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旅立ちとギルド
第21話、能力アピール
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「飛び級を希望、ですか」
「はい! 」
ギルド長が逡巡する。
「やるからにはそれ相応の実力が無ければ怪我をしてしまうかもしれませんが、それでもよろしいのですか? 」
「はい、よろしくお願いします! 」
「わかりました。ちょうど模擬戦闘の相手を行なえる者が来ていますので、連絡を入れておきましょう」
ギルド長が机の上に置かれている水晶に手を翳すと、透明だった水晶がエメラルドグリーンに発光しだす。そしてギルド長は、その水晶に向かって語りかける。
「シーナ、今大丈夫ですか? 」
「はい、どうぞ」
「そちらにガウェインさんがいらっしゃっていると思うのですが? 」
「はい、新人教育の件で来られています」
「突然で申し訳ないですが、今から模擬戦闘を行えないか聞いて貰えないですか? 」
「はい、わかりました」
そこで水晶から手を離したギルド長が、こちらに視線を送る。
「という事ですので、しばしお待ち下さい」
待つ事数分、ガウェインとやらの返答は了承であると連絡が入る。そこで面接が終わった私は一旦休憩が入り、リーヴェとエルの面接が終わるのを待つ事に。そして面接は順調に進みリーヴェに続き三人目のエルが終わると、彼女と一緒に退室して来たギルド長について来るよう言われ、その後を三人揃ってついて行く。
因みにリーヴェとエルの試験内容は普通の能力アピールで、リーヴェに関して言えば本来ならその場で行なえる内容なのだが、ついでという事で私たちと同じ場所で行なうそうだ。
私は二人の潜在能力を高く評価している。試験で二人が才能の片鱗を見せさえすれば、偏屈な試験官とかでない限り合格は間違いないだろう。
面接を行なった部屋を後にした私たちは、一度ロビー前を通って階段横に設置されている勝手口から外へ出る。そして建物の裏側、ちょっとした観客席が用意された野外の闘技場へと案内され、私とエルは木製の剣を手渡された。
闘技場なだけあって、結構広いな。
そして闘技場のど真ん中、私の正面であるギルド長の隣には、頭を禿げ散らかしているが筋骨隆々な肉体で強面の爺さんが仁王立ちしていた。この男がガウェインで、私たちの試験官。
まさに屈強な戦士と言う言葉が似合うのだが、これでも現役引退している齢六十五の花屋さんらしい。顔を隠して肉体だけ見れば、まだ現役でバリバリ行けそうだ。
ただその服装が本職の花屋さんのままのようで、肉体の形がわかる程フィットしている黒シャツの上に可愛らしい花の刺繍がされたエプロンをしているため、別な意味でも強烈なインパクトをビシバシと与えてくる。
しかしこんな姿で花屋さんを営んで、売り上げは大丈夫なのだろうか? いや、だからこその仕事の掛け持ちなのかもしれない。
そしてなぜか観客席には、ギルドや酒場を訪れていた他の冒険者たちが野次馬として押し寄せていた。
みんな暇人なのか? それとも私が行なった飛び級申請が物珍しい事なのか?
まぁ、ギルド長と顔も知らない若いのが連れ立って、ギルドのど真ん中をぞろぞろ闘技場方面へ向かって歩いていれば、その場にいた冒険者たちが興味を持つのは自然な成り行きなのかもしれない。
そんな野次馬に注目される中、私たちの試験は始まる。一番手はリーヴェ。ギルド長の前に進みでると、彼女はその場で水晶を手渡され大事そうに両手の上に乗せる。
そこで彼女がこちらへ振り返った。その表情は今にも不安で押し潰されそうだ。
「リーヴェ、お前なら出来る! 」
「……はい! リーヴェ=クリスタルート。連続して水晶を発光させます! 」
宣言したのち彼女が手に力を込めると、水晶が発光を始める。
リーヴェの能力アピールは、無限に溢れ続ける魔力。その事を面接で伝えたリーヴェは、それを証明するための適当な魔具として水晶を借りたわけだ。
リーヴェが翳す水晶の輝きは、ギルド長が使用していたような明るいエメラルドグリーンではなく、少し薄暗い明りである。でもこれで良い。アピールする物は魔力操作でも魔力総量でもない。地味だがこのまま続けていけば、皆はその才能に度肝を抜かれるはず。
「それではエルさんも、どうぞ」
ギルド長に呼ばれたエルが、連続発光を続けるリーヴェをよそに木剣を握りしめガウェインの前へ進み出る。
「ボクはエル=トルフォ。ガウェインさん、よろしくお願いします! 」
「あぁ、死ぬ気でかかって来い」
