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第4章 二年一学期
第139話 たぶん俺の方がかっこいい
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サトシは学校を出ると、走って家に帰って来て玄関を開けた。
「ただいまー」
遠くキッチンの方から、桜井の声がした。
「おかえりなさーい。ごめなさーい、今手が離せないのー」
サトシが靴を脱いでキッチンに行くと、桜井はフライパンで何かを焼いていた。
じゅうじゅうと香ばしいいい匂いがする。
「何、焼いてるんだ?」
サトシは、桜井を後ろからを抱きしめて肩に顏を乗せて、フライパンを覗き込んだ。
「ちょ、先生。顏が近いんですけど」
「うん、近くに寄せたくて、そうしてる」
「ったくもう、油が跳ねたらどうするんですか。危ないでしょ」
「何作ってるの? ハンバーグ?」
「惜しい。ふわふわさっぱり! 豆腐ハンバーグでした」
「おお、楽しみー」
「先生、汗だくですよ。顏」
「すまない。汗臭かったか」
サトシは、はっとして桜井から離れた。
「べ、別に気にしないでください。あ、あの、着替えて手を洗ったら、大根おろしを作ってください先生」
「はい、かしこまりましたっ」
サトシは着替えに自分の部屋へ向かった。
桜井は、ドキドキしていた胸に手を当てながら、豆腐ハンバーグの焼け具合を見ていた。
(さっきの言葉、近くに寄せたくてって? どさくさに紛れて、なんてことを言うのよ)
サトシは大根をおろしていた。
これがなかなかの力作業だということを、サトシは初めて知った。
「ああ、これって大変だなぁ。お、枝豆めーっけ」
サトシは、目の前にあった茹でたての枝豆に手が伸びて、ついつまみ食いしてしまった。
「あー。つまみ食いしてるー」
「あ、バレた」
「どうですか? まだ固いですか?」
「うん……丁度いい。これって、普通の枝豆? 特別な品種とか?」
「普通の、湯上り娘ですよ。どこにでも売っているやつ。粗塩が決め手です」
「旨い。ヤバい、止まらない」
「先生、つまみ食いじゃなくて、本気で食べてる。なくなっちゃうじゃないですかっ!」
「ごめん、もうやめる」
「大根おろしは出来たんですか?」
「あと、ちょっと」
「頼みますよ、先生」
豆腐ハンバーグが両面きれいに焼きあがると、桜井は皿に盛りつけて、上に大葉を敷いた。
「先生、この大葉の上に、大根おろしを乗せてください」
「はいよ」
そこへ、桜井は和風ソースをかけた。
「出来上がり―!」
「やった。早く食べよう。そうだ、ビール、ビールと」
「ちょっと待って、インスタ載せる写真を撮ってからね」
サトシは、テーブルセッティングを急いで済ませて、ビールを出すために冷蔵庫を開けた。
「お、麦茶が出来てる。桜井がやったのか」
「うん。わたし、麦茶にします」
「「いただきます」」
サトシは、豆腐ハンバーグを一口食べてみた。
普通のハンバーグよりもふわふわしていて、和風ソースのショウガが後味をさっぱりとさせていた。
「何じゃこれは! 旨すぎるだろ、豆腐ハンバーグ」
「ふわふわさっぱり豆腐ハンバーグだってば」
「ふわふわさっぱり? なんだか、桜井みたいだな」
「は? どういう意味?」
「深い意味はない」
「あったら困る」
桜井はそう言うと、顔を真っ赤にして麦茶を飲んだ。
食事が終わって食器を片付けていると、LINEの着信音がした。
サトシは、自分のスマホを確認したが、自分の着信ではなかった。
「桜井にメールかなんか来たんじゃないか? 皿洗いは俺がやるから、スマホを確認してごらん」
「いいの? じゃ、お言葉に甘えまーす」
桜井は濡れた手をタオルで拭くと、ソファーに置いてあったスマホを見に行った。
「くうう……」
スマホを見て、桜井は悔しそうな声をあげた。
「どうした? 桜井」
「ハルちゃんが、今日はデートって言ってたんだけど、実は彼氏と一緒に彼の大学のオープンキャンパスに行ってたんだって」
「オープンキャンパス?」
「しかも、二人して校門の前で記念写真撮ってる。わざわざ送って来るなっつーの! 彼氏の顔は全然イケてないじゃん」
「桃瀬って、大学生と付き合っているのか」
「あ、今のは他の先生方には言わないで。内緒にして」
「言わないよ。どこの大学なんだろう」
「知らなーい。みんな、こうしてオープンキャンパスに行ってるのかなぁ。ってか、ハルちゃん、親と行かなかったのかよ。なんで彼氏と……」
「まあ、親よりも直近で受験を体験しているし、学内の様子は一番知っているからじゃないか?」
「待って! 返信がきた。『母親と一緒にオープンキャンパスに行って、彼氏を紹介したよ。美柑にも紹介するね』だって。それでこの写真か」
「なかなかやるなぁ、桃瀬は」
「あざといんだよ」
「そう言う?」
「この、あざとさに彼は騙されたのね。ああ、かわいそうに」
「そこまで言わなくてもいいのに」
「だってーーー。なんだか、わたしだけ置いて行かれてるじゃん。しかもリア充しやがって、悔しいじゃん。悔しいよぉー!」
サトシは、ため息をついて洗い物を終わらせると、桜井の所へやって来た。
「桜井さあ」
サトシは、ふてくされている桜井の横に座って、桜井のスマホ画面をのぞき込んだ。
「見せてごらん、桃瀬から送られてきた写真」
「んー」
ふくれっ面で桜井はスマホをサトシに差し出した。
サトシは、写真をじっくり見ると言った。
「年齢では負けるけど、たぶん俺の方がかっこいいかな」
「自分で言う? わたしもそう思うけど」
「それに、これは言っていいのか悩むけど……学歴も俺の方が勝っている?」
「え、わかるんですか? この写真で」
「わかるよ。校門に書いてあるじゃないか。この写真を見てどこが羨ましいのか、俺にはさっぱりわからないね。俺と桜井はこの写真に負けている気が、全くしないんだが」
「だって、彼氏と大学がセットで写っているんですよ」
「ハンバーガーとポテトじゃあるまいし」
「あれ? そういえば、先生の出身大学って聞いたことがないかも。どこなんですか?」
「ううううーーん、あまり言いたくないなぁ」
「言いたくないような恥ずかしい大学なんですか? でも、勝っているって言ったじゃないですか」
「それは、桜井があまりにも悔しそうにしているから、元気になってもらいたくて、つい勝ってるなんて言ってしまっただけで……」
「口からでまかせってやつですか?」
「いや、事実だ……と思う」
「気になるぅ―――! どこなんですか?」
「落ち着け! 桜井。わかったから、教えるから。もし、親御さんから許可をもらえたら、俺の母校のオープンキャンパスに一緒に行くか?」
「行く! 行きます! ぜひ行かせてください!」
「ちょっと待ってて」
サトシは自分の部屋に入ると、先日移動させたばかりの段ボールの箱の中をゴソゴソ探し始めた。
「あった」
サトシは箱から見つけてきた深紅のファイルを、桜井に手渡した。
「卒業証書? J大学!? 有名な大学ですよね。たぶん、知らんけど」
「知らんのかよっ!」
「ただいまー」
遠くキッチンの方から、桜井の声がした。
「おかえりなさーい。ごめなさーい、今手が離せないのー」
サトシが靴を脱いでキッチンに行くと、桜井はフライパンで何かを焼いていた。
じゅうじゅうと香ばしいいい匂いがする。
「何、焼いてるんだ?」
サトシは、桜井を後ろからを抱きしめて肩に顏を乗せて、フライパンを覗き込んだ。
「ちょ、先生。顏が近いんですけど」
「うん、近くに寄せたくて、そうしてる」
「ったくもう、油が跳ねたらどうするんですか。危ないでしょ」
「何作ってるの? ハンバーグ?」
「惜しい。ふわふわさっぱり! 豆腐ハンバーグでした」
「おお、楽しみー」
「先生、汗だくですよ。顏」
「すまない。汗臭かったか」
サトシは、はっとして桜井から離れた。
「べ、別に気にしないでください。あ、あの、着替えて手を洗ったら、大根おろしを作ってください先生」
「はい、かしこまりましたっ」
サトシは着替えに自分の部屋へ向かった。
桜井は、ドキドキしていた胸に手を当てながら、豆腐ハンバーグの焼け具合を見ていた。
(さっきの言葉、近くに寄せたくてって? どさくさに紛れて、なんてことを言うのよ)
サトシは大根をおろしていた。
これがなかなかの力作業だということを、サトシは初めて知った。
「ああ、これって大変だなぁ。お、枝豆めーっけ」
サトシは、目の前にあった茹でたての枝豆に手が伸びて、ついつまみ食いしてしまった。
「あー。つまみ食いしてるー」
「あ、バレた」
「どうですか? まだ固いですか?」
「うん……丁度いい。これって、普通の枝豆? 特別な品種とか?」
「普通の、湯上り娘ですよ。どこにでも売っているやつ。粗塩が決め手です」
「旨い。ヤバい、止まらない」
「先生、つまみ食いじゃなくて、本気で食べてる。なくなっちゃうじゃないですかっ!」
「ごめん、もうやめる」
「大根おろしは出来たんですか?」
「あと、ちょっと」
「頼みますよ、先生」
豆腐ハンバーグが両面きれいに焼きあがると、桜井は皿に盛りつけて、上に大葉を敷いた。
