92 / 146
心が動いた日~?視点~
しおりを挟む
「お前は本当に運が良い。まだ、お前の友は無事なようだ。ちゃんと話しておいたから、迎えに行くが良い。そこまで転移させてやろう」
少年の言葉を待たず、身体に触れ強制的に転移させた。
そう言えば、名前も聞いていなかったな。
まぁ、いい。
もう二度と関わることもないだろう。
少年を転移させたほぼ同時にギュスターも転移してきたようだ。
「ご命令通り、解放してきました。あともう少しであの黒髪黒目の少年の絶望の顔が見られたのに……残念だ」
相変わらず、残虐だ。
ギュスターは魔法量も多く、体術にも優れている。
魔力量からも、どこかの貴族の血筋だろうが、私生児のために貧しい地に生まれ育った。
そうでなければ、中央で活躍したほどの実力がある。
聖教の集まりでその実力を見抜き、僕自身が拾って側に置いた。
この聖教において、この者ほど実力と信念が伴っている者はいない。
あの少年の話を聞いて、すぐにコレだと分かった。
今では聖教の暗部を一手に引き受けている。
そういえば、あの少年もなかなかの動きだった。
何者かが侵入したと気づいた時には兄上がとうとう刺客でも放ったのかと思ったが……。
「我が君、あの黒髪黒目の少年をぜひ聖教へ。良い駒になります」
「まだ、子供だろう?それに、良い友に恵まれているようだ。神の身許へ参る日はもうすぐそこだ。それまで、穏やかに過ごさせてあげよう」
ギュスターは不満げな顔をしながらも一礼し、下がった。
一人になり、自室の椅子にそっと腰掛ける。
今日は久しぶりにルカの名を聞いた。
まさか、僕がルカと間違えられるとは……。
可笑しくて、また少し声に出し笑う。
もうすぐ、側へ……。
目を閉じ、想いに耽っていると部屋を軽くノックする音がした。
使用人が部屋の扉を少し開け、声のみを届ける。
「失礼します。我が君にお会いしたいと…… 」
「僕に?誰だ?」
そんな予定はなかったはずだが……。
「宰相のフォルクス様とシュラ侯爵が」
「フォルクスとシュルツか!」
あまりに懐かしい名に思わず立ち上がる。
「会おう」
「御意」
いつぶりだろうか。
自室から応接の間まで歩きながら、浮かんでは消える二人との思い出。
足取りも軽く、応接の間の扉に着くと二人はすでに部屋の中で控えていた。
使用人に僕の入室を伝えられると、その場に片膝をつき、頭を垂れる。
僕は応接の間の一段高い位置に置かれた椅子に腰掛け、使用人に下がるよう目で指示する。
「頭をあげよ。そうかしこまらなくても良い。ここは中央ではない。久しぶりだな、二人とも」
二人はすっと頭をあげた。
真顔のフォルクスとは違い、シュルツは驚きで目を見開く。
「お久しぶりです、大公殿下」
「お久し、ぶりです、大公殿下」
「シュルツ、お前はまだ女の姿か?シュラ、だったか。僕の前では前の姿に戻れ。変な感じだ」
「……はい」
シュルツはスッと男の姿に変化した。いや、戻ったという方が正しい。
最後に会ったあの時……僕を罵倒し、不敬罪だと捕らわれた時はまだ少年だった……僕と同じく。
「シュルツ、この姿、驚いたか?お前と最後に会った時、お互い少年だった。お前は美しいまま青年となったが、僕もなかなかの美丈夫ではないか?」
「大公殿下……その……」
「ん?」
「その、御髪は……」
「あぁ」
僕は自分の長い髪を手ですーっと鋤いた。
「見事だろう?」
「……」
シュルツはそっと顔を伏せた。
「で?まさか、僕の成長を見に来た訳ではないだろう?宰相殿もいるということは、兄上の差し金か?」
フォルクスもシュルツも表情が固い。
何か来ざるを得ない理由があるはず。
「恐れながら。私がルーツ寄宿学校を訪問している時に、寄宿生が聖教のギュスターという者に拉致されました。ぜひ、大公殿下のお力で救出をお願いしたく参りました」
フォルクスが頭を下げると同時にシュルツも下げる。
