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【江戸帰還編】
112 ただいま江戸城
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うわああああっ!!
小石を踏んでしまいパランスを崩し着地に失敗。家光の身体は後ろへと傾く。
バランスを保とうと手が宙を切り、ばたばたと動かす。
だが、そんなものでバランスなど保てるはずもなく、家光の身体は後ろに倒れていった。
「「っ! 家光様っ!!」」
咄嗟に正勝と風鳥の二人は家光の様子に気付き、彼女の手をそれぞれ引いたのだった。
「……あ、ありがとう……、助かったよ……」
小石踏んづけてって……、ドジっ子かっ!?
家光は心の中で自分にツッコミを入れる。
突然の出来事にちょっぴりドキドキしながら、助けてくれた二人にお礼を伝えた。
「…………はぁ。よかった……」
「……たく、お前は目が離せね……っと、家光様、御怪我は御座いませんか?」
正勝と風鳥は咄嗟に掴んだ手を放し、家光の様子を窺う。
「……お前……? 風鳥、今家光様を“お前”と呼びはしませんでしたか?」
「っ、しておりません。私はそのような言葉遣いは決して……」
風鳥の言葉に正勝の声が怒気を孕み低くなると、風鳥は珍しく息を詰まらせてから否定するが、正勝は険しく眉を顰め風鳥を睨み付けたのだった。
「……いいえ! 今のは聞き間違いでは御座いません。家臣が主君に何故そのようなお言葉遣いを……」
「それっ、私がいいっ……」
正勝が説教を始める中、家光が何か言おうとするが風鳥が家光を見つめて無言で頭を左右に振るので、
正勝そういうとこ厳しいから、怒られたくないのかな……?
家光は空気を読んで、とりあえず黙り込む。
「……私は決してそのような物言いは致しません。……僭越ながら、正勝様の御聞き間違いかと存じます」
砕けた言い方は、二人きりの時だけ。
風鳥は家光との秘密を他の誰にもバラしたくないのか、正勝からの詰問に屈っすることはなかった。
「…………その筈はないのですがね」
家光と風鳥が互いに目配せする様子に、正勝はイライラが募り風鳥を尚も睨み付ける。
「正勝、目、目が怖いよ……?」
出た! ブラック正勝っ!
本当、こういう所福にそっくりなんだからっ!!
正勝の凍てついた瞳に家光は“ぶるっ”、と身体を震わせる。
自分にはそんな顔殆ど見せないのに、風鳥にはしょっちゅうそんな目をしてる気がする……普段温厚な人が怒ると怖いよな~と、家光は思った。
それでも、正勝はもう元服している大人であるからして、
「……家光様は、我等が主。例え、どんなに近い仲となろうとも、お言葉遣いは是が非でもご丁寧になさいますよう……」
冷たい視線を風鳥に向けつつも、軽く注意するまでに留める。
「…………、……心得ております」
風鳥も静かに頭を下げた。
そうして、
「……さて、家光様。お待たせしてしまい、申し訳御座いません。参りましょう」
「え、あ、うん……」
正勝は家光に視線を移すと、いつもの穏やかな優しい瞳で家光に手の平を差し出し、家光はその手を取って旅籠へと向かう。
――その日、旅籠に戻ると家光はすぐに湯浴みをし、早めの夕餉を摂り明日に備え身体を休めたのだった。
◇
――次の日。
朝早くに起きた……否、起こされた家光は早くも駕籠に揺られていた。
まだ日も明けきらない内に品川宿を出て、江戸城へと戻るためだ。
まだ暗い内は家光達の行列しか通る者は居なかったが、朝焼けが出る頃には野菜売りやら、魚売り、料理の路上販売などの業者達が出始める。
料理の匂いに釣られたのか、ちらほらと町人達が目覚め始めると徐々に江戸の町が活気づいて行った。
今日も江戸の一日が始まる。
家光も暗い内は駕籠の中でうつらうつらしていたが、外が明るくなってくると小窓を開けて、
「ん~! 綺麗なお日様~! 今日はいいお天気ねっ!」
と、明るくなる空を眺めたのだった。
それから一刻程経ち、漸く長い長い旅の終着点……。
江戸城へと戻って来たのだった。
◇
「……ぁあ……。帰って来た……!!(今度こそ!)」
家光は駕籠から降りて、江戸城を見上げる。
駕籠から降りる家光に手を差し伸べた正勝が、“漸く戻って参りましたね”と隣に並んで同様に巨大な城を見上げていた。
大奥にそびえる大天守もさることながら、櫓も多く、表も中奥も大奥も、数えきれない程の部屋がある巨大な城……。
家光は昔、一度城内を知り尽くそうと探検したことがあるが、日が暮れても住まいである大奥に戻って来れず、春日局にお目玉を食らっている。
……未だに総てを把握しきれてはいない。
ただいまっ!
迷路みたいな私のお家!