エルは年相応の体格のため大人と比べると小柄だが、長身で筋肉の塊のようなガウェインを前にするとさらに小さく見えてしまう。
そして木製の大楯のみを手にし正面に構え防御に徹するガウェインへ対して、剣を使って攻撃をする。それがエルのアピールである。
彼女は今まで剣を握った事すらない。しかし起動し出した魔力回路は、連続活動に秀でた生存維持本能。
生存維持本能が働きしかも長年魔力を使用した事がない者の運動量は、例え女性でも軽く常人男性の域を超えていく。
そしてエルの攻撃が始まった。
最初は木剣を使って闇雲に攻撃をしているだけだった。しかしその全てを大楯によって完全に阻まれる内に攻撃のバリエーションをどんどんと増やしていき、がむしゃらな剣技の間に蹴りも織りまぜるようになっていく。
エルの攻撃は正直軽い。それは技術云々の話ではなく、体重が軽いと言う逃れようのない事実が原因。それでもエルの資質ならば一般人相手くらいなら問題ないだろうが、ガウェインのような鍛えた大男で脳筋補正がかかっているような相手では、クリーンヒットを何発当てても倒す事は困難。
しかしエルは天性の直感を持っている。それに魔力回路の恩恵は何故かは解明されていないが、男性より女性の方が得られやすい傾向にある。つまり鍛え方、育て方次第では、エルは今後化ける可能性が大いにあるのだ。
またこの場では使えないが、攻撃に重さがない欠点はその手に鋭い武器を持てば解消される事。
そして戦闘とは、なにも相手を倒すだけが全てではない。格上の相手と遭遇したならば、迷わずその場から逃げ出せば良い。
人生にも言える事だが、死んだらそこまでだが、負けただけであればまた次がある。私たちは数々の試練を受けるため、この世に生を受けている。そして勝利も敗北も、共に自身を成長させるために必要な糧であり道のりなのだ。
「はあぁぁぁぁぁぁー」
エルが一拍と言うごく僅かな小休憩を取ると、掛け声と共に猛ラッシュを開始した。
しかしそのラッシュの途中で、ずっと沈黙を守っていたガウェインが動く。
エルが蹴りを放ったと同時に、腰を入れた大楯の押し出しを合わせてきたのだ。
それをカウンター気味に受けたため、エルが尻餅をついてしまう。
「あたたたっ」
そして大楯の構えを解いたガウェインが、その凶悪な顔をヌッと覗かせる。
それを見たエルの顔が一瞬で引き攣る。
「小僧、でたらめな動きで全然なっておらんな」
「えっ、……はい」
「ただ時折見せた体重が乗った攻撃に気迫、本当に荒削りではあるが、良かったぞ」
最初ガウェインの言葉に意気消沈していたエルだったが、最後の一言で元気が漲ってくる。
「そっ、それって? 」
「あぁ、ギリギリ合格といったところじゃな」
「やっ、やった! 」
飛び跳ねて喜ぶエルに、観客席からは『良くやった坊主』などの荒い祝辞が飛び交い出す。
そしてその事を我が身のように心底嬉しそうに『やったです! 』とはしゃいだリーヴェが、大切な水晶を落としそうになり、それを受けてギルド長の顔がまるで腹痛を起こしたかのようにサッと青ざめた。
リーヴェ、その水晶は絶対高そうだからな!
間違っても落としたら駄目だからな!
——とっ、最後は私の番だな。
「お前が模擬戦闘希望の若者じゃな? わしゃこの通りジジイじゃが、十五年前に冒険者を引退してからもこれでちょいちょい金を貰っちょる。だから遠慮なんぞいらんぞ? 」
見た目が見た目だけに、誰も舐めてかからないレベルだと思うのだが——
「ガウェインさん、ちょっといいですか? 」
「なんじゃ? 大勢の前では手の内を明かしたくないとか、ワシを前にして能力アピールに変更したくなったとか言わんじゃろうな? 」
ガウェインの発言に、観客席から爆笑が起こる。
まぁ、人の目がある前で全ての実力を見せるのは得策ではないし、今後のためも考えて回復縛りで戦おうとは思うのだが——
「いえ、守るべき存在が隣にいたとして、そんな状態ででもダンジョンに潜れるレベルなのかどうかを判定して頂けないですか? 」
すると観客席からの爆笑が止み、代わりに私への野次やガウェインへの激励が飛び交い始める。
しかしガウェインのみ真剣な眼差しで、ジッと私の目を見続けている。そしてガウェインは一度苦笑した後、顔に刻まれた深いシワを笑みに変える。
「いくら木製の武器だからといっても、そのレベルでやるなら、下手をすれば何本か骨折するやもしれんぞ? 」
「それは覚悟の上です」
ガウェインの装備は、木製の大楯と木製の戦斧。どちらの武器も重さを活かした攻撃でこそ生きる武器であるため、あちらさんも本気とは程遠いのかもしれない。
