妻とは死別する予定ですので、悪しからず。

砂山一座

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閑話【ベリル家の茶会は落ち着かない】

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「なんじゃ、あやつら、あれで話がまとまっておらんのか?」

 ぎこちなく手を取り合い帰って行ったミスティとクララベルを見送って、アビゲイルはメイドにお茶をいれなおすように声をかけた。
 しばらくするとメイドの代わりに麦藁むぎわら色の髪を無造作に束ねた男がお茶を持って客室に顔を出す。

「ノーウェル、遅いぞ。何をしておったのじゃ? 見よ、レトが疲れて寝てしまう。はやく座るがいい」
「アビゲイル様、ごきげんよう。お茶をもらってきたんだよ。それと、馬車に積んであった僕の荷物を置かせてもらっていたんです。今日はこちらに泊めていただいてもいいですか?」
「かまわんよ。犬が客室に入り込んでいるから、威嚇されるかもしれんがな」
「また犬が増えたらしいですね。ルノー様に叱られませんか?」
「余計なお世話じゃ。ルノーはアビィも犬も好いておる」

 挨拶代わりの軽口を屋敷の主人に聞かせて、ノーウェルはやっと恋人との再会を果たした。

「やぁ、レト、久しぶりだね。疲れているようだけど、大丈夫かい?」

 ノーウェルは立ち上がろうとしたレトを制して隣に座り、抱擁してしばし再会を喜んだ。
 二人とも竜ではないが、この二人は番と呼んで差し支えないのだろうなとアビゲイルは思っている。

「姫様が目が見えなくなってから、ここしばらく仮眠でしのいでいたから、さすがに眠くて、眠くて……」
「お疲れ様。姫様、見えるようになって良かったね。仕事熱心なのはいいけれど、レトばかりが働き過ぎだね。カヤロナ家はもう少し人を雇ったらいいんじゃない?」
「そうなったらいいんだけど、財政的にはなかなか難しくて。働き過ぎについてはお互い様よ。ノーウェルも山から戻るのは久しぶりでしょ?」
「フォレー領の前はニルソンにいたんだ。そうだ、石を届けてくれてありがとう。この国では産出されないものだったから興味深かったよ」
「城に南国から茶葉が届いた時に重しに使われていた石をとっておいたの。変わった色だったからノーウェルが喜ぶかと思って」

 レトとノーウェルが前に合ってから、もう二ヶ月が過ぎている。二人が竜であれば大ごとだった。
 久しぶりの再会だというのに、レトとノーウェルは朝別れて夕方出会ったかのような自然さだ。
 アビゲイルにはその距離感がよくわからない。それでも旧知の二人がそろって幸せそうなのが嬉しくて、微笑みながら見守った。

「二人はいつも仲がよいのぅ」
「アビゲイル様とルノー様の方がいつも目のやり場に困るほどなのに、何をおっしゃるんですか」

 レトが言うとノーウェルも頷く。
 レトは、竜の血の影響は多いけれど、自分が竜でなくてよかったなと思うことが多々ある。
 恋人は大切だが、仕事も好きだ。アビゲイルのように少し夫から離れただけで悲鳴を上げるような生活は不便だろう。まさかその竜の不自由さが自分の主人にも及ぶとは思わなかったが。

 軽いノックの音がして客間に眼鏡をかけた青年が顔を出す。切れ長な緑玉色の目の虹彩には、緋色の模様が見える。
 ベリル家で竜の形質を持つのはアビゲイルの息子のアルノだけだ。
 緑がかった黒髪を綺麗に撫でつけて背をピンと張っているが、どうにも疲れた顔をしている。

「母上、ただいま戻りました。客人ですか?」
「アルノか? お前こそ、母が顔を見忘れるほど帰ってこぬな」
「書類仕事が立て込んでいました」
「孔雀姫に手伝わせているのだと聞いておったが?」
「学校は試験の時期ですから、断りました」

 竜の形質を受け付いた子どもたちは、実家を離れバロッキーの本家で育つ。
 アルノは竜の形質を持っていたが、両親の強い要望でベリル家で育った。
 それでも、竜の見た目を持て余してバロッキー家で過ごすことが多いので、バロッキー家では離れに部屋をもらい、そこで寝泊まりしたり仕事をしたりしている。 

「行き違ったようだの。ついさっきまでミスティが来ておったのだ」
「ミスティが? 珍しいな。フォレー領まで行っていたようだが、だいぶ早く帰って来たんだな。ノーウェルさん、銅山はどうでした?」
「アルノ君、結果は聞かない方がいいですよ。君も間違いなく忙しくなりますからね」

 ノーウェルが片目をつぶると、アルノはため息をついた。

「……その話はまた今度ということで」

 ミスティが予定を早めて王都まで帰って来たのは、もちろんクララベルの事もあるが、銅山の調査が順調だったからだ。廃坑の再開発は早々に次の段階に進むだろう。

「アルノとレトとはバロッキーの屋敷で面識があろうな?」
「私は離れで仕事をしていますから、あまり出くわすことはありませんが、姫様がいらしている時にはお見かけします。まさか母上の縁者だとは知りませんでしたが」
「仕事柄、特に大っぴらにはしておりませんが、私も分家の出身なのです。アーシュ家のまた分家なので、養子になる前の家名を申し上げてもご存知ないでしょう。もし、言葉足らずで不快な思いをさせておりましたら申し訳ございません」
「滅相もない。私はこのように竜ですのでバロッキー家で生活することが多いのですが、母が何か無体なことを言い始めるようでしたらお知らせください。父に言っておきますので」
「そのように致します」

 レトはいつもの無表情を崩してにこやかに笑う。
 騎士になってから、アビゲイルと表立って付き合うことが出来なかったが、ついに息子のアルノとこうして知り合えたことが嬉しかったのだ。
 少しずつ新しい風が吹きこんでくるのをレトも感じていた。

「レトぉ! どうしてアルノにまでへりくだるのじゃ?! 我にだけか? 我にだけにを申すのか?!」
「母上、やかましいのでお茶でもおあがりください。それでは私はもう行きますので。皆様、ごゆっくり」

 アルノは入室してきた時よりは少し愛想よく部屋を出て行こうとした。その背中に、レトが躊躇いがちに声をかける。

「あの、アルノさん。一つお聞きしたいことがあるのですが」
「なんですか?」
「私はあまり竜について存じ上げておりません。私がこんなことを聞いて良いものかと思うのですが……竜同士では誰が誰の番だとか、言わずともわかるというようなことがあるのでしょうか?」

 レトは主人が竜になると知るまで、アビゲイル以外の竜については美しい外見以外にたいして興味を持った事がなかった。実務に影響がなければ積極的に外交的には振舞うこともなく、竜に対する噂もあまり真剣に聞いていない。
 その視野の狭さこそが竜の血に影響を受けてのことだとレトには自覚がないのだが。

「番の相手にはともかく、竜同士には筒抜けですよ。逆に分からないと大きなトラブルになるので、そのようになっているのでしょう。奪い合いになったら血を見るでしょうし」
「ではミスティさんは――」

 二年前の騒ぎの時に、ミスティがクララベルを叩いたとか引きずったとかヒースから聞いたのを思い出してアルノは眉を顰めた。

「まさか、あの番に狂った赤い竜が姫様に何か失礼なことを致しましたか? ミスティは番への執着の方向が捻じれていているからな……」

 あんなにギャンギャンと喧嘩していたのに、婚約者に決まったから立ち居振る舞いを見てくれといってやって来た時に、頭を抱えたのをアルノは思い出す。
 旧王家の末裔であるアルノは、王家の絡んだやり取りにはなるべく首を突っ込みたくはない。

「では、やはりそうなのですね。あのモヤシ、番がいないだなんて、私を謀っていたのね」
「そんなこと言ったのですか? ミスティの姫様への執着は筋金入りですよ。あれはたいへんに嫉妬深い竜だ。姫様と結婚が決まって、ミスティは本当に幸運だったと、皆が思っています」

 レトは、そうだろうとは思っていたが、ミスティが頑なに自分には番がいないと言い続けるのを一応受け入れてきたのだ。

 クララベルは無意識にミスティに心を許していたが、その気持ちは恋や愛といった形を成すほどまで育ってはいなかった。だから、クララベルがミスティを国外に逃がすつもりでいるのなら、知らぬままの方がいいと、仲を取り持つようなこともしてこなかった。
 レトの中でその構図は今日の事ですっかり変わってしまった。

「鍛え方が足りなかったかもしれませんね……」
「カヤロナ家の騎士様にアレが何か迷惑をおかけいたしましたか?」
「いえ、私には何も」

 ミスティから相談される立場ではないが、頼られることもなかったことにレトは少し落胆していた。レトが感傷的な気持ちになる間もなくアビゲイルが甲高い声を上げる。

「アルノ! レトの仕事は騎士だが、私のレトじゃ。『カヤロナの』と枕詞をつけるでない。レトは我が娘の時に行儀見習いでベリル家に来ておったのじゃ。私の従者で、カヤロナのカの字もない。それに、その藁束の恋人じゃ。刮目かつもくせよ。藁でもその気になればレトのような恋人がもてるのじゃ」
「ああ、レトさんとノーウェルさんは恋人だったのですか。彼のような忙しい男が恋人ではレトさんも苦労なさる事でしょう。竜だったらどちらかが狂いそうですね」

 ノーウェルは知識欲が強く、他の分家の者には嫌厭けんえんされるバロッキー家に直接かかわる仕事を好んで選ぶ。旧王家であるベリル家の蔵書を狙って下働きをしていたこともあった。
 他の分家の者に比べて竜に対して抵抗感が少ないので、今でもバロッキーの仕事に同行することが多く多方面から重宝されている。

「アルノ君、キミね、僕に立派な恋人がいてうらやましいのだろう」
「そうじゃそうじゃ! ほーら、アルノも恋人がほしかろう。我がみつくろってやろうか?」

 アビゲイルとノーウェルがやいのやいのとはしゃぐのをレトが窘める。

「アビゲイル様、余計なお世話は嫌われますよ。サリさんから、孔雀姫がアルノさんにご執心で、未だに口説いているのだと聞いておりますよ。水を差すのは野暮と申します」
「なんと! そうであったか。孔雀姫か、あれは美しい子じゃった。我はあの目の色も淡い髪色も好きじゃ」
 
 サリの双子の妹の片方が話題にあがって、息子がぐぅと唸るのをアビゲイルは聞き逃さなかった。

「母上おやめください。私はそもそも結婚するつもりがありません。それに、カルメは学生です。私を犯罪者になさるおつもりか」

 アルノは眼鏡の蔓を落ち着きなく押し上げる。
 ヒースとサリの婚約が決まって以降、アビゲイルはアルノの顔を見るたびに番を持つすばらしさを語って聞かせるようになった。顔を合わせる度に恋人を持てと言われて辟易している。
 
「他の若い竜が娶るとばかり思っていたが……孔雀姫がうちの嫁! 良い! アルノ、でかした!」

 アビゲイルは緑がかった黒髪を震わせて、興奮したように拳を突き上げる。

「だから、結婚自体が無理だと言っているんです。仮に私がカルメと結婚したとして、子が竜になる確率が高すぎて悩むでしょう」
「ほう、子を成すところまで考えを巡らせておるてということだな。卒業までにバロッキーの女狐に打診しておかねばなるまいな」
「母上、余計なことはなさらないように。本当に私はもう行きますから。皆さまごゆっくり!」

 これ以上その話に巻き込まれたくないとばかりにアルノは足早に客間を離れて行った。
 残された三人はニマニマしながら菓子に手を伸ばす。

「あれは、孔雀姫が子どもでなければ、ということであろうよなぁ? 待っておるのだろ?」
「アビゲイル様、色恋に首を突っ込むのはおやめください。アルノさんが話をしてくれなくなりますよ」

 レトは一応常識ぶってみるみるものの、カルメのアルノへ向けられた眼差しを思い返して笑みを浮かべる。真摯に相手を想う様を見るのは、結果がどうあれ尊いものだとレトは思っている。

