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38. 魔法の才能
しおりを挟む「うぅ……解ったのです」
姫は少し頬を膨らませながら、渋々返事をした。
「アンちゃん! そういう事だ!
俺の性奴隷になってくれるんだよな!」
「や……約束は約束です。
た…確かに、貴方達の実力は解りました。
あの……それから、最初に言っておかないといけないのですが、僕は処女なので、君を満足させる事ができないかもしれませんよ……」
「そ……そんな事は心配しないでいいぞ……」
{アン·ドラクエルを獲得する事に成功しました}
何故か天の声が聞こえた。
もしかしたら、アンちゃんもゴトウ族になったのか?
【鑑定】してみる。
《ゴトウ族》
アン·ゴトウ·ドラクエル
鍛冶師lv.29、盾戦士lv.33
スキル;革裁縫、鉄鍛冶、敵対心、防御力20%up、盾スラッシュ
ゴトウ族になってるな、俺への忠誠を認めたか!
職業が性奴隷になってないな?
奴隷の首輪を付けてないからか?
本人が性奴隷になると言ってるなら、奴隷の首輪はいらないのか。
でもこれは、俺にとっては好都合だ!
たくさん性奴隷をはべらせてる、ヤラシイ奴と思われなくて済むしな。
アンちゃん、防御力20%upとか魅力的スキルも持ってるな。
これはみんなに分け与えよう。
アンちゃんにも、いつものように適当に良さそうなスキルを振り分けてと。
……ゴキ男爵はどうするか?
これから牛魔王と敵対するとなると、少しでも戦力が欲しい……
しかし、デーモンはすぐ裏切りそうだ……
俺の【魅了】と【魔テイマー】をゴキ男爵かけておけば、さすがに裏切らないだろう。
よし! ゴキ男爵もスキルでカスタマイズしてやる!
ついでに、主要ゴトウ族全員カスタマイズだ!
ーーー
ギルド『犬の尻尾』
ガブリエル·ゴトウ·ツェペシュ
魔王lv.2、大賢者lv.3、奴隷lv.4
スキル;経験値2倍、咆哮、お掃除、必ずイカせる、入門魔法全書、魔テイマー、闘気、調教、影渡り、防御力20%up
ギルド『犬の尻尾』
ブリトニー·ゴトウ·ロマンチック
剣豪lv.10、大賢者lv.3、性奴隷lv.5
スキル;経験値2倍、咆哮、必ずイカせる、お掃除、入門魔法全書、闘気、一撃、恫喝、調教、影渡り、斬撃波、敵対心、防御力20%up
アン·ゴトウ·ドラクエル
鍛冶師lv.29、盾戦士lv.33
スキル;革裁縫、鉄鍛冶、敵対心、防御力20%up、盾スラッシュ、経験値2倍、咆哮、必ずイカせる、お掃除、入門魔法全書、闘気、一撃、恫喝、調教、影渡り、斬撃波
ゴトウ ペロ
神獣 ケルベロスlv.5
スキル;族長、咆哮、闘気、入門魔法全書、影渡り、敵対心、防御力20%up
デーモン·ゴトウ(ゴキ男爵)
種族;デーモン男爵
ダンジョンマスターlv.60
スキル; 調教、影渡り、敵対心、防御力20%up、経験値2倍、咆哮、お掃除、入門魔法全書、闘気
こんな感じでいいかな?
姫とブリトニーはいつもの事だから説明はいいとして、アンちゃんとゴキ男爵には、急に色々な事ができるようになると驚くだろうからチョロっと説明しておくか。
「ゴキ男爵! 出てこい!」
ブリトニーの影から、ゴキ男爵がヌッと現れた。
「なんでいつも私の影から現れるニャ!
キモイのニャ!」
ブリトニーがプンプン怒ってる。
「お待たせしました。グランドマスター」
「エッ! 影からデーモンがでてきた!?」
アンちゃんが目を白黒させている。
「これはこれはマドモアゼル。
私はグランドマスターと姫様に仕える、ゴキ男爵と申す者です。
以後御見知りおきを」
「ええ……はい。
僕はアン·ドラクエルと申します」
アンちゃんが、ゴキ男爵の迫力に釣られて思わず自己紹介している。
「私はマスターの奴隷、ガブリエルウ·ツェペシュなのです!」
「ご主人様の性奴隷、ブリトニー·ロマンチックニャ!
性奴隷の先輩なので、私の事をこれから姉さんと呼ぶのニャ!」
「あ…はい…姉さん」
「これから手取り足取り性技を教えるので覚悟するのニャ!」
ブリトニー……何言ってるんだ……
性技を教え込んでくれるのは有り難いけど……
「……」
アンちゃんが沈黙している。
話を替えて本題に入ろう。
「んん…ゴホン!
チョット聞いてくれるか?」
「ハイなのです!」
「ウム! 新しくアンちゃんがゴトウ族になった!」
「ゴトウ族?」
アンちゃんが怪訝な顔をして俺を見ている。
「そうだ! アンちゃんは俺の一族になった。
それにより、俺の持っているスキルを分け与える事ができるのだ。
取り敢えず、色々与えたので物凄く強くなってる筈だ!」
「そうなんですか?」
「信じてないか。
そしたら魔法を使ってみろ!」
「僕は魔法は使えません!」
「まあ、いいから言われた通りにやってみろ!
取り敢えず……そうだな…
指先に炎をイメージしてみてくれ!」
「だから、できませんって!」
「命令だ! やれ!」
「そ…そうでした。僕は性奴隷になったんでしたね……」
チョット強く言い過ぎたか……
アンちゃんが人差し指を、この指止まれの形にして念じ始めた。
ボッ!!
テニスボール程の炎が現れた。
「えぇぇ?どうなってるんですか?!」
「壁に向かって、その炎をぶつけてみろ!」
アンちゃんが壁を指差すと、指先の炎が壁に向かって飛んでいき、壁が真っ黒焦げになった。
「えっ! 僕、本当に魔法が使えてるの!!
魔法の才能無かった筈なのに!」
「マスターにかかれば、こんな事朝飯前なのです!」
「ご主人様は始まりの魔女のお弟子さんなので、これくらいは当然なのニャ!」
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