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同室のメガネ
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バーンは結局何をしに来たのか分からないが、まぁいい。
悪いヤツじゃないことは分かったしな。
とりあえず、テオと一緒に自室に向かう。
基本的に一室二名らしく、残念ながら同室はテオじゃなかった。
テオは個室だ。
高位貴族は個室が与えられるらしい。
身分差の悪弊かと思ったが、高位貴族は従者を伴っていたり、装飾品なども高価な品が多く、盗難などの被害が出てもいけないと個室が指定されるようになったらしい。
当然、料金も発生するらしく、俺はもちろん無料一択だ!
「僕、個室を止めてルカと同室に変えて貰おうかな……」
テオはそんなことを言ってくれるが、お金に問題もないなら絶対個室がいいに決まっている!
本来侯爵以上が個室らしいが、今年はバーンだけらしく、テオも侯爵と同等クラスの辺境伯なので、特例となったらしい。
「ダメだ!俺がテオの部屋に遊びに行けなくなるだろ?テオも、遊びに来てくれ!互いの部屋を行き来する……なんかいいよな!」
テオがなぜか、早足になった。
何かぶつぶつ言ってるが分からない。
先にテオの部屋に着く。
扉を開けると、すでに荷物が運ばれていた。
聞くと、まだ他にも届くらしい。
しかし、一人で過ごすには何もかも広すぎないか?
簡易的な浴室、備え付けの本棚、クローゼット、ベッドに机……快適すぎる!
「テオ!ベッドがでかい。二人で寝られるな!」
「えっ……そ、そうだね?」
テオは顔を赤らめ、そわそわしている。
?
なぜ、ベッドがでかいと褒めたら照れてるんだ?
テオは自分が持ってきていた貴重品などを備え付けの金庫に仕舞い、鍵をかける。
これは各自一つあるらしい。
俺には金庫に仕舞うものがないなぁ……。
父さんがお金を送ってくれると言っていたが、無理はさせたくない。
「お待たせ。ルカの部屋に行こう?同室が良い人ならいいんだけど……」
テオは心配症だな!
今年、この寄宿学校には50人程度入学予定らしいが、近くの者は通うため寄宿舎には30人ほどが暮らすことになるらしい。
その内、女の子は何人いるんだろう……俺のハッピーライフは……。
まぁ、女の子と同室ってことは無いだろうから、同室は男だろう。
気兼ね無くやれるヤツがいいな!
本来は魔力量によってコースが分かれ、その同じコースの者と同室になるが俺は未定?なので、空いている部屋になったらしい。
「テオはどのコース志望なんだ?」
「僕はやっぱり、術師コースかなぁ。ルカは?」
テオは魔力量もあったし、希望は叶うだろう。
「俺はまだ未定だから、決まるまでは三コースとも日替わりって言ってたけど、まぁ、いろいろやれて良かったかな。木こりなら……剣術コースで筋肉つける方がいいのか……術師コースで何か補助魔法を学ぶのも……国政コースは……いらないな!」
「やっぱり、木こりが基本なんだね……」
テオ、俺の話を聞いてなかったのか?最初から木こりって言ったのに……出世払いの木彫りの熊、やらないぞ!
俺の部屋は一階のテオやバーンとは離れた三階にある。
言われた番号の部屋の前につき、すでに同室の奴がいるかもしれないからノックする。
「……どうぞ」
おぉ、低くて良い声だ!
「入るぞ!」
中はテオの個室よりも若干広い。
一室を二つに仕切り、左右対称に机、小さなクローゼット、ベッドが置かれてある。
十分だな!
同室のヤツは……珍しい!メガネだ!!
暗めの茶色の髪はサイドは短く前髪が長めでメガネに少し被っている。
メガネが奥二重の深緑の瞳を知的に見せ、整った鼻筋と薄目の唇も相まって涼やかだ。
体躯は少し細めではあるが、病的ではない。
読書でもしていたのだろう、座っている机の前に本がある。
読書家で目を悪くしたのか?
座っているため身長は分からないが、低くはなさそうだ。
しかし、コイツも美形だな……。
なんだ?顔面審査もあるのか?
俺、これから落とされるとかないよな?
「俺はルカ!同室になった、よろしくな」
「あぁ」
それだけ?
「名前は?」
「クリフト」
……こいつ、会話が続かない!
テオがスッと前に出る。
「初めまして。僕はルカの友人でテオドール」
クリフトが椅子から立ち上がる。
「ロレーヌ辺境伯テオドール様ですね?お噂はかねがね……同じ寄宿学校で学べるとは幸運です」
「同じ寄宿生だ。テオでいい」
「なんと!恐れ多いことでございます。望外の喜びです。これからも親しくして頂けると……」
……会話が続いてる。
これは、俺に興味がないだけか?
顔面偏差値問題か!?
「クリフト!」
「……」
返事すらない!
汚いものを見るような顔になってる。
くそぅ、俺の顔はそこまでか!?
「お前は平民か?」
「……それが?」
「俺もだ!」
平民仲間だな!
顔が嬉しくて笑ってしまう。
無料じゃないと聞いて、平民仲間はできないかと思った……コイツも魔力量が多いのか?
「魔力量は多いのか?」
「……」
「俺は魔力量が多くないと無料って知らなかったんだよー。クリフト、知ってたか?」
「……」
「コースはどこだ?俺は魔力量測定が……」
「うるさい!黙れ!」
へ?なぜ、キレられた??
悪いヤツじゃないことは分かったしな。
とりあえず、テオと一緒に自室に向かう。
基本的に一室二名らしく、残念ながら同室はテオじゃなかった。
テオは個室だ。
高位貴族は個室が与えられるらしい。
身分差の悪弊かと思ったが、高位貴族は従者を伴っていたり、装飾品なども高価な品が多く、盗難などの被害が出てもいけないと個室が指定されるようになったらしい。
当然、料金も発生するらしく、俺はもちろん無料一択だ!
「僕、個室を止めてルカと同室に変えて貰おうかな……」
テオはそんなことを言ってくれるが、お金に問題もないなら絶対個室がいいに決まっている!
本来侯爵以上が個室らしいが、今年はバーンだけらしく、テオも侯爵と同等クラスの辺境伯なので、特例となったらしい。
「ダメだ!俺がテオの部屋に遊びに行けなくなるだろ?テオも、遊びに来てくれ!互いの部屋を行き来する……なんかいいよな!」
テオがなぜか、早足になった。
何かぶつぶつ言ってるが分からない。
先にテオの部屋に着く。
扉を開けると、すでに荷物が運ばれていた。
聞くと、まだ他にも届くらしい。
しかし、一人で過ごすには何もかも広すぎないか?
簡易的な浴室、備え付けの本棚、クローゼット、ベッドに机……快適すぎる!
「テオ!ベッドがでかい。二人で寝られるな!」
「えっ……そ、そうだね?」
テオは顔を赤らめ、そわそわしている。
?
なぜ、ベッドがでかいと褒めたら照れてるんだ?
テオは自分が持ってきていた貴重品などを備え付けの金庫に仕舞い、鍵をかける。
これは各自一つあるらしい。
俺には金庫に仕舞うものがないなぁ……。
父さんがお金を送ってくれると言っていたが、無理はさせたくない。
「お待たせ。ルカの部屋に行こう?同室が良い人ならいいんだけど……」
テオは心配症だな!
今年、この寄宿学校には50人程度入学予定らしいが、近くの者は通うため寄宿舎には30人ほどが暮らすことになるらしい。
その内、女の子は何人いるんだろう……俺のハッピーライフは……。
まぁ、女の子と同室ってことは無いだろうから、同室は男だろう。
気兼ね無くやれるヤツがいいな!
本来は魔力量によってコースが分かれ、その同じコースの者と同室になるが俺は未定?なので、空いている部屋になったらしい。
「テオはどのコース志望なんだ?」
「僕はやっぱり、術師コースかなぁ。ルカは?」
テオは魔力量もあったし、希望は叶うだろう。
「俺はまだ未定だから、決まるまでは三コースとも日替わりって言ってたけど、まぁ、いろいろやれて良かったかな。木こりなら……剣術コースで筋肉つける方がいいのか……術師コースで何か補助魔法を学ぶのも……国政コースは……いらないな!」
「やっぱり、木こりが基本なんだね……」
テオ、俺の話を聞いてなかったのか?最初から木こりって言ったのに……出世払いの木彫りの熊、やらないぞ!
俺の部屋は一階のテオやバーンとは離れた三階にある。
言われた番号の部屋の前につき、すでに同室の奴がいるかもしれないからノックする。
「……どうぞ」
おぉ、低くて良い声だ!
「入るぞ!」
中はテオの個室よりも若干広い。
一室を二つに仕切り、左右対称に机、小さなクローゼット、ベッドが置かれてある。
十分だな!
同室のヤツは……珍しい!メガネだ!!
暗めの茶色の髪はサイドは短く前髪が長めでメガネに少し被っている。
メガネが奥二重の深緑の瞳を知的に見せ、整った鼻筋と薄目の唇も相まって涼やかだ。
体躯は少し細めではあるが、病的ではない。
読書でもしていたのだろう、座っている机の前に本がある。
読書家で目を悪くしたのか?
座っているため身長は分からないが、低くはなさそうだ。
しかし、コイツも美形だな……。
なんだ?顔面審査もあるのか?
俺、これから落とされるとかないよな?
「俺はルカ!同室になった、よろしくな」
「あぁ」
それだけ?
「名前は?」
「クリフト」
……こいつ、会話が続かない!
テオがスッと前に出る。
「初めまして。僕はルカの友人でテオドール」
クリフトが椅子から立ち上がる。
「ロレーヌ辺境伯テオドール様ですね?お噂はかねがね……同じ寄宿学校で学べるとは幸運です」
「同じ寄宿生だ。テオでいい」
「なんと!恐れ多いことでございます。望外の喜びです。これからも親しくして頂けると……」
……会話が続いてる。
これは、俺に興味がないだけか?
顔面偏差値問題か!?
「クリフト!」
「……」
返事すらない!
汚いものを見るような顔になってる。
くそぅ、俺の顔はそこまでか!?
「お前は平民か?」
「……それが?」
「俺もだ!」
平民仲間だな!
顔が嬉しくて笑ってしまう。
無料じゃないと聞いて、平民仲間はできないかと思った……コイツも魔力量が多いのか?
「魔力量は多いのか?」
「……」
「俺は魔力量が多くないと無料って知らなかったんだよー。クリフト、知ってたか?」
「……」
「コースはどこだ?俺は魔力量測定が……」
「うるさい!黙れ!」
へ?なぜ、キレられた??
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