王子様が居ないので、私が王子様になりました。

由紀

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一章~新入生親睦会~

※いやいや困ります

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この学校は、学年ごとに校舎が別れていて二年や三年と会う事は滅多にないんだ。

まあ、それは置いといて…。
僕は、なぜどうでも良いことを考えてるんだ ろう?
ああ…そうだったそうだった。

「…あっ、んん!はあ……あん!」

普段使われて居ない会議室の中で、椅子に腰かけて足を組み一見余裕そうに相手を見つめる美男子?…春宮 千里。

その目の前の床で、 全裸で足を広げ自慰を続けるガタイの良い生徒。

もう…カエリタイナ。
本来の『私』なら既に泣いているだろう。

何で異性の、しかも190センチはあるデカイ男のオナニー見てるんだ、自分?あ、今は同性なんだけども。えーっと、最初は僕の可愛い恵のストーカー だって言うコイツを凝らしめようと思って呼んだんだよね?

春宮の名前で脅したら、何か勝手に謝られて 「家族には言わないで下さい!」と泣かれる始末。
別にそれで良かったんだけども、確定的なものが欲しいから、服を脱ぐ様に言った。裸の写真でも撮れば、良い弱味となると思ったのだ。

うん。良い体してるなあ?たしか、水泳部だっけ。顔も普通に男前だし、ストーカーなのが残念だよね。

黙って写真を撮っていると、感じた違和感。

…なんか、勃ってる?

初めて見る生々しい様子に悲鳴をあげかけるが、堪えて余裕を保つ。春宮千里の築き上げてきたキャラを、壊すわけにはいかない。マジで気持ち悪い…。 何で見られて興奮してるの?顔も赤いし、息も荒くなってるし。

「…君、マゾなの?」

カメラをテーブルに置き、肘をついて相手を 無表情に見つめる。生徒は慌てて股間を両手で隠すも、元気になったそれは全く隠れ無い。

「い、いえ…そ?!」

慌てる生徒は、デカイ体を縮こませ俯く。
何か、笑える。 僕にはこんな趣味無い筈なんだけどな。

「へ・ん・た・い。」

にっこりと笑み、低い声で囁けば生徒は急に踞り声を上げた。

「…っああ!」

ポタポタと白い液が、相手の自身から飛び出た。

わーお。これが言葉攻めですか。

千里は何処か遠い所に思考を飛ばす。

だーれかー。 恵ー。直久ー。放置、しても良い?

逃げようとする自分と、何故か留まる自分が居た。

僕こそ変態じゃん。

「…ねえ、勝手に何やってるのかな?それとも、写真を撮って欲しいとか?」

別名王子様スマイルを向けるが、言葉は鬼畜そのもの。 しかし、生徒はぽーっと見とれて、ゆっくりと足を広げて自身を主張する。

「…俺を見て、下さい。」

はい。どうしようか? ここまで来たら…もう虐めて、恵にも僕にも近付けないようにしよう。そうしよう。

「…そっか。君って、変態なんだね?良いよ、見てあげるよ。何を見て欲しいのかな?」

あくまで微笑む美しい相手に、生徒は息を荒げる。

「……あっ、お、れの……いく、所を…見て、 下さい…。」

顔を真っ赤にしたまま、ゆるゆると自身を擦る生徒。千里は知らず、奥深くに潜める嗜虐心が芽生えていく。

「…あれ?手は使って良いって言ったっけ? …少しは足りない頭で考えたらどうかな?」

悪魔の微笑みに、生徒は夢うつつの様に目を潤ませて、手を止め床に下半身を擦りつけ始める。

もう…止めた方が? いや、これからだ。

千里が知らず持っていた、春宮家の施政者としての地が疼く。 他を蹂躙し、膝まづかせる。

「…んんっ……うう、あ…いけ、ない…いけ ませんんん…。」
「この僕が見てるのに?…悪い子だね。」

立ち上がった千里は、靴のまま相手の頭を踏みつける。

「…うぐっ…。」
「さてと、悪い子にはお仕置きしないとか な?」

足を離すと、床に顔面をぶつけられたからか鼻血を出す相手の顎を持ち上げる。そのまま、千里の人差し指と中指を相手の口に突っ込む。

「……!?」
「舐めろ。」

支配者の瞳に見つめられ、千里よりデカイ男が弱々しく四つ這いで、千里の指をしゃぶる。

「…ああ、そういえば君の名前を聞いて置こうかな?」

本当は知っているけどね。

「…あっ…ちゅ、えう…っしの、むら……は あ…たか…や、です。」

篠村 貴也。 1年Aクラス。風紀委員会だったよね?
これ?大丈夫なのかな?

一心不乱に舐める篠村に、千里はぞくりと高揚感が沸き上がる。

さてと、どうしようかな?

少し考え込んでいた時、鍵を閉めた筈の扉が勢い良く開け放たれた。

「…千里様!」
「美景。」




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