Melty Kiss Online

荒谷創

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楽しいお茶会

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「あらあら【Key】ちゃん、よく来てくれたわね♪」
「シャムおばちゃんとのお茶だもの……?」
テラスのテーブルに居るのは……
「【Key】ちゃん!」
ガターン!と椅子を撥ね飛ばして駆け寄ってきたのは、ホラー妖精。
【シザーハンズ  カスタム】の女の子
その全身に刃を纏い、翡翠の髪すら刃物の集合体。
そして倒れる直前の椅子を咄嗟に受け止めたのはヒョロっとした人影。
ホラー妖精【スケアクロウ  カスタム】
古びた鉄兜に葉っぱのマント。毒蛇を模した弓を背負った地獄の案山子。
「ミドりん!?おじ様!?」
くるくるとわたしの周りを回るのはプレイヤーネーム【ミドりん】
そんな彼女を優しく見守るのは、いつも紳士なおじ様こと【ウスターソース】さん
Melty kiss storyでフレンドだった二人。
わたしにとって、とても大事な存在だった。
「二人とも、帰ってたんだ……」
「うん!」
「Melty kissの運営からのインフォメーションがあってね」
落ち着いた声で話すスケアクロウの鋭い目が、どうしてかとても柔らかく見えるんだよね。
穏やかなおじ様と、おじ様をパパと呼ぶミドりん。
「改めて、久しぶりだね【Key】くん」
「はい!またよろしくお願いします。おじ様♪」
「【Key】♪ また一緒に遊ぼう」
「ミドりん、ありがとう♪」
まーちゃんやクーくんみたいな新規のプレイヤーさんとの出会いも良いけどさ
思い出を共有できる人達とまた会えるなんて、なんて素敵な1日。
「あらあら、今日は嬉しい事がいっぱいね♪」
四人分のティーセットをワゴンで運びながら、シャムおばちゃんが優しく笑う。
「手伝いますよ」
「あらあら、ウスターソースさんは、いつも紳士ねぇ」

ミドりんとおじ様の拠点はテラーシティ
ホラー妖精が集まっている街で、レイクタウンからだと結構遠い。
乗り合いバスとか、自前の車とか、馬とか鳥とか色々移動手段はあるけどね。
おじ様は大型のペットを複数飼っていて、大抵それにミドりんと一緒に乗っていたっけ。
あとは行った事のある街に一瞬で移動出来る【転移の羽根】というアイテムはSHOPで売ってる。
『物語』は街ごとに傾向みたいなのがあって、レイクタウンは果物や花を調達する事が多いし、テラーシティでは誰かを脅かす系が多くなる。
おじ様によるとMelty kiss storyで行った街は転移のリストに乗ってるらしい。
わたしやおじ様達は、行った事が無い場所が無いって位だから、今度まーちゃんとクーくん連れて旅行に行こうかな~♪


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