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_fifth_
episode24
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カツカツと黒板をチョークが叩く。
未だに夢ではないかと思ってしまい、十分に一回は目を擦るフリをして隣の席で頬ずえをつく冬李を見つめてしまっている。
『.....』
「...なに?」
『いや、』
首に巻かれたチョーカーが、白い制服の襟からチラチラ覗く。どこか分からない問題でもあるのか、冬李が下唇を軽く噛んでカリカリとペンをノートに滑らせている。
「はぁ」と漏れる吐息も、チョーカーが巻き付いた首元も、指先すらも注目して見ていなくてはいけないと言う気がしてしまう。
「顔になんか付いてる..?」
ふっとこっちを向いた冬李の奥が見えた。ソイツも冬李の首元を見ていた。後ろの席も前の席も、その横もその横も...。
一瞬ドキリとして我に返る。
「っ....」
『あ、、』
冬李はその視線に怯えていた。
*****
「ンっふ.....!友介!!急になんだよっ」
『抑制剤、飲んで来た?』
「飲んでな、いっ..けど、、」
誰もいない薄暗い教室に、二人だけの声が響く。
『なんで?』
「なんでって.....抑制器、つけて!」
『こんなもの、付けてるだけで安心しきってるの?』
冬李の首のチョーカーを引っ張り、つなぎ目の溝にぐっと親指を押し込む。
「あ...」
森塚の思った通り、意図も簡単に首から外れたチョーカーは、森塚の手の中で赤いランプを点滅させていた。
『新しくオーダーしたの?』
「...っ鷹城の時、ぶつかって落として壊れちゃったから。新しいの買う時にこっちの方がいいって言われて...ねぇ、..急に、どうしたんだよ」
『抑制器の外し方なんて、ネットを頼ればどれだけでも載ってるんだよ。このタイプは新型みたいだけど、さっきみたいに溝に力を入れるだけで簡単に取れるんだ』
「っそれがどうしたんだよ!そんな大人しく外させる訳ないだろ!」
『クラスの男子全員が狙ってる。数人で襲えば.....冬李には危険だよ。俺が誘ったのが悪かった。思ったより危ない』
森塚がカタカタと震える冬李の頭を優しく撫で、背後にまわりその手で外した抑制器をもう一度冬李の首に付けた。
『帰ろう。...冬李は俺が、守るから』
「....うん...」
未だに夢ではないかと思ってしまい、十分に一回は目を擦るフリをして隣の席で頬ずえをつく冬李を見つめてしまっている。
『.....』
「...なに?」
『いや、』
首に巻かれたチョーカーが、白い制服の襟からチラチラ覗く。どこか分からない問題でもあるのか、冬李が下唇を軽く噛んでカリカリとペンをノートに滑らせている。
「はぁ」と漏れる吐息も、チョーカーが巻き付いた首元も、指先すらも注目して見ていなくてはいけないと言う気がしてしまう。
「顔になんか付いてる..?」
ふっとこっちを向いた冬李の奥が見えた。ソイツも冬李の首元を見ていた。後ろの席も前の席も、その横もその横も...。
一瞬ドキリとして我に返る。
「っ....」
『あ、、』
冬李はその視線に怯えていた。
*****
「ンっふ.....!友介!!急になんだよっ」
『抑制剤、飲んで来た?』
「飲んでな、いっ..けど、、」
誰もいない薄暗い教室に、二人だけの声が響く。
『なんで?』
「なんでって.....抑制器、つけて!」
『こんなもの、付けてるだけで安心しきってるの?』
冬李の首のチョーカーを引っ張り、つなぎ目の溝にぐっと親指を押し込む。
「あ...」
森塚の思った通り、意図も簡単に首から外れたチョーカーは、森塚の手の中で赤いランプを点滅させていた。
『新しくオーダーしたの?』
「...っ鷹城の時、ぶつかって落として壊れちゃったから。新しいの買う時にこっちの方がいいって言われて...ねぇ、..急に、どうしたんだよ」
『抑制器の外し方なんて、ネットを頼ればどれだけでも載ってるんだよ。このタイプは新型みたいだけど、さっきみたいに溝に力を入れるだけで簡単に取れるんだ』
「っそれがどうしたんだよ!そんな大人しく外させる訳ないだろ!」
『クラスの男子全員が狙ってる。数人で襲えば.....冬李には危険だよ。俺が誘ったのが悪かった。思ったより危ない』
森塚がカタカタと震える冬李の頭を優しく撫で、背後にまわりその手で外した抑制器をもう一度冬李の首に付けた。
『帰ろう。...冬李は俺が、守るから』
「....うん...」
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