「ははははははっ」
思わず、笑ってしまう。
笑うことなど久しく忘れていたのに。そうか、先ほどの少年はルーツ寄宿学校の寄宿生だったな。
二人は笑い声に驚き、思わず伏せた顔をあげた。
「お前達、遅かったな。その少年ならば、もう解放した。もう、その少年の友が僕に直談判した後だ。寄宿生に先を越されるようでは、宰相も侯爵もその者への思い入れが足りないとみえる」
「違う!」
……ほぅ。
あのシュルツが、怒る、か。
ただの軽口だ。
軽く一笑に付す程度の。
二人はフォルクスの指示で、すべての情報を集め、状況を踏まえた上で行動したんだろう。
正直、ギュスターの名が出た時は驚いた。
だからこそ、自分の身も危険も顧みずに行動した寄宿生よりも後手に回ることになった。
もちろん、あの少年は運が良かっただけのこと。
場所も情報も不確定のまま、たまたま選び取った細い糸が繋がった。
もちろん、最悪の展開も待っていた可能性もあった。
僕の怒りをかえば、捕らわれた少年は一瞬で惨殺されたかもしれない。
フォルクスは救出するつもりでココに来た。
短時間で情報を集め、僕が救出し得ると判断して。
最善といえる。
だからこそ、遅れをとった。
今、僕がギュスターに救出を指示したとして……無傷だっただろうか?
あの残虐なギュスターを前に、どんな仕打ちをされたか分かったものではない。
「……信頼しているからこそ、絶対的なルートを探ったのです」
怒りに震えているシュルツに代わってフォルクスが僕を強い視線で見据える。
面白い!
フォルクスも怒っている。
何に?
寄宿生を拐ったことに……ではなく、二人の想いがあの少年に劣ると言ったことにか!
ギュスターも聖教に引き入れたいと言っていたその黒髪黒目の少年は何者だろう?
「まぁ、いい。とにかく、お前達の大切な寄宿生はもう救出された。お前のことだ、捕らわれている場所の算段はついているのだろう?救いに来た少年は僕が転移させたが、向こうがどんな状況か分からない。早くお前達もいってあげるといい。お茶でも飲みながら、昔話でもしたい所だが……退室を許す」
「……失礼します」
「……」
二人は僕に一礼し、転移した。
シュルツは何か言いたげだったが……。
……しかし、驚いた。
シュルツにとって、寄宿生は大切な教え子ではあるが、フォルクスにとってみれば何の関係もないはず。
それが、この僕にわざわざ救出を依頼?
それに、あの二人が僕の前であのような態度を取るなんて。
怒りの感情をぶつけられたのはあの時以来だ。
今日は、久しぶりに心が動いた。
ルカの名を聞きあまつさえその当人と間違えられ、旧知の二人のあの姿……すべて黒髪黒目の少年に起因する。
黒髪黒目の少年……僕も会ってみたくなった。
少年の言葉を待たず、身体に触れ強制的に転移させた。
そう言えば、名前も聞いていなかったな。
まぁ、いい。
もう二度と関わることもないだろう。
少年を転移させたほぼ同時にギュスターも転移してきたようだ。
「ご命令通り、解放してきました。あともう少しであの黒髪黒目の少年の絶望の顔が見られたのに……残念だ」
相変わらず、残虐だ。
ギュスターは魔法量も多く、体術にも優れている。
魔力量からも、どこかの貴族の血筋だろうが、私生児のために貧しい地に生まれ育った。
そうでなければ、中央で活躍したほどの実力がある。
聖教の集まりでその実力を見抜き、僕自身が拾って側に置いた。
この聖教において、この者ほど実力と信念が伴っている者はいない。
あの少年の話を聞いて、すぐにコレだと分かった。
今では聖教の暗部を一手に引き受けている。
そういえば、あの少年もなかなかの動きだった。
何者かが侵入したと気づいた時には兄上がとうとう刺客でも放ったのかと思ったが……。
「我が君、あの黒髪黒目の少年をぜひ聖教へ。良い駒になります」
