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信頼という名の
愛情と親愛を示す場所※
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「ひ……っ、ああぁ!やぁぁっ!」
一瞬、息が止まるほどの強烈な刺激に目の前が真っ白になり、思考が完全に停止した。今まで感じたことの無いような強い快楽に襲われて、身体が大きく痙攣する。
射精を伴わない絶頂――その直後から、まるでスイッチが入ったかのように、全身が熱く熱を帯び始めた。
「あぁっ!だめっ、それぇ……!」
「だめじゃないでしょう?こんなに締め付けておいて」
「ああぁっ!あぁぅ……っ!」
アステルは手を止めなかった。凪が感じているのをわかっているからこそ、その動きに容赦がない。
アステルの指先が『イイトコロ』を押し上げる度に強烈な快感が走り、腰が跳ねる。その動きに合わせて凪の意思とは関係なくナカが激しく収縮し、食い千切るようにアステルの指を締め付けた。
――気持ち良い……っ!
一度その感覚を『気持ち良い』と認識した途端、まるでタガが外れたかのように快楽に流され始めた。身体の中で膨れ上がる熱に翻弄され、何も考えられなくなる。
快楽に身を任せていると、空っぽだった器に水を流し込むように、身体に充足感が満ちていく。生きていることを思い出させるように気分が高揚する。芯を溶かすような甘い疼きが全身を支配していた。
しかしその一方で、凪は辛うじて残っていた理性を総動員して、支配に抗うように歯を食い縛り、浴布の奥でぎゅっと目を閉じる。
(だめだ……!快楽は毒だ、一度味わったら、きっとどこまでも溺れてしまう……っ)
暴力的な快感が送り込まれる中で、それでもなお、凪の思考の片隅に残った理性の欠片が警鐘を鳴らした。
これ以上はダメだと、自分自身に言い聞かせるように何度も心の中で反芻した。快楽に塗りつぶされてこのまま理性が完全に消えてしまったら、自分はどうなってしまうのだろうと、そんな不安が首をもたげる。
(耐えろ……耐えないと)
見えない欲布の向こう側で、アステルが嗜虐的に笑っている気がした。背後から発せられた吐息が耳朶にかかり、悪魔が囁きかける。
「大丈夫、怖くないですよ。ほら、もう一度……」
「ああぁっ!」
一際大きな嬌声を上げ、凪の身体が弓なりにしなったかと思うと、次の瞬間には糸が切れたように力が抜けた。そのまま崩れ落ちそうになる身体をアステルが支える。
荒い呼吸を繰り返しながら脱力する凪を見てようやく満足したのか、視界を塞いでいた浴布が外された。すると涙で濡れ、赤く腫れ上がった目元が露わになる。
「泣き顔も唆られますね」
「……ひぅ……っ」
労わるように頬が優しく撫でられると、凪の意思に反して、びくりと身体が反応した。
しなやかな手の動きに合わせて、どこからか漂ってきた甘い花の香りが鼻腔を刺激し、凪をさらに陶酔させた。身体の内側から湧き出るような愉悦に頭が蕩けそうになり、思考力が奪われていく。もう何も考えられない。ただ気持ち良いということ以外は――。
(もっと……欲しい)
甘い誘惑が凪を唆した。理性は警鐘を鳴らしているのに、本能はアステルを求めていた。
もっと、もっと欲しい。この快楽の先を知りたい。味わいたい。満たされたい。
でも――、一方通行の道を進んでいるような気持ちになる。一抹の不安が凪の脳裏に広がると、目敏く気づいたアステルが躊躇う背中を押してきた。
「身体が発する感覚に身を委ねてしまいなさい。気持ち良くなることは悪いことではありません」
「委ね……る……?」
耳元で囁かれる声音。
鼻腔をくすぐるムスクの良い香りと、ほのかに漂う甘い花のような香り。
囁くようなアステルの声が唯一の道標のように鮮明に響いた。そこで初めて、凪は自分が今、震えていることに気がついた。
(俺……怖い、のか?)
身体の奥から込み上げてくる未知はあまりに強すぎて、これ以上身を委ねていたら戻れなくなるんじゃないかという不安がよぎる。
(このままこの感覚に身を任せていたら、俺はどうなっちゃうんだろう……?)
