異世界なんでも屋

九曜

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一章 王都大騒動

一章 第5話

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 前回までのあらすじ

 裏町に着いたレイジたち一行

 裏町にいるホーエンハイムの所へと向かう

 そして、ホーエンハイムと対面したレイジたち



 =================================================





「お待たせした。レイジよ、久しぶりだな。今日何しに来たのだ?」



「ああ、久しぶりだなホーエンハイム。今日はあることを聞きに来たのだ。」



 普通に会話をしだした2人。ただ、その会話1つが緊張感を帯びていた。 その会話を聞いていたジョンとアルコフ。その2人はもっと緊張をしていたのだった。



「それで、何をしに来たのだレイジよ。ただ世間話をしに来た訳ではなかろう?そこの警備隊と騎士団の2人がいるんだからただ事ではないんだろ?」



「まぁな、王都で起きたある事件の捜査で話を聞きに来たんだ。」



 レイジは話を羽生らかしながらホーエンハイムに話を聞いた。するとホーエンハイムはとぼけた顔で答えた。



「ほう?それは何かの?」



「何を惚けてるんだ、知っているはずだ。子供が失踪している事件だ。裏町も被害に会っているんじゃないか?」



 それを聞いた瞬間、ホーエンハイムは険しい顔になり、部屋に少し殺伐とした雰囲気に飲まれたのだ。



「なぜ、それを聞きたいのだ。レイジよ。」



「城下町あたりはここ1ヶ月から子供が居なくなっているんだ。こっちも起きているなら裏町も被害に会っているんじゃないのかと思って来た。それも協力を断った時点で裏町も子供が居なくなっていると確信したしな。お前らで解決したいだろうが、もう悠長なことを言ってる場合じゃないし、しょうがないから来た訳だ。それで、教えてくれるかな?ホーエンハイム。」



「やはり、そうなっておったか。」



「それはどういう意味だ、ホーエンハイム。」



「そう急かすなレイジよ。全部喋るわい。」



「わかったよ。それで?」



「お前の読み通り、王都で子供が居なくなる前にその前から裏町では子供居なくなっておった。」



「・・・やはりか、それもかなり深刻らしいな。あんたのあせりようからして。」



 レイジの言うとおり、ホーエンハイムはさっきから焦っていたのだ。レイジとの会話をすぐに切り上げて、すぐにでも子供たちを見つけたいのだろう。



「そうだ。それもわしが生きてきた中で最悪って言っていいほどだ。なぜなら、裏町から子供が1人も居なくなったのだからな!!」



「「「!!!???」」」



 レイジたちは驚いた。裏町から子供たちが居なくなったのだからそれは焦るし少し殺気を出すのも分かる。なにより、裏町から子供が消えたのならば、いずれ王都から子供が消えるということだ。であるならば一刻も早く解決しなければならない。



「それで、何か手掛かりとかは見つかったのか?」



「いや、何一つない。あらゆるものを使い、探したが何もなかった。」 



「国外とかはどうだ?」



「もちろん確認したが居なくなった。その他にも奴隷とか死体とかも無かった。ホントにお手上げ状態だ。それでレイジたちはどうなんだ、何か手掛かりはあるのか?」



「いや、ない。俺は昨日からだから何も分かっていないし、警備隊もお手上げ状態みたいだ。」



「・・・そうか。」



 レイジもホーエンハイムもお手上げ状態で、うつむかない顔をしていた。



「いつから子供たちは居なくなっていったんだ?」



「約3ヶ月前ぐらいから徐々に居なくなっていき、1ヶ月前に全員消えた。それからすぐにそっちのほうでも居なくなっていったという訳だ。」



「なるほどな。ありがとう助かったわ。やることやったし帰るわ。俺は事件が解決まで捜査するから何か分かったら連絡するわ。それでいいか?」



「ああ、それでいい。頼む。」



「じゃあ、またな。」



 レイジたちはホーエンハイムを後にて部屋を出た。

 その後、ホーエンハイムは暫く部屋に居座りぼーっとしていた。

 するといきなり頬を引っ張ったき気合いを入れてから部屋を出るのであった。





 ケルベロスのアジトを出たレイジたちは裏町を歩いていた。



「帰ったら昼飯にするか。」



「そうですね、ちょうど良い時間ですからね。」



「帰り道に美味しいお店があるんでそこに行きましょう!」



「ああ、お願いす「おい!、てめぇ!お前ら生意気に歩きやがってよ!!金出せや!!!」



「あ゛ぁ゛!!」



 レイジたちは呑に気歩いていると変な輩たちに絡まれた。

 だが、レイジはお腹が空いており不機嫌になっていた。

 そのため絡まれた瞬間一気に殺気と魔力が吹き出した。

 その殺気と魔力に当てられたチンピラたちとジョンとアルコフは恐怖と絶望感にさせられた。



「「「「す、すみませんせんでした!!!ーーーーー」」」」



 そそくさとチンピラたちは去って行った。



「よし、ご飯を食べに行くぞ!!」



「「は、はい。」」



 ジョンたちはただただ返事をするしかなかった。







 それからご飯を済ましたレイジたちは一旦なんでも屋に歩いていた。

 すると、目の前から警備隊の1人がこちらに走ってきた。

 その警備兵はレイジたちの前で止まり、呼吸を整えながら喋りだした。



「ハァハァ、レイジさん。」



「どうした?何があった?」



「実は昨夜、子供がまた失踪したそうでその報告が先ほど届き、隊長たちが今さっき調査に向かったのでレイジさんたちもそこに来てほしいので着いてきてもらっていいですか?」



「ああ、分かった!!すぐにでも向かおう!」



「では、こちらです!!」



 こうして、レイジたちは事件現場へと向かったのだ。

 これが事件を大きく変える出来事になるとは誰もが思わなかったのだった・・・。





 =================================================

 ~レイジたちがチンピラに絡まれてた時のホーエンハイム~



 ホーエンハイムは自分の執務室で仕事をしていた。

 すると突然、大きな殺気と魔力を感じ警戒をしたが、この魔力はレイジのだとすぐに分かり警戒を解いた。

 その瞬間、ドアが開き部下の1人が部屋に入ってきた。



「ボス!!大丈夫ですか!!」



「あぁ、大丈夫だ。そこまで警戒せんでもよい、どうせレイジがチンピラかどっかの悪ガキにでも絡まれたのだろうよ。」



「あ~~あ、そういうことですか。それなら大丈夫ですね。では、失礼します。」



 部下が執務室を出ていき、またホーエンハイムは1人となった。



「頼むぞ、レイジ。」



 ホーエンハイムはそう呟き、また仕事を再開したのだった。
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