「まだ、子供だろう?それに、良い友に恵まれているようだ。神の身許へ参る日はもうすぐそこだ。それまで、穏やかに過ごさせてあげよう」
ギュスターは不満げな顔をしながらも一礼し、下がった。
一人になり、自室の椅子にそっと腰掛ける。
今日は久しぶりにルカの名を聞いた。
まさか、僕がルカと間違えられるとは……。
可笑しくて、また少し声に出し笑う。
もうすぐ、側へ……。
目を閉じ、想いに耽っていると部屋を軽くノックする音がした。
使用人が部屋の扉を少し開け、声のみを届ける。
「失礼します。我が君にお会いしたいと…… 」
「僕に?誰だ?」
そんな予定はなかったはずだが……。
「宰相のフォルクス様とシュラ侯爵が」
「フォルクスとシュルツか!」
あまりに懐かしい名に思わず立ち上がる。
「会おう」
「御意」
いつぶりだろうか。
自室から応接の間まで歩きながら、浮かんでは消える二人との思い出。
足取りも軽く、応接の間の扉に着くと二人はすでに部屋の中で控えていた。
使用人に僕の入室を伝えられると、その場に片膝をつき、頭を垂れる。
僕は応接の間の一段高い位置に置かれた椅子に腰掛け、使用人に下がるよう目で指示する。
「頭をあげよ。そうかしこまらなくても良い。ここは中央ではない。久しぶりだな、二人とも」
二人はすっと頭をあげた。
真顔のフォルクスとは違い、シュルツは驚きで目を見開く。
「お久しぶりです、大公殿下」
「お久し、ぶりです、大公殿下」
「シュルツ、お前はまだ女の姿か?シュラ、だったか。僕の前では前の姿に戻れ。変な感じだ」
「……はい」
シュルツはスッと男の姿に変化した。いや、戻ったという方が正しい。
最後に会ったあの時……僕を罵倒し、不敬罪だと捕らわれた時はまだ少年だった……僕と同じく。
「シュルツ、この姿、驚いたか?お前と最後に会った時、お互い少年だった。お前は美しいまま青年となったが、僕もなかなかの美丈夫ではないか?」
「大公殿下……その……」
「ん?」
「その、御髪は……」
「あぁ」
僕は自分の長い髪を手ですーっと鋤いた。
「見事だろう?」
「……」
シュルツはそっと顔を伏せた。
「で?まさか、僕の成長を見に来た訳ではないだろう?宰相殿もいるということは、兄上の差し金か?」
フォルクスもシュルツも表情が固い。
何か来ざるを得ない理由があるはず。
「恐れながら。私がルーツ寄宿学校を訪問している時に、寄宿生が聖教のギュスターという者に拉致されました。ぜひ、大公殿下のお力で救出をお願いしたく参りました」
フォルクスが頭を下げると同時にシュルツも下げる。
「ははははははっ」
思わず、笑ってしまう。
笑うことなど久しく忘れていたのに。そうか、先ほどの少年はルーツ寄宿学校の寄宿生だったな。
二人は笑い声に驚き、思わず伏せた顔をあげた。
「お前達、遅かったな。その少年ならば、もう解放した。もう、その少年の友が僕に直談判した後だ。寄宿生に先を越されるようでは、宰相も侯爵もその者への思い入れが足りないとみえる」
「違う!」
……ほぅ。
あのシュルツが、怒る、か。
ただの軽口だ。
軽く一笑に付す程度の。
二人はフォルクスの指示で、すべての情報を集め、状況を踏まえた上で行動したんだろう。
正直、ギュスターの名が出た時は驚いた。
だからこそ、自分の身も危険も顧みずに行動した寄宿生よりも後手に回ることになった。
もちろん、あの少年は運が良かっただけのこと。
場所も情報も不確定のまま、たまたま選び取った細い糸が繋がった。
もちろん、最悪の展開も待っていた可能性もあった。
僕の怒りをかえば、捕らわれた少年は一瞬で惨殺されたかもしれない。
フォルクスは救出するつもりでココに来た。
短時間で情報を集め、僕が救出し得ると判断して。
最善といえる。
だからこそ、遅れをとった。
今、僕がギュスターに救出を指示したとして……無傷だっただろうか?
