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第三章
4 罪を重ねる者、信じる者
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「あなたたち、何をやっていたの!?」
「すいやせん。ちょっとしくじってしまって。予想以上に、あの叔母ってやつが強かったんです」
本当に使えない。
わたくしは奥歯をぐっと噛み締めた。
今は誰も使っていない、古びた倉庫。
土埃と、生ぬるい風に眉間にシワがよる。
足元を見ると深紅のドレスと靴が土で汚れていた。
眉間のシワが深くなる。
本来なら、こんなところで、こんな人たちとわたくしが話すなんて、ありえない。
でも、今回は仕方がない。
わたくしとマティアス様の未来のためだから。
優しいマティアス様はあの女を捨てられないのよ。
──だから、わたくしが手を下す。
「お嬢さん、それで今回は………」
「あの女と叔母はまだ、同じ家に住んでいるわ。今度は失敗しないで」
「また、チャンスをくださるんですね。ありがとうございやす。オリビアって女を連れ去っていいようにすればいいんですよね?」
「………」
「いえ、この際だから始末してちょうだい」
「始末………、ですか………?」
「あなたたち、この世界にいるのにそんなことも分からないの?」
「二度とこの貴族の世界に来らられないように、息の根を止めてって言ってるの!」
全く察しが悪くて疲れるわ。
「そうですか………」
荒くれものたちはお互いの顔を見て、口元を綻ばせる。
「最初に任務より、重くなってますよね?」
「あら?出来てもないのに、お金の心配? ちゃんとできたら、たんまり払ってあげるわ。うち、お金持ちだから」
そう、わがヴェルティエ公爵家は国でも有数のお金持ち。お父様はなんでもかなえてくれるわ。
(さすがに、暗殺まではお願いできなかったけどね)
「それじゃ、手付け金をくださいよ」
「は? 失敗しておいて図々しいわね。悪いけど、今は持ち合わせがないわ」
調子に乗っちゃって、何様のつもり?
「いやいや、今すぐ金がほしいなんていていませんよ。お嬢様が身に着けているもので………」
荒くれもののいやらしい目つきが、私を上から下まで這った。
「そんな目でジロジロ見ないで! 汚らわしいわ!」
「すいやせん。卑しい出身なもので。じゃあ、その首に巻いてる巻物をくだせぇ」
私は首に手をかけて、スカーフを触った。
これはブティックで買ったもの。オーダーではないから、万が一流れても問題にはならないわね。
私は、するりとその滑らかなスカーフを外し、荒くれものの前に垂らした。
「いいわ。これを手付け金としてあげるわ。その代わり、しっかりとやってよね。失敗は許されないわよ」
そしてわたくしはそのスカーフから手を離した。
生ぬるい風にのって、そのスカーフは泳ぐようにその荒くれものの顔にたどり着いた。
「甘い香りがしますねぇ………」
「まぁ! 本当に汚らわしいこと! それは私だけが身に付けられる香りなのよ! 光栄に思いなさい!」
そう、社交界デビューの時、自分だけの香りがほしくて最高級の蜂蜜で私だけの香水を作ってもらった。この国では決して手に入らない隣国の希少なものでね。
わたくしはほしいと思ったものは、必ず手に入る。
──それは人でも物でも、何もかも………。
◇◇◇
「レオンハルト様、こちらが例の品になります。ご確認を………」
うちに良く出入りしている隣国の商人が、木箱を開けて確認を求めてきた。
俺は小さくため息をつき、その中身を見た。
──余計なことを考えるな………。
父に指示されたことを淡々とやるんだ………。
「これでいい。屋敷の倉庫に運んでくれ………」
「はい。ではサインを………」
「わかった」
俺は胸ポケットから、紺色の万年筆を取り出し、名前を記入した。
その万年筆に視線を落とす。
紺色に金色で名前が記入されている。
名前はマティアス様と………。
これは、エステルがマティアスに送ったものだが、マティアスはもう心に決めた人がいると拒んだ。
だから、仕方なく俺が持っている。
万年筆に罪はないからな………。
これで、妹の気持ちが浮かばれるわけではないのだが。
俺はその万年筆を胸ポケットに戻した。
「レオンハルト!」
おれの学友時代を支え、共に切磋琢磨(せっさたくま)した、青き時代が胸を締め付けた。
俺はぐっと奥歯を噛んで、振り向いた。
そして、無理やり笑顔を作った。
不自然に見えてはいないだろうか?