家光は正勝から手を放し、今度は春日局に付き添われ案内されるままに屋内へと入るのだった。
――春日局の後に続き、家光は大奥……ではなく中奥の一室へと通される。
そこには大奥にて、家光の使っていた化粧道具やお手製の抱き枕、といった調度品が運び込まれていた。
「あ……、そっか。私……」
将軍になったんだ……!
部屋が変わっただけだが、以前の部屋よりも随分広くなっている。
そして将軍の部屋らしく、何やら豪華だ。
柱や床の間は艶が出る程磨かれており、何故か文机や襖が新しく感じる。畳も真新しく入れ替えたのか、藺草のいい香りがした。
他はただ広いだけで、これといって何も置いてはいない。
物を多少増やしても怒られないかなと、家光は城下に下りて何か仕入れてやろうと思うのだった。
そんな家光に春日局が口を開く。
「本日より、ここが家光様のお過ごしになられるお部屋です。大奥へは御鈴廊下でのみ繋がっておりますので、そちらをお使い頂き参られますようお願いしたく存じます」
「あ~、良かった。大奥まで歩くのかと思っちゃった。あっちまで結構時間掛かるよね。そっか、今日からここが私のお部屋なのね。あれ? 大奥って、何か用があるっけ……?」
あれ? 何だっけ。
家光は素で忘れてしまい、首を傾げた。
そんな家光の手の甲に春日局は触れて、袖の中へと“すすす”と指を添わせると、冷ややかな視線を家光に送る。
「…………、…………後程」
「っ……」
家光の瞳がびくりと揺れた。
あぁっ!! そっか。
そっちかーーーー!!
気が付いた家光は、瞳を揺らしながら春日局を見上げる。
「ぅぅ……。私、将軍なのに……」
婚姻は明日でしょ……、すぐ作れっていうの……!?
孝と!?
それが出来ないなら顔も見たことのない側室達とって……!!??
ビッチじゃんっ!!
家光は“むぅ”と口をへの字に歪めた。
春日局は子作りに来いと言っているのだ。
この世界が家光の知っている歴史のままならば、徳川家光には複数の側室が居る。
今のところそんな話を聞いてはいないが、春日局の今までも言動から察するにそういうことなのだろう。
「……将軍だからこそですよ」
春日局は家光の袖から手を引くと、家光の手に触れていた手を見下ろし呟く。
「ぅぅ……」
「しばし休憩した後、御披露目となります。昨日ご選定頂いた御着物をお持ち致しますのでそれまでは楽にして構いませんよ」
頭を抱える家光にそう言い残し、春日局は部屋から出ていったのだった。
小石を踏んでしまいパランスを崩し着地に失敗。家光の身体は後ろへと傾く。
バランスを保とうと手が宙を切り、ばたばたと動かす。
だが、そんなものでバランスなど保てるはずもなく、家光の身体は後ろに倒れていった。
「「っ! 家光様っ!!」」
咄嗟に正勝と風鳥の二人は家光の様子に気付き、彼女の手をそれぞれ引いたのだった。
「……あ、ありがとう……、助かったよ……」
小石踏んづけてって……、ドジっ子かっ!?
家光は心の中で自分にツッコミを入れる。
突然の出来事にちょっぴりドキドキしながら、助けてくれた二人にお礼を伝えた。
「…………はぁ。よかった……」
「……たく、お前は目が離せね……っと、家光様、御怪我は御座いませんか?」
正勝と風鳥は咄嗟に掴んだ手を放し、家光の様子を窺う。
「……お前……? 風鳥、今家光様を“お前”と呼びはしませんでしたか?」
「っ、しておりません。私はそのような言葉遣いは決して……」
風鳥の言葉に正勝の声が怒気を孕み低くなると、風鳥は珍しく息を詰まらせてから否定するが、正勝は険しく眉を顰め風鳥を睨み付けたのだった。
「……いいえ! 今のは聞き間違いでは御座いません。家臣が主君に何故そのようなお言葉遣いを……」
「それっ、私がいいっ……」
正勝が説教を始める中、家光が何か言おうとするが風鳥が家光を見つめて無言で頭を左右に振るので、
正勝そういうとこ厳しいから、怒られたくないのかな……?
家光は空気を読んで、とりあえず黙り込む。
「……私は決してそのような物言いは致しません。……僭越ながら、正勝様の御聞き間違いかと存じます」
砕けた言い方は、二人きりの時だけ。
風鳥は家光との秘密を他の誰にもバラしたくないのか、正勝からの詰問に屈っすることはなかった。
「…………その筈はないのですがね」
家光と風鳥が互いに目配せする様子に、正勝はイライラが募り風鳥を尚も睨み付ける。
「正勝、目、目が怖いよ……?」
出た! ブラック正勝っ!
本当、こういう所福にそっくりなんだからっ!!
