【完結】竜人の妻 ~Wife of the Dragonewt~

那月 結音

文字の大きさ
4 / 39
Chapter1

トリフェーンと休日を

しおりを挟む
 一歩踏み出すたびに、大きく波打つワンピースの裾。澄んだブルーのそれからは、細く白い足が覗いている。
 燦々と輝く太陽の下、ワンピースと同じ色の夏空を背景に、ディアナとジークは並んで歩いていた。
「つらくないか?」
「大丈夫です。お心遣い、ありがとうございます」
 気温三十度。じりじりと照りつける太陽から守るように、夫はその身長差で妻に陰を作ってやった。仰々しい軍服ではなく、夏の私服を装った彼は実に爽やかで、その容姿はモデルか俳優と見紛うほど。
 この日、久々に休暇の取れたジークは、ディアナを連れて城下町へと来ていた。
 たくさんの店が隙間なく連なり、売り手と買い手の声があちこちで飛び交う。昔ながらの市場の横には、近代的な施設も多く立ち並び、視覚的にも聴覚的にも非常に賑やかで華やかな場所だ。
 普段、ディアナには、なるべく外出を控えるように言い聞かせている。先の事件があってからは特に。しかし、いくらなんでもずっと家で囲われているばかりでは、彼女も息が詰まるというもの。せめて自分が一緒にいられる時くらいは、外の空気を存分に吸わせてやりたいと思っていた。……とまあ、外出の名目を挙げれば堅苦しくがないが、端的に言えば、妻とのデートを純粋に楽しみたかっただけである。
 向かう先は、全世界で展開しているパーティードレスの専門店。創業二百年を超え、この国に本店を構えている、いわば老舗だ。デザインとその着心地の良さから、世代を問わず高い人気を博している。
 今から約一月後、この国は建国記念日を迎える。
 当日夜には帝室主催のパーティーが予定されており、そこに夫婦で出席することが決まっているのだ。
 ディアナにとって、侯爵夫人として初めての大きなイベント。当日着用するドレスを作るため、本日ここに足を運ぶこととなったのだが……。
「あ、あの。ジーク様……」
 白い壁に、大きな飾り窓。ショーウインドーに飾られているのは、レースがふんだんにあしらわれた純白のウエディングドレス。その横が入り口になっていて、ダークオークの両開きの扉が備えられている。
 目的地に到着するやいなや、ディアナは、その入り口の前で立ち止まってしまった。
「どうした?」
 そんな彼女を見て、不思議に思ったジークが首を傾げる。
 彼の手は、すでに扉の取っ手を掴んでいた。
「ここまで来ておいて口にするのも、大変心苦しいのですけど……」
 何か伝えたいことがあるのだろうが、彼女は口を噤んでしまった。この様子から、妻が何を考えているのか、おおよその見当はつく。
 ジークは、扉に手をかけたまま、次に継がれる二の句を待った。急かすことも遮ることもせず、柔らかな眼差しを向けて。
「わざわざ新しいものを買っていただかなくても、結婚するときに父が持たせてくれたドレスもありますし、その……」
 彼の予想通り、彼女の口から出てきたのは、またしても遠慮の言葉だった。
 一般的に嫁入りの際には、たしなみとしてドレスを数着持っていくという慣習がある。もちろんディアナも例外ではない。
 どうやら、無駄な出費になると余計な懸念をしてしまっているようだ。
 本当にこのは……。
 思わずこぼれた笑み。扉から手を放し、足下に視線を落とした妻の頭上にぽんっと乗せる。そして、優しくこう言った。
「ディアナ。これは私のわがままだ」
「わが、まま……?」
「ああ。私がお前に贈りたいんだ。……聞き入れてはもらえないか?」
 いったい、これのどこが『わがまま』なのか。ジークの言っていることが理解できなかった。だが、彼にこんなふうに懇願されてしまえば、首を縦に振るほかない。
 遠慮がちに頷いた妻に、満足した様子の夫。改めて扉に手をかけ、ゆっくりと開けると、先にディアナを入店させた。
「いらっしゃいませ。お待ちいたしておりました。いつもご贔屓くださり、誠にありがとうございます」
