3人で異世界転移しました。

りゅり

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17,リア 前編

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"パタン" 

リアが出ていってしまった。 
 
「リアちゃんどうしたのかな。」

意味が分からない。 

「あの子は、アシュタ国。いいえ。正確には、アシュタ国の東の鉱山には行きたくないらしいの。」

ミリアが行った。

「なぜです??」

桃華がすかさず聞き返す。

「なんでも、あの鉱山にいると命が延びるらしいの。」

「命が延びる?良いことじゃない?」

「正確にはエルフだけに効果がある。あの子はエルフ。前にそう話したよね。リアはずーーっと昔からこの世界にいるの。エルフは長命だからね。」

「命が延びるってダメなことなのかな。」

「もう人と別れたくない。って言ってたわ。きっと、リアは数えられないほど、人と別れを繰り返してきたのね。」 

「そっ…か。」

桃華、ミリア、あるまはうつむいた。

俺は、部屋を出た。

「おい、れお!」

"パタン"

リアの部屋へ向かった。

"コンコン"

「入るよ。」

"ガチャ"

リアは窓の方に目をやっていた。
俺はドアのそばから、

「リアちゃん…。」

と声をかけた。

「リアは……もう……別れなく……ないの。」

今までで聞いたことのない、か弱い声で言った。

「リアは、もうどれだけこの世界にいるでしょうか…。自分でも分かりません。沢山の人と、沢山の時間を過ごしてきました。とても楽しいです。」   

「でも…。」

リアは手をにぎった。

「それに伴って、沢山の人と…別れを…繰り返してきました。リアが愛した人も…。みんな…リアより先に逝ってしまう。」   

「リア…ちゃん。」

「私はエルフだから…長命なのが運命。それは喜ばしい事であって、悲しいことでもある。」

「死にたいの?」

俺は思いきって聞いてみた。

「いっそ、そうなった方が、楽なのかもしれませんね。」

そう、リアが言ったとたん、リアの体が光り、体が半透明になった。

「こ…これは」

リアが震える声で言った。

「エルフは長命。もしくは不死の生物だ。だが、それは普通に生活していればの話。死ぬことだってあるんだ。その原因は二つ。肉体の破損。これは誰でも同じだね。それから、エルフの場合、生きることへの執念が失せた時。」

「生きることへの執念⁉」

「あぁ。」

「肉体の破損だけだと思ってました…。」

こう話しているうちにも、リアの体は、どんどん透明になっている。

「リア…は…」

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