気づいたら隠しルートのバッドエンドだった

かぜかおる

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裏エピローグ

③ 裏エピローグ 悠人 Side 従兄弟

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従妹は1年ほど前に死んだ。

無事に成功すれば健康な体になれるというかなり大掛かりな手術を受けた。
手術自体は成功だったらしいが体力が保たなかったようで、術後目覚めることなく衰弱して亡くなった。
覚悟はしていたとは言え、親戚中が悲しんだ。

特に従妹の両親にあたるおじさんとおばさんはかなり打ちひしがれていた。

それでも、この間の一周忌を機に従妹の遺品整理を始めていた。

その手伝いに行って見つけたのがこのゲームだった。
遺品として持っていっていいと言われたので、持って帰りゲームを起動してみると、6人目のルートが開いていた。

慌てて掲示板に書き込み、今日みんなで6人目のルートを攻略しようという話になったのだった。


「本当に6人目のルート開いてんだな・・・」

「これは、アリスティドと・・・新キャラかしら・・・?」

「ですね、見たことのないキャラクターです。」

3人がじっと見つめるのはスチル一覧の画面。
攻略キャラクターごとにスチルが分かれて表示されており、その6人目のところを見ている。
ゲームを操作して、スチルの詳細画面にいくと、アリスティドと赤い髪の毛に緑の目をしたキャラクターが並んでいる絵が大きく映し出される。

「ゆーとはこのルート少しくらいプレイしてみたの?」

「いや、せっかくだからと思って全く手をつけてない。」

「じゃあ、二人のどちらが攻略対象か分からない感じですか?」

「ああ。」

「この立ち絵じゃ判断できねぇな。二人のサイズがほぼ一緒だし、とは言えわざわざ新キャラ出すんだ、こっちが攻略対象か?」

「どうかしら?当て馬って可能性もあるんじゃない?
リュック、商人の息子が赤髪だし、パッと見被っちゃう。」

「そうですね、ぱっと見だとアリスティドの方が被らなくて良さそうです。
でも、第三王子ですよ、あの会社が攻略対象に持ってきますかね?」

「あー、Creaはアリスティド攻略対象懐疑派だっけか?」

「はい、だから正直、この新キャラが攻略対象かなとは思ってます。
ゆーとさんはどう思います?」

「うーん、俺はアリスティドが攻略対象だといいなとは思ってるよ。従妹のためにも。」

「従妹ちゃんはアリスティドファンだったんだっけ?」

「うん、そう。」

「まあ、ここで話しててもわかんねぇし、さっさとやってみようぜ。」

「そうね。」

ダルさんの言葉をきっかけにゲームを始めることにした。
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