「やぁ、久しぶりだな、マティアス!」
俺は軋む船を降りて、彼のもとに向かった。
「今日はこんな所までどうしたんだ?」
「ちょっと用があって。親友の顔でも見ておこうかと思ってね」
卒業時に見たスカイブルーの瞳はいまでも透き通っていた。
それは俺には眩しすぎた。
俺の赤い瞳は、彼にはどう見えているだろうか………。
もう、前みたいに褒めてくれないだろうか………。
「もう、仕事はいいのか?」
俺は手に持っている契約書をとっさに後ろに隠した。
「ああ、もう大丈夫だ。少し歩くか?」
「ああ、俺もそう言おうと思っていた」
私たちはどこへ行くでもなく、歩き始めた。
「マティアスは王族の秘書官だもんな。今貴族と王族がもめてるから、忙しいんじゃないのか?」
「そうだな。家に帰れない日もふえている。エステル嬢は良くうちの母の話し相手になってくれているよ」
──エステル………。
「そうか。迷惑かけてないといいんだが………」
マティアスが一瞬眉を落としたように見えた。
しかし、気のせいだったかのように、王子のようなさわやかな笑顔に戻った。
「レオンハルトも、そろそろ爵位を継ぐんじゃないのか?」
「そう………だな」
俺は嫌な汗が背中を流れるのを感じ、身をよじった。
「困ったことはないか………?」
「………えっ?」
マティアスは立ち止まり、こちらに向き直った。
その美しい青い瞳は私を捉えて、離さなかった。
俺はその瞳に耐えられなくなり、視線を外した。
「こ、困っていることなんて………」
「俺の親友はレオンハルトだけだ………」
俺は唇をきつくかんだ。
マティアスは何か知っているのか………。
いや、そんなはずは………。
下を向く俺に、マティアスは小さく笑った。
「すまない。困らせるつもりじゃなかったんだ。ただ、俺に出来ることがあったらと思ったんだ」
マティアスはまた、前を向いて歩きだした。
「俺はレオンハルトを信じてる」
何とも言えない気持ちが胸を支配していく。
それは暖かいのか、冷たいのか、それすらも分からなかった。
でも、その言えぬ気持ちが俺ののどを通過して出口を求めてせり上がってきた。
「マティアス、俺は………」
「レオンハルト!!」
その声に背中を鈍器で殴られたかのような気持ちになり、肩がビクッとはねた。
「すいやせん。ちょっとしくじってしまって。予想以上に、あの叔母ってやつが強かったんです」
本当に使えない。
わたくしは奥歯をぐっと噛み締めた。
今は誰も使っていない、古びた倉庫。
土埃と、生ぬるい風に眉間にシワがよる。
足元を見ると深紅のドレスと靴が土で汚れていた。
眉間のシワが深くなる。
本来なら、こんなところで、こんな人たちとわたくしが話すなんて、ありえない。
でも、今回は仕方がない。
わたくしとマティアス様の未来のためだから。
優しいマティアス様はあの女を捨てられないのよ。
──だから、わたくしが手を下す。
「お嬢さん、それで今回は………」
「あの女と叔母はまだ、同じ家に住んでいるわ。今度は失敗しないで」
「また、チャンスをくださるんですね。ありがとうございやす。オリビアって女を連れ去っていいようにすればいいんですよね?」
「………」
「いえ、この際だから始末してちょうだい」
「始末………、ですか………?」
「あなたたち、この世界にいるのにそんなことも分からないの?」
「二度とこの貴族の世界に来らられないように、息の根を止めてって言ってるの!」
全く察しが悪くて疲れるわ。
「そうですか………」
荒くれものたちはお互いの顔を見て、口元を綻ばせる。
「最初に任務より、重くなってますよね?」
「あら?出来てもないのに、お金の心配? ちゃんとできたら、たんまり払ってあげるわ。うち、お金持ちだから」
そう、わがヴェルティエ公爵家は国でも有数のお金持ち。お父様はなんでもかなえてくれるわ。
(さすがに、暗殺まではお願いできなかったけどね)
「それじゃ、手付け金をくださいよ」
「は? 失敗しておいて図々しいわね。悪いけど、今は持ち合わせがないわ」
調子に乗っちゃって、何様のつもり?
