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心が動いた日~?視点~
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「お前は本当に運が良い。まだ、お前の友は無事なようだ。ちゃんと話しておいたから、迎えに行くが良い。そこまで転移させてやろう」
少年の言葉を待たず、身体に触れ強制的に転移させた。
そう言えば、名前も聞いていなかったな。
まぁ、いい。
もう二度と関わることもないだろう。
少年を転移させたほぼ同時にギュスターも転移してきたようだ。
「ご命令通り、解放してきました。あともう少しであの黒髪黒目の少年の絶望の顔が見られたのに……残念だ」
相変わらず、残虐だ。
ギュスターは魔法量も多く、体術にも優れている。
魔力量からも、どこかの貴族の血筋だろうが、私生児のために貧しい地に生まれ育った。
そうでなければ、中央で活躍したほどの実力がある。
聖教の集まりでその実力を見抜き、僕自身が拾って側に置いた。
この聖教において、この者ほど実力と信念が伴っている者はいない。
あの少年の話を聞いて、すぐにコレだと分かった。
今では聖教の暗部を一手に引き受けている。
そういえば、あの少年もなかなかの動きだった。
何者かが侵入したと気づいた時には兄上がとうとう刺客でも放ったのかと思ったが……。
「我が君、あの黒髪黒目の少年をぜひ聖教へ。良い駒になります」
「まだ、子供だろう?それに、良い友に恵まれているようだ。神の身許へ参る日はもうすぐそこだ。それまで、穏やかに過ごさせてあげよう」
ギュスターは不満げな顔をしながらも一礼し、下がった。
一人になり、自室の椅子にそっと腰掛ける。
今日は久しぶりにルカの名を聞いた。
まさか、僕がルカと間違えられるとは……。
可笑しくて、また少し声に出し笑う。
もうすぐ、側へ……。
目を閉じ、想いに耽っていると部屋を軽くノックする音がした。
使用人が部屋の扉を少し開け、声のみを届ける。
「失礼します。我が君にお会いしたいと…… 」
「僕に?誰だ?」
そんな予定はなかったはずだが……。
「宰相のフォルクス様とシュラ侯爵が」
「フォルクスとシュルツか!」
あまりに懐かしい名に思わず立ち上がる。
「会おう」
「御意」
いつぶりだろうか。
自室から応接の間まで歩きながら、浮かんでは消える二人との思い出。
足取りも軽く、応接の間の扉に着くと二人はすでに部屋の中で控えていた。
使用人に僕の入室を伝えられると、その場に片膝をつき、頭を垂れる。
僕は応接の間の一段高い位置に置かれた椅子に腰掛け、使用人に下がるよう目で指示する。
「頭をあげよ。そうかしこまらなくても良い。ここは中央ではない。久しぶりだな、二人とも」
二人はすっと頭をあげた。
真顔のフォルクスとは違い、シュルツは驚きで目を見開く。
「お久しぶりです、大公殿下」
「お久し、ぶりです、大公殿下」
「シュルツ、お前はまだ女の姿か?シュラ、だったか。僕の前では前の姿に戻れ。変な感じだ」
「……はい」
シュルツはスッと男の姿に変化した。いや、戻ったという方が正しい。
最後に会ったあの時……僕を罵倒し、不敬罪だと捕らわれた時はまだ少年だった……僕と同じく。
「シュルツ、この姿、驚いたか?お前と最後に会った時、お互い少年だった。お前は美しいまま青年となったが、僕もなかなかの美丈夫ではないか?」
「大公殿下……その……」
「ん?」
「その、御髪は……」
「あぁ」
僕は自分の長い髪を手ですーっと鋤いた。
「見事だろう?」
「……」
シュルツはそっと顔を伏せた。
「で?まさか、僕の成長を見に来た訳ではないだろう?宰相殿もいるということは、兄上の差し金か?」
フォルクスもシュルツも表情が固い。
何か来ざるを得ない理由があるはず。
「恐れながら。私がルーツ寄宿学校を訪問している時に、寄宿生が聖教のギュスターという者に拉致されました。ぜひ、大公殿下のお力で救出をお願いしたく参りました」
フォルクスが頭を下げると同時にシュルツも下げる。
「ははははははっ」
思わず、笑ってしまう。
笑うことなど久しく忘れていたのに。そうか、先ほどの少年はルーツ寄宿学校の寄宿生だったな。
二人は笑い声に驚き、思わず伏せた顔をあげた。
「お前達、遅かったな。その少年ならば、もう解放した。もう、その少年の友が僕に直談判した後だ。寄宿生に先を越されるようでは、宰相も侯爵もその者への思い入れが足りないとみえる」
「違う!」
……ほぅ。
あのシュルツが、怒る、か。
ただの軽口だ。
軽く一笑に付す程度の。
二人はフォルクスの指示で、すべての情報を集め、状況を踏まえた上で行動したんだろう。
正直、ギュスターの名が出た時は驚いた。
だからこそ、自分の身も危険も顧みずに行動した寄宿生よりも後手に回ることになった。
もちろん、あの少年は運が良かっただけのこと。
場所も情報も不確定のまま、たまたま選び取った細い糸が繋がった。
もちろん、最悪の展開も待っていた可能性もあった。
僕の怒りをかえば、捕らわれた少年は一瞬で惨殺されたかもしれない。
フォルクスは救出するつもりでココに来た。
短時間で情報を集め、僕が救出し得ると判断して。
最善といえる。
だからこそ、遅れをとった。
今、僕がギュスターに救出を指示したとして……無傷だっただろうか?
あの残虐なギュスターを前に、どんな仕打ちをされたか分かったものではない。
「……信頼しているからこそ、絶対的なルートを探ったのです」
怒りに震えているシュルツに代わってフォルクスが僕を強い視線で見据える。
面白い!
フォルクスも怒っている。
何に?
寄宿生を拐ったことに……ではなく、二人の想いがあの少年に劣ると言ったことにか!
ギュスターも聖教に引き入れたいと言っていたその黒髪黒目の少年は何者だろう?
「まぁ、いい。とにかく、お前達の大切な寄宿生はもう救出された。お前のことだ、捕らわれている場所の算段はついているのだろう?救いに来た少年は僕が転移させたが、向こうがどんな状況か分からない。早くお前達もいってあげるといい。お茶でも飲みながら、昔話でもしたい所だが……退室を許す」
「……失礼します」
「……」
二人は僕に一礼し、転移した。
シュルツは何か言いたげだったが……。
……しかし、驚いた。
シュルツにとって、寄宿生は大切な教え子ではあるが、フォルクスにとってみれば何の関係もないはず。
それが、この僕にわざわざ救出を依頼?
それに、あの二人が僕の前であのような態度を取るなんて。
怒りの感情をぶつけられたのはあの時以来だ。
今日は、久しぶりに心が動いた。
ルカの名を聞きあまつさえその当人と間違えられ、旧知の二人のあの姿……すべて黒髪黒目の少年に起因する。
黒髪黒目の少年……僕も会ってみたくなった。
少年の言葉を待たず、身体に触れ強制的に転移させた。
そう言えば、名前も聞いていなかったな。
まぁ、いい。
もう二度と関わることもないだろう。
少年を転移させたほぼ同時にギュスターも転移してきたようだ。
「ご命令通り、解放してきました。あともう少しであの黒髪黒目の少年の絶望の顔が見られたのに……残念だ」
相変わらず、残虐だ。
ギュスターは魔法量も多く、体術にも優れている。
魔力量からも、どこかの貴族の血筋だろうが、私生児のために貧しい地に生まれ育った。
そうでなければ、中央で活躍したほどの実力がある。
聖教の集まりでその実力を見抜き、僕自身が拾って側に置いた。
この聖教において、この者ほど実力と信念が伴っている者はいない。
あの少年の話を聞いて、すぐにコレだと分かった。
今では聖教の暗部を一手に引き受けている。
そういえば、あの少年もなかなかの動きだった。
何者かが侵入したと気づいた時には兄上がとうとう刺客でも放ったのかと思ったが……。
「我が君、あの黒髪黒目の少年をぜひ聖教へ。良い駒になります」
「まだ、子供だろう?それに、良い友に恵まれているようだ。神の身許へ参る日はもうすぐそこだ。それまで、穏やかに過ごさせてあげよう」
ギュスターは不満げな顔をしながらも一礼し、下がった。
一人になり、自室の椅子にそっと腰掛ける。
今日は久しぶりにルカの名を聞いた。
まさか、僕がルカと間違えられるとは……。
可笑しくて、また少し声に出し笑う。
もうすぐ、側へ……。
目を閉じ、想いに耽っていると部屋を軽くノックする音がした。
使用人が部屋の扉を少し開け、声のみを届ける。
「失礼します。我が君にお会いしたいと…… 」
「僕に?誰だ?」
そんな予定はなかったはずだが……。
「宰相のフォルクス様とシュラ侯爵が」
「フォルクスとシュルツか!」
あまりに懐かしい名に思わず立ち上がる。
「会おう」
「御意」
いつぶりだろうか。
自室から応接の間まで歩きながら、浮かんでは消える二人との思い出。
足取りも軽く、応接の間の扉に着くと二人はすでに部屋の中で控えていた。
使用人に僕の入室を伝えられると、その場に片膝をつき、頭を垂れる。
僕は応接の間の一段高い位置に置かれた椅子に腰掛け、使用人に下がるよう目で指示する。
「頭をあげよ。そうかしこまらなくても良い。ここは中央ではない。久しぶりだな、二人とも」
二人はすっと頭をあげた。
真顔のフォルクスとは違い、シュルツは驚きで目を見開く。
「お久しぶりです、大公殿下」
「お久し、ぶりです、大公殿下」
「シュルツ、お前はまだ女の姿か?シュラ、だったか。僕の前では前の姿に戻れ。変な感じだ」
「……はい」
シュルツはスッと男の姿に変化した。いや、戻ったという方が正しい。
最後に会ったあの時……僕を罵倒し、不敬罪だと捕らわれた時はまだ少年だった……僕と同じく。
「シュルツ、この姿、驚いたか?お前と最後に会った時、お互い少年だった。お前は美しいまま青年となったが、僕もなかなかの美丈夫ではないか?」
「大公殿下……その……」
「ん?」
「その、御髪は……」
「あぁ」
僕は自分の長い髪を手ですーっと鋤いた。
「見事だろう?」
「……」
シュルツはそっと顔を伏せた。
「で?まさか、僕の成長を見に来た訳ではないだろう?宰相殿もいるということは、兄上の差し金か?」
フォルクスもシュルツも表情が固い。
何か来ざるを得ない理由があるはず。
「恐れながら。私がルーツ寄宿学校を訪問している時に、寄宿生が聖教のギュスターという者に拉致されました。ぜひ、大公殿下のお力で救出をお願いしたく参りました」
フォルクスが頭を下げると同時にシュルツも下げる。
「ははははははっ」
思わず、笑ってしまう。
笑うことなど久しく忘れていたのに。そうか、先ほどの少年はルーツ寄宿学校の寄宿生だったな。
二人は笑い声に驚き、思わず伏せた顔をあげた。
「お前達、遅かったな。その少年ならば、もう解放した。もう、その少年の友が僕に直談判した後だ。寄宿生に先を越されるようでは、宰相も侯爵もその者への思い入れが足りないとみえる」
「違う!」
……ほぅ。
あのシュルツが、怒る、か。
ただの軽口だ。
軽く一笑に付す程度の。
二人はフォルクスの指示で、すべての情報を集め、状況を踏まえた上で行動したんだろう。
正直、ギュスターの名が出た時は驚いた。
だからこそ、自分の身も危険も顧みずに行動した寄宿生よりも後手に回ることになった。
もちろん、あの少年は運が良かっただけのこと。
場所も情報も不確定のまま、たまたま選び取った細い糸が繋がった。
もちろん、最悪の展開も待っていた可能性もあった。
僕の怒りをかえば、捕らわれた少年は一瞬で惨殺されたかもしれない。
フォルクスは救出するつもりでココに来た。
短時間で情報を集め、僕が救出し得ると判断して。
最善といえる。
だからこそ、遅れをとった。
今、僕がギュスターに救出を指示したとして……無傷だっただろうか?
あの残虐なギュスターを前に、どんな仕打ちをされたか分かったものではない。
「……信頼しているからこそ、絶対的なルートを探ったのです」
怒りに震えているシュルツに代わってフォルクスが僕を強い視線で見据える。
面白い!
フォルクスも怒っている。
何に?
寄宿生を拐ったことに……ではなく、二人の想いがあの少年に劣ると言ったことにか!
ギュスターも聖教に引き入れたいと言っていたその黒髪黒目の少年は何者だろう?
「まぁ、いい。とにかく、お前達の大切な寄宿生はもう救出された。お前のことだ、捕らわれている場所の算段はついているのだろう?救いに来た少年は僕が転移させたが、向こうがどんな状況か分からない。早くお前達もいってあげるといい。お茶でも飲みながら、昔話でもしたい所だが……退室を許す」
「……失礼します」
「……」
二人は僕に一礼し、転移した。
シュルツは何か言いたげだったが……。
……しかし、驚いた。
シュルツにとって、寄宿生は大切な教え子ではあるが、フォルクスにとってみれば何の関係もないはず。
それが、この僕にわざわざ救出を依頼?
それに、あの二人が僕の前であのような態度を取るなんて。
怒りの感情をぶつけられたのはあの時以来だ。
今日は、久しぶりに心が動いた。
ルカの名を聞きあまつさえその当人と間違えられ、旧知の二人のあの姿……すべて黒髪黒目の少年に起因する。
黒髪黒目の少年……僕も会ってみたくなった。
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