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第二章 愛される覚悟の準備
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神崎部長は広い道路で拾ったタクシーに乗り込んで、駅前のホテルの名を指定した。
握られたままの手は、じんわりと汗をかいてて、バレていないだろうかとさらに汗が噴き出る。
これは、何のイベント何でしょうか?
もう、ミスイべで良いよ。
バッドエンドでいいから、車を停めて帰宅する選択肢を表示させて欲しい。
着いたホテルでスマートに部屋を取った神崎部長に、少し胸がキュッと詰まった。
やっぱり、神崎部長は慣れているんだ。
女性相手にどんなホテルを取ればいいのか。
いろんな恋愛をして、いろんな女性と経験したんだ。
何も経験もない私なんかとは違うんだ。
ほら、やっぱり…引く手数多の神崎部長が、私を選ぶメリットなんて無いじゃないか。
少し自嘲気味に笑いが漏れそうになる。
神崎部長の広い背中は遠くて、世界が違って見えた。
繋がれた手の位置で壁が出来ていて、そこから私達には違う世界が広がっているような、そんな感覚。
「さて、飯塚さんはシャワー浴びてて下さい」
「はぇっ?!」
「酔い醒ましです。それから、何か軽く頼んで少しだけ話をしましょう。全てはそれからです」
そう言った神崎部長が私の背中を押して浴室へ荷物と一緒に押し込んだ。
押された背中が熱い。
鏡に映った私は、火照った顔で情けなく見える。
こんなのダメだ。
だって、別に付き合ってるわけじゃない。
私だって、神崎部長を好きなのかなんて分からないし…。
取り敢えず付き合うみたいな器用な真似は出来ない。
でも、ベタついた体は流してさっぱりしたい。そうよ、シャワー終わったら、部長に謝って、帰ればいいんだ。
『調子に乗ってごめんなさい。今日は帰ります。ごちそうさまでした』
うん、これでいいんだ。大丈夫よ、私は女であって女ではないんだから!
そんな意気込みをして、脱いだ服をまとめてキレイな大理石の浴室に向かった。
少しぬるいくらいのシャワーを足から掛けてアルコールの回った身体を慣らしていく。
その後、全身の熱が逃げて行くようなサッパリした気分に凹んでいた気持ちが少しだけ浮上した。
タオルで体の水気を拭きながら、ドアに掛かった2着のバスローブに目が映った。
わぉ…如何にもな感じだな。
こういうのって、着た方がいいのかな?
いやだって、着たところで帰るんだから別に良いんじゃないのか、着なくっても。
ヴゥーと、鞄の中で携帯のバイブが鳴った。
ディスプレイには、杏奈のメッセージと、日付を越えて30分の時間。
え、12時半…え?
「ちょ!? ちょちょっ!!」
終電っ! え、何時だっけ…
え、待って…家まで終電無くなったら、タクシーどれ位だろ…あ、財布の中っ!?
中身は3000円。
給料前の寂しい金額に、さぁっと血の気が引いていく。
「飯塚さん、大丈夫ですか?」
「ひょぁっ!? あの、だ…大丈夫、です」
いえ、大丈夫じゃないです。
終電、無くなりました。
タクシーで帰ったら、お金が足らないんです…。
えっと、どうしたらいいんですか?
また、ヴゥーと携帯が杏奈からのメッセージを教えてくれる。
あ! そうだ! 杏奈に聞いてみよう。
そうよ、そうしよう!
そんで、杏奈にアドバイスを!