あの残虐なギュスターを前に、どんな仕打ちをされたか分かったものではない。
「……信頼しているからこそ、絶対的なルートを探ったのです」
怒りに震えているシュルツに代わってフォルクスが僕を強い視線で見据える。
面白い!
フォルクスも怒っている。
何に?
寄宿生を拐ったことに……ではなく、二人の想いがあの少年に劣ると言ったことにか!
ギュスターも聖教に引き入れたいと言っていたその黒髪黒目の少年は何者だろう?
「まぁ、いい。とにかく、お前達の大切な寄宿生はもう救出された。お前のことだ、捕らわれている場所の算段はついているのだろう?救いに来た少年は僕が転移させたが、向こうがどんな状況か分からない。早くお前達もいってあげるといい。お茶でも飲みながら、昔話でもしたい所だが……退室を許す」
「……失礼します」
「……」
二人は僕に一礼し、転移した。
シュルツは何か言いたげだったが……。
……しかし、驚いた。
シュルツにとって、寄宿生は大切な教え子ではあるが、フォルクスにとってみれば何の関係もないはず。
それが、この僕にわざわざ救出を依頼?
それに、あの二人が僕の前であのような態度を取るなんて。
怒りの感情をぶつけられたのはあの時以来だ。
今日は、久しぶりに心が動いた。
ルカの名を聞きあまつさえその当人と間違えられ、旧知の二人のあの姿……すべて黒髪黒目の少年に起因する。
黒髪黒目の少年……僕も会ってみたくなった。
55
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた
木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。
自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。
しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。
ユエ×フォラン
(ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
【完結】義妹(いもうと)を応援してたら、俺が騎士に溺愛されました
未希かずは(Miki)
BL
第13回BL大賞 奨励賞 受賞しました。
皆さまありがとうございます。
「ねえ、私だけを見て」
これは受けを愛しすぎて様子のおかしい攻めのフィンと、攻めが気になる受けエリゼオの恋のお話です。
エリゼオは母の再婚により、義妹(いもうと)ができた。彼には前世の記憶があり、その前世の後悔から、エリゼオは今度こそ義妹を守ると誓う。そこに現れた一人の騎士、フィン。彼は何と、義妹と両想いらしい。まだ付き合えていない義妹とフィンの恋を応援しようとするエリゼオ。けれどフィンの優しさに触れ、気付けば自分がフィンを好きになってしまった。
「この恋、早く諦めなくちゃ……」
本人の思いとはうらはらに、フィンはエリゼオを放っておかない。
この恋、どうなる!? じれキュン転生ファンタジー。ハピエンです。
番外編。
リナルド×ガルディア。王族と近衞騎士の恋。
――忠誠を誓った相手を、愛してはいけないと思っていた。切ない身分差、年の差の恋。恋の自覚は、相手が成人してからになります。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります
ナナメ
BL
8歳の頃ここが『光の勇者と救世の御子』の小説、もしくはそれに類似した世界であるという記憶が甦ったウル。
家族に疎まれながら育った自分は囮で偽物の王太子の婚約者である事、同い年の義弟ハガルが本物の婚約者である事、真実を告げられた日に全てを失い絶望して魔王になってしまう事ーーそれを、思い出した。
思い出したからには思いどおりになるものか、そして小説のちょい役である推しの元で幸せになってみせる!と10年かけて下地を築いた卒業パーティーの日ーー
ーーさあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!
魔王になりたくないラスボス(予定)と、本来超脇役のおっさんとの物語。
※体調次第で書いておりますのでかなりの鈍足更新になっております。ご了承頂ければ幸いです。
※表紙はAI作成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる