22 / 158
仮契約と本契約
しおりを挟む
僕と咲は今並んで座っている。いや、並んでいるどころかぴったりと密着しているのだ。もちろん僕は心臓がバクバクと激しく脈打っていて、その音がすぐ隣の咲に聞こえてるんじゃないかと思うくらいだ。
しかし緊張している僕のことなど気にする様子もなく、咲はごく普通に会話を始めた。
「そういえば今日はどうだったかしら?
遅刻したらお昼にあんなことするなんて知らなかったわ、なんだか悪いことしたみたいね」
「いや、遅刻した僕が悪いんだから気にしないでくれよ。
それよりその後の方が大変というか面倒だったんだ」
「ええ、でもキミは約束を守ってくれたでしょう?」
「まあね、人のせいにするのはカッコ悪いし、すべての結果の責任は自分にあるんだから当然さ」
「そっちじゃないわよ、三つめの約束のことよ」
三つめとは咲以外の女子を好きにならないこと、だ。確かに今日はいつもより女子から声をかけられることが多かったし、部活の後にはあんなこともあった。
とは言っても一方的に押しかけられた女子にホイホイとなびく僕ではない。咲もそんなことはわかってている癖に、わざと言っているように思えてならない。
「でも本当に知りたいのは練習の調子のことだけどね」
ああそうだ、それは僕も知りたいところだったんだ。
「そっちか、練習はすごく調子良かったよ。
それで僕も蓮根さんに聞きたいことがあったんだ」
「君、から蓮根さん、は進展に感じないこともないけどかえってよそよそしいわ。
咲って呼んでくれないかしら?」
「いや、でも…… 学校でも会うわけだし……」
「学校で話をする機会なんてないじゃない、だから二人でいるときは距離を縮めてほしいのよ」
「う、うん、じゃあ…… 咲に聞きたいことがあるんだ」
やばい、これは思ったよりも照れくさい。けど確かにぐっと親密度が上がったように感じるのは確かだ。
「なあに? キミの調子が良すぎて恐くなったの?
それともその調子の良さが私と関係あるのか知りたいのかしら?
もしかしたら両方かもしれないわね」
まさにその通りだ。昨日と今日の調子の落差は普通じゃ考えられないほどだった。それが咲と僕の関係に何か影響を受けたものなのか気になっている。
「今朝話したことの繰り返しになるけど、契約と約束、覚えているかしら?」
僕は大きく頷いた。
「契約とは私とキミの間で力を高めあうようお互いに働きかけること。
そしてそれを続けていくためには約束も守り続けることが必要になるわ」
「力を高めあう?
じゃあ僕が今日練習で感じた調子の良さは、自分の持っている本当の力ではないって意味?
それに咲はそれで何を得ることになるんだ?」
「そこは勘違いしてはいけないところね。
あくまでも自分の持っている能力以上に力を得ることはできないのよ。
普段はキミが持っている能力すべてを発揮できているわけじゃないわ。
でも私にはそれを少しだけ引き出すことができるということよ」
「それこそおとぎ話だ、とても信じられないよ。
でも調子が良かったのは確かだし…… どういうことなんだろう」
いつの間にか密着している咲の事は気にならなくなっていて、それよりもこの不思議な事実についてが頭の中を混乱させていた。
咲はそんな僕の考えを見透かしているのか、やさしくゆっくりと語り掛ける。
「あまり難しく考えないで事実を受け入れてくれたらいいのよ。
昨日は調子よくなかったんでしょう?」
「ああ、そうだよ、それも関係があるのかい?」
「初めてだから余計にそうだったんだけど、私がキミから精気をいただいたのよ。
それでその日に使える力が少なくなってしまったと言えばわかりやすいかしら」
そういえばそんなことを言っていたな。精気って言うのがどういうものかわからないけど、この場合はまさかいやらしい意味なのだろうか……
「なにか変なこと想像しているようだけど、そういう意味じゃないわよ。
人を動かすために必要な力の源ってところね」
また心の中を見透かされた僕の顔は赤くなっているかもしれない。なんだか顔が熱くなってきた。
