2 / 4
side:T
しおりを挟む初めてみた時に一目惚れをした
一瞬自分がナニをしていたか忘れるほどの衝撃を受けたことは今までにない
その気持ちを上に乗っている相手に気づかれないように行為を激しくして一目惚れをした相手の方を見たら、一瞬だけ絡んだ視線にとんでもなく興奮した
そっと踵を返す君をみて今俺の上にいるのが君だったならと思うとそれだけで血が滾る
あぁあの子はどうやって鳴いてくれるだろう。羞恥に負けそうになりながらも上に乗ってくれるだろうかそれともなきそうな顔で出来ないというだろうか
俺とは違うその柔らかそうな金の髪にも触れてみたい
ドロドロに溶かして俺に依存させたい
どうにか俺のものになってはくれないだろうか
しばらくして現実に引き戻された俺の上には、気絶をしたのか気持ちよさそうな顔で眠っている奴がのしかかっていた
少しの間トリップしていたからか、興奮も相まっていつもより激しかったかもしれない
そっと上からおろして衣服を整えて寝かせておくことにした。ここを通れないということはあそこにいるだろうと目星をつけて
柄にもなく緊張しつつ教室のドアを開ける
音に反応して振り返る君はやっぱり綺麗だった
相手に興奮した?なんて聞きながら興奮したのは俺だけど、あわよくば君にもしててほしいと思って聞いた質問
高すぎず低すぎない心地いい声で返ってきた返事の答えは残念だったけれど、発せられた耳馴染みのいいこの声は毎日でも聞いていたい
これだけの容姿だ。モテないわけがない
おそらくすぐに見つかるだろうとその日は立ち去る姿をじっくりと焼き付けた
そしてすぐに情報は集まった
i組の工藤蓮。高校からの外部入学
俺と同じくチャラ男と呼ばれていて不特定多数と関係がある。ただ学内で抱かれたと言っている奴はおそらく虚偽であること、
よく外部に出向くため外に歳上の恋人がいるのではとの噂があること。など出るわ出るわ本当なのかわからない噂の数々が。
それからは周りへの牽制もこめて毎日毎日通いつめている
その中でもわかってきたのが人たらしであるってこと
無自覚っつーのがマジでタチが悪い
しかも相手からの好意ってのを理解してんのかしてないのか、もしくは惚けてんのか天然なのかわかんねー
俺らしくなくこんな健気にアピールしてんのにいまいち伝わってねーんじゃ?とか思う
ほら今日もキミは誰かを惑わせてる
そんなことしたらまたキミに落ちちゃうでしょ?
どうせ俺のものになるんだから、期待させてキミに叶わない恋をさせる方が相手に悪いじゃん?
だからそのフラグ俺が綺麗に跡形もなくへし折ってあげるね。
『れんれーん?今日もかわいーね?』
そんな毎日を繰り返す日々。
牽制しては今日もれんれんに触れられたことを思い出して、適当につれてきた相手を抱く
寝癖がついてる日もあったし、少しクマがあって心配な日もあった。毎日会いに行くのは日々、その変化を見逃さないよう観察するためでもある
週が明けた今日も普段通り絡みにいこうとすると、その教室あたりから色めきだった声が聞こえる
またれんれんが誰かをたらしこんだのかと思って、少し急足で向かっていると誰かに腕を掴まれた
誰だよ、俺の腕を掴むなんて躾がなってないなと振り向けば従兄弟だった
『なに、俺急いでんだけど。』
「はぁー。本当は言いたくないんだけど一応忠告。
多分今日お前覚悟して行かないと×ぬぞ?」
『は?』
「俺は言ったからな?回収しねーぞ」
じゃあなと言って去っていく
なんだったんだ?覚悟?それより俺は急いでんだ
れんれんのたぶらかしぶりを止めなければ。
教室に足を踏み入れて視界にれんれんを映したとき衝撃を受けた
声が漏れたかは定かではないがその一点から目を離せない。正直俺のことはどうでも良かった
え?なんで。
ゴールドからシルバーへと色を変えた髪色が美しかった。元々その色だったんじゃというくらいの馴染みように驚きが隠せない
何よりその髪色に変えたことによって妙に色気が増してしまった。一瞬冷たく感じさせるその色はクールなその表情に合っていて、滲み出る色気は暴きたくなる衝動を抑えられない
ああ、だめだよ。れんれん
そんなに俺を振り回さないで?
多分いつものヘラヘラした表情は存在していなかったと思う。一直線に向かいそのままかぶりついた
「んん゛!?…ッ、ハん……ん゛」
驚いた顔が可愛くて目を細める
相手の呼吸を奪うように深く深く
拒まないでいいの?れんれん。俺、調子にのって止まんなくなるけど。
あーあ、もう時間切れ。
少し荒くなった息遣いでぼーっと呆けているれんれんを間近で見て、堪らなくなる
このままここで襲いたいが周りにこの可愛さを見せつけるのはここまで。これ以上はみせたくない
10
あなたにおすすめの小説
青龍将軍の新婚生活
蒼井あざらし
BL
犬猿の仲だった青辰国と涼白国は長年の争いに終止符を打ち、友好を結ぶこととなった。その友好の証として、それぞれの国を代表する二人の将軍――青龍将軍と白虎将軍の婚姻話が持ち上がる。
武勇名高い二人の将軍の婚姻は政略結婚であることが火を見るより明らかで、国民の誰もが「国境沿いで睨み合いをしていた将軍同士の結婚など上手くいくはずがない」と心の中では思っていた。
そんな国民たちの心配と期待を背負い、青辰の青龍将軍・星燐は家族に高らかに宣言し母国を旅立った。
「私は……良き伴侶となり幸せな家庭を築いて参ります!」
幼少期から伴侶となる人に尽くしたいという願望を持っていた星燐の願いは叶うのか。
中華風政略結婚ラブコメ。
※他のサイトにも投稿しています。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
Sランク冒険者クロードは吸血鬼に愛される
あさざきゆずき
BL
ダンジョンで僕は死にかけていた。傷口から大量に出血していて、もう助かりそうにない。そんなとき、人間とは思えないほど美しくて強い男性が現れた。
つぎはぎのよる
伊達きよ
BL
同窓会の次の日、俺が目覚めたのはラブホテルだった。なんで、まさか、誰と、どうして。焦って部屋から脱出しようと試みた俺の目の前に現れたのは、思いがけない人物だった……。
同窓会の夜と次の日の朝に起こった、アレやソレやコレなお話。
愛と猛毒(仮)
万里
BL
オフィスビルの非常階段。冷え切った踊り場で煙草をくゆらせる水原七瀬(みずはらななせ)は、部下たちのやり取りを静かに見守っていた。 そこでは村上和弥(むらかみかずや)が、長年想い続けてきた和泉に別れを告げられていた。和泉は「ありがとう」と優しく微笑みながらも、決意をもって彼を突き放す。和弥は矜持を守ろうと、営業スマイルを貼り付けて必死に言葉を紡ぐが、その姿は痛々しいほどに惨めだった。
和泉が去った後、七瀬は姿を現し、冷徹な言葉で和弥を追い詰める。 「お前はただの予備だった」「純愛なんて綺麗な言葉で誤魔化してるだけだ」――七瀬の毒舌は、和弥の心を抉り、憎悪を引き出す。和弥は「嫌いだ」と叫び、七瀬を突き放して階段を駆け下りていく。
「……本当、バカだよな。お前も、俺も」
七瀬は独り言を漏らすと、和弥が触れた手首を愛おしそうに、そして自嘲気味に強く握りしめた。
その指先に残る熱は、嫌悪という仮面の下で燃え盛る執着の証だった。 毒を吐き続けることでしか伝えられない――「好きだ」という言葉を、七瀬は永遠に飲み込んだまま、胸の奥で腐らせていた。
執着
紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる