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ストーカー
しおりを挟む「じゃ、真中さん行ってくるね。」
「あぁ。気を付けろよ。」
俺たちはマンションの下で別れた。
本当はアトリエまで一緒に行くと言ったのだが純が、来なくていい、とい言い張った。
『純、俺も一緒にアトリエに行く。朝だからっていないとは限らない。』
『いや、大丈夫。あいつ、昼も仕事あるし。』
『だが…』
『大丈夫だって。真中さんも仕事あるんだから。着いたらちゃんと連絡するから。』
そう言い切られてしまうと、これ以上入っていけない。まだなんの関係にもなれていない。なれていたとしても、ただの家主と居候の関係だ。
会社に着き、自分のデスクに荷物を置くと携帯のバイブ音なった。純からだった。
< 無事に着いた。何も問題なかったよ。>
< そうか。よかった。>
純が無事に着いて俺は安堵した。そして、自分の仕事を始めた。
今日はもともと仕事がある程度片付いた後だった為定時には上がれる。
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「お疲れ様。先に帰らせてもらうぞ。何かあったら連絡してくれ。」
「「お疲れ様でしたー」」
俺は、急いで鞄を持ち会社を出た。そして、純のいるアトリエに向かった。
< 今から迎えに行く >
< わかった。待ってる >
アトリエに着きドアノブに純から貰っていた合鍵を挿そうとした時中から物音が聞こえた。
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