「いやいや、今すぐ金がほしいなんていていませんよ。お嬢様が身に着けているもので………」
荒くれもののいやらしい目つきが、私を上から下まで這った。
「そんな目でジロジロ見ないで! 汚らわしいわ!」
「すいやせん。卑しい出身なもので。じゃあ、その首に巻いてる巻物をくだせぇ」
私は首に手をかけて、スカーフを触った。
これはブティックで買ったもの。オーダーではないから、万が一流れても問題にはならないわね。
私は、するりとその滑らかなスカーフを外し、荒くれものの前に垂らした。
「いいわ。これを手付け金としてあげるわ。その代わり、しっかりとやってよね。失敗は許されないわよ」
そしてわたくしはそのスカーフから手を離した。
生ぬるい風にのって、そのスカーフは泳ぐようにその荒くれものの顔にたどり着いた。
「甘い香りがしますねぇ………」
「まぁ! 本当に汚らわしいこと! それは私だけが身に付けられる香りなのよ! 光栄に思いなさい!」
そう、社交界デビューの時、自分だけの香りがほしくて最高級の蜂蜜で私だけの香水を作ってもらった。この国では決して手に入らない隣国の希少なものでね。
わたくしはほしいと思ったものは、必ず手に入る。
──それは人でも物でも、何もかも………。
◇◇◇
「レオンハルト様、こちらが例の品になります。ご確認を………」
うちに良く出入りしている隣国の商人が、木箱を開けて確認を求めてきた。
俺は小さくため息をつき、その中身を見た。
──余計なことを考えるな………。
父に指示されたことを淡々とやるんだ………。
「これでいい。屋敷の倉庫に運んでくれ………」
「はい。ではサインを………」
「わかった」
俺は胸ポケットから、紺色の万年筆を取り出し、名前を記入した。
その万年筆に視線を落とす。
紺色に金色で名前が記入されている。
名前はマティアス様と………。
これは、エステルがマティアスに送ったものだが、マティアスはもう心に決めた人がいると拒んだ。
だから、仕方なく俺が持っている。
万年筆に罪はないからな………。
これで、妹の気持ちが浮かばれるわけではないのだが。
俺はその万年筆を胸ポケットに戻した。
「レオンハルト!」
おれの学友時代を支え、共に切磋琢磨(せっさたくま)した、青き時代が胸を締め付けた。
俺はぐっと奥歯を噛んで、振り向いた。
そして、無理やり笑顔を作った。
不自然に見えてはいないだろうか?
「やぁ、久しぶりだな、マティアス!」
俺は軋む船を降りて、彼のもとに向かった。
「今日はこんな所までどうしたんだ?」
「ちょっと用があって。親友の顔でも見ておこうかと思ってね」
卒業時に見たスカイブルーの瞳はいまでも透き通っていた。
それは俺には眩しすぎた。
俺の赤い瞳は、彼にはどう見えているだろうか………。
もう、前みたいに褒めてくれないだろうか………。
「もう、仕事はいいのか?」
俺は手に持っている契約書をとっさに後ろに隠した。
「ああ、もう大丈夫だ。少し歩くか?」
「ああ、俺もそう言おうと思っていた」
私たちはどこへ行くでもなく、歩き始めた。
「マティアスは王族の秘書官だもんな。今貴族と王族がもめてるから、忙しいんじゃないのか?」
「そうだな。家に帰れない日もふえている。エステル嬢は良くうちの母の話し相手になってくれているよ」
──エステル………。
「そうか。迷惑かけてないといいんだが………」
マティアスが一瞬眉を落としたように見えた。
しかし、気のせいだったかのように、王子のようなさわやかな笑顔に戻った。
「レオンハルトも、そろそろ爵位を継ぐんじゃないのか?」
「そう………だな」
俺は嫌な汗が背中を流れるのを感じ、身をよじった。
「困ったことはないか………?」
「………えっ?」
マティアスは立ち止まり、こちらに向き直った。
その美しい青い瞳は私を捉えて、離さなかった。
俺はその瞳に耐えられなくなり、視線を外した。
「こ、困っていることなんて………」
「俺の親友はレオンハルトだけだ………」
俺は唇をきつくかんだ。
マティアスは何か知っているのか………。
いや、そんなはずは………。
下を向く俺に、マティアスは小さく笑った。
「すまない。困らせるつもりじゃなかったんだ。ただ、俺に出来ることがあったらと思ったんだ」
マティアスはまた、前を向いて歩きだした。
「俺はレオンハルトを信じてる」
何とも言えない気持ちが胸を支配していく。
それは暖かいのか、冷たいのか、それすらも分からなかった。
でも、その言えぬ気持ちが俺ののどを通過して出口を求めてせり上がってきた。
「マティアス、俺は………」
「レオンハルト!!」
その声に背中を鈍器で殴られたかのような気持ちになり、肩がビクッとはねた。
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