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90 孕め、孕め、孕め※モブユン

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 九度目――ジャスル様は、ユンファ様に口淫と手淫を教え込んだ。…長いことしゃぶらせ、扱かせ、間違えればその頬を打った。…怯えているユンファ様の尻でモノを扱く者、太ももに挟む者、彼の体に擦り付けられる勃起は後を絶たず、それをジャスル様は咎めもしない。
 ユンファ様の蕾に挿れさえしなければ、彼に何をしても構わぬと――ジャスル様が、おっしゃったからだ。
 
 いや、むしろジャスル様は、この美しい人がズタボロに穢されてゆく様を楽しんでいるのだ。――そして、限界までユンファ様に勃起を愛撫させたのち。

「おほ、でる、出るぞユンファ、…跨がって自分で挿れろ、子種を注いでやる、…」

「は、…はい…、……」

 ユンファ様はぼーっとしつつも頷き、フラつきながらもあぐらをかいて座っているジャスル様に跨って――自ら、猛ったソレを蕾にあてがう。
 しかしジャスル様は、ユンファ様の細腰を掴んでそれを止めた――。

「入れる時は“失礼します、旦那様”と言いなさい」

「……、失礼します、旦那様……」

 ユンファ様は従順に、しかし何も感情のない掠れ声でそう言うと、ぬぷり…腰を落としていった。――根本までソレが入ると、ジャスル様はその細い身体をしかと強く抱き締め、ユンファ様の耳元でねっとりとこう囁く。

「“旦那様の子種で僕を妊娠させてください”、と言えユンファ…」

「……、…」
 
 ぼーっとしているユンファ様は――はらり、はらり…その両目から、綺麗な涙の粒をこぼした。…壊れてしまったかのような無表情で、涙をこぼしたのだ。

「どうした…? ほら、早く言わんか」

「……旦那様の…子種で…、僕を、妊娠させてください…」

 それでも…暗い薄紫色の瞳、切れ長のまぶたをやや伏せて従ったユンファ様に、ジャスル様は満足した様子で鼻を鳴らし、下から突き上げ。

「よしよし、そう頼まれちゃ仕方ない、妊娠させてやるからのぉ、ワシの子種で孕めユンファ、おお、くるくるくる、たっぷりぶちまけてやるからな、妊娠しろ…っ妊娠しろ…っワシの赤子を百人は産め、わかったかっ?」

「……っは、はい、…はい、旦那様、…っはい…」
 
 顔を歪めることさえもうできぬようなユンファ様は、まるで人形のようにただガクガクと揺さぶられていた。――ほろほろと涙をこぼし、ジャスル様に抱き人形にされ。

「んお、おほ、…ふーっ、子壺にたっぷり出してやったぞユンファ、嬉しいか、幸せか、ユンファ…」

「……は、は、……」

 ユンファ様は目を瞑り――ジャスル様の言葉に返事をする余裕もないようだった。
 
「なに呆けておる、礼を申すのが礼儀だろうが!」
 
「…んっ…はぁ、っありがとうございます、旦那様、幸せです……」
 
 しかし尻をバチンッと叩かれ、ユンファ様はきゅっと眉を顰めた。
 
「僕を、旦那様の子種で孕ませてくださり、ありがとうございます、だろうが。」
 
「…ぼ…僕を、…旦那様の子種で、孕ませてくださり、ありがとうございます……」
 
 泣くのを必死に堪え――ユンファ様は、もはやただ従順であった。
 

 
 
 十度目――床でぐったりとしたユンファ様の体を折り曲げ、膝裏を持ち、彼の腹にその骨張った細い膝頭を押し付ける形で、その人の体の奥を突いているジャスル様は。

「…こうでもせねば溢れるからな、しっかり小壺の奥の奥に流さねばもったいない、のおユンファ?」

「…く、う゛、…ぅう…っ」
 
 この体勢では無理もないが、苦しげな顔をしているユンファ様は、…また男たちにひたすら精をかけられている。

「…どうした、苦しい声を出して…っ笑えユンファ! 主人の魔羅を突っ込んでいただいて嬉しいだろう、笑え!」
 
「ぅぐ、う゛…っ、は、はは…は……」
 
 苦しげに寄った眉――しかし無理に笑う顔。
 ぬぽぬぽと見せつけられている、彼のナカを行き来するジャスル様の勃起。――見たくもないはずだ。
 
「…もっと淫汁をかけてくださいと言え! ねだらんかユンファ、そんなことじゃ孕めんぞ。」
 
「…もっ…と、いんじる、…かけ、…ください…」
 
 ピュッピュッと――四方八方から、ユンファ様の体めがけて、あるいはその人の顔めがけて、白い精が飛ぶ。
 
「…ありがとう、…ございまひゅ…う、…うぁ…っ」
 
 もはやおもねたほうが楽と悟ったか、ユンファ様は、精をかけられるたび、礼を言うようになった。――ズボズボと蕾を犯され、自分の自身のみならず、何もかもが見えているこの体勢で、ジャスル様のいやらしい笑顔を見上げている彼は。
 
「…へへ…、えへ…へへ……」
 
 へらへらと、…壊れて、笑った。
 しかし…――その人を笑い、なぶる男たちはむしろ、そうして笑ったユンファ様を、至極馬鹿にした。
 
「嬉しいか、そんなに嬉しいか」
 
「…やはり蝶は淫売の種族なんでしょう」
 
「…もっと雄汁まみれにしてやろうなぁ、ははは」
 
「よほど男娼のほうが向いているんじゃないか? これで上流階級には属せますまい。」
 
「…ほほ、まあまあお前たち。――コレが孕めば、もっと金が稼げる。もっと我がモンス家の繁栄は約束されるのだ。…何人もの赤子を産ませれば、やがてあの五蝶もまるごとワシのもんじゃ!」
 
 ジャスル様のそれに、歓声があがる。

「…のおユンファ、たんと孕め、何人でもワシの子を産めよ、…――よしっんホ、出るぞユンファ、でるっ…主人に子種を頂いたら何というか、忘れておらんな?」

 ズブリ――串刺し状態のユンファ様は、そのまま射精され…その精にまみれてベトベトの、その真っ赤に染まった顔を、虚にしながら。

「…ありがとう、ございます…、だんなさま……」

「お、ほお、ほお、…わかってきたじゃないか、…んん? 良い子じゃユンファ…孕めよ」

「……はい…」

 
 孕め、孕め、孕め、孕め、孕め…――虚ろな顔をしているユンファ様に、周りの男たちは声を揃えてそう繰り返し、その人を呪った。
 

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