28歳 喪女な私の愛され開発生活

甘噛屋

文字の大きさ
22 / 39
第四章 愛し愛され開発生活

22 *

しおりを挟む

 薄暗くなった寝室へまた運ばれた。

 有無を言わさず下着姿にされてしまって、広いベッドの上で自分を隠す方法を探す。


 「隠しても、後で見るから」

 「…洋司さん、さっきと違う」

 「そうしろって言ったのは、涼子だろ」


 私だけが裸にされて、服を着ている洋司さんにまた深いキスを浴びせられる。

 熱い舌が口内を舐め回して、歯列をなぞったり、上顎をくすぐったりを繰り返されてこもったような声が漏れた。

 息苦しいほどに続くキスに、どうやって息をしたらいいのかなんて知識は少女マンガからしか得られていないから、見よう見まねで鼻で呼吸をするのに、鼻息が荒くなってしまっているように感じて恥ずかしくなる。


 「…やばいな、これは思った以上にクる」

 「ふぁ…来、る?」

 「…鼻で息して、時々口呼吸してごらん」


 優しくそう言われて、また唇が深く重ねられる。

 今度は何とか鼻息が荒くならないように頑張って呼吸して、唇が離れた隙に少し口呼吸をする。
 
 そんな事を繰り返していると、胸の開放感に気づいて思わず洋司さんから距離を取ってしまった。


 「こら、往生際が悪い」

 「だ、だって! は、恥ずかしい、し…」

 「なら、見ないから」


 そう言って、後ろから抱きしめるような形をとった洋司さんが、今度はうなじや首筋、耳たぶに口付けたりしながら、大きな手が私の微かな胸のふくらみを覆い隠した。


 「ん」

 「…やらかいね…ここだけ硬いけど」

 「あっんぅ!」


 キュッと乳首をつままれて、思わず身体が後ろにのけぞる。

 分厚い胸板に受け止められてシャツ越しに密着した肌が熱い。優しくゆっくりと確かめるように動く洋司さんの手に、下半身に熱が集まり始めた。


 「あぁ…ん、ふっ」


 手の甲で口をふさぐのに、零れ落ちる声が自分のものではないように聞こえる。

 いつもより高めのくぐもった声は自分から発せられるもので、余計に恥ずかしい。


 「ほら、どんどん硬くなる。涼子のここは素直だな」

 「や、だぁ! そ、なこと…言わな、あぁんぅ!」


 クリクリと無骨な洋司さんの指が、硬くなって主張する乳首にさらに刺激を加えていく。

 囁かれる声が熱い吐息と混じって鼓膜を揺らすと、ゾクゾクとした快感が駆け上がってきて自然と身体を捩ってしまった。

 それが、もじもじしているように見えたのか、洋司さんの左手が太ももに触れて足の間に差し込まれた。


 「待っ! んぅ!」

 「涼子、力抜いて。いい子だから」


 そう言われて、不意に抜けてしまった足に差し込まれていた左手がスルリと移動した。

 足の付け根辺りをくすぐるような手つきに、思わずお尻をもじもじさせて逃げ腰になる。


 「ゃ…んあぁ」

 「ここ、気持ちいい?」

 「分か、んゃ…くすぐった、い」

 「くすぐったいところは、気持ちよくなる所だ。ほら、こっちは濡れてる」

 「ひゃぁ!」


 そう言った洋司さんが股の間…ちょうど陰部の部分を覆うように手を当てた。

 自分でも湿っているのが分かるほどに、下着が押し付けられると羞恥でさらに身体の熱が増していく。


 「涼子、触りたい」

 「や、恥ずかし…んぅ」

 「はぁ、可愛い過ぎる。本当、余裕ないよ…おじさん」


 小声でそういう洋司さんの指が、ゆっくりと上下に下着越しに動く。

 ふわふわとした感覚とびくびくと反応してしまう身体に戸惑ってしまう。こんな感覚、一人でしたときにも感じたことはない。

 これまで、それなりに年もとって、それなりにそういう事にも興味を持って、相手がいないからせめてもと一人でもしていたわけで。

 だけど、そこを弄っていたところで、満たされる感覚もこんなに痺れるような快感も味わった事がない。


 それなのに、そこを洋司さんに触られている。
 自分で濡れている事が自覚出来るのだから、触っている洋司さんにはバレバレなんだろうな。

 鈍る思考と力の抜け切った体を、後ろから分厚い体が包んで支えてくれる。


 クチュっと厭らしい水音が下半身から直に耳に触れると、言いようのないゾクゾクと刺激の強い電流が体を流れた。

 指先で優しく割れ目を開かれて、ゆっくりと直に指が這うとヌルヌルしている感覚を感じてしまう。


 「あっ! あぁっ、んぁあっ!」


 下半身と乳首への刺激を断続的に続けられて完全に力の抜けきってしまった体を洋司さんがゆっくりとベッドへ倒した。

 
 「涼子、やっぱり感じやすいな」

 「んっ、んぅ…はぁんっ」


 上下に動くだけだった指が一点を集中し始めると、入り口付近を指先が出たり入ったりするのが分かった。

 慣らすようなそのもどかしい動きに思わずビクリと腰が引けたが、吸い付いたように指は入り口から離れない。

 その指が入り口から流れ出る粘液をすくい取って、ゆっくりと中に侵入してくると自分の指とは段違いの圧迫感にヒュッと息を吸って耐えた。
 痛みがあったわけではないけれど、男の人の指が自分の指よりも太いという事を実感したのが、自分の体の中だなんて恥ずかし過ぎる。


