29 / 45
第三章:姫様暴走戦記
29.それぞれの思惑
しおりを挟む
チカは初めて参加した慰労パーティーのことを思い返しながら、やや興奮気味に話を続けた。
「もちろん田舎から出て来たばかりだし、貧乏だったから豪華なパーティーなんて経験なかったらさ。ウチらも最初は嬉しくて喜んでたんだけどね。回数が半端なく多いわけ。だからこっちが苦情と言うか色々要望を出した結果、今はハルだけが参加するようになっちゃってんの。でもアイツもさすがに自分を取り込もうとしている大人たちの思惑に気付いてて、そりゃもううんざりしてるみたいでさ」
「なるほど、つまり有力者たちがこぞってハルトウを婿入りさせようとしていると言うことですね。でもそんな都合よく話が進むものなのかしら」
「進んでないからいつまでも夜会への参加要請が止まらないじゃない? あまりにすり寄ってくる人が多いからか、アイツったら完全に人間不信になっちゃってさ。ウチらが労わるつもりで言葉をかけたのまで、自分に取り入ろうとしてるように感じちゃってるのね? それからサキョウは話しかける回数が激減したし、ウチはどうもケンカ腰になっちゃったってわけよ」
「でもアタシにはそんなそぶり見せませんよ? もしかして女性と思われてないのではないでしょうか」
「あー、ウチはアンタのそういうところが大っキライ! ホントはわかって言ってるんでしょ? ホントウマイことやってると思うよ。甘えるでもなく突っぱねるでもなく、なんていうか押し引き? 駆け引き? ウチも真似出来たらしてみたいよ、まったくさあ……」
チカに愚痴を言われてもこれは本当に偶然なのだから仕方ない。ヴーケはあの砦での出来事でハルトウに興味を持ち、ついて行こうと決めたのは確かだ。
しかし別に異性として気に入られようとは考えていなかった。もちろん今でも恋愛対象として見ているつもりはない。
それでもチカやサキョウから見ると、ヴーケはなんらかの意図を持ってハルトウへ近寄っているように見えてしまっている。冷静に見ればそんなことはなく、どちらかと言えば寄ってくるハルトウに距離を取って突っぱねているはず。少なくともヴーケはそう考えていた。
それが逆にハルトウには新鮮に映っていた。なんと言っても王都ロクモギで彼を知らないものはいない。つまりどこへ行ってもハルトウを見る目と言うのは憧れの勇者であり、女性からすれば射止めたなら天から金が降って来たようなものだ。
それは夜会に参加している淑女たちだけでなく、街で出会う人や入った店の店員なども同様だった。当然だが表だって寄ってくる者だけでもないわけで、人知れず焦がれている者を含めたらとんでもない数になるのは間違いない。
そんな日々を送り続けたのだから、ハルトウが人間不信に陥いるのも当然だと言える。しだいにパーティーメンバーのサキョウや、幼馴染のチカをも警戒するようになってしまったのだから、その心の傷の深さがうかがえると言うものだ。
ところがどこからともなく現れたヴーケは、ハルトウへ取り入るどころか距離を取って親しくなりすぎないよう気を付けている様子だ。そんな彼女の態度だけでも相当好ましく感じている。
さらには彼だけが聞かされているヴーケの正体への敬意を加えるのだ。他の誰も知らない秘密を共有していると言う仲間意識も相まって、ハルトウはヴーケを身近に感じ過ぎていると言えた。
それまで出会ったことのない、自分と同じように神から力を授けられた存在と言うだけで特別に感じるのは当然である。勇者だからと誰もが過剰にすり寄ってくる中、つかず離れずという距離感のヴーケを特別視、端的に言えば心奪われたのだ。
そのことがチカからはいい調子で駆け引きをしているように見え、ハルトウを弄んでいるように映っている。実は別の意味で弄んでいるのは確かなのだが、そんなことはもちろんチカだけでなくハルトウも知らない。
「だいたいアンタっていったい何者なのよ。あんな辺鄙なとこにある魔人の砦に捕らわれてたって言うけど、国境近くで普通の人はいないはずなのに不自然だわ。前線に一番近いチンクル村からだって相当遠いし、あの村の出身でもないらしいじゃない」
「それは…… アタシにもわからないんです。気が付いたら近くのなにもないところにいただけだし。どこか休めるところを探そうと歩いて行ったら捕まってしまったんです。それをハルトウや皆さんに助けてもらってとても感謝してます」
「本当に記憶がないなら仕方ないけど、じゃあ自分の名前がわかって言葉も話せるのはなんでなのよ。まったくなにもかも覚えてないわけじゃないんでしょう? 一体なにを隠してるわけ?」
「そんな―― 隠し事なんてなにもありません。名前とかは――」
「おいチカ! なんでヴーケをイジメてるんだよ。病み上がりなんだから労わらないとダメじゃないか。ほら、シチューが温まったから少し食べて元気を付けてくれ」
いいタイミングで戻ってきたハルトウに横槍を入れられたチカは、悔しそうに顔をしかめた。これ以上の追及をされずに済んだヴーケは助かったとホッとしている。
その表情で、かえって隠し事があると勘ぐられ続ける原因になったのだが、それはチカの心中のことなのでヴーケにはわからない。だがハルトウは全てを隠し通すのは難しいと考え始めていた。
あまり過剰にヴーケをかばっているとパーティーの雰囲気が悪くなっていきそうだし、彼女の秘密は別に隠さないといけないようなまずいものでもない。ただし人間と魔人の合いの子であると言うのは別だ。
考え込むハルトウ、責められて釈然としないチカ、そんな空気が漂う居間で黙々とシチューにパンを浸して食べるヴーケ。そんな風に屋内が静かになると余計に聞こえてくるのが表の喧騒だ。そういえば他の面子はどこへ行ったのだろうかとヴーケは辺りを見回した。
そんな時――――
「来たー! 本当に帰って来たぞ! 開放するって言うのは本当だったんだ!」
「まさか無傷で戻ってくるとは驚いた!」
「交換条件はどうしたんだ? 一体どうなってるんだろうな」
突然外が騒がしくなり、チカとハルトウも慌てた様子で療養所を飛び出していった。自分も行くべきかと悩んだヴーケだったが、パンがあとふた切れ残っているので急いでほおばりミルクを飲み干す。
だがそこで魔導通信が入ってきた。
『姫様? 今よろしいでしょうか。ご言いつけの通り人質を解放しましたのでご報告差し上げます。もちろん帰る間際に最後の食事を与えておきましたよ。それでこの最後の一人はいかがいたしましょうか。まだ魅了が解けていないので大人しくしてはおりますが、なんせこちらは軍隊ですから、婦女子が一人で捕虜となっているのはいささか哀れではございませぬか?』
『てゆうかそこまで考えてなかったょ。とりまちゃンとした部屋をあてがって大切にしといてもらえるカナ? てゆうかアタシも今は抜けらンないカラ夜になったら様子見に行くネ』
『かしこまりました。どのタイミングで帰すのか悩みどころですねえ。いっそこのまま寝返ってもらえると面倒がないんですが、さすがに本人も望まないでしょうな』
『てゆうかサノっちってば無茶ゆぃ過ぎンくない? ぶっちゃけ本人が希望したっても家族もいるンだから連れ帰っちゃダメしょ。てか王国軍の司令部に女の子がいたことにビックリだけどネ』
『左様ですなあ。マイナト王国は徹底した能力主義と聞きますから、女性でも優秀なら軍幹部登用があると言うことでしょう。そこは魔王国軍とは違いますね。なんせ我らにとって子を産む女性は貴重過ぎる存在ですから』
『てゆうかなんで元は同じ人族なのに魔人だけ百年に一度しか子供産めないんだろうネ。てゆうかそンなンすぐ絶滅の危機ジャン。寿命の関係なのカナ?』
『ええっ!? 本当に魔人と人間はもともと同じ種族だったのですか? それは初耳でございます。さすが姫様は博識であらせられますな』
『てゆうかそれってアタシの創作だったっけアハッ。神様が乗り移ったアタシってば変なことゆぃすぎぃ。覚えてなぃからって無責任過ぎン?』
『ああ、そういうことでしたか…… 無責任と言われても姫様自身がされたことですし、私に聞かれても困りますがねえ』
『てゆうかサノッチさぁ。今度会ったらちゃんと覚えとくょぅにゆっとぃてネ。なんでそンなンなっちゃったンだろなぁ。ぶっちゃけ人格形成を自分にかけるのって慣れてなぃンだょねぇ』
まったくの他人事として文句を言っているが、自己暗示の魔法で記憶が失われるなどと聞いたことが無かったので無理はない。彼女へいちから魔法を教えてたゴンゴルゾーからもそんな注意を聞かされていなかった。
多少の疑問は感じるものの今はそれどころではない。サーノウの報告通り人質は解放され、たった今ウオーヌ=マサンまで帰ってきたのだ。もちろん表の騒ぎようはそのためである。
事情を把握したヴーケは、残ったパンのかけらで皿のシチューを拭って最後の一口を食べ終える。そして、急いで食べて損したと一人悔しがるのだった。
「もちろん田舎から出て来たばかりだし、貧乏だったから豪華なパーティーなんて経験なかったらさ。ウチらも最初は嬉しくて喜んでたんだけどね。回数が半端なく多いわけ。だからこっちが苦情と言うか色々要望を出した結果、今はハルだけが参加するようになっちゃってんの。でもアイツもさすがに自分を取り込もうとしている大人たちの思惑に気付いてて、そりゃもううんざりしてるみたいでさ」
「なるほど、つまり有力者たちがこぞってハルトウを婿入りさせようとしていると言うことですね。でもそんな都合よく話が進むものなのかしら」
「進んでないからいつまでも夜会への参加要請が止まらないじゃない? あまりにすり寄ってくる人が多いからか、アイツったら完全に人間不信になっちゃってさ。ウチらが労わるつもりで言葉をかけたのまで、自分に取り入ろうとしてるように感じちゃってるのね? それからサキョウは話しかける回数が激減したし、ウチはどうもケンカ腰になっちゃったってわけよ」
「でもアタシにはそんなそぶり見せませんよ? もしかして女性と思われてないのではないでしょうか」
「あー、ウチはアンタのそういうところが大っキライ! ホントはわかって言ってるんでしょ? ホントウマイことやってると思うよ。甘えるでもなく突っぱねるでもなく、なんていうか押し引き? 駆け引き? ウチも真似出来たらしてみたいよ、まったくさあ……」
チカに愚痴を言われてもこれは本当に偶然なのだから仕方ない。ヴーケはあの砦での出来事でハルトウに興味を持ち、ついて行こうと決めたのは確かだ。
しかし別に異性として気に入られようとは考えていなかった。もちろん今でも恋愛対象として見ているつもりはない。
それでもチカやサキョウから見ると、ヴーケはなんらかの意図を持ってハルトウへ近寄っているように見えてしまっている。冷静に見ればそんなことはなく、どちらかと言えば寄ってくるハルトウに距離を取って突っぱねているはず。少なくともヴーケはそう考えていた。
それが逆にハルトウには新鮮に映っていた。なんと言っても王都ロクモギで彼を知らないものはいない。つまりどこへ行ってもハルトウを見る目と言うのは憧れの勇者であり、女性からすれば射止めたなら天から金が降って来たようなものだ。
それは夜会に参加している淑女たちだけでなく、街で出会う人や入った店の店員なども同様だった。当然だが表だって寄ってくる者だけでもないわけで、人知れず焦がれている者を含めたらとんでもない数になるのは間違いない。
そんな日々を送り続けたのだから、ハルトウが人間不信に陥いるのも当然だと言える。しだいにパーティーメンバーのサキョウや、幼馴染のチカをも警戒するようになってしまったのだから、その心の傷の深さがうかがえると言うものだ。
ところがどこからともなく現れたヴーケは、ハルトウへ取り入るどころか距離を取って親しくなりすぎないよう気を付けている様子だ。そんな彼女の態度だけでも相当好ましく感じている。
さらには彼だけが聞かされているヴーケの正体への敬意を加えるのだ。他の誰も知らない秘密を共有していると言う仲間意識も相まって、ハルトウはヴーケを身近に感じ過ぎていると言えた。
それまで出会ったことのない、自分と同じように神から力を授けられた存在と言うだけで特別に感じるのは当然である。勇者だからと誰もが過剰にすり寄ってくる中、つかず離れずという距離感のヴーケを特別視、端的に言えば心奪われたのだ。
そのことがチカからはいい調子で駆け引きをしているように見え、ハルトウを弄んでいるように映っている。実は別の意味で弄んでいるのは確かなのだが、そんなことはもちろんチカだけでなくハルトウも知らない。
「だいたいアンタっていったい何者なのよ。あんな辺鄙なとこにある魔人の砦に捕らわれてたって言うけど、国境近くで普通の人はいないはずなのに不自然だわ。前線に一番近いチンクル村からだって相当遠いし、あの村の出身でもないらしいじゃない」
「それは…… アタシにもわからないんです。気が付いたら近くのなにもないところにいただけだし。どこか休めるところを探そうと歩いて行ったら捕まってしまったんです。それをハルトウや皆さんに助けてもらってとても感謝してます」
「本当に記憶がないなら仕方ないけど、じゃあ自分の名前がわかって言葉も話せるのはなんでなのよ。まったくなにもかも覚えてないわけじゃないんでしょう? 一体なにを隠してるわけ?」