ただ舐めてかかると、本当に身体をバキバキに粉砕されそうな迫力は伝わってきている。
「はい! 」
ギルド長が逡巡する。
「やるからにはそれ相応の実力が無ければ怪我をしてしまうかもしれませんが、それでもよろしいのですか? 」
「はい、よろしくお願いします! 」
「わかりました。ちょうど模擬戦闘の相手を行なえる者が来ていますので、連絡を入れておきましょう」
ギルド長が机の上に置かれている水晶に手を翳すと、透明だった水晶がエメラルドグリーンに発光しだす。そしてギルド長は、その水晶に向かって語りかける。
「シーナ、今大丈夫ですか? 」
「はい、どうぞ」
「そちらにガウェインさんがいらっしゃっていると思うのですが? 」
「はい、新人教育の件で来られています」
「突然で申し訳ないですが、今から模擬戦闘を行えないか聞いて貰えないですか? 」
「はい、わかりました」
そこで水晶から手を離したギルド長が、こちらに視線を送る。
「という事ですので、しばしお待ち下さい」
待つ事数分、ガウェインとやらの返答は了承であると連絡が入る。そこで面接が終わった私は一旦休憩が入り、リーヴェとエルの面接が終わるのを待つ事に。そして面接は順調に進みリーヴェに続き三人目のエルが終わると、彼女と一緒に退室して来たギルド長について来るよう言われ、その後を三人揃ってついて行く。
因みにリーヴェとエルの試験内容は普通の能力アピールで、リーヴェに関して言えば本来ならその場で行なえる内容なのだが、ついでという事で私たちと同じ場所で行なうそうだ。
私は二人の潜在能力を高く評価している。試験で二人が才能の片鱗を見せさえすれば、偏屈な試験官とかでない限り合格は間違いないだろう。
面接を行なった部屋を後にした私たちは、一度ロビー前を通って階段横に設置されている勝手口から外へ出る。そして建物の裏側、ちょっとした観客席が用意された野外の闘技場へと案内され、私とエルは木製の剣を手渡された。
闘技場なだけあって、結構広いな。
そして闘技場のど真ん中、私の正面であるギルド長の隣には、頭を禿げ散らかしているが筋骨隆々な肉体で強面の爺さんが仁王立ちしていた。この男がガウェインで、私たちの試験官。
まさに屈強な戦士と言う言葉が似合うのだが、これでも現役引退している齢六十五の花屋さんらしい。顔を隠して肉体だけ見れば、まだ現役でバリバリ行けそうだ。
ただその服装が本職の花屋さんのままのようで、肉体の形がわかる程フィットしている黒シャツの上に可愛らしい花の刺繍がされたエプロンをしているため、別な意味でも強烈なインパクトをビシバシと与えてくる。
しかしこんな姿で花屋さんを営んで、売り上げは大丈夫なのだろうか? いや、だからこその仕事の掛け持ちなのかもしれない。
そしてなぜか観客席には、ギルドや酒場を訪れていた他の冒険者たちが野次馬として押し寄せていた。
みんな暇人なのか? それとも私が行なった飛び級申請が物珍しい事なのか?
まぁ、ギルド長と顔も知らない若いのが連れ立って、ギルドのど真ん中をぞろぞろ闘技場方面へ向かって歩いていれば、その場にいた冒険者たちが興味を持つのは自然な成り行きなのかもしれない。
そんな野次馬に注目される中、私たちの試験は始まる。一番手はリーヴェ。ギルド長の前に進みでると、彼女はその場で水晶を手渡され大事そうに両手の上に乗せる。
そこで彼女がこちらへ振り返った。その表情は今にも不安で押し潰されそうだ。
「リーヴェ、お前なら出来る! 」
「……はい! リーヴェ=クリスタルート。連続して水晶を発光させます! 」
宣言したのち彼女が手に力を込めると、水晶が発光を始める。
リーヴェの能力アピールは、無限に溢れ続ける魔力。その事を面接で伝えたリーヴェは、それを証明するための適当な魔具として水晶を借りたわけだ。
リーヴェが翳す水晶の輝きは、ギルド長が使用していたような明るいエメラルドグリーンではなく、少し薄暗い明りである。でもこれで良い。アピールする物は魔力操作でも魔力総量でもない。地味だがこのまま続けていけば、皆はその才能に度肝を抜かれるはず。
「それではエルさんも、どうぞ」
ギルド長に呼ばれたエルが、連続発光を続けるリーヴェをよそに木剣を握りしめガウェインの前へ進み出る。
「ボクはエル=トルフォ。ガウェインさん、よろしくお願いします! 」
「あぁ、死ぬ気でかかって来い」
エルは年相応の体格のため大人と比べると小柄だが、長身で筋肉の塊のようなガウェインを前にするとさらに小さく見えてしまう。
そして木製の大楯のみを手にし正面に構え防御に徹するガウェインへ対して、剣を使って攻撃をする。それがエルのアピールである。
彼女は今まで剣を握った事すらない。しかし起動し出した魔力回路は、連続活動に秀でた生存維持本能。
生存維持本能が働きしかも長年魔力を使用した事がない者の運動量は、例え女性でも軽く常人男性の域を超えていく。
そしてエルの攻撃が始まった。
最初は木剣を使って闇雲に攻撃をしているだけだった。しかしその全てを大楯によって完全に阻まれる内に攻撃のバリエーションをどんどんと増やしていき、がむしゃらな剣技の間に蹴りも織りまぜるようになっていく。
エルの攻撃は正直軽い。それは技術云々の話ではなく、体重が軽いと言う逃れようのない事実が原因。それでもエルの資質ならば一般人相手くらいなら問題ないだろうが、ガウェインのような鍛えた大男で脳筋補正がかかっているような相手では、クリーンヒットを何発当てても倒す事は困難。
しかしエルは天性の直感を持っている。それに魔力回路の恩恵は何故かは解明されていないが、男性より女性の方が得られやすい傾向にある。つまり鍛え方、育て方次第では、エルは今後化ける可能性が大いにあるのだ。
またこの場では使えないが、攻撃に重さがない欠点はその手に鋭い武器を持てば解消される事。
そして戦闘とは、なにも相手を倒すだけが全てではない。格上の相手と遭遇したならば、迷わずその場から逃げ出せば良い。
人生にも言える事だが、死んだらそこまでだが、負けただけであればまた次がある。私たちは数々の試練を受けるため、この世に生を受けている。そして勝利も敗北も、共に自身を成長させるために必要な糧であり道のりなのだ。
「はあぁぁぁぁぁぁー」
エルが一拍と言うごく僅かな小休憩を取ると、掛け声と共に猛ラッシュを開始した。
しかしそのラッシュの途中で、ずっと沈黙を守っていたガウェインが動く。
エルが蹴りを放ったと同時に、腰を入れた大楯の押し出しを合わせてきたのだ。
それをカウンター気味に受けたため、エルが尻餅をついてしまう。
「あたたたっ」
そして大楯の構えを解いたガウェインが、その凶悪な顔をヌッと覗かせる。
それを見たエルの顔が一瞬で引き攣る。
「小僧、でたらめな動きで全然なっておらんな」
「えっ、……はい」
「ただ時折見せた体重が乗った攻撃に気迫、本当に荒削りではあるが、良かったぞ」
最初ガウェインの言葉に意気消沈していたエルだったが、最後の一言で元気が漲ってくる。
「そっ、それって? 」
「あぁ、ギリギリ合格といったところじゃな」
「やっ、やった! 」
飛び跳ねて喜ぶエルに、観客席からは『良くやった坊主』などの荒い祝辞が飛び交い出す。
そしてその事を我が身のように心底嬉しそうに『やったです! 』とはしゃいだリーヴェが、大切な水晶を落としそうになり、それを受けてギルド長の顔がまるで腹痛を起こしたかのようにサッと青ざめた。
リーヴェ、その水晶は絶対高そうだからな!
間違っても落としたら駄目だからな!
——とっ、最後は私の番だな。
「お前が模擬戦闘希望の若者じゃな? わしゃこの通りジジイじゃが、十五年前に冒険者を引退してからもこれでちょいちょい金を貰っちょる。だから遠慮なんぞいらんぞ? 」
見た目が見た目だけに、誰も舐めてかからないレベルだと思うのだが——
「ガウェインさん、ちょっといいですか? 」
「なんじゃ? 大勢の前では手の内を明かしたくないとか、ワシを前にして能力アピールに変更したくなったとか言わんじゃろうな? 」
ガウェインの発言に、観客席から爆笑が起こる。
まぁ、人の目がある前で全ての実力を見せるのは得策ではないし、今後のためも考えて回復縛りで戦おうとは思うのだが——
「いえ、守るべき存在が隣にいたとして、そんな状態ででもダンジョンに潜れるレベルなのかどうかを判定して頂けないですか? 」
すると観客席からの爆笑が止み、代わりに私への野次やガウェインへの激励が飛び交い始める。
しかしガウェインのみ真剣な眼差しで、ジッと私の目を見続けている。そしてガウェインは一度苦笑した後、顔に刻まれた深いシワを笑みに変える。
「いくら木製の武器だからといっても、そのレベルでやるなら、下手をすれば何本か骨折するやもしれんぞ? 」
「それは覚悟の上です」
ガウェインの装備は、木製の大楯と木製の戦斧。どちらの武器も重さを活かした攻撃でこそ生きる武器であるため、あちらさんも本気とは程遠いのかもしれない。
ただ舐めてかかると、本当に身体をバキバキに粉砕されそうな迫力は伝わってきている。
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