 「やっ、んぅ…だ、めぇ…ふぅんっ」

 「…痛くは、なさそうだな。いいよ、感じてて」


 ベッドがギシリと軋んだかと思うと、太腿辺りにサラリとした髪の毛の感触に反射的に腰を引いた。

 引いたはずの腰は、空いている方の手でガッチリと押さえ付けられ自分の中心に洋司さんの頭が移動している事を自覚して、羞恥にクラクラと目眩さえ覚えた。


 「やっ、やだぁ!」

 「ん、大丈夫………エロい匂い」


 何が大丈夫なのか、その言葉の意味を教えてもらうのは怖すぎる。

 カァッと羞恥心に熱くなる身体を、28年間感じたことの無い感触が這うと、体をしならせて甲高い声を上げながら強過ぎる刺激に翻弄された。



・ ◆ ・ ◆ ・ ◆ ・




 何度となく、おそらくこれが絶頂だという感覚を味わった。

 弾けた後の脱力感を、この短時間で3回ほど経験したまでは覚えている。
 が、その後容赦無く攻められてまた腰をビクつかせる…そんな事を何度も何度も体験して、体が溶けてしまったような感じだ。


 「…はぁ、もう…無理ぃ…」

 「ん、いい子」


 何が良かったのか分からないけれど、上半身を起こした洋司さんが服を脱ぎ始めてドキリとした。

 程よく引き締まった筋肉が影を作って色っぽい。

 彫刻、みたいだ。


 「…触ってみるか?」

 「へ?」


 クタリとしていた私の手を取ってピタリと胸板に手を当てられる。

 洋司さんの肌は、しっとり汗で濡れていて熱もあった。筋肉の動く感じと少し早めの鼓動に何故かほっとした。

 その手を導くようにスルスルと下げていく洋司さんに、ドギマギする。


 「…ぁ、」


 綺麗に付いた腹筋の筋を流れて、窪んだ臍から真っ直ぐ下に降ろされる自分の手を目で追った。

 布越しに確かな塊を実感して、思わず手を引っ込めてしまいそうになると、洋司さんに強く押さえられてそのままそこへ押し当てられる。


 薄い布越しに洋司さんのそれがピクリと手の中で動くと、興味本位で軽く握ってみた。

 思っていた以上の硬度と熱量にビックリする。それが、ビクリと震えてまた心なしか質量を増した気がする。


 「…怖くない?」

 「こ、わくは…ないです」

 「良かった。なら、この先続けても良いよな?」


 この先と言われて、余計に早くなった動悸を誤魔化したくて生唾を飲み込んだ。


 「…多分な、実物はまだ見ない方がいいぞ?」


 パンツに手をかけた洋司さんにそう言われて、自分がマジマジと見ていた事に気づいて慌てて横に顔を向けた。

 クスクスと笑っている洋司さんがベッドの上でゴソゴソして、カサカサ音を立てる。

 知識だけはあるから、今男の人が何をしているかくらいの想像は出来る。出来るけれど、実際を見るにはまだ私の経験値では足りないらしい。


 体の間に洋司さんの肌が触れたと思ったら、ヌルヌルと秘部を撫でる物質に体が強張る。


 「…すげー濡れてるな」

 「ぁ…ん、」

 「…涼子、逃げるなよ?」


 グッと推し入って来る様な異物感が下半身を襲った。

 逃げ腰の私に構わず迫る洋司さんとの距離が、徐々に縮まると痛みはないけれど違和感を覚えてギュッと目を閉じた。


 「…はぁ、ヤバイ。涼子、中気持ちー…」


 艶っぽい声が上から聞こえて、閉じていた目を開けると、溶けるほどのイケメンに物憂げな表情を浮かべて見つめられていた。

 もう、それだけで言いようのない幸福感みたいな物が全身を駆け抜けて、体に力が入る。


 「はっ…こら、今そんな締めたら、止められない」

 「ゃっ…止め、ないで…」

 「っ! くそ、知らないぞ…どうなってもっ」


 




 その後、自分のこの発言が間違いだったと気付いた頃には日付を跨いでいたと思う。

 最後に覚えているのは、艶っぽい洋司さんの吐息と時折発せられるくぐもった声くらいだ。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる

まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」 父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。 清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。 なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。 学校では誰もが憧れる高嶺の花。 家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。 しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。 「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」 秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。 彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。 「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」 これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。 完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。 『著者より』 もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...