「そんな―― 隠し事なんてなにもありません。名前とかは――」
「おいチカ! なんでヴーケをイジメてるんだよ。病み上がりなんだから労わらないとダメじゃないか。ほら、シチューが温まったから少し食べて元気を付けてくれ」
いいタイミングで戻ってきたハルトウに横槍を入れられたチカは、悔しそうに顔をしかめた。これ以上の追及をされずに済んだヴーケは助かったとホッとしている。
その表情で、かえって隠し事があると勘ぐられ続ける原因になったのだが、それはチカの心中のことなのでヴーケにはわからない。だがハルトウは全てを隠し通すのは難しいと考え始めていた。
あまり過剰にヴーケをかばっているとパーティーの雰囲気が悪くなっていきそうだし、彼女の秘密は別に隠さないといけないようなまずいものでもない。ただし人間と魔人の合いの子であると言うのは別だ。
考え込むハルトウ、責められて釈然としないチカ、そんな空気が漂う居間で黙々とシチューにパンを浸して食べるヴーケ。そんな風に屋内が静かになると余計に聞こえてくるのが表の喧騒だ。そういえば他の面子はどこへ行ったのだろうかとヴーケは辺りを見回した。
そんな時――――
「来たー! 本当に帰って来たぞ! 開放するって言うのは本当だったんだ!」
「まさか無傷で戻ってくるとは驚いた!」
「交換条件はどうしたんだ? 一体どうなってるんだろうな」
突然外が騒がしくなり、チカとハルトウも慌てた様子で療養所を飛び出していった。自分も行くべきかと悩んだヴーケだったが、パンがあとふた切れ残っているので急いでほおばりミルクを飲み干す。
だがそこで魔導通信が入ってきた。
『姫様? 今よろしいでしょうか。ご言いつけの通り人質を解放しましたのでご報告差し上げます。もちろん帰る間際に最後の食事を与えておきましたよ。それでこの最後の一人はいかがいたしましょうか。まだ魅了が解けていないので大人しくしてはおりますが、なんせこちらは軍隊ですから、婦女子が一人で捕虜となっているのはいささか哀れではございませぬか?』
『てゆうかそこまで考えてなかったょ。とりまちゃンとした部屋をあてがって大切にしといてもらえるカナ? てゆうかアタシも今は抜けらンないカラ夜になったら様子見に行くネ』
『かしこまりました。どのタイミングで帰すのか悩みどころですねえ。いっそこのまま寝返ってもらえると面倒がないんですが、さすがに本人も望まないでしょうな』
『てゆうかサノっちってば無茶ゆぃ過ぎンくない? ぶっちゃけ本人が希望したっても家族もいるンだから連れ帰っちゃダメしょ。てか王国軍の司令部に女の子がいたことにビックリだけどネ』
『左様ですなあ。マイナト王国は徹底した能力主義と聞きますから、女性でも優秀なら軍幹部登用があると言うことでしょう。そこは魔王国軍とは違いますね。なんせ我らにとって子を産む女性は貴重過ぎる存在ですから』
『てゆうかなんで元は同じ人族なのに魔人だけ百年に一度しか子供産めないんだろうネ。てゆうかそンなンすぐ絶滅の危機ジャン。寿命の関係なのカナ?』
『ええっ!? 本当に魔人と人間はもともと同じ種族だったのですか? それは初耳でございます。さすが姫様は博識であらせられますな』
『てゆうかそれってアタシの創作だったっけアハッ。神様が乗り移ったアタシってば変なことゆぃすぎぃ。覚えてなぃからって無責任過ぎン?』
『ああ、そういうことでしたか…… 無責任と言われても姫様自身がされたことですし、私に聞かれても困りますがねえ』
『てゆうかサノッチさぁ。今度会ったらちゃんと覚えとくょぅにゆっとぃてネ。なんでそンなンなっちゃったンだろなぁ。ぶっちゃけ人格形成を自分にかけるのって慣れてなぃンだょねぇ』
まったくの他人事として文句を言っているが、自己暗示の魔法で記憶が失われるなどと聞いたことが無かったので無理はない。彼女へいちから魔法を教えてたゴンゴルゾーからもそんな注意を聞かされていなかった。
多少の疑問は感じるものの今はそれどころではない。サーノウの報告通り人質は解放され、たった今ウオーヌ=マサンまで帰ってきたのだ。もちろん表の騒ぎようはそのためである。
事情を把握したヴーケは、残ったパンのかけらで皿のシチューを拭って最後の一口を食べ終える。そして、急いで食べて損したと一人悔しがるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる