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第二章:目指せ婚約破棄
15.望みは婚約破棄
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たった今、愛を確かめ合ったはずの相手から出た言葉とは思えなかったらしく、王子はあっけにとられ呆けたように棒立ちしていた。そんな王子へと話には続きがあることを伝えたシンデレラは、そっと彼をソファへ戻してから話を続けた。
「もしかしたらわたしは悪魔との戦いで命を落とすかもしれません。そうでなくともさらわれてしまえば、こちらの世界へは二度と戻ってこられないでしょう。その場合に備えてお世継ぎを残せるよう準備しておいていただきたいのです」
「だがもし無事に事が済んだら? 王国では一夫一妻と定められているし、死別以外の離縁や再婚も認めていないのだよ?」
「これはわたしのわがままも含むのですが…… 先に申し上げたようにわたしには男女二つの人格があります。女性としてのわたしは殿下へ嫁ぎたいと考えております。ですが前世から受け継いだ男性人格はそうではないのです」
「男同士だから世継ぎを作れないと? だが肉体はここにいるシンデレラという女性そのものだろう? 人格がどうであっても問題はないと思うのだがね」
灰賀としてはこの王子にどこから突っ込んでいいかわからなかった。普通に考えて男同士でナニをナニするなんて抵抗感があって当然なのに。このナルオー王国でもそれは大して変わらず、そういう趣向の者も確かにいるが別に当たり前でも一般的でもない。
「殿下はいろいろと寛容すぎます…… あまり具体的に言うのは恥ずかしいのですが、世継ぎを作る行為を男性同士で―― その…… いやだと……」
「行為自体は手段にしか過ぎないからな。王族としては今回のように自分で相手を探して選ぶことができただけで恵まれているのだよ。父も祖父も長老会で決めた順に従い、対象の貴族から母たちを迎えただけだ。だから僕にも決められた相手がいないわけではない。キミがどうしても受け入れないと言うなら変更は可能だよ」
「いえ、決して受け入れがたいわけではないのです。ただそこには葛藤があり素直に受け入れることが難しいだけ…… なのですべてが終わってお互いが無事であったなら、その時に改めて決め直すと言うことでいかがでしょう」
「そうか、キミはキミ自身の中でキミ同士戦っているわけだな? まことに面白い、なおさらそばにいて欲しいという気持ちを強くしたよ。すべてを終わらせたときにいい答えをもらえるよう願っておこう」
いったいこの王子の考え方はなんなのだろう。まさに寛容と言うほかない。下女だと思われていたシンデレラに対し、身分を気にしないところから始まったので理解できなくもないが、それにしてもストライクゾーンが広すぎて理解が追いつかない灰賀である。
しかも灰賀自身、この王子に対し好ましい感情を抱いているのも事実だった。それは同性ゆえの嫌悪感を超えたなにか、友情とも愛情とも違うまったく未知の感情と言えた。
『まさかオレはこの王子と結婚してに抱かれてもいいとか思い始めちゃってるんじゃないだろうな? 信じたくないしそうなりたくないから何とかするしかないぜ。これもみんなあのババアのせいだ……』
そんなことを考えた瞬間、またもや王子が石像のように固まってしまった。なるほど、これは明らかにアイツの出番と言うことなのだろうと灰賀はひとりうなずいた。
『だからアンタは人をババア呼ばわりするんじゃないよ。どうやらある程度腹をくくれたようだから、ひとつ提案してやろうとやってきてやったのじゃぞ?』
『だがその言葉に反応してやってきたんじゃないのか? それともまさか四六時中監視してるんじゃないだろうな?』
『いらぬ詮索はおやめよ。前の前の人生では言われたことだけをきっちりこなす何の面白味もない男だったじゃろうが。それに前回も仕事に没頭するだけのつまらない人生じゃ。それに比べりゃ今回は相当楽しんでいると思うのじゃがな』
『世界の危機とか言われて楽しんでいられるかってんだ。まったく自分は高みの見物だから気楽なもんだな。こっちは貞操の危機まで感じてるんだぜ?』
『だからそれを解消してやろうかと思ってやってきたんじゃないか。ワシにはどうにもできないと思っていたんじゃが、愛の魔女ならどうやら解消できそうなんじゃ』
『マジか!? だったらとっとと何とかしてくれ。あいにくオレはノン毛なもんでな。そういうやつらを否定はしないが自分はそうしたくないってくらいわかってくれるだろ?』
『うむ、それはワシも理解しとるから最初に謝ったではないか。だがこの件に関してはお主が適任であったことは間違いない。なんといっても地味で地道なことでもきっちりこなしてくれるからのう』
『それは力を蓄えるためにただひたすら歩くことを言っているんだろ? あんなの誰だってできるさ。次の日に持ち越せればもっとやる気が出たけどな』
『そこじゃよ。自分の努力が翌日には無に帰すとわかっていて続けられるものはそういないじゃろうて。その点お主は意味がないとわかっていても早起きして歩いてみたり、座学の最中にこっそり足踏みしてみたりと努力を怠らん』
『なんかバカにされてないか? それよりもこの貞操の危機を何とかできるなら早くやってくれ。さっきもどうなることかとひやひやしてたんだからな』
『なにか勘違いしているようじゃが貞操の危機を救えるなぞとは言っておらんぞ? ワシの提案は簡単なこと、色濃く残っている前回の人格を変えることじゃ。とはいっても記憶が完全になくなるわけではない。男としての感情をすべて消すと言うことじゃ。さすれば残るのは現在の女としての感情のみじゃろ? ただし代わりに今まで感じてきた男としての感情や思考はすべて消えるがの』
『ま、待ってくれ、それってもしかして初めから女だったことになるってことか? 確かにそれでも困りはしないだろうが、いまオレがこうして抱いている感情や葛藤、それに今までの経験や性格は変わっちまうってことか?』
『むろんすべて変わってしまうじゃろうな。記憶は変わらないはずじゃから、なんでこんなことしたのかとか、恋愛の記憶などで整合性が取れなくはなると思うが、しょせんは過去のこと、気にせんでもいいじゃろうて』
確かにこの先悪魔との戦いに勝ったとしたらシンデレラとして生きていくのだ。男人格がなければすんなりと王子の嫁に収まるだろうし、シンデレラ本人もそれを望んでいるはずだ。
しかし肝心のオレはどうなるのかと灰賀は考え込んでしまった。今こうして不満不安、葛藤や危機を感じているのは灰賀自身が男だったからであるのは間違いない。
それに王子に抱き始めている複雑な感情の正体も、永遠にわからなくなってしまうと言うことになる。風呂に入るたびの罪悪感が無くなるのは助かるが……
『なあ、それは今ここですぐに決めないといけないのか? たとえば悪魔との戦いが終わってから決めても構わないよな?』
『うむ、構わんぞ? ただ後回しにすればするほど悩むような気もするがな。何かを決めると言うのは得てしてそういうもんじゃろう? じっくり考えて正答が導けるのならお主も今頃こんなところにおらんじゃろうて』
おそらく刻の魔女は熟考のうえで実行に移した労基への告発について言っているのだろう。確かにあの時は頭に血が上って上司へ押しかけようとしたのをこらえた結果、結局裏目に出てしまった気もしている。
だがそれもはるか昔のことに感じているし、灰賀がいまさら考え直してももとには戻れない。今は二重性のまま生きるか、純粋な女性として生きるかを選べるとことだけを覚えておこうと心の中へしまいこんだ。
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本作品をお読みくださいまして誠にありがとうございました。数ある作品の中から拙作をクリックしてくださったこと感謝いたします。少しでも楽しめたと感じていただけたならその旨お伝えくださいますと嬉しいです。
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「だがもし無事に事が済んだら? 王国では一夫一妻と定められているし、死別以外の離縁や再婚も認めていないのだよ?」
「これはわたしのわがままも含むのですが…… 先に申し上げたようにわたしには男女二つの人格があります。女性としてのわたしは殿下へ嫁ぎたいと考えております。ですが前世から受け継いだ男性人格はそうではないのです」
「男同士だから世継ぎを作れないと? だが肉体はここにいるシンデレラという女性そのものだろう? 人格がどうであっても問題はないと思うのだがね」
灰賀としてはこの王子にどこから突っ込んでいいかわからなかった。普通に考えて男同士でナニをナニするなんて抵抗感があって当然なのに。このナルオー王国でもそれは大して変わらず、そういう趣向の者も確かにいるが別に当たり前でも一般的でもない。
「殿下はいろいろと寛容すぎます…… あまり具体的に言うのは恥ずかしいのですが、世継ぎを作る行為を男性同士で―― その…… いやだと……」
「行為自体は手段にしか過ぎないからな。王族としては今回のように自分で相手を探して選ぶことができただけで恵まれているのだよ。父も祖父も長老会で決めた順に従い、対象の貴族から母たちを迎えただけだ。だから僕にも決められた相手がいないわけではない。キミがどうしても受け入れないと言うなら変更は可能だよ」
「いえ、決して受け入れがたいわけではないのです。ただそこには葛藤があり素直に受け入れることが難しいだけ…… なのですべてが終わってお互いが無事であったなら、その時に改めて決め直すと言うことでいかがでしょう」
「そうか、キミはキミ自身の中でキミ同士戦っているわけだな? まことに面白い、なおさらそばにいて欲しいという気持ちを強くしたよ。すべてを終わらせたときにいい答えをもらえるよう願っておこう」
いったいこの王子の考え方はなんなのだろう。まさに寛容と言うほかない。下女だと思われていたシンデレラに対し、身分を気にしないところから始まったので理解できなくもないが、それにしてもストライクゾーンが広すぎて理解が追いつかない灰賀である。
しかも灰賀自身、この王子に対し好ましい感情を抱いているのも事実だった。それは同性ゆえの嫌悪感を超えたなにか、友情とも愛情とも違うまったく未知の感情と言えた。
『まさかオレはこの王子と結婚してに抱かれてもいいとか思い始めちゃってるんじゃないだろうな? 信じたくないしそうなりたくないから何とかするしかないぜ。これもみんなあのババアのせいだ……』
そんなことを考えた瞬間、またもや王子が石像のように固まってしまった。なるほど、これは明らかにアイツの出番と言うことなのだろうと灰賀はひとりうなずいた。
『だからアンタは人をババア呼ばわりするんじゃないよ。どうやらある程度腹をくくれたようだから、ひとつ提案してやろうとやってきてやったのじゃぞ?』
『だがその言葉に反応してやってきたんじゃないのか? それともまさか四六時中監視してるんじゃないだろうな?』
『いらぬ詮索はおやめよ。前の前の人生では言われたことだけをきっちりこなす何の面白味もない男だったじゃろうが。それに前回も仕事に没頭するだけのつまらない人生じゃ。それに比べりゃ今回は相当楽しんでいると思うのじゃがな』
『世界の危機とか言われて楽しんでいられるかってんだ。まったく自分は高みの見物だから気楽なもんだな。こっちは貞操の危機まで感じてるんだぜ?』
『だからそれを解消してやろうかと思ってやってきたんじゃないか。ワシにはどうにもできないと思っていたんじゃが、愛の魔女ならどうやら解消できそうなんじゃ』
『マジか!? だったらとっとと何とかしてくれ。あいにくオレはノン毛なもんでな。そういうやつらを否定はしないが自分はそうしたくないってくらいわかってくれるだろ?』
『うむ、それはワシも理解しとるから最初に謝ったではないか。だがこの件に関してはお主が適任であったことは間違いない。なんといっても地味で地道なことでもきっちりこなしてくれるからのう』
『それは力を蓄えるためにただひたすら歩くことを言っているんだろ? あんなの誰だってできるさ。次の日に持ち越せればもっとやる気が出たけどな』
『そこじゃよ。自分の努力が翌日には無に帰すとわかっていて続けられるものはそういないじゃろうて。その点お主は意味がないとわかっていても早起きして歩いてみたり、座学の最中にこっそり足踏みしてみたりと努力を怠らん』
『なんかバカにされてないか? それよりもこの貞操の危機を何とかできるなら早くやってくれ。さっきもどうなることかとひやひやしてたんだからな』
『なにか勘違いしているようじゃが貞操の危機を救えるなぞとは言っておらんぞ? ワシの提案は簡単なこと、色濃く残っている前回の人格を変えることじゃ。とはいっても記憶が完全になくなるわけではない。男としての感情をすべて消すと言うことじゃ。さすれば残るのは現在の女としての感情のみじゃろ? ただし代わりに今まで感じてきた男としての感情や思考はすべて消えるがの』
『ま、待ってくれ、それってもしかして初めから女だったことになるってことか? 確かにそれでも困りはしないだろうが、いまオレがこうして抱いている感情や葛藤、それに今までの経験や性格は変わっちまうってことか?』
『むろんすべて変わってしまうじゃろうな。記憶は変わらないはずじゃから、なんでこんなことしたのかとか、恋愛の記憶などで整合性が取れなくはなると思うが、しょせんは過去のこと、気にせんでもいいじゃろうて』
確かにこの先悪魔との戦いに勝ったとしたらシンデレラとして生きていくのだ。男人格がなければすんなりと王子の嫁に収まるだろうし、シンデレラ本人もそれを望んでいるはずだ。
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それに王子に抱き始めている複雑な感情の正体も、永遠にわからなくなってしまうと言うことになる。風呂に入るたびの罪悪感が無くなるのは助かるが……
『なあ、それは今ここですぐに決めないといけないのか? たとえば悪魔との戦いが終わってから決めても構わないよな?』
『うむ、構わんぞ? ただ後回しにすればするほど悩むような気もするがな。何かを決めると言うのは得てしてそういうもんじゃろう? じっくり考えて正答が導けるのならお主も今頃こんなところにおらんじゃろうて』
おそらく刻の魔女は熟考のうえで実行に移した労基への告発について言っているのだろう。確かにあの時は頭に血が上って上司へ押しかけようとしたのをこらえた結果、結局裏目に出てしまった気もしている。
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