 店に入ると、社長自ら夫婦を出迎えてくれた。
 すっきりと一つにまとめ上げた金髪に、気品溢れる黒のスーツ。鮮やかな深紅の虹彩と、真っ赤に塗られたルージュが印象的な淑女だ。
 一族経営のこの会社は、竜人の女性が歴代トップを務めており、現社長は、マネージメントだけでなく、ドレスのデザインや制作にも関わっている。
 実はこの店、ディアナのウェディングドレスをオーダーした店でもあるのだ。
 広々としたゲストルームに夫婦を案内すると、そこに設置されている応接セットに腰掛けるよう二人に促した。
「本日はディアナ様のドレスをお求めに……ということですが、色やデザインなどはもうお決まりでしょうか?」
「いや。貴方のアドバイスを参考にして、最終的には本人が選んだものを購入したいと考えている」
 隣でおろおろしているディアナのほうに視線を移して答える。不安そうな彼女を少しでも落ち着かせようと、再度頭をぽんぽんと撫でてやった。
「かしこまりました。では、試着用の品を数点用意して参りますので、少々お待ちくださいませ」
 そう言うと、社長は一礼してこの部屋から出て行った。若い夫婦の微笑ましい光景に、深紅の目を細める。
 壁や天井、置かれている家具など、すべて白を基調としたこの部屋。大きな窓から差し込む陽光が部屋中に反射し、眩いほどだ。
 明るいこの場所とは対照的に、ディアナの表情はいまだ暗いままだった。
 ジークは指を伸ばし、絹糸のように滑らかなその髪をゆっくりと梳く。最近は慣れてきたのか、触れても特に身構えることはなくなった。が、要所要所での控えめな態度は相変わらずだ。
 しおらしいと思う。とても健気だとも。彼女のこの姿に、嫌悪感などはいっさいない。けれども、ほんの少しだけ寂しさを覚えた。
「迷惑だったか?」
 こんなことを聞くつもりなど毛頭なかったのに、思わず本音が漏れてしまった。すぐさま悔悟の念に駆られる。
「め、迷惑だなんてそんなっ! わたしはただ……」
 しかし、これに対し、ディアナは慌てて弁明した。珍しく声も大きい。
 あまりの勢いに、ジークは一瞬だけ目をしばたかせた。彼女が必死に何かを訴えようとするなんて、希少なことこの上なかったからだ。
「……前々から言おうと思っていたんだが、お前は私に遠慮しすぎだ」
 髪を梳く手を止めることなく、柔和な表情と口調でこう告げる。とっさのこととはいえ、感情を露わにしてくれたことが、彼にはとても嬉しかった。
「私に対する遠慮は不要だ。思っていることはなんでも言ってほしいし、もっと甘えてほしい。夫婦は対等であるべきだろう?」
 そして、かねてより心の中に抱いていた思いを、このタイミングで初めて吐露した。
 夫の最後の言葉が、かなり意想外だったのだろう。目を見開いたまま、しばらくの間、ディアナは固まってしまった。
 固結した彼女の身体と心をほどくように、続けて囁く。
「お前は、私の妻だ」
 彼の言葉が心の奥底まで響き、胸のあたりがほんのりと熱を帯びていくのを感じる。
 夫婦の立場が対等であるなど、今まで誰も教えてくれはしなかった。妻は、夫の後ろをついて歩く。意見をするなどもってのほかだと……そう思っていたのに。
 『目から鱗が落ちる』という諺語げんごの意味を、幼妻は身をもって知った。
「……はい」
 ゆっくりと頷いた妻に、夫も納得できたようだ。
「では、試着する前にこれを」
「……え?」
 会話が一段落したところで、ジークがあるものを差し出した。
 手のひらサイズの小さな箱。軽量だが、どことなく高級感が漂っている。彼は、それをディアナの手にそっと収めると、蓋を開けるようにすすめた。
「パールの、ピアス……?」
 箱の中には、白真珠のピアスが一つ。大きさは、今ディアナの左耳を飾っているものと、ほぼ同じだった。デザインもよく似ている。
「新たにペアで、とも考えてはみたんだが……片方だけとはいえ、お前が肌身離さずつけているものを外せなど、あまりに忍びないからな。だから、それに合わせて作ってもらった」
 結婚する前からずっと身につけていたピアス。「片方だけなどみっともない」と継母に嫌味を言われても、彼女は決して外したりしなかった。
 唯一外したのは、挙式の時だけ。それも、夫の立場を考慮してのことだった。
「よほど大切なのだな。そのピアスが」
 恥ずかしそうに、ディアナは一度だけ首肯した。その顔を最上級に綻ばせながら、夫に頭を下げる。
 高価な物を与えてくれたことよりも、自分の気持ちを汲んでくれた彼のその思いやりが、何よりも心に沁みた。
「気に入ってもらえたか?」
「はい、とても」
「……そうか」
 今まで見た中で一番綺麗な妻の笑顔に、つられてジークも微笑んだ。……しかし、その面持ちとは裏腹に、彼の心中は鈍く曇っていた。喜びと同時にこみ上げてきたのは、罪悪感。
 愛する妻を大切に思うがゆえの苦肉の策——そう自分に言い聞かせ、ジークは心の中で瞳を閉じ、耳を塞いだ。
 間もなく、社長が部下の女性を連れて部屋へと戻ってきた。二人の腕の中には三着ずつ、計六着のドレスが。六着とも、色はすべて異なっている。
「お目にかかれて光栄ですっ!!」
 突然、紺色の瞳をキラキラさせながら、部下の女性が夫婦のもとへと駆け寄ってきた。そして、有名人に握手を求めるファンよろしく、間髪容れずに両手を差し出したのである。
 これに対し、ジークは慣れた様子で応えていたが、ディアナは、目を見開いたまま、再び硬直してしまった。
 彼女はヒトで、歳はジークと同じとのこと。動くたび、左右に揺れる黒髪のポニーテール。上半身は白のカッターシャツ、下半身は細身の黒いパンツを着用している。腰には若干年季の入った黒いエプロンが巻かれており、そのポケットには、ハサミやヘアピンといった道具が一切合切詰め込まれていた。
 どうやら、この店専属のスタイリストらしい。
 夫にサポートされ、ぎこちなくも、なんとか握手を交わしたディアナ。けれど、ほっとしたのもつかの間。今度は彼女に背中を押され、部屋の隅に設けられている試着室へと連行されてしまったのだ。
 手際よくお団子に結い上げられた髪の毛。先ほどジークからもらったピアスも、右耳に装着した。
 夫と社長が見守る中、こうしてディアナの着せ替えショーが開幕した。
 ワインレッド、コバルトブルー、アンティークゴールドにロイヤルパープル、そしてアイボリーブラックとパールホワイト。
 スカートの丈は、どれも膝が見え隠れする程度の長さだったが、フレアだったり、マーメイドカットだったりと、バラエティーに富んでいた。上部も、ノースリーブにパフスリーブ、大人の魅力たっぷりのロングスリーブなど、実に様々だ。
 それらすべてに共通していたのは、繊細に編まれたレースと、眩いばかりに散りばめられたスパンコール。それから、生地の光沢だ。さすがは、シルク百パーセントといったところか。
 最後にディアナが試着したのは、ノースリーブのパールホワイトドレス。くるりと回ると、フレアスカートがふわりと舞った。
「どれが気に入ったんだ?」
 一通り試着を終えた妻のもとに歩み寄る。いつも十分愛らしいが、ドレスアップしたこの姿は、また一段と愛くるしい。
「え、と……どれもとても素敵で……」
 夫の質問に、妻は至極悩ましげに答えた。社長が見繕ってくれたドレスたちは、ディアナのツボを的確に突いているらしく、簡単には決められないようだ。
 そんな妻に対し、夫は、
「全部欲しいのか?」
 さらりと、こんなことを宣った。
 ブンブンと音が聞こえそうなほど全力で首を横に振る妻に、「冗談だ」と笑う。……わかっている。それほどまでに驕奢な思考を、彼女が備えていないということくらい。
「……あ、あのっ」
「うん?」
 と、このタイミングで、彼女のほうから声をかけてきた。彼女から呼びかけられたのは、本日二度目。
 青く煌めく円い双瞳には、不思議そうな面持ちの自分が映っている。
「あの……ジーク様は……?」
「私?」
 躊躇いがちとはいえ、いつになく積極的に訊ねたのは、夫の意見。決断に時間を要し、迷惑をかけてしまうことを憂えたすえの問いかけだった。だが、自分のドレス姿が夫の瞳にどう映っているのか、少々気になったというのが本音だ。
 目線を下に落とし、腕組みをしたまま、ジークはじっと考え込んでしまった。その眼差しは真剣そのものだ。
 自分で口にしたにもかかわらず、ディアナの胸中は恥ずかしさに占領されていた。かといって、さほど器用でもないので、間を詰めることもできず、話題を転換することもできず。
 やっぱり聞くんじゃなかった——そう彼女が後悔した直後のこと。
「今着ているその白いドレスが、一番似合っていると思う」
 ジークがおもむろに口を開いた。顔には、いつもの優しい笑みが浮かんでいる。
 驚き、キョトンとしているディアナに向かい、彼は言葉を続けた。
「しいて言うなら、な。どれも似合っているが、お前のブロンドヘアーとブルーアイは、そのドレスによく映える」
 まさか、こんなふうに言ってもらえるなんて思ってもみなかった。
 とても恥ずかしい。恥ずかしいのだが、不思議と心が凪いでいくのを感じた。
「……ありがとうございます」
 夫と顔を見合わせ、笑みを交わす。こんなにも自分の気持ちを素直に表現できたのは、結婚して以来、否、生まれて以来、初めてのことかもしれない。
 そのことが、ディアナにとっては、なんだか無性に嬉しかった。
 白のドレスを購入し、帰宅準備に取りかかる。せっかく綺麗に結ってもらったからと、髪型はそのままに。両の耳たぶを飾っているパールのピアスが、さらに彼女の魅力を引き立てた。
 お世話になった二人に謝辞を述べ、帰路につく。心なしか、来るときよりも、ディアナの足取りは軽やかだった。口数も、普段に比べれば明らかに多い。他人から見れば、それほどでもないのだろうが。
 当然のように、荷物はジークが持ってくれている。たいして重たくはないので、自分で持つと言った彼女の申し出をあっさりと却下し、その代わりに、空いているほうの手を「ほら」と差し出した彼。
 自身の手よりもはるかに大きな彼のそれを、ディアナは躊躇しながらも、キュッと握りしめた。触れた先から伝わる温もりで、心まで満たされていくのがわかる。
 この日、二人の距離は、一気に縮まった。
「だいぶ日も落ちてきたな。少し遠回りして帰るか?」
「え?」
「もう少しだけ、お前とゆっくりしたい」
 次に休暇が取れるのは、いつになるかわからない。ゆえの夫の提案だった。
 彼の真意が理解できたディアナは、目を細めて静かに頷いた。
 頭上広がる夕空。橙が次第に紫紺に呑み込まれていく。遠くの山間では、紫雲がたなびいていた。
 淡く柔らかな街灯の光が、街全体を包む。そんな中、手を繋いだ二人は、家路を歩いた。
 元来た道とは違う道を経由し、大通りへと向かう。この大通りを進めば、屋敷のある住宅街に辿りつくことができるが、通常よりも少々時間を要してしまうのだ。
「?」
 路地を抜け、ここまで出てきたところで、とたんにディアナの足が重たくなった。
 彼女に歩幅を合わせていたため、かなり速度を落としていたジークだが、それでも体一つ分前に出てしまった。疑問に感じ、妻を見やる。
 すると、その視線の先が、道脇の小さな石碑と結びついていることに気がついた。
 ——どうか安らかに。
 こう彫刻されたその下には、生花が供えられている。
 ジークが立ち止まると、つられてディアナも立ち止まった。彼女の視線は、いまだ固定されたままだ。
 自身も、その石碑に目を向ける。風雨に晒されているため、当然のことながら、薄黒く汚れて傷んでいた。
「……そういえば」
 そのとき、ジークはこの場所で起こった、とある凄惨な出来事を思い出した。
「昔、ここで大きな事故があったらしい。その場にいた歩行者数人が巻き込まれ、三人が亡くなったと聞いている」
 自分がまだ士官学校に在籍していたときのことだと、彼は言った。詳しいことはわからないけれど、と。
 人々が行き交う中。ディアナは、その足を止めたまま、しばらく石碑を見つめていた。



 竜人の妻 ~Wife of the Dragonewt~
 Chapter1【完】
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~

tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。 番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。 ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。 そして安定のヤンデレさん☆ ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。 別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

虐げられた私、ずっと一緒にいた精霊たちの王に愛される〜私が愛し子だなんて知りませんでした〜

ボタニカルseven
恋愛
「今までお世話になりました」 あぁ、これでやっとこの人たちから解放されるんだ。 「セレス様、行きましょう」 「ありがとう、リリ」 私はセレス・バートレイ。四歳の頃に母親がなくなり父がしばらく家を留守にしたかと思えば愛人とその子供を連れてきた。私はそれから今までその愛人と子供に虐げられてきた。心が折れそうになった時だってあったが、いつも隣で見守ってきてくれた精霊たちが支えてくれた。 ある日精霊たちはいった。 「あの方が迎えに来る」 カクヨム/なろう様でも連載させていただいております

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

番(つがい)と言われても愛せない

黒姫
恋愛
竜人族のつがい召喚で異世界に転移させられた2人の少女達の運命は?

冷遇された聖女の結末

菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。 本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。 カクヨムにも同じ作品を投稿しています。

【完結】公爵子息は私のことをずっと好いていたようです

果実果音
恋愛
私はしがない伯爵令嬢だけれど、両親同士が仲が良いということもあって、公爵子息であるラディネリアン・コールズ様と婚約関係にある。 幸い、小さい頃から話があったので、意地悪な元婚約者がいるわけでもなく、普通に婚約関係を続けている。それに、ラディネリアン様の両親はどちらも私を可愛がってくださっているし、幸せな方であると思う。 ただ、どうも好かれているということは無さそうだ。 月に数回ある顔合わせの時でさえ、仏頂面だ。 パーティではなんの関係もない令嬢にだって笑顔を作るのに.....。 これでは、結婚した後は別居かしら。 お父様とお母様はとても仲が良くて、憧れていた。もちろん、ラディネリアン様の両親も。 だから、ちょっと、別居になるのは悲しいかな。なんて、私のわがままかしらね。

私は既にフラれましたので。

椎茸
恋愛
子爵令嬢ルフェルニア・シラーは、国一番の美貌を持つ幼馴染の公爵令息ユリウス・ミネルウァへの想いを断ち切るため、告白をする。ルフェルニアは、予想どおりフラれると、元来の深く悩まない性格ゆえか、気持ちを切り替えて、仕事と婚活に邁進しようとする。一方、仕事一筋で自身の感情にも恋愛事情にも疎かったユリウスは、ずっと一緒に居てくれたルフェルニアに距離を置かれたことで、感情の蓋が外れてルフェルニアの言動に一喜一憂するように…? ※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。

処理中です...