自分の身に何が起きているのかさっぱり理解できなかったが、知らないところで何かが変わってきていることだけは分かっていた。
アステルが与えてくる感覚が愛おしくて堪らないのだ。触れられる度に、もっと太くて長いもので中を埋めて欲しい、そんな欲求が胸の中に芽生え、際限なく膨れ上がっていく。
(流されたら……俺はきっと……)
気がつけば、凪は芽生えた不安に突き動かされるように、自らの後孔を弄るアステルの腕を掴んでいた。
「アステル、様……俺、怖い」
「ナギ?」
「気持ち良くて、気持ち良すぎて、自分が自分じゃなくなりそうで……っ」
アステルの腕を掴む手に力がこもる。それはまるで縋り付くようでいて、しかしどこか拒絶しているような矛盾を孕んだ手つきだった。
きっと怒られる。また、酷いことをされる。そう覚悟してぎゅっと目を閉じた。
「――ナギ」
小刻みに震える凪の手にアステルの反対側の手が重ねられる。
その声色は予想に反して優しかった。思わず顔を上げて声の主を見――、金色の瞳と視線が絡んだ瞬間、凪の心臓が大きく跳ねる。
「大丈夫、私がいるから。私に委ねて」
アステルの優しい声が鼓膜を震わすと、不思議と不安な気持ちが和らいでいく気がした。凪が小さく頷くと、アステルは嬉しそうに微笑み、後孔に差し込んだ指をゆっくりと動かし始めた。
「あ……っ!あぁ……っ!」
「自らの欲しいものを知る人間は、より高みへと登りつめることができるのです。ナギはもっと自分の欲望を知ったほうが良い」
(俺の……欲望……?)
欲望とは何だろうか。欲しいもの?
だとしたら、欲しいものは何なのだろう。
空っぽの自分に、流されるままに生きてきた自分に、心が突き動かされるほどに欲しくてやまないものなんてあるのだろうか。
何かを誘うように、アステルの指が引き抜かれる。凪の後孔からアステルの指が抜かれる時、名残惜しそうに孔がきゅっと締まった。
考えることなんてやめて、もうこの毒に身を委ねてしまいたい――夢と現の狭間で、そんな誘惑が頭をよぎった。それはまるでアステルが魔法で生み出したランタンのように美しく、魅力的に凪の前でゆらゆらと揺れる。
手を伸ばしたのは、無意識だった。アステルはそれを待っていたかのように、凪の手を掴んで引き寄せる。そして耳元で囁いた。
「そう、そうやって欲しいものに手を伸ばしなさい。貪欲に追い求めるのです。願いを持つ魂は輝きを増し、より美しくなる」
(あぁ……)
アステルの声が脳内に染み込んでいく。
「無垢な原石よ、私好みに輝くのです」
アステルの金眼が細められる。その瞳を吸い込まれるように見つめていると、思考が痺れ、何も考えられなくなっていく。ぼんやりとした頭の片隅で感じる衝動は、身体の奥底から湧き上がる渇望のように激しくて、切実なものだった。
何かが欲しい。
渇いた身体を潤すような、甘い衝動が。
――でも、何が欲しい?
凪は震える手を伸ばしてアステルの頬に触れた。輪郭を確かめるように指先で撫でると、そのくっきりとした鼻の下に飾られた一輪の薄ピンクの花弁に触れた。
ぷるんとした柔らかな感触が指先から伝わってくる。マシュマロのように柔らかく弾力のありそうな唇に、ごくりと喉が鳴る。
その瞬間、凪は自分が求めているものを理解した。
――ああ、そうだ。
これが欲しかったんだ。
この、愛情と親愛を示す場所が。
欲望はまるで甘い毒のように凪の脳を犯し、思考を奪っていく。甘い花の香りが鼻腔をくすぐり、凪をさらに魅了する。
薄ピンクの花弁が蠱惑的な微笑を浮かべると、その仕草があまりに妖艶で艶めかしくて、たちまち目が離せなくなった。
――大丈夫。身を委ねたらいいのだ。
凪は、まるで花の蜜の香りに誘われてふらふらと飛んでくる蝶のように顔を近づけた。アステルの顔を彩る薄ピンクの花弁に自らの唇を触れさせる。
滑らかな花弁の表面を擦るような感触は、瞬く間に凪を虜にした。凪は夢中になって花弁を食み、唇で優しく挟みこんだ。
ふにふにとした柔らかくて温かい感触がなんとも言えず心地良い。やみつきになりそうだ。
そうやって手折らないように、勢い余って吹き散らしてしまわないように、啄むように、その柔らかな感触を愉しんでいると、アステルの口角が僅かに上がる感じがあった。
アステルの花弁からそっと唇を離すと、凪は上目遣いで彼を見た。
「ねえ、アステル様……俺のこと、もっと気持ち良くさせてよ」
凪は甘えるような声音で囁いた。アステルは一瞬驚いたように目を見開くが、すぐにその双眸が細められる。そして妖艶な微笑みを浮かべると、凪の髪をくしゃりと撫でた。
「ふふ……なんて可愛いおねだりだ」
魅力的にその唇が動いた。
一瞬、息が止まるほどの強烈な刺激に目の前が真っ白になり、思考が完全に停止した。今まで感じたことの無いような強い快楽に襲われて、身体が大きく痙攣する。
射精を伴わない絶頂――その直後から、まるでスイッチが入ったかのように、全身が熱く熱を帯び始めた。
「あぁっ!だめっ、それぇ……!」
「だめじゃないでしょう?こんなに締め付けておいて」
「ああぁっ!あぁぅ……っ!」
アステルは手を止めなかった。凪が感じているのをわかっているからこそ、その動きに容赦がない。
アステルの指先が『イイトコロ』を押し上げる度に強烈な快感が走り、腰が跳ねる。その動きに合わせて凪の意思とは関係なくナカが激しく収縮し、食い千切るようにアステルの指を締め付けた。
――気持ち良い……っ!
一度その感覚を『気持ち良い』と認識した途端、まるでタガが外れたかのように快楽に流され始めた。身体の中で膨れ上がる熱に翻弄され、何も考えられなくなる。
快楽に身を任せていると、空っぽだった器に水を流し込むように、身体に充足感が満ちていく。生きていることを思い出させるように気分が高揚する。芯を溶かすような甘い疼きが全身を支配していた。
しかしその一方で、凪は辛うじて残っていた理性を総動員して、支配に抗うように歯を食い縛り、浴布の奥でぎゅっと目を閉じる。
(だめだ……!快楽は毒だ、一度味わったら、きっとどこまでも溺れてしまう……っ)
暴力的な快感が送り込まれる中で、それでもなお、凪の思考の片隅に残った理性の欠片が警鐘を鳴らした。
これ以上はダメだと、自分自身に言い聞かせるように何度も心の中で反芻した。快楽に塗りつぶされてこのまま理性が完全に消えてしまったら、自分はどうなってしまうのだろうと、そんな不安が首をもたげる。
(耐えろ……耐えないと)
見えない欲布の向こう側で、アステルが嗜虐的に笑っている気がした。背後から発せられた吐息が耳朶にかかり、悪魔が囁きかける。
「大丈夫、怖くないですよ。ほら、もう一度……」
「ああぁっ!」
一際大きな嬌声を上げ、凪の身体が弓なりにしなったかと思うと、次の瞬間には糸が切れたように力が抜けた。そのまま崩れ落ちそうになる身体をアステルが支える。
荒い呼吸を繰り返しながら脱力する凪を見てようやく満足したのか、視界を塞いでいた浴布が外された。すると涙で濡れ、赤く腫れ上がった目元が露わになる。
「泣き顔も唆られますね」
「……ひぅ……っ」
労わるように頬が優しく撫でられると、凪の意思に反して、びくりと身体が反応した。
しなやかな手の動きに合わせて、どこからか漂ってきた甘い花の香りが鼻腔を刺激し、凪をさらに陶酔させた。身体の内側から湧き出るような愉悦に頭が蕩けそうになり、思考力が奪われていく。もう何も考えられない。ただ気持ち良いということ以外は――。
(もっと……欲しい)
甘い誘惑が凪を唆した。理性は警鐘を鳴らしているのに、本能はアステルを求めていた。
もっと、もっと欲しい。この快楽の先を知りたい。味わいたい。満たされたい。
でも――、一方通行の道を進んでいるような気持ちになる。一抹の不安が凪の脳裏に広がると、目敏く気づいたアステルが躊躇う背中を押してきた。
「身体が発する感覚に身を委ねてしまいなさい。気持ち良くなることは悪いことではありません」
「委ね……る……?」
耳元で囁かれる声音。
鼻腔をくすぐるムスクの良い香りと、ほのかに漂う甘い花のような香り。
囁くようなアステルの声が唯一の道標のように鮮明に響いた。そこで初めて、凪は自分が今、震えていることに気がついた。
(俺……怖い、のか?)
身体の奥から込み上げてくる未知はあまりに強すぎて、これ以上身を委ねていたら戻れなくなるんじゃないかという不安がよぎる。
(このままこの感覚に身を任せていたら、俺はどうなっちゃうんだろう……?)
自分の身に何が起きているのかさっぱり理解できなかったが、知らないところで何かが変わってきていることだけは分かっていた。
アステルが与えてくる感覚が愛おしくて堪らないのだ。触れられる度に、もっと太くて長いもので中を埋めて欲しい、そんな欲求が胸の中に芽生え、際限なく膨れ上がっていく。
(流されたら……俺はきっと……)
気がつけば、凪は芽生えた不安に突き動かされるように、自らの後孔を弄るアステルの腕を掴んでいた。
「アステル、様……俺、怖い」
「ナギ?」
「気持ち良くて、気持ち良すぎて、自分が自分じゃなくなりそうで……っ」
アステルの腕を掴む手に力がこもる。それはまるで縋り付くようでいて、しかしどこか拒絶しているような矛盾を孕んだ手つきだった。
きっと怒られる。また、酷いことをされる。そう覚悟してぎゅっと目を閉じた。
「――ナギ」
小刻みに震える凪の手にアステルの反対側の手が重ねられる。
その声色は予想に反して優しかった。思わず顔を上げて声の主を見――、金色の瞳と視線が絡んだ瞬間、凪の心臓が大きく跳ねる。
「大丈夫、私がいるから。私に委ねて」
アステルの優しい声が鼓膜を震わすと、不思議と不安な気持ちが和らいでいく気がした。凪が小さく頷くと、アステルは嬉しそうに微笑み、後孔に差し込んだ指をゆっくりと動かし始めた。
「あ……っ!あぁ……っ!」
「自らの欲しいものを知る人間は、より高みへと登りつめることができるのです。ナギはもっと自分の欲望を知ったほうが良い」
(俺の……欲望……?)
欲望とは何だろうか。欲しいもの?
だとしたら、欲しいものは何なのだろう。
空っぽの自分に、流されるままに生きてきた自分に、心が突き動かされるほどに欲しくてやまないものなんてあるのだろうか。
何かを誘うように、アステルの指が引き抜かれる。凪の後孔からアステルの指が抜かれる時、名残惜しそうに孔がきゅっと締まった。
考えることなんてやめて、もうこの毒に身を委ねてしまいたい――夢と現の狭間で、そんな誘惑が頭をよぎった。それはまるでアステルが魔法で生み出したランタンのように美しく、魅力的に凪の前でゆらゆらと揺れる。
手を伸ばしたのは、無意識だった。アステルはそれを待っていたかのように、凪の手を掴んで引き寄せる。そして耳元で囁いた。
「そう、そうやって欲しいものに手を伸ばしなさい。貪欲に追い求めるのです。願いを持つ魂は輝きを増し、より美しくなる」
(あぁ……)
アステルの声が脳内に染み込んでいく。
「無垢な原石よ、私好みに輝くのです」
アステルの金眼が細められる。その瞳を吸い込まれるように見つめていると、思考が痺れ、何も考えられなくなっていく。ぼんやりとした頭の片隅で感じる衝動は、身体の奥底から湧き上がる渇望のように激しくて、切実なものだった。
何かが欲しい。
渇いた身体を潤すような、甘い衝動が。
――でも、何が欲しい?
凪は震える手を伸ばしてアステルの頬に触れた。輪郭を確かめるように指先で撫でると、そのくっきりとした鼻の下に飾られた一輪の薄ピンクの花弁に触れた。
ぷるんとした柔らかな感触が指先から伝わってくる。マシュマロのように柔らかく弾力のありそうな唇に、ごくりと喉が鳴る。
その瞬間、凪は自分が求めているものを理解した。
――ああ、そうだ。
これが欲しかったんだ。
この、愛情と親愛を示す場所が。
欲望はまるで甘い毒のように凪の脳を犯し、思考を奪っていく。甘い花の香りが鼻腔をくすぐり、凪をさらに魅了する。
薄ピンクの花弁が蠱惑的な微笑を浮かべると、その仕草があまりに妖艶で艶めかしくて、たちまち目が離せなくなった。
――大丈夫。身を委ねたらいいのだ。
凪は、まるで花の蜜の香りに誘われてふらふらと飛んでくる蝶のように顔を近づけた。アステルの顔を彩る薄ピンクの花弁に自らの唇を触れさせる。
滑らかな花弁の表面を擦るような感触は、瞬く間に凪を虜にした。凪は夢中になって花弁を食み、唇で優しく挟みこんだ。
ふにふにとした柔らかくて温かい感触がなんとも言えず心地良い。やみつきになりそうだ。
そうやって手折らないように、勢い余って吹き散らしてしまわないように、啄むように、その柔らかな感触を愉しんでいると、アステルの口角が僅かに上がる感じがあった。
アステルの花弁からそっと唇を離すと、凪は上目遣いで彼を見た。
「ねえ、アステル様……俺のこと、もっと気持ち良くさせてよ」
凪は甘えるような声音で囁いた。アステルは一瞬驚いたように目を見開くが、すぐにその双眸が細められる。そして妖艶な微笑みを浮かべると、凪の髪をくしゃりと撫でた。
「ふふ……なんて可愛いおねだりだ」
魅力的にその唇が動いた。
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