「キミはその、僕の精気を取ることにメリットがあるということなのか?」
「ふふ、それは内緒よ、どちらにせよまだ仮契約だしね」
「仮契約? それってどういう意味?」
「まだキミは子供だから本契約はできないの。
もしこのままずっと約束を守り続けることができて、今と変わらず純粋でいてくれたならその先へ進むことができるわ」
「子供って…… 咲だって同い年じゃないか。
それにその先って大人になるまでってこと?」
「うふふ、そうね、お互いまだ子供かもしれないわね。
その先というのがが年齢的な大人という定義に当てはまるのかははっきり示せないけど、少なくとも心身ともに成熟してからってとこかしら」
心身ともに成熟、か。少なくとも親のすねをかじっている間ではなさそうだ。一人の男として、人間として自立した後のことなのだろうか。ということはもしかして……
「あのさ、その、心身が成熟してからその先ってことはさ、しょ、将来的にその、け、けっ、結婚するって意味?」
「キミがその時にそうしたいと願うなら実現するかもしれないわね。
でももし、その前に約束を守り切れずに契約が終わるかもしれないわ。
それに結婚というのはあくまで社会で定められた取り決めに過ぎないし、結局書類一枚提出するかどうかだけの形式的なものよ」
「確かにそうかもしれないけど、それを言ったら身も蓋もないね」
「ええ、だからそんな形式ばった契約でも必要だと考えるならすることもできるわ。
でもそんなことをしなくても、私とキミの間で精神と身体の交わりによる契りを持つことができれば本契約が締結され、その契約は永遠のものとなるの」
精神と身体の交わりって…… それはもしかしてキス以上のことって意味だろうか。咲は表情も変えずにさらっと言っているが、聞いているだけで恥ずかしくなってくる。
「永遠の約束ってことか。
確かに生半可な覚悟ではできなそうだし、少なくとも精神的にはかなりの成長を必要としそうだね」
「そうよ。
もし本契約後に約束を破るようなことがあったら、それまでに得たすべての加護を失うことになるわ。
裏を返せば、後々私から遠ざかりたくなった時には約束を破ればいいということね」
「それは三つの約束のことだよね?」
「本契約後の話に限れば二つ目、私以外の誰ともキスやそれ以上のことをしてはならない、ね。
それに三つめは私の願望に過ぎないわ、簡単に言えばヤキモチ焼きたくないのよ」
「なるほど、本契約になれば口外しても問題ないってことか。
三つめは確か他の人を好きにならないことだったけど、それにヤキモチってもしかして……」
「うふふ、乙女心をあまり勘ぐるのは良くないわ。
私がキミを誰にも渡したくないと考えていることだけわかってくれたらいいのよ」
うーん、結局はぐらかされてしまったけど、咲も僕に好意をもって接していることは間違いなさそうだ。それが例え何かしら自分の利益になるという意味だとしても今は深く考えないでおこう。
「でも約束と言っても守るのは難しくないだろうね。
僕は誰それ構わずいい顔したりはしない、そんな軽くて浮ついた男じゃないから問題ないさ」
「果たしてそうかしら? きっと今までとは周囲の見方が変わってくるわよ。
現に今日そんな気配を感じたんじゃないかしら」
確かに今日は女難の一日だったかもしれない。でもそれは昼休みに全校エールをやって目立ちすぎたせいだ。
それより、いつの間にか咲のペースにはまり普通に会話していたけど、内容は突拍子もない妄想的なものだし、全てを言葉通りに受け取ることは難しい。
それでも僕は咲に惹かれているという事実があり、咲は僕に関わろうとしてくる。それだけで日々の生活や練習にハリが出てくるなら、僕はあえてその妄言を信じてみることにした。
そんな僕の心をわかっているのかどうかわからないが、咲はこちらを向いて微笑みまた紅茶を飲んだ。
しかし緊張している僕のことなど気にする様子もなく、咲はごく普通に会話を始めた。
「そういえば今日はどうだったかしら?