「それにしても皮肉な事よの。国の中枢から竜を遠ざけたというのに、今頃直系に竜があらわれるとはな。今後、あの二人の子がこの国で一番正統な竜の純血となるはずじゃ。国が乱れぬかのう」

 アビゲイルが他人事のようにクララベルとミスティの行く末を口にする。

「何事も、起きてみなければわかりません」
「レトは気丈だのぅ」

「レト、ミスティ君に姫様が竜だって事、知らせなくていいのかい?」

 それまで黙って聞いていたノーウェルが、麦藁の髪の毛先を弾きながら肩眉を上げる。
 今までのやり取りでクララベルに何が起きたのか察したようだ。

「姫様からの許可がないうちは言えないわ」
「拗れそうだなぁ」
「あの二人はなんだかんだで仲がいいから、それほど心配はしていないのだけれど」

 レトはお互いが番と知った二人なら、どうにか亡命を取りやめに出来るのではないかと淡い期待をしている。

「そうはいうけどさ、レトは、ミスティ君がどんな子だと思う?」

 番だと思っている相手に嫌いだと言い続け、それでも離れがたくべたべたとしているミスティを度し難いとは思う。しかし、自分の主人に対して害をなすものではないとも思う。

「――つかみどころがない悪ガキかしら」
「ははは、悪ガキには違いないね。あの子はね、ぽんぽん好きなことを言って好きなように生きているようで、すごく我慢強いんだ」
「そうなの?」
「レトはミスティの絵を見たことがある?」

 ノーウェルは目を細めて幼いミスティを思い出す。

「何点かは。姫様の肖像画以外はなんだかわからない絵だったけれど」
「我も見たことがあるぞ。美しい絵を描くので一つ買い求めた」
「すごいだろ? ミスティ君の仕事は、注文者の要望に合わせて絵を描くことなんだ。それをやっている間、自分の絵は描けない。本来のミスティ君の画風とは別の画風で、別の人になったみたいな構図で、自分の好みから乖離した絵を描くんだ」
「そんなことが出来るの?」
「まるで別の画家の幽霊でも乗りうつらせたみたいになって、何種類もの絵を描く。たった一人でね。あの子、忙しくても納期を遅らせた事がないし、画家なら誰でも陥る描けない時期が無い。子どもがだよ? 僕だったら、才能があったとしても、出来るかなぁ」
「ノーウェルには無理ね。すぐにどっかに行ってしまうんだもの」
「ミスティ君が姫様が大好きなのに、それをレトに黙っていているのだとしたら、なにか壮大なやせ我慢がそこにあるんだと思うんだよ」
「そうなのかもしれないわね。ああ、でも、なんだか、二人が似ているのはわかるわ。好きなものをちゃんと好きだといえないところとか、好きなものを考え無しに好きだとすぐに言ってしまう所だとか」
「ミスティ君が姫様に惹かれるの、わかる気がするなぁ」
「面倒な子らじゃな」
「そうなんですよ。でもね、ミスティくんの最近の絵、凄くいいんです。以前とは全く違う。注文品を仕上げるにしてもなにかこう、ただ上手なだけではなくて情緒的なんですね」
「竜らしい事じゃの」

 微笑ましいとは思っても、誰もミスティとクララベルが何の問題もなく幸せに暮らせると保証があるとはおもっていない。カヤロナ国が作ってきた竜との歴史はそのように生易しいものではない。

「そうだ、ノーウェル、状況が変わったの。私と結婚してくれない? 姫様が子を産む時に乳母ができるようにしたいから。姫様の子の遊び相手も必要よね」
「いいよ。君の仕事熱心さも大概だとおもうけどね」

 明日の予定を話すような気安さで、結婚の約束が取り交わされるのを聞いてアビゲイルが立ち上がる。

「なんと! 主らもっと感動的に求婚せぬか! 茶を飲む延長でする話ではなかろう」
「いいんです。僕たちはこうなのですから」
「アビゲイル様は祝福してくださいますか?」

 アビゲイルは仁王立ちで腕を組み、偉そうにレトとノーウェルを見下ろす。 

「安心せい、我が取り仕切って盛大に祝ってやるのでな」

「アビゲイル様、そういうのは要らないので」
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