「先生、この大葉の上に、大根おろしを乗せてください」
「はいよ」
そこへ、桜井は和風ソースをかけた。
「出来上がり―!」
「やった。早く食べよう。そうだ、ビール、ビールと」
「ちょっと待って、インスタ載せる写真を撮ってからね」
サトシは、テーブルセッティングを急いで済ませて、ビールを出すために冷蔵庫を開けた。
「お、麦茶が出来てる。桜井がやったのか」
「うん。わたし、麦茶にします」
「「いただきます」」
サトシは、豆腐ハンバーグを一口食べてみた。
普通のハンバーグよりもふわふわしていて、和風ソースのショウガが後味をさっぱりとさせていた。
「何じゃこれは! 旨すぎるだろ、豆腐ハンバーグ」
「ふわふわさっぱり豆腐ハンバーグだってば」
「ふわふわさっぱり? なんだか、桜井みたいだな」
「は? どういう意味?」
「深い意味はない」
「あったら困る」
桜井はそう言うと、顔を真っ赤にして麦茶を飲んだ。
食事が終わって食器を片付けていると、LINEの着信音がした。
サトシは、自分のスマホを確認したが、自分の着信ではなかった。
「桜井にメールかなんか来たんじゃないか? 皿洗いは俺がやるから、スマホを確認してごらん」
「いいの? じゃ、お言葉に甘えまーす」
桜井は濡れた手をタオルで拭くと、ソファーに置いてあったスマホを見に行った。
「くうう……」
スマホを見て、桜井は悔しそうな声をあげた。
「どうした? 桜井」
「ハルちゃんが、今日はデートって言ってたんだけど、実は彼氏と一緒に彼の大学のオープンキャンパスに行ってたんだって」
「オープンキャンパス?」
「しかも、二人して校門の前で記念写真撮ってる。わざわざ送って来るなっつーの! 彼氏の顔は全然イケてないじゃん」
「桃瀬って、大学生と付き合っているのか」
「あ、今のは他の先生方には言わないで。内緒にして」
「言わないよ。どこの大学なんだろう」
「知らなーい。みんな、こうしてオープンキャンパスに行ってるのかなぁ。ってか、ハルちゃん、親と行かなかったのかよ。なんで彼氏と……」
「まあ、親よりも直近で受験を体験しているし、学内の様子は一番知っているからじゃないか?」
「待って! 返信がきた。『母親と一緒にオープンキャンパスに行って、彼氏を紹介したよ。美柑にも紹介するね』だって。それでこの写真か」
「なかなかやるなぁ、桃瀬は」
「あざといんだよ」
「そう言う?」
「この、あざとさに彼は騙されたのね。ああ、かわいそうに」
「そこまで言わなくてもいいのに」
「だってーーー。なんだか、わたしだけ置いて行かれてるじゃん。しかもリア充しやがって、悔しいじゃん。悔しいよぉー!」
サトシは、ため息をついて洗い物を終わらせると、桜井の所へやって来た。
「桜井さあ」
サトシは、ふてくされている桜井の横に座って、桜井のスマホ画面をのぞき込んだ。
「見せてごらん、桃瀬から送られてきた写真」
「んー」
ふくれっ面で桜井はスマホをサトシに差し出した。
サトシは、写真をじっくり見ると言った。
「年齢では負けるけど、たぶん俺の方がかっこいいかな」
「自分で言う? わたしもそう思うけど」
「それに、これは言っていいのか悩むけど……学歴も俺の方が勝っている?」
「え、わかるんですか? この写真で」
「わかるよ。校門に書いてあるじゃないか。この写真を見てどこが羨ましいのか、俺にはさっぱりわからないね。俺と桜井はこの写真に負けている気が、全くしないんだが」
「だって、彼氏と大学がセットで写っているんですよ」
「ハンバーガーとポテトじゃあるまいし」
「あれ? そういえば、先生の出身大学って聞いたことがないかも。どこなんですか?」
「ううううーーん、あまり言いたくないなぁ」
「言いたくないような恥ずかしい大学なんですか? でも、勝っているって言ったじゃないですか」
「それは、桜井があまりにも悔しそうにしているから、元気になってもらいたくて、つい勝ってるなんて言ってしまっただけで……」
「口からでまかせってやつですか?」
「いや、事実だ……と思う」
「気になるぅ―――! どこなんですか?」
「落ち着け! 桜井。わかったから、教えるから。もし、親御さんから許可をもらえたら、俺の母校のオープンキャンパスに一緒に行くか?」
「行く! 行きます! ぜひ行かせてください!」
「ちょっと待ってて」
サトシは自分の部屋に入ると、先日移動させたばかりの段ボールの箱の中をゴソゴソ探し始めた。
「あった」
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