正勝の凍てついた瞳に家光は“ぶるっ”、と身体を震わせる。
自分にはそんな顔殆ど見せないのに、風鳥にはしょっちゅうそんな目をしてる気がする……普段温厚な人が怒ると怖いよな~と、家光は思った。
それでも、正勝はもう元服している大人であるからして、
「……家光様は、我等が主。例え、どんなに近い仲となろうとも、お言葉遣いは是が非でもご丁寧になさいますよう……」
冷たい視線を風鳥に向けつつも、軽く注意するまでに留める。
「…………、……心得ております」
風鳥も静かに頭を下げた。
そうして、
「……さて、家光様。お待たせしてしまい、申し訳御座いません。参りましょう」
「え、あ、うん……」
正勝は家光に視線を移すと、いつもの穏やかな優しい瞳で家光に手の平を差し出し、家光はその手を取って旅籠へと向かう。
――その日、旅籠に戻ると家光はすぐに湯浴みをし、早めの夕餉を摂り明日に備え身体を休めたのだった。
◇
――次の日。
朝早くに起きた……否、起こされた家光は早くも駕籠に揺られていた。
まだ日も明けきらない内に品川宿を出て、江戸城へと戻るためだ。
まだ暗い内は家光達の行列しか通る者は居なかったが、朝焼けが出る頃には野菜売りやら、魚売り、料理の路上販売などの業者達が出始める。
料理の匂いに釣られたのか、ちらほらと町人達が目覚め始めると徐々に江戸の町が活気づいて行った。
今日も江戸の一日が始まる。
家光も暗い内は駕籠の中でうつらうつらしていたが、外が明るくなってくると小窓を開けて、
「ん~! 綺麗なお日様~! 今日はいいお天気ねっ!」
と、明るくなる空を眺めたのだった。
それから一刻程経ち、漸く長い長い旅の終着点……。
江戸城へと戻って来たのだった。
◇
「……ぁあ……。帰って来た……!!(今度こそ!)」
家光は駕籠から降りて、江戸城を見上げる。
駕籠から降りる家光に手を差し伸べた正勝が、“漸く戻って参りましたね”と隣に並んで同様に巨大な城を見上げていた。
大奥にそびえる大天守もさることながら、櫓も多く、表も中奥も大奥も、数えきれない程の部屋がある巨大な城……。
家光は昔、一度城内を知り尽くそうと探検したことがあるが、日が暮れても住まいである大奥に戻って来れず、春日局にお目玉を食らっている。
……未だに総てを把握しきれてはいない。
ただいまっ!
迷路みたいな私のお家!
家光は正勝から手を放し、今度は春日局に付き添われ案内されるままに屋内へと入るのだった。
――春日局の後に続き、家光は大奥……ではなく中奥の一室へと通される。
そこには大奥にて、家光の使っていた化粧道具やお手製の抱き枕、といった調度品が運び込まれていた。
「あ……、そっか。私……」
将軍になったんだ……!
部屋が変わっただけだが、以前の部屋よりも随分広くなっている。
そして将軍の部屋らしく、何やら豪華だ。
柱や床の間は艶が出る程磨かれており、何故か文机や襖が新しく感じる。畳も真新しく入れ替えたのか、藺草のいい香りがした。
他はただ広いだけで、これといって何も置いてはいない。
物を多少増やしても怒られないかなと、家光は城下に下りて何か仕入れてやろうと思うのだった。
そんな家光に春日局が口を開く。
「本日より、ここが家光様のお過ごしになられるお部屋です。大奥へは御鈴廊下でのみ繋がっておりますので、そちらをお使い頂き参られますようお願いしたく存じます」
「あ~、良かった。大奥まで歩くのかと思っちゃった。あっちまで結構時間掛かるよね。そっか、今日からここが私のお部屋なのね。あれ? 大奥って、何か用があるっけ……?」
あれ? 何だっけ。
家光は素で忘れてしまい、首を傾げた。
そんな家光の手の甲に春日局は触れて、袖の中へと“すすす”と指を添わせると、冷ややかな視線を家光に送る。
「…………、…………後程」
「っ……」
家光の瞳がびくりと揺れた。
あぁっ!! そっか。
そっちかーーーー!!
気が付いた家光は、瞳を揺らしながら春日局を見上げる。
「ぅぅ……。私、将軍なのに……」
婚姻は明日でしょ……、すぐ作れっていうの……!?
孝と!?
それが出来ないなら顔も見たことのない側室達とって……!!??
ビッチじゃんっ!!
家光は“むぅ”と口をへの字に歪めた。
春日局は子作りに来いと言っているのだ。
この世界が家光の知っている歴史のままならば、徳川家光には複数の側室が居る。
今のところそんな話を聞いてはいないが、春日局の今までも言動から察するにそういうことなのだろう。
「……将軍だからこそですよ」
春日局は家光の袖から手を引くと、家光の手に触れていた手を見下ろし呟く。
「ぅぅ……」
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