【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。

飼猫タマ

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54. 肉棒

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エーバル城塞都市から一週間が経過した。

 俺達『鉄血の乙女』は、遂に300階層目に到達しした。

「アナ先生、これをちょっとキツいですね……」

「まあ、300階層目は、SS以上の魔物しかいないから当然だよね」

 最近、殆どアナ先生、ビー子、クモの三人だけで魔物を倒していたのだが、三人だけだと攻略スピードがかなり遅くなってしまう。

 この三人だけで戦う状態が、アナ先生が俺の騎士になってからというもの、ずっと続いているのだ。

 由緒ある神聖フレシア王国の元騎士団長の娘として、仕える主を戦わせる訳にはいかないというのが、アナ先生の主張である。

 なんでも、神聖フレシア王国の王子が団長を務めるギルド、その名も『フレシア』では、ダンジョンに潜っても団長である王子は全く戦わないらしいのだ。

 正確に言うと、戦わないじゃなくて戦えないのであるが……

 神聖フレシア王国の王子は、10歳になると強制的に『フレシア』の団長にさせられる。

 世界中のどの街にもある冒険者ギルドは、この世界ではかなりの影響力を持っていて、尚且つ、冒険者ランキングで10位以内に入ると、冒険者ギルドの運営会議に関われるのだ。

 神聖フレシアは、国家戦略として国をあげて、冒険者ランキング10位入を目指している。

 そのランキング10位入りしたギルドの団長は、王家の人間がなった方が良いという理由で、代々『フレシア』の団長は、神聖フレシア王国の王子がやる事に決まっているのだ。

 しかし、流石に10歳児では魔物と戦えない。

 なので『フレシア』は、屈強な冒険者を世界中から集め、王子のお守りをしながらギルドランキング10位入を目指しているのだ。

 そしてアナ先生の父親は、神聖フレシア王国の元騎士団長であると同時に、『フレシア』の元副団長であった。

 神聖フレシア王国の騎士団長と『フレシア』の副団長は、兼任なのである。

 流石に、西の大陸の大国である神聖フレシア王国でも、本気を出さなければ冒険者ランキング10位入りは難しい。

 なので、神聖フレシア王国は『フレシア』に、国家の最大戦力を投入している。

 そんな訳で、神聖フレシア王国出身で、『フレシア』の元副団長だった父親の影響を過分に受けているアナ先生は、『フレシア』の王子と同じように、頑として、俺に魔物と闘わせないようにしているのだ。


 まあ俺としは、戦わなくてもパーティーを組んでいれば経験値を貰えるので、今までは良いと思ってあたのだが、これから益々強い敵が現れると思うと、俺も含めた『鉄血の乙女』のパーティープレイを確立しておいた方が良いと思うようになっている。

 それに、多分このメンバーで1番強いと思われる俺が、姫プは頂けない。

 俺は王子でも姫でもないのだ。

 極太のゴツゴツしたナニをぶら下げている悪魔なのだ。

 悪魔が姫プをしていたら、世の悪魔共に笑われてしまうだろう。

 悪魔とは、女騎士をアヘアヘ言わしてこそ悪魔なのだ。

 正しい悪魔は、鬼畜であるべきだ。

 断じて、姫プを楽しんでいては いけないのである。

「アナ先生、今から俺も戦います!」

 俺はアナ先生に宣言する。

「それは認められません!
 騎士として主を護るのが、私の仕事です!」

 当然のようにアナ先生が、騎士道を全面に押し出し拒否をする。

「それは『フレシア』の場合ですよね?
『鉄血の乙女』は、アナ先生のお父さんが所属していたギルドじゃないです!
『鉄血の乙女』の団長は、この俺です!
 アナ先生、貴方は団長の指示に従えないのですか?」

「クッ! そ……それは……」

 アナ先生が少し怯んでいる。

「それに、騎士が主に逆らって良いのですか?
 それこそ、騎士道に反するのでは?」

「クッ! そ……そんな事は……」

 もう一押し。

「僕に逆らったら、もう一生、僕の肉棒を触らせませんよ」

「クッ! 殺せ!」

 アナ先生は、簡単に、陥落した。
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