遅刻したらお昼にあんなことするなんて知らなかったわ、なんだか悪いことしたみたいね」
「いや、遅刻した僕が悪いんだから気にしないでくれよ。
それよりその後の方が大変というか面倒だったんだ」
「ええ、でもキミは約束を守ってくれたでしょう?」
「まあね、人のせいにするのはカッコ悪いし、すべての結果の責任は自分にあるんだから当然さ」
「そっちじゃないわよ、三つめの約束のことよ」
三つめとは咲以外の女子を好きにならないこと、だ。確かに今日はいつもより女子から声をかけられることが多かったし、部活の後にはあんなこともあった。
とは言っても一方的に押しかけられた女子にホイホイとなびく僕ではない。咲もそんなことはわかってている癖に、わざと言っているように思えてならない。
「でも本当に知りたいのは練習の調子のことだけどね」
ああそうだ、それは僕も知りたいところだったんだ。
「そっちか、練習はすごく調子良かったよ。
それで僕も蓮根さんに聞きたいことがあったんだ」
「君、から蓮根さん、は進展に感じないこともないけどかえってよそよそしいわ。
咲って呼んでくれないかしら?」
「いや、でも…… 学校でも会うわけだし……」
「学校で話をする機会なんてないじゃない、だから二人でいるときは距離を縮めてほしいのよ」
「う、うん、じゃあ…… 咲に聞きたいことがあるんだ」
やばい、これは思ったよりも照れくさい。けど確かにぐっと親密度が上がったように感じるのは確かだ。
「なあに? キミの調子が良すぎて恐くなったの?
それともその調子の良さが私と関係あるのか知りたいのかしら?
もしかしたら両方かもしれないわね」
まさにその通りだ。昨日と今日の調子の落差は普通じゃ考えられないほどだった。それが咲と僕の関係に何か影響を受けたものなのか気になっている。
「今朝話したことの繰り返しになるけど、契約と約束、覚えているかしら?」
僕は大きく頷いた。
「契約とは私とキミの間で力を高めあうようお互いに働きかけること。
そしてそれを続けていくためには約束も守り続けることが必要になるわ」
「力を高めあう?
じゃあ僕が今日練習で感じた調子の良さは、自分の持っている本当の力ではないって意味?
それに咲はそれで何を得ることになるんだ?」
「そこは勘違いしてはいけないところね。
あくまでも自分の持っている能力以上に力を得ることはできないのよ。
普段はキミが持っている能力すべてを発揮できているわけじゃないわ。
でも私にはそれを少しだけ引き出すことができるということよ」
「それこそおとぎ話だ、とても信じられないよ。
でも調子が良かったのは確かだし…… どういうことなんだろう」
いつの間にか密着している咲の事は気にならなくなっていて、それよりもこの不思議な事実についてが頭の中を混乱させていた。
咲はそんな僕の考えを見透かしているのか、やさしくゆっくりと語り掛ける。
「あまり難しく考えないで事実を受け入れてくれたらいいのよ。
昨日は調子よくなかったんでしょう?」
「ああ、そうだよ、それも関係があるのかい?」
「初めてだから余計にそうだったんだけど、私がキミから精気をいただいたのよ。
それでその日に使える力が少なくなってしまったと言えばわかりやすいかしら」
そういえばそんなことを言っていたな。精気って言うのがどういうものかわからないけど、この場合はまさかいやらしい意味なのだろうか……
「なにか変なこと想像しているようだけど、そういう意味じゃないわよ。
人を動かすために必要な力の源ってところね」
また心の中を見透かされた僕の顔は赤くなっているかもしれない。なんだか顔が熱くなってきた。
「キミはその、僕の精気を取ることにメリットがあるということなのか?」
「ふふ、それは内緒よ、どちらにせよまだ仮契約だしね」
「仮契約? それってどういう意味?」
「まだキミは子供だから本契約はできないの。
もしこのままずっと約束を守り続けることができて、今と変わらず純粋でいてくれたならその先へ進むことができるわ」
「子供って…… 咲だって同い年じゃないか。
それにその先って大人になるまでってこと?」
「うふふ、そうね、お互いまだ子供かもしれないわね。
その先というのがが年齢的な大人という定義に当てはまるのかははっきり示せないけど、少なくとも心身ともに成熟してからってとこかしら」
心身ともに成熟、か。少なくとも親のすねをかじっている間ではなさそうだ。一人の男として、人間として自立した後のことなのだろうか。ということはもしかして……
「あのさ、その、心身が成熟してからその先ってことはさ、しょ、将来的にその、け、けっ、結婚するって意味?」
「キミがその時にそうしたいと願うなら実現するかもしれないわね。
でももし、その前に約束を守り切れずに契約が終わるかもしれないわ。
それに結婚というのはあくまで社会で定められた取り決めに過ぎないし、結局書類一枚提出するかどうかだけの形式的なものよ」
「確かにそうかもしれないけど、それを言ったら身も蓋もないね」
「ええ、だからそんな形式ばった契約でも必要だと考えるならすることもできるわ。
でもそんなことをしなくても、私とキミの間で精神と身体の交わりによる契りを持つことができれば本契約が締結され、その契約は永遠のものとなるの」
精神と身体の交わりって…… それはもしかしてキス以上のことって意味だろうか。咲は表情も変えずにさらっと言っているが、聞いているだけで恥ずかしくなってくる。
「永遠の約束ってことか。
確かに生半可な覚悟ではできなそうだし、少なくとも精神的にはかなりの成長を必要としそうだね」
「そうよ。
もし本契約後に約束を破るようなことがあったら、それまでに得たすべての加護を失うことになるわ。
裏を返せば、後々私から遠ざかりたくなった時には約束を破ればいいということね」
「それは三つの約束のことだよね?」
「本契約後の話に限れば二つ目、私以外の誰ともキスやそれ以上のことをしてはならない、ね。
それに三つめは私の願望に過ぎないわ、簡単に言えばヤキモチ焼きたくないのよ」
「なるほど、本契約になれば口外しても問題ないってことか。
三つめは確か他の人を好きにならないことだったけど、それにヤキモチってもしかして……」
「うふふ、乙女心をあまり勘ぐるのは良くないわ。
私がキミを誰にも渡したくないと考えていることだけわかってくれたらいいのよ」
うーん、結局はぐらかされてしまったけど、咲も僕に好意をもって接していることは間違いなさそうだ。それが例え何かしら自分の利益になるという意味だとしても今は深く考えないでおこう。
「でも約束と言っても守るのは難しくないだろうね。
僕は誰それ構わずいい顔したりはしない、そんな軽くて浮ついた男じゃないから問題ないさ」
「果たしてそうかしら? きっと今までとは周囲の見方が変わってくるわよ。
現に今日そんな気配を感じたんじゃないかしら」
確かに今日は女難の一日だったかもしれない。でもそれは昼休みに全校エールをやって目立ちすぎたせいだ。
それより、いつの間にか咲のペースにはまり普通に会話していたけど、内容は突拍子もない妄想的なものだし、全てを言葉通りに受け取ることは難しい。
それでも僕は咲に惹かれているという事実があり、咲は僕に関わろうとしてくる。それだけで日々の生活や練習にハリが出てくるなら、僕はあえてその妄言を信じてみることにした。
そんな僕の心をわかっているのかどうかわからないが、咲はこちらを向いて微笑みまた紅茶を飲んだ。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる