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第四章 目指せ!フランチャイズで左団扇編
71.嫌な予感
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ここ何日かマールへ連絡していなかったのだが、フルルの店が一段落して余裕が出来たので報告を兼ねてメッセージを送る。ジスコは食べることに貪欲な人が多いから、カナイ村でしか作っていないようなものを考えて出荷すればきっと村の利益になるだろうと付け加えておく。
マールからのメッセージには、リグマたちが到着し家を建てて無事に生活を始めたことも書かれていた。まずは狩りと果実採集、牧羊から始めるらしい。羊を大量に飼うことができるようになったら羊皮紙生産もできるようになるはずだし、分離機を持ちかえればチーズを初めとする乳製品も作れるだろう。移住は良い方向への変革をもたらしてくれそうで、カナイ村の今後が楽しみだ。
マールとメッセージを交換して満足していたが、それより先にリグマからのメッセージがすでに来ていたことに気付く。そこには今朝カナイ村へ到着したこと、家を建てたこと、今後の生活について村長たちと相談したことが記されていた。みんなが快く迎え入れたおかげで不安もないと言ってくれていることが何よりうれしかった。
というか、家建てるの早すぎじゃない? 一番気になるのはそこだった。まさか家ってテントかなにかなのだろうか。いずれちゃんとした家が建てられるように助力出来たらいいのだけど……
「ちょっとミーヤ! 手が止まってるわよ!
もうすぐ開店なんだからしっかり焼きなさい!」
まったくフルルは人使いが荒すぎる。もしかして商人長の館でこき使われていて、そのストレスをミーヤへぶつけてるのではなかろうか。とは言ってもチカマには優しい。
「そろそろ百枚くらいになるからいったん休憩するよ。
茹で卵は剥き終わったの? ムラングもそろそろ焼き上がるんじゃない?
チカマは今の内に朝ご飯食べちゃいなさいね」
「これ全部ボクの分?
たべきれなそう」
「それは全員分だし、お昼の分もあるから食べ過ぎないでよ?
棚にパンがあるからそっちも食べていいわよ。
食べ終わったら番号札出しておいてね」
「はーい」
今日の賄(まかない)は甘さを強くした肉の串焼きだ。醤油がないから再現はできなかったけど、何となく蒲焼風にはなった気がする。いつか醤油も手に入れたいし、できれば自分で作れるようになりたいものだ。
たまにわからなくなるが、ミーヤは料理人ではなくどちらかと言うと冒険者を目指していた? いやいや思い出した、のんびり生活を目指してるんだった。田舎暮らしのスローライフ、なんて甘美な響き。
「また手が止まってるじゃないの!
次はオムレツやっといてちょうだいよ?
こっちは殻剥きで忙しいんだからね!」
「わかってるわよ、今やってしまえば後が楽だしね。
もう少し頑張るわよ!」
店の前にはすでに行列が出来ていて、開店を今か今かと待っている。しかしマナーがいいので大きな混乱がないのは助かる。雑多な野外食堂と違って、他に店も並んでいる東通りに面しているからかもしれない。
そしていよいよ開店時間がやってきた。
「オムレツ四つ!」
「俺は目玉焼き二つだ!!」
「ちょっとこっちが先ででしょ! ムラングちょうだい!」
「押すんじゃないよ!!」
「そこ! 割り込んだだろ!!」
始まってみればまあこうなるのだが…… 今日はレナージュが手伝いに来てくれて表で列の整理をしてくれているのだが、それでも混乱は収まらない。昨日までよりは大分ましだけど、これが続くなら整理券を配ってひとりいくつまでとか制限をかけた方がいいだろう。
「今日も終わったわね……
十四時半かあ、オムレツが結構出たわりに早く終わったわ」
「やっぱりクレープは事前に焼いておいた方がいいわね。
ほとんど待たせないで捌けたもの」
「意外に野菜が嫌いな人多いわよね。
オムレツに興味があっても、中身を言うと顔をしかめて目玉焼きにする人がそこそこいたわ」
「贅沢なのよ、いいから黙って食べたらいいんだわ。
そうすれば良さもわかるってものよ」
「今日もなにも残ってない。
ボクお腹すいたよ?」
「私はお昼の串焼きで満足してるから平気よ。
それじゃ予定通り細工屋へ行ってくるわ」
「助かったわ、レナージュ! ありがとう。
細工屋よろしくね」
クレープの種がまだ残っていたので数枚焼いてからベーコンを包み、それをチカマへ渡した。フルルは粘土板とにらめっこしながら帳面付けを始めている。ミーヤは洗い物係である。
東通りには、道の真ん中にほぼ等間隔で共同井戸が有り、この店からも遠くは無い。それでも手元で水を出せるのだからそれを使わない手は無い。暇を見て水桶へ溜めておけば、いざと言う時にかなりの量が使えるので便利なのだ。
それにしても連日売り切れで早じまいとは。いったいこのブームはいつまで続くのだろう。野外食堂では皿で提供していた目玉焼きを、こっちの店ではクレープに乗せて販売することで皿が不要になり効率が上がった。さらにメニューへオムレツを加えたことで卵の消費量が下がり販売数を増やせた。その差し引きでマヨネーズで使用する卵分を捻出し、余ってしまう卵白でムラングを作り無駄を出さず利益に上乗せできている。
平均客単価は1000ゴードルくらいか? 数はおよそ二百二十くらいだと思うので、売り上げは…… フルルは一日も休む気がないようなのでそれがひと月分。そこから経費を引いた純利益が三割くらいはあるとして、そのうちの二割がミーヤに――
なんと! 結構な額が黙っていても入ってくる計算になる、はずだったのに、黙ってるどころかこき使われている…… ただし、賃金を貰って働いている人を知らないので、適正賃金がいくらくらいなのかはさっぱりわからない。
まあ今は手伝っているだけでも経験になると思って頑張ろう。フルルの助けにもなるし、商人長にも恩が売れると考えればトータルではプラスのはず。
「洗い物終ったよ。
フルルも何か食べる? 串焼きはもちろんもうないけどね」
「そうねえ、甘いものが食べたいかしら。
果物でもいいけどなにかある?」
「マヨネーズに使ってる酸っぱいのはあるけど、甘い果実は今ないなあ。
でもこうすれば――」
ミーヤはコップへ酸っぱい果実を絞ってから砂糖を加えた。そこへ水を注いてレモネード風にしてみる。最後にチカマから氷を貰ってフルルへ手渡した。
「んんー、酸っぱいけど甘い!
頭がすっきりするわね!
これってあの果実を絞っただけなの?」
「そうよ、もちろん砂糖は入れたから酸っぱいだけじゃないでしょ?
頭が疲れて来た時にいいと思ったのよ」
「今までこの実は野菜を漬けるときに一緒に入れるくらいだと思ってたわ。
いろいろ使えるのねえ」
「大きい水差しがあれば作り置きもできるし、お店で出せるわよね?
冷やすのは限界があるけど、冷たい飲み物なんて普通はないし気にならないんじゃないかしら」
「明日から少しだけ出してみようかな。
さっそくマーケットで買い出しよ!」
ミーヤ自身で言いだしておいて今更だが、よくよく考えるとメニューを増やすのは自殺行為だった。これ以上忙しくしてどうするんだ、と自分へ言い聞かせフルルに諦めさせるよう誘導しなければ。
「でもメニュー増やしすぎてももう置くところがないわね。
水差し一つじゃ六、七杯くらいしか入らないわ。
次々に作ってたらまた手が足りなくなってしまわない?」
「そうねえ…… それじゃさ、別のお店にしたらいいんだわ!
