【R18 】必ずイカせる！異世界性活

飼猫タマ

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１６２. 億超え

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「ドワーフ王国本国では、現在、姫である姉上とドワーフ王国の至宝であるドン·ガン·ゾイを略奪したゴトウ·サイトを許さないという世論が多数を占めています。
　国は、その動きを抑える事が難しくなっています。
　挙句に、ドン·ガン·ゾイの弟子達まで、いつの間にかドン·ガン·ゾイを追いかけて、ドワーフ王国を出ていってしまいました。
　ドワーフ王国にとっては、職人が流出してしまい本当に死活問題なのです」

　確かに、最近アジトにドン·ガン·ゾイ以外のドワーフ族がたくさん増えてた気がする……

「ドン·ガン·ゾイに問い合わせた所、モフウフが気に入ってるから帰らないのであって、ゴトウ様は関係ないと言い返される始末で、かと言って、ドワーフ王国の至宝であり、長老であるドン·ガン·ゾイを無理矢理ドワーフ王国に帰らせる事は困難で、困っていた所なのです。」

「それで、ドン爺さん達がオーダーメイドを受け付けると、何故、戦争が回避できるんだ？」

「ハイ、ドン様達がオーダーメイドを受け付ける事により、まだドン様達がドワーフ王国の支配下にある事を、世間や国の民衆に示す事ができ、
　同時に、ドワーフ王国が新漆黒の森王都の建設の為に、ドン様達をモフウフに派遣しているという大義名分ができるのです！」

「オーダーメイドを受け付けるだけで、本当にそれだけの効果があるのか？」

「勿論です！南の大陸で最も古い王国の
　新王都の建設です！
　ドワーフ族にとっては、何よりの誇りになります！
　ドワーフ族は、西の大陸の神聖フレシア王国の王都も、この街にある冒険者ギルド本部と『ウルフデパート』の設計、建築にも関わっているんです！
　なので、ドン·ガン·ゾイが、ドワーフ王国の職人として、南の大陸で一番古い王国である漆黒の森新王都の設計、建設の為に、モフウフに滞在しているという事にすれば、それだけで十分過ぎる大義名分になるのです！
　勿論、我らドワーフ族が設計、建築に関わるという事は、新漆黒の森王都は、旧王都より、必ずや素晴らしい王都になると決定いたしております！」

　何か、アンちゃんの弟ヨネンは話している内に興奮して、鼻息荒く、やる気になっている。

「ヨネンは、僕と違ってドン爺達に憧れていて、職人気質なんです。
　なので、初めての大きい仕事で、少しだけ興奮してるみたいです……」

　アンちゃんは呆れたように、ヨネンを見ながら話す。

「ゴトウ様！早速、建設現場を見に行きたいのですが、よろしいですか？
　今は、ドン爺達と弟子しか参加してないですが、これからはドワーフ王国の総力を結集して、素晴らしい王都を急ピッチで建設しますので！」

「ヨネン、そんな事、お父様に相談しないで進めて良いの？」

「大丈夫です！父上も、結局はドン爺達に頭が上がらないので、反対する事など出来ない筈です！
　どうせやるなら、後世に残る立派な新漆黒の森王都を建設するのです！」

　ヨネンは燃えている。

　何やら、目に炎が出てる気がする。

「サンアリ、ドワーフ族を雇う余裕はあるのか？」

「大丈夫でございます！それより、ドワーフ王国総出で、新漆黒の森王都の建設を手伝ってくれる事に興奮しております！
　間違いなく新漆黒の森王都は素晴らしい王都になるでしょう！」

　何故か、サンアリまでウルウルしている。

　まあ、サンアリは漆黒の森再建に全てをかけているので、仕方が無いのだが……

「ヨネン！そんなに慌てないでも、新漆黒の森王都のモフウフと『ウルフデパート』には、既に、移転設置を設置しているので、3分もかからずに移動する事ができる。
　それより、神級の武器や防具が置いてあるというVIP部屋を見せてくれないか？」

「そ……そうでしたか！
　そしたらVIP部屋へ、すぐに行きましょう！
　案内がすんだら、すぐにモフウフへ、師匠の元に行きたいです！」

「あ……ああ……」

　引くぐらいヤル気だ。

　VIPルームに入ると、煌びやかな武器や防具、魔道具が厳重に保管されている。

　値段を見ると全て、億越えだ。

　誰が買うんだ？

「凄く高いが、こんなの誰が買うんだ？」

「結構、皆さん買っていかれますよ！
　モモンガは冒険者と商人の街ですからね！
　5S級のダンジョンを攻略するには、神級の装備を揃えないと太刀打ちできませんし、商人も転売の為に購入していきますね！
　それから、色んな国の王族の中には、コレクターもいますので、ジャンジャン売れていきますよ！
　それに、神級の装備をゲットするには、4S級の未攻略ダンジョンの最下層部か、5S級の未攻略ダンジョンの400層より下の階層でしかゲットできないので、安全にゲットするには買うしかないのです！
　ちなみに、現在、神級の装備や魔道具を製作できるのは、父上とドン爺、ガン爺、ゾイ爺、それと、元勇者パーティーで、現在、魔法国家サリスの魔法学校の校長をしているモッコリーナさんだけです。
　ドワーフ王国には、神級アーキテクチャを製作できる5人の内の4人を抱えているので、儲かって仕方がないのです！」

　その4人の内、3人の爺さん達は、うちのデーモンメイド達が籠絡しているので、実際は1人だけだがな。

　しかし、ドン爺さん達が製作する装備は、億越えだったのか……

　これはドンドン装備を、製作してもらわねば！

　俺は、いつの間にか、金の成る木を手に入れていたようだ。

　しかも、3人も(笑)

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