと、リーシェさんは『鑑定』が使えるらしく、その子が具合悪いからと王妃が医者ではなくリーシェさんを呼んだ際に、体調を調べるために使った魔法で偶然にもそれを知ってしまったらしい。その時に性別も判明したんだって。
その子供のもう1人の親は、どうやら王妃の幼なじみの貴族らしい。
王妃はその人に対する恋心を心に秘めたまま国王に嫁いだらしく、一人目の子を産んだ後は「お役目御免」とばかりに国王とはほぼ仮面夫婦状態なんだそうだ。
いつも何かあると国王がリーシェさんに王妃の愚痴を話してくるんだって。
……だからなんだね、パーティーでの3人の王子王女を見る目が冷たかったのは。
流石に自分の子を見る目じゃなかったもん。
でもさすがにそれを知ったからって国王に言うわけにもいかず、悩んでいるうちにここまで来てしまったそうだ。
「……リーシェさんはその話をどうしますか?」
スコットさんがそう聞いた。
そうだよね……この話、このままにしておくのはますい気がする。
すでにクロードが「自分が王にならなくても、末の王子が優秀なら、その子がなればいい」なんて言っている。
もしそれが実現したら、現在の国王の血は一滴も流れていない王が誕生してしまう。
それこそ、誰も知らないうちに今の王家の血が絶たれてしまうのだ。
とても悩んでリーシェさんは「いずれ国王には伝えなければならないと思う。」とだけ答えた。
「……その事実、その子は知っているの?」
険しい顔でリオンさんがリーシェさんに問う。
リーシェさんは首を横に振り、「まだその事実を受け入れられるほど大人ではないから、多分話してないと思う。」と言った。
「でも仮面夫婦なら、子供ができたらそれこそ不貞を疑うんじゃないのか?」
リッキーが訝しげにそう言った。
確かにそれもそうだ……と思ったら、リーシェさんに言わせると「多少はふれあいはあるらしい」だって。
国王もリーシェさんには何でも話すね!?……いや、相談か?
「とにかくその子が王位を継ぐことが無ければ問題はないんだ。だが……今の王子2人の内1人は問題児だから継がせたくない。でももう1人は王位を継ぐのをあまり望んていない。このままでは末の子が継ぐ未来が残されてしまう。なんとか出来ないものかな?」
リーシェさんはそう言ってチラッと俺達を見た。
……え?
もしかして俺達にこの問題を解決してほしいの!?
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