何ていい考えだろうと思って、携帯の通話ボタンをタップした。
コールが流れて、ふと思う。
どう説明するんだ? 杏奈に話せば絶対に明日は聴取を取られるに決まっているわけで。
<はいはぁー> ブチッ
「ぎゃっ! 切っちゃった…ひょへ!? はいっ!」
折り返しに思わず出てしまってから後悔が浮かぶ。
あぁ、やってしまった。
本日2度目のやってしまった後悔に深いため息がもれた。
<ちょっと、電話出ていきなり切った上に、折り返したらため息って、失礼じゃない?>
「いや、ごめん…ちょっと困った事になってて…」
<…何よ、困った事って…>
私の小声に、電話の向こうの杏奈まで小声になる。
話さないといけないよなぁー。
何でもないじゃすまされないし…でも、全部は言えないし。
<水臭いわね。さっさと言いなさいよ!>
「すぅー…はぁー…実はね――」
会社であった事までは言わずに、一先ず神崎部長とご飯に行くことになって終電が無くなるほどに飲んで酔ってしまった事と、神崎部長とホテルに来てしまっていることを掻い摘んで伝えた。
<へぇー!部長、手が早いなぁ。気を付けなさいよ? >
「気をつけるって…この後私はどうしたらいいの?」
<あー、それもそうね。もう既に一緒にいる訳だしね。まぁ、貞操を守る努力くらいはしてみたら? >
「簡単に言ってくれるな…私、こんな経験初めてなんだけど」
電話の向こうで、杏奈が『あーそっか』とのんきな返事を返した。
とりあえず、全部服を着直してカードで家まで帰るか…と考える。
考え始めると頭の中は割と冷静だった。
来月の支払いとか、カードの締め日とか、ポイントは使えたかとか…意外と度胸はあるらしい。
よし、一先ず服を着よう!
ババアカラーのお腹まで守ってくれるショーツを履いて、カップ付きのキャミソールを着る。
うん! 万が一襲われても、こんな格好ならごめん被るだろう。よし、大丈夫だ!
<ねぇ、あんたまさか着てきたスーツで部長の前に戻ろうとしてないでしょうね? >
「…他に何着ろって言うのよ」
<なんか他にあるでしょ。バスローブとか>
「無理無理無理!? こんなの着たら、裸も同然じゃない! そ、それに! これの下どうしたらいいの?! 下着なんて、今日一番ダメなやつだもん!」
<あー…それもそうね。つか、下着くらいいつでも勝負でいなさいよ…あ、ごめん! キャッチ入ったから切るわ。まぁ、明日聞くから頑張ってぇー!>
「ちょ、杏奈っ!!」
ど、どーしろってのよ?!
こんな状態で、私にどうしろっての!!
目の前にはシワの入ったスーツと白いタオル生地のバスローブ。
どっちを着ればいいかなんて、2つに1つしかない。バスローブなんて、着たことないし着れるわけない!
もう、スーツでいいでしょ! スーツで!
半ばやけくそでワイシャツとパンツに足を通す。
これで出たら、どう思われるのかというのなんてあまり想像はしていないわけで。
そんな余裕すらなかった。
「…ふふ、入った時と出た時が同じですね」
「いや、あの…すみま、せん」
ぎゃー! 笑われた…
これは不正解だったの? これ、ミスチョイス? ねぇ、誰か正解教えて。
含み笑いを浮かべている神崎部長が首にかけただけになっているネクタイを取って、時計を外した。
たったそれだけなのに、なんだこの色気は!
やはり、フェロモン製造機…恐るべし。
「助かりましたよ。バスローブなんかで出て来られたらどうしようかと内心焦っていたので」
「え…」
まぁ、選べなかっただけですが、着なくて良かった、のか?
ほっとする自分と、何故か少し落ち込む自分に訳が分からない。
何を落ち込む必要があるんだろうか?
「貴女にバスローブで出てこられたら…」
「ひゃひっ?!」
「私のなけなしの理性なんて簡単に吹っ飛んでしまいます」
ニヤリ。文字通りそんな効果音がピッタリな、妖艶な笑みを浮かべた部長が、また私の耳元で吐息を含みながら囁いた。
カッと集まる熱は耳まで体温をあげたように感じる。きっと今、私は耳まで真っ赤に染まった顔で神崎部長を見上げてる。
部長は浴室へ向かう背中のまま、思い出した様に上半身だけをこちらに向けた。
「飯塚さん、後でルームサービスが来ますから受け取って下さい。一つは受け取ったら開けて使ってくださいね」
「開けて…使う?」
にっこりと笑った神崎部長は浴室の向こうへ余裕綽々と入ってしまった。
握られたままの手は、じんわりと汗をかいてて、バレていないだろうかとさらに汗が噴き出る。
これは、何のイベント何でしょうか?
もう、ミスイべで良いよ。
バッドエンドでいいから、車を停めて帰宅する選択肢を表示させて欲しい。
着いたホテルでスマートに部屋を取った神崎部長に、少し胸がキュッと詰まった。
やっぱり、神崎部長は慣れているんだ。
女性相手にどんなホテルを取ればいいのか。
いろんな恋愛をして、いろんな女性と経験したんだ。
何も経験もない私なんかとは違うんだ。
ほら、やっぱり…引く手数多の神崎部長が、私を選ぶメリットなんて無いじゃないか。
少し自嘲気味に笑いが漏れそうになる。
神崎部長の広い背中は遠くて、世界が違って見えた。
繋がれた手の位置で壁が出来ていて、そこから私達には違う世界が広がっているような、そんな感覚。
「さて、飯塚さんはシャワー浴びてて下さい」
「はぇっ?!」
「酔い醒ましです。それから、何か軽く頼んで少しだけ話をしましょう。全てはそれからです」
そう言った神崎部長が私の背中を押して浴室へ荷物と一緒に押し込んだ。
押された背中が熱い。
鏡に映った私は、火照った顔で情けなく見える。
こんなのダメだ。
だって、別に付き合ってるわけじゃない。
私だって、神崎部長を好きなのかなんて分からないし…。
取り敢えず付き合うみたいな器用な真似は出来ない。
でも、ベタついた体は流してさっぱりしたい。そうよ、シャワー終わったら、部長に謝って、帰ればいいんだ。
『調子に乗ってごめんなさい。今日は帰ります。ごちそうさまでした』
うん、これでいいんだ。大丈夫よ、私は女であって女ではないんだから!
そんな意気込みをして、脱いだ服をまとめてキレイな大理石の浴室に向かった。
少しぬるいくらいのシャワーを足から掛けてアルコールの回った身体を慣らしていく。
その後、全身の熱が逃げて行くようなサッパリした気分に凹んでいた気持ちが少しだけ浮上した。
タオルで体の水気を拭きながら、ドアに掛かった2着のバスローブに目が映った。
わぉ…如何にもな感じだな。
こういうのって、着た方がいいのかな?
いやだって、着たところで帰るんだから別に良いんじゃないのか、着なくっても。
ヴゥーと、鞄の中で携帯のバイブが鳴った。
ディスプレイには、杏奈のメッセージと、日付を越えて30分の時間。
え、12時半…え?
「ちょ!? ちょちょっ!!」
終電っ! え、何時だっけ…
え、待って…家まで終電無くなったら、タクシーどれ位だろ…あ、財布の中っ!?
中身は3000円。
給料前の寂しい金額に、さぁっと血の気が引いていく。
「飯塚さん、大丈夫ですか?」
「ひょぁっ!? あの、だ…大丈夫、です」
いえ、大丈夫じゃないです。
終電、無くなりました。
タクシーで帰ったら、お金が足らないんです…。
えっと、どうしたらいいんですか?
また、ヴゥーと携帯が杏奈からのメッセージを教えてくれる。
あ! そうだ! 杏奈に聞いてみよう。
そうよ、そうしよう!
そんで、杏奈にアドバイスを!
何ていい考えだろうと思って、携帯の通話ボタンをタップした。
コールが流れて、ふと思う。
どう説明するんだ? 杏奈に話せば絶対に明日は聴取を取られるに決まっているわけで。
<はいはぁー> ブチッ
「ぎゃっ! 切っちゃった…ひょへ!? はいっ!」
折り返しに思わず出てしまってから後悔が浮かぶ。
あぁ、やってしまった。
本日2度目のやってしまった後悔に深いため息がもれた。
<ちょっと、電話出ていきなり切った上に、折り返したらため息って、失礼じゃない?>
「いや、ごめん…ちょっと困った事になってて…」
<…何よ、困った事って…>
私の小声に、電話の向こうの杏奈まで小声になる。
話さないといけないよなぁー。
何でもないじゃすまされないし…でも、全部は言えないし。
<水臭いわね。さっさと言いなさいよ!>
「すぅー…はぁー…実はね――」
会社であった事までは言わずに、一先ず神崎部長とご飯に行くことになって終電が無くなるほどに飲んで酔ってしまった事と、神崎部長とホテルに来てしまっていることを掻い摘んで伝えた。
<へぇー!部長、手が早いなぁ。気を付けなさいよ? >
「気をつけるって…この後私はどうしたらいいの?」
<あー、それもそうね。もう既に一緒にいる訳だしね。まぁ、貞操を守る努力くらいはしてみたら? >
「簡単に言ってくれるな…私、こんな経験初めてなんだけど」
電話の向こうで、杏奈が『あーそっか』とのんきな返事を返した。
とりあえず、全部服を着直してカードで家まで帰るか…と考える。
考え始めると頭の中は割と冷静だった。
来月の支払いとか、カードの締め日とか、ポイントは使えたかとか…意外と度胸はあるらしい。
よし、一先ず服を着よう!
ババアカラーのお腹まで守ってくれるショーツを履いて、カップ付きのキャミソールを着る。
うん! 万が一襲われても、こんな格好ならごめん被るだろう。よし、大丈夫だ!
<ねぇ、あんたまさか着てきたスーツで部長の前に戻ろうとしてないでしょうね? >
「…他に何着ろって言うのよ」
<なんか他にあるでしょ。バスローブとか>
「無理無理無理!? こんなの着たら、裸も同然じゃない! そ、それに! これの下どうしたらいいの?! 下着なんて、今日一番ダメなやつだもん!」
<あー…それもそうね。つか、下着くらいいつでも勝負でいなさいよ…あ、ごめん! キャッチ入ったから切るわ。まぁ、明日聞くから頑張ってぇー!>
「ちょ、杏奈っ!!」
ど、どーしろってのよ?!
こんな状態で、私にどうしろっての!!
目の前にはシワの入ったスーツと白いタオル生地のバスローブ。
どっちを着ればいいかなんて、2つに1つしかない。バスローブなんて、着たことないし着れるわけない!
もう、スーツでいいでしょ! スーツで!
半ばやけくそでワイシャツとパンツに足を通す。
これで出たら、どう思われるのかというのなんてあまり想像はしていないわけで。
そんな余裕すらなかった。
「…ふふ、入った時と出た時が同じですね」
「いや、あの…すみま、せん」
ぎゃー! 笑われた…
これは不正解だったの? これ、ミスチョイス? ねぇ、誰か正解教えて。
含み笑いを浮かべている神崎部長が首にかけただけになっているネクタイを取って、時計を外した。
たったそれだけなのに、なんだこの色気は!
やはり、フェロモン製造機…恐るべし。
「助かりましたよ。バスローブなんかで出て来られたらどうしようかと内心焦っていたので」
「え…」
まぁ、選べなかっただけですが、着なくて良かった、のか?
ほっとする自分と、何故か少し落ち込む自分に訳が分からない。
何を落ち込む必要があるんだろうか?
「貴女にバスローブで出てこられたら…」
「ひゃひっ?!」
「私のなけなしの理性なんて簡単に吹っ飛んでしまいます」
ニヤリ。文字通りそんな効果音がピッタリな、妖艶な笑みを浮かべた部長が、また私の耳元で吐息を含みながら囁いた。
カッと集まる熱は耳まで体温をあげたように感じる。きっと今、私は耳まで真っ赤に染まった顔で神崎部長を見上げてる。
部長は浴室へ向かう背中のまま、思い出した様に上半身だけをこちらに向けた。
「飯塚さん、後でルームサービスが来ますから受け取って下さい。一つは受け取ったら開けて使ってくださいね」
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