Melty Kiss Online

荒谷創

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フレンドしよう

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「今日はありがとうございました」
「ホントに助かったっす!」
礼儀正しいクーくんと、元気に、でもちゃんと頭を下げるまーちゃん。
キチンとした教育を受けているみたいね。
「わたしも楽しかったし、気にしないで~♪」
うん。
本当に楽しかった。しばらくぶりのMelty kissで、リハビリにもなったし、シャムおばちゃんとも再会出来たし……
あ。
「『物語』にもレベルがあって、窓より扉の方が難しいから、注意してね?
あと、窓も扉も鍵が付いていたり、凄いのになると金庫室の扉みたいなのもあるけど、そういうのは難しくて、一人では入れないのもあるからね?」
ガッチガチのセキュリティドアだと、『物語』も目茶苦茶難しいし、十人以上必要になる時もある。
戦争で死にかけた彼氏さんと、爆撃受けてる国で待ってる彼女さんを無事に再会させる『物語』の時なんか、三十人掛かりで頑張ったっけ。
「そういうのは、どうしたら良いんっすか?」
「その為のフレンドなんだよ♪」
はい、これをあげよう♪
「フレンドカード?」
「可愛いっす!」
「でしょ♪」
名刺サイズのカード。
裏はシルエットの男児と女児が、チュッとしているMelty kissの共通デザイン。
そして表はわたしのアバター【Key】がプリントされている。
「これがあれば、ログインしてて『物語』をやっていない時なら、一緒の『物語』に入れるんだよ♪」
フレンドカードがあれば、何処に居ても一瞬で合流出来る。
勿論、強制力は無いけどね。
「ええと、これ、どうやって作るんですか?」
「簡単だよ?フレンド登録画面から……」
チュートリアル跳ばしたって言ってたからねぇ……
あと、チュートリアルの内容はテキストでも再確認出来るし、なんならあとで『チュートリアル』を選ぶ事も出来る。
多分、クーくんはやるだろうな。慎重な性格みたいだし。
まーちゃんは勢いで突っ走りそう。

「出来たっす!カッコいいっす!」
デフォルメされてるけど、騎士剣を構えたブラック・ナイト
「うん。可愛く出来たかな……」
花と戯れるピンクのフラワー妖精
うんうん。よく出来てるね♪ 
「その、良かったら……」
「【Key】さんに受け取って欲しいっす!」
勿論!
「ありがとう♪」

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