ミーヤレシピの三号店よ! それがいいわ!」
そう言い切ったフルルは誰かにメッセージを送り始める。そう言えばレナージュはどうだっただろう。ミーヤもメッセージを確認すると、レナージュからは残念なお知らせが届いていた。
それによると、分離機は一般で売られているものではあるが、ジスコにはあまり入ってきておらず、王都まで行かないと買えないだろうとのことだ。チカマの武器も必要だし、そろそろ王都まで足を延ばすことを検討すべきなのかもしれない。
王都と言えば、銀の盾のサラヘイは街についてあまりいいことを言っていなかった。差別意識や階級意識のようなものがまかり通っている街のようなので、ミーヤはともかく、冒険者として考えればできれば行きたくない街ではある。
色々と頭を悩ますことがあるなあなんて考えているとレナージュから追伸があった。分離機は買えなかったが、その代り足をつけて地面に置けるようにするシャワーとドライヤーの改良型は注文できたようだ。今はそれだけで十分だろう。ちなみに弓の弦は品切れで売っていなかったらしい。
後はにやにやしながら誰かとメッセージをやり取りしているフルルに、その内容を確認しなければならない。嫌な予感は確実にあたるとわかっていても、だ……
マールからのメッセージには、リグマたちが到着し家を建てて無事に生活を始めたことも書かれていた。まずは狩りと果実採集、牧羊から始めるらしい。羊を大量に飼うことができるようになったら羊皮紙生産もできるようになるはずだし、分離機を持ちかえればチーズを初めとする乳製品も作れるだろう。移住は良い方向への変革をもたらしてくれそうで、カナイ村の今後が楽しみだ。
マールとメッセージを交換して満足していたが、それより先にリグマからのメッセージがすでに来ていたことに気付く。そこには今朝カナイ村へ到着したこと、家を建てたこと、今後の生活について村長たちと相談したことが記されていた。みんなが快く迎え入れたおかげで不安もないと言ってくれていることが何よりうれしかった。
というか、家建てるの早すぎじゃない? 一番気になるのはそこだった。まさか家ってテントかなにかなのだろうか。いずれちゃんとした家が建てられるように助力出来たらいいのだけど……
「ちょっとミーヤ! 手が止まってるわよ!
もうすぐ開店なんだからしっかり焼きなさい!」
まったくフルルは人使いが荒すぎる。もしかして商人長の館でこき使われていて、そのストレスをミーヤへぶつけてるのではなかろうか。とは言ってもチカマには優しい。
「そろそろ百枚くらいになるからいったん休憩するよ。
茹で卵は剥き終わったの? ムラングもそろそろ焼き上がるんじゃない?
チカマは今の内に朝ご飯食べちゃいなさいね」
「これ全部ボクの分?
たべきれなそう」
「それは全員分だし、お昼の分もあるから食べ過ぎないでよ?
棚にパンがあるからそっちも食べていいわよ。
食べ終わったら番号札出しておいてね」
「はーい」
今日の賄(まかない)は甘さを強くした肉の串焼きだ。醤油がないから再現はできなかったけど、何となく蒲焼風にはなった気がする。いつか醤油も手に入れたいし、できれば自分で作れるようになりたいものだ。
たまにわからなくなるが、ミーヤは料理人ではなくどちらかと言うと冒険者を目指していた? いやいや思い出した、のんびり生活を目指してるんだった。田舎暮らしのスローライフ、なんて甘美な響き。
「また手が止まってるじゃないの!
次はオムレツやっといてちょうだいよ?
こっちは殻剥きで忙しいんだからね!」
「わかってるわよ、今やってしまえば後が楽だしね。
もう少し頑張るわよ!」
店の前にはすでに行列が出来ていて、開店を今か今かと待っている。しかしマナーがいいので大きな混乱がないのは助かる。雑多な野外食堂と違って、他に店も並んでいる東通りに面しているからかもしれない。
そしていよいよ開店時間がやってきた。
「オムレツ四つ!」
「俺は目玉焼き二つだ!!」
「ちょっとこっちが先ででしょ! ムラングちょうだい!」
「押すんじゃないよ!!」
「そこ! 割り込んだだろ!!」
始まってみればまあこうなるのだが…… 今日はレナージュが手伝いに来てくれて表で列の整理をしてくれているのだが、それでも混乱は収まらない。昨日までよりは大分ましだけど、これが続くなら整理券を配ってひとりいくつまでとか制限をかけた方がいいだろう。
「今日も終わったわね……
十四時半かあ、オムレツが結構出たわりに早く終わったわ」
「やっぱりクレープは事前に焼いておいた方がいいわね。
ほとんど待たせないで捌けたもの」
「意外に野菜が嫌いな人多いわよね。
オムレツに興味があっても、中身を言うと顔をしかめて目玉焼きにする人がそこそこいたわ」
「贅沢なのよ、いいから黙って食べたらいいんだわ。
そうすれば良さもわかるってものよ」
「今日もなにも残ってない。
ボクお腹すいたよ?」
「私はお昼の串焼きで満足してるから平気よ。
それじゃ予定通り細工屋へ行ってくるわ」
「助かったわ、レナージュ! ありがとう。
細工屋よろしくね」
クレープの種がまだ残っていたので数枚焼いてからベーコンを包み、それをチカマへ渡した。フルルは粘土板とにらめっこしながら帳面付けを始めている。ミーヤは洗い物係である。
東通りには、道の真ん中にほぼ等間隔で共同井戸が有り、この店からも遠くは無い。それでも手元で水を出せるのだからそれを使わない手は無い。暇を見て水桶へ溜めておけば、いざと言う時にかなりの量が使えるので便利なのだ。
それにしても連日売り切れで早じまいとは。いったいこのブームはいつまで続くのだろう。野外食堂では皿で提供していた目玉焼きを、こっちの店ではクレープに乗せて販売することで皿が不要になり効率が上がった。さらにメニューへオムレツを加えたことで卵の消費量が下がり販売数を増やせた。その差し引きでマヨネーズで使用する卵分を捻出し、余ってしまう卵白でムラングを作り無駄を出さず利益に上乗せできている。
平均客単価は1000ゴードルくらいか? 数はおよそ二百二十くらいだと思うので、売り上げは…… フルルは一日も休む気がないようなのでそれがひと月分。そこから経費を引いた純利益が三割くらいはあるとして、そのうちの二割がミーヤに――
なんと! 結構な額が黙っていても入ってくる計算になる、はずだったのに、黙ってるどころかこき使われている…… ただし、賃金を貰って働いている人を知らないので、適正賃金がいくらくらいなのかはさっぱりわからない。
まあ今は手伝っているだけでも経験になると思って頑張ろう。フルルの助けにもなるし、商人長にも恩が売れると考えればトータルではプラスのはず。
「洗い物終ったよ。
フルルも何か食べる? 串焼きはもちろんもうないけどね」
「そうねえ、甘いものが食べたいかしら。
果物でもいいけどなにかある?」
「マヨネーズに使ってる酸っぱいのはあるけど、甘い果実は今ないなあ。
でもこうすれば――」
ミーヤはコップへ酸っぱい果実を絞ってから砂糖を加えた。そこへ水を注いてレモネード風にしてみる。最後にチカマから氷を貰ってフルルへ手渡した。
「んんー、酸っぱいけど甘い!
頭がすっきりするわね!
これってあの果実を絞っただけなの?」
「そうよ、もちろん砂糖は入れたから酸っぱいだけじゃないでしょ?
頭が疲れて来た時にいいと思ったのよ」
「今までこの実は野菜を漬けるときに一緒に入れるくらいだと思ってたわ。
いろいろ使えるのねえ」
「大きい水差しがあれば作り置きもできるし、お店で出せるわよね?
冷やすのは限界があるけど、冷たい飲み物なんて普通はないし気にならないんじゃないかしら」
「明日から少しだけ出してみようかな。
さっそくマーケットで買い出しよ!」
ミーヤ自身で言いだしておいて今更だが、よくよく考えるとメニューを増やすのは自殺行為だった。これ以上忙しくしてどうするんだ、と自分へ言い聞かせフルルに諦めさせるよう誘導しなければ。
「でもメニュー増やしすぎてももう置くところがないわね。
水差し一つじゃ六、七杯くらいしか入らないわ。
次々に作ってたらまた手が足りなくなってしまわない?」
「そうねえ…… それじゃさ、別のお店にしたらいいんだわ!
ミーヤレシピの三号店よ! それがいいわ!」
そう言い切ったフルルは誰かにメッセージを送り始める。そう言えばレナージュはどうだっただろう。ミーヤもメッセージを確認すると、レナージュからは残念なお知らせが届いていた。
それによると、分離機は一般で売られているものではあるが、ジスコにはあまり入ってきておらず、王都まで行かないと買えないだろうとのことだ。チカマの武器も必要だし、そろそろ王都まで足を延ばすことを検討すべきなのかもしれない。
王都と言えば、銀の盾のサラヘイは街についてあまりいいことを言っていなかった。差別意識や階級意識のようなものがまかり通っている街のようなので、ミーヤはともかく、冒険者として考えればできれば行きたくない街ではある。
色々と頭を悩ますことがあるなあなんて考えているとレナージュから追伸があった。分離機は買えなかったが、その代り足をつけて地面に置けるようにするシャワーとドライヤーの改良型は注文できたようだ。今はそれだけで十分だろう。ちなみに弓の弦は品切れで売っていなかったらしい。
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