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第三章:激しくも長き決戦
17.悪魔の出現
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魔物発生減少の確認後、魔界門発生予測地点近くに観測所が建てられた。とはいえあまり近いと危険だと判断し遠眼鏡で確認できるギリギリの距離である。
「この距離で実態があるかどうかわかりますでしょうか。そもそも誰も形を知らないし、見えるものなのかどうかも不明ですからね…… やはり近くまで行って定期的に確認したほうがいいのではないでしょうか」
「とんでもございません! 姫様に何かあったら大事になります。もし確認へ行くのであれば騎士団から斥候を出しますからどうぞ早まった真似をしないでください」
王子の留守を預かる騎士団長は。泣きそうな顔になりながら今にも飛び出しそうなシンデレラを止めようとする。きっとシンデレラなら大丈夫だとしても、一人で行かせたことが知れたら王子の怒りを買うに違いない。
そんなことを数日繰り返したところでいよいよその正体が見えてきた。騎士団で一番遠くが見えると言うことで抜擢された監視係が、予測地点の異変を察知したのである。
「団長! 先ほどから大気の揺らぎが始まったように感じます。はっきりではありませんが向こう側が歪んで見えるのです。ただほんのわずかなので遠方であることの影響かもしれません」
「うーむ、これはいよいよ斥候を出してみないといけないだろう。よし、早馬の用意、はいかんな。魔物化してしまうと困る。かなり少なくなったとはいえ皆無ではないのだから歩いていくしかないだろう」
「それならやはりわたしが適任なのではありませんか? 今朝からすでに一万歩ほど歩いていますから大分速く走れます。それにもしも何かと遭遇したなら前哨戦として相手の強さも図れるでしょう」
「確かに適任ではあるのですが…… それでは斥候員として二名は連れて行ってください。ここから半分の距離まで行って一名、さらにもう半分にもう一名を置いて状態が確認できるか確かめさせましょう」
「そうですね、場合によってはこの観測所を移動することも考えるべきかもしれません。ですが連れて行くのはこちらの迎撃隊からにいたしましょう。そのための部隊なのですから。騎士団は予定通り、陸空の監視と防衛準備を怠らないようお願いします」
「ははっ、承知しました。それでは各部隊へ伝令! 戦闘の日は近い。気を抜かず常に最大警戒で待機するように、だ」
騎士団長の命を受けた伝令団員は、後方で待機している防衛部隊へと向かって走り出した。ここから城下町まではいくつかの防衛線が引いてあるため伝令だけでも一苦労である。通信機器がないと言う不便さに歯ぎしりするシンデレラだった。
「ではこちらもまいりましょう。イルマルさんとフタウズさんにお願いします。観測地点にとどまっている最中に危険を察知した場合は、この花火を上げてからすぐにこちらまで戻ってくること。よろしいですね?」
「かしこまりました。私のほうが足が速いので近くまで行きましょう。フタウズは第一ポイントを頼むと言うことでよろしいでしょうか」
「はい、それで大丈夫です。お二人ともよろしいですか? 今回は見てくるだけですから決して無理はいけませんよ?」
「そのお言葉、姫様にそのままお返しいたしましょう。何があっても大丈夫だとは思いますが念のため……」
こうして無口なフタウズと頭の回るイルマルを連れて、シンデレラ率いる迎撃隊の斥候は初陣に出発した。残された隊員たちはうらやましそうに見送っていたが、本来であれば危険な場所へおもむくことに魅力があるはずがない。
だが毎日訓練ばかりで飽き飽きしているのか、それとも悪魔を早く撃滅したいのか、ほとんどの隊員は実戦を待ち望んでいた。だからこそ、しっかりと平常心を保てているように見える二人を選んだのだ。
やがて三人は予定通り観測所と予測地点の半分の位置までやってきた。ここまで来ると大気のゆがみが遠眼鏡越しで確認できる。しかし確かに視界が歪んではいるのだが、なにかの実態があるとは思えない。
ここへフタウズを待機させ監視を命じてから次の地点へと向かった。次の目標地点はそのまた半分、つまり観測所から見て四分の三の距離だけ近づくことになる。
さすがにここまで来ると肉眼でも揺らぎが確認でき緊張感が高まってきた。さらにはイルマルが他の異変に気付いたようだ。
「姫様、なにか聞こえないでしょうか。獣が鳴くような苦しそうな声? ただの異音かもしれませんが確かに聞こえます」
「―――― 言われてみれば…… これは何かしら、獣の苦しむ声? イルマルさんはここにいてください。わたしはもう少し近くまで行ってきますから」
イルマルを予定の場所へ残し、シンデレラは一人で走り始めた。お供がいなくなり身軽になったおかげで、駆け出した瞬間まるで消えるように走り出す。あっけにとられるイルマルはすでにはるか後方である。
魔界門出現予測地点のすぐそばまでやってきたシンデレラは、不浄の大気があふれ出している場所が明らかに空気感が違うことに気が付いた。その場所は遠くから景色が歪んで見えたのも納得で、地表に近い空間に裂け目ができており何かが湧き出ているようだ。
『これが魔界との境界、空間の割れ目なのだろう。ここから魔界門とやらが出てくると思えばよさそうだ。とはいってもその前に閉じるすべはなさそうだな』
灰賀は冷静に状況を観察し、できる限り情報を集めようとする。そこで気が付いたのは生物に対する影響だった。獣たちがその場所近くを通過すると苦しそうにもがきはじめ、個体によっては泡を吹いて倒れているではないか。
『きっと今までなら魔物化してたのだろう。それが不浄の大気とやらが濃くなってきたせいで、動物が耐え切れなくなったと考えられそうだ。そうか、つまり王子も―― 殿下もきっとあの獣たちのように苦しんでいるのだわ』
王子のことを考えると、あっという間に灰賀の精神はどこか片隅へと追いやられ、彼を愛するシンデレラの感情が優勢となってしまう。そんな彼女は目の前でもだえ苦しむ動物たちに重ね、城で安静にしている王子の身を案じるのだった。
こうしてしばらく観察していたが学者ではないので難しい分析ができるわけでもない。現状を説明できる程度はできるだろうと引き上げようと立ち上がった。
だがその時―― 割れ目からなにか黒い物体が染み出てくるのが見えた。
『あれはなにかしら!? まさか悪魔!?』
不安は的中し、その黒いものはだんだんとなにかを形作っていく。ほどなくして現れたのは大きさは小さいながらコウモリのような羽を持った人型とは言えないが獣でもない姿だった。
いうなればそれはノートルダム大聖堂のガーゴイル像をディフォルメしたような姿であり、生物と言えそうな気もするがこの場合はまさしく悪魔だろう。このままではどこかへ行って被害が出るかもしれない。
皆には慎重に行動し無理はしないよう言っている手前どうしようかと考えたが、やるなら今しかないとも考えてしまった。そして結局、腰に回したベルトからダーツを一本手に取った。これは城詰めの武器職人に頼んで作ってもらった投擲武器である。
魔物たちと戦うと大口をたたいたシンデレラだが、彼女にできるのは、せいぜいねずみを追いかけるようにほうきやモップを振り回すか、皿を投げるくらいだろう。
そして灰賀もまた、格闘技どころかスポーツの経験も大してない。かろうじて大学時代にはまっていたダーツが得意な程度であるため、武器として作ってもらったのだった。
『では参りますわよ。うまく当たってくれるといいのだけれど――』
シンデレラは、本当に実態があるのかも含めて確認するつもりで、小さなガーゴイルへ向かってダーツを投げた。すると見事命中し、ガーゴイルははじけ飛ぶようにバラバラになりチリ状に消えていった。
念のためあたりを見回したが、どうやら悪魔はあの一体のみの様だ。おそらくは斥候としてついてきていたイルマルも確認してくれたことだろう。いったん戻って策を練ろうと、シンデレラは来た道を戻るように走り始めた。
「この距離で実態があるかどうかわかりますでしょうか。そもそも誰も形を知らないし、見えるものなのかどうかも不明ですからね…… やはり近くまで行って定期的に確認したほうがいいのではないでしょうか」
「とんでもございません! 姫様に何かあったら大事になります。もし確認へ行くのであれば騎士団から斥候を出しますからどうぞ早まった真似をしないでください」
王子の留守を預かる騎士団長は。泣きそうな顔になりながら今にも飛び出しそうなシンデレラを止めようとする。きっとシンデレラなら大丈夫だとしても、一人で行かせたことが知れたら王子の怒りを買うに違いない。
そんなことを数日繰り返したところでいよいよその正体が見えてきた。騎士団で一番遠くが見えると言うことで抜擢された監視係が、予測地点の異変を察知したのである。
「団長! 先ほどから大気の揺らぎが始まったように感じます。はっきりではありませんが向こう側が歪んで見えるのです。ただほんのわずかなので遠方であることの影響かもしれません」
「うーむ、これはいよいよ斥候を出してみないといけないだろう。よし、早馬の用意、はいかんな。魔物化してしまうと困る。かなり少なくなったとはいえ皆無ではないのだから歩いていくしかないだろう」
「それならやはりわたしが適任なのではありませんか? 今朝からすでに一万歩ほど歩いていますから大分速く走れます。それにもしも何かと遭遇したなら前哨戦として相手の強さも図れるでしょう」
「確かに適任ではあるのですが…… それでは斥候員として二名は連れて行ってください。ここから半分の距離まで行って一名、さらにもう半分にもう一名を置いて状態が確認できるか確かめさせましょう」
「そうですね、場合によってはこの観測所を移動することも考えるべきかもしれません。ですが連れて行くのはこちらの迎撃隊からにいたしましょう。そのための部隊なのですから。騎士団は予定通り、陸空の監視と防衛準備を怠らないようお願いします」
「ははっ、承知しました。それでは各部隊へ伝令! 戦闘の日は近い。気を抜かず常に最大警戒で待機するように、だ」
騎士団長の命を受けた伝令団員は、後方で待機している防衛部隊へと向かって走り出した。ここから城下町まではいくつかの防衛線が引いてあるため伝令だけでも一苦労である。通信機器がないと言う不便さに歯ぎしりするシンデレラだった。
「ではこちらもまいりましょう。イルマルさんとフタウズさんにお願いします。観測地点にとどまっている最中に危険を察知した場合は、この花火を上げてからすぐにこちらまで戻ってくること。よろしいですね?」
「かしこまりました。私のほうが足が速いので近くまで行きましょう。フタウズは第一ポイントを頼むと言うことでよろしいでしょうか」
「はい、それで大丈夫です。お二人ともよろしいですか? 今回は見てくるだけですから決して無理はいけませんよ?」
「そのお言葉、姫様にそのままお返しいたしましょう。何があっても大丈夫だとは思いますが念のため……」
こうして無口なフタウズと頭の回るイルマルを連れて、シンデレラ率いる迎撃隊の斥候は初陣に出発した。残された隊員たちはうらやましそうに見送っていたが、本来であれば危険な場所へおもむくことに魅力があるはずがない。
だが毎日訓練ばかりで飽き飽きしているのか、それとも悪魔を早く撃滅したいのか、ほとんどの隊員は実戦を待ち望んでいた。だからこそ、しっかりと平常心を保てているように見える二人を選んだのだ。
やがて三人は予定通り観測所と予測地点の半分の位置までやってきた。ここまで来ると大気のゆがみが遠眼鏡越しで確認できる。しかし確かに視界が歪んではいるのだが、なにかの実態があるとは思えない。
ここへフタウズを待機させ監視を命じてから次の地点へと向かった。次の目標地点はそのまた半分、つまり観測所から見て四分の三の距離だけ近づくことになる。
さすがにここまで来ると肉眼でも揺らぎが確認でき緊張感が高まってきた。さらにはイルマルが他の異変に気付いたようだ。
「姫様、なにか聞こえないでしょうか。獣が鳴くような苦しそうな声? ただの異音かもしれませんが確かに聞こえます」
「―――― 言われてみれば…… これは何かしら、獣の苦しむ声? イルマルさんはここにいてください。わたしはもう少し近くまで行ってきますから」
イルマルを予定の場所へ残し、シンデレラは一人で走り始めた。お供がいなくなり身軽になったおかげで、駆け出した瞬間まるで消えるように走り出す。あっけにとられるイルマルはすでにはるか後方である。
魔界門出現予測地点のすぐそばまでやってきたシンデレラは、不浄の大気があふれ出している場所が明らかに空気感が違うことに気が付いた。その場所は遠くから景色が歪んで見えたのも納得で、地表に近い空間に裂け目ができており何かが湧き出ているようだ。
『これが魔界との境界、空間の割れ目なのだろう。ここから魔界門とやらが出てくると思えばよさそうだ。とはいってもその前に閉じるすべはなさそうだな』
灰賀は冷静に状況を観察し、できる限り情報を集めようとする。そこで気が付いたのは生物に対する影響だった。獣たちがその場所近くを通過すると苦しそうにもがきはじめ、個体によっては泡を吹いて倒れているではないか。
『きっと今までなら魔物化してたのだろう。それが不浄の大気とやらが濃くなってきたせいで、動物が耐え切れなくなったと考えられそうだ。そうか、つまり王子も―― 殿下もきっとあの獣たちのように苦しんでいるのだわ』
王子のことを考えると、あっという間に灰賀の精神はどこか片隅へと追いやられ、彼を愛するシンデレラの感情が優勢となってしまう。そんな彼女は目の前でもだえ苦しむ動物たちに重ね、城で安静にしている王子の身を案じるのだった。
こうしてしばらく観察していたが学者ではないので難しい分析ができるわけでもない。現状を説明できる程度はできるだろうと引き上げようと立ち上がった。
だがその時―― 割れ目からなにか黒い物体が染み出てくるのが見えた。
『あれはなにかしら!? まさか悪魔!?』
不安は的中し、その黒いものはだんだんとなにかを形作っていく。ほどなくして現れたのは大きさは小さいながらコウモリのような羽を持った人型とは言えないが獣でもない姿だった。
いうなればそれはノートルダム大聖堂のガーゴイル像をディフォルメしたような姿であり、生物と言えそうな気もするがこの場合はまさしく悪魔だろう。このままではどこかへ行って被害が出るかもしれない。
皆には慎重に行動し無理はしないよう言っている手前どうしようかと考えたが、やるなら今しかないとも考えてしまった。そして結局、腰に回したベルトからダーツを一本手に取った。これは城詰めの武器職人に頼んで作ってもらった投擲武器である。
魔物たちと戦うと大口をたたいたシンデレラだが、彼女にできるのは、せいぜいねずみを追いかけるようにほうきやモップを振り回すか、皿を投げるくらいだろう。
そして灰賀もまた、格闘技どころかスポーツの経験も大してない。かろうじて大学時代にはまっていたダーツが得意な程度であるため、武器として作ってもらったのだった。
『では参りますわよ。うまく当たってくれるといいのだけれど――』
シンデレラは、本当に実態があるのかも含めて確認するつもりで、小さなガーゴイルへ向かってダーツを投げた。すると見事命中し、ガーゴイルははじけ飛ぶようにバラバラになりチリ状に消えていった。
念のためあたりを見回したが、どうやら悪魔はあの一体のみの様だ。おそらくは斥候としてついてきていたイルマルも確認してくれたことだろう。いったん戻って策を練ろうと、シンデレラは来た道を戻るように走り始めた。
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