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文化祭
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「この高校では親睦も兼ねているため、5月にもう文化祭があります。1年は展示、2年は販売、3年は好きなものと決まってます。とゆうことで、展示するものの相談をしてください。」
そう言って先生は後ろの方へ行った。
そして、先日決まったクラス委員が前に出て先導していく。
「えー。なにか案はありますかー?」
「はーい!クイズ展示とかどうー?」
1人の生徒が案を出す。
内容は、絵や文字を展示し、それがクイズになり、ある時間、ある場所、その場所に来た人にだけ景品をあげると言うものだった。
「わー面白そうじゃん」
「うんうん!いい!」
「先生、こーゆー展示でも大丈夫ですか?」
クラス委員が先生に聞くと、先生は頷き手で丸を作った。
「じゃーうちのクラスはそういうことで!」
始まってから30分も立たず決まり、余った時間で詳細を決めていくことになった。
そして、ある程度が決まり、昼休みのチャイムが鳴った。
昼になり、いつものように芹が海都の教室に来た。
そして、お弁当を広げる。
「あ、今日はシャケ弁だ」
そう言って芹に笑顔を向けると芹は一生懸命魚の上に塩を振っていた。
「まだ食べてもないのに塩...」
「いやわかる。俺には分かる。絶対に薄い。」
そうこちらを見ずに塩を振りながら言う。
それに苦笑いを浮かべてひと口食べる。
「...おいし」
そう言って海都は塩をふらずに食べる。
「そう言えば海都のクラスは展示だろ?もう決まった?」
「うん。クイズ展示になったよ。芹のクラスは決まった?」
「俺のクラスは写真展示することになってる。一眼レフを学校側が貸してくれるからみんなで回して使うことになった。受験があるから時間取らないやつでってことで。」
展示している写真をポストカードにして販売をするんだとか。
「俺、芹の撮った写真のポストカード買いに行くよ」
「まじ?じゃあめっちゃ綺麗に撮るわ」
何を撮るのかと聞いたけれど、それは当日のお楽しみでと言われた。
楽しみだなと窓から外を見る。
朝は綺麗な青空だったけれど、もう空は曇り出していた。
「そう言えば今日夕方から雨だっけ」
俺の視線を辿って芹も空を見て言う。
「俺傘ないんだけど海都ある?」
「あるよ、折りたたみなら」
「よかった。じゃあ入れてくれ」
お願いポーズをする芹に笑っていいよと言う。
「昔、俺も芹も傘を忘れた時、芹が傘を買いに一人で家まで取りに行ったことあっただろ?俺だけ待ってて。」
まだ俺が中学生の頃の話だ。
「それがすごく申し訳なくて、それからたとえ雨が降らなくても折り畳み傘は持ち歩くようになった」
びしょびしょになった芹が俺に傘を差し出すんだ。
自分は濡れてるのに。俺だけ濡れないで帰ったことが嫌で嫌でたまらなかった。
「そんなことあったっけ?」
芹は首を傾げる。
本人にとっては些細な出来事でも、俺にとっては一生忘れられない出来事になった。
結局帰る頃には雨は降っておらず、家に着いてから雨は降り出した。
そう言って先生は後ろの方へ行った。
そして、先日決まったクラス委員が前に出て先導していく。
「えー。なにか案はありますかー?」
「はーい!クイズ展示とかどうー?」
1人の生徒が案を出す。
内容は、絵や文字を展示し、それがクイズになり、ある時間、ある場所、その場所に来た人にだけ景品をあげると言うものだった。
「わー面白そうじゃん」
「うんうん!いい!」
「先生、こーゆー展示でも大丈夫ですか?」
クラス委員が先生に聞くと、先生は頷き手で丸を作った。
「じゃーうちのクラスはそういうことで!」
始まってから30分も立たず決まり、余った時間で詳細を決めていくことになった。
そして、ある程度が決まり、昼休みのチャイムが鳴った。
昼になり、いつものように芹が海都の教室に来た。
そして、お弁当を広げる。
「あ、今日はシャケ弁だ」
そう言って芹に笑顔を向けると芹は一生懸命魚の上に塩を振っていた。
「まだ食べてもないのに塩...」
「いやわかる。俺には分かる。絶対に薄い。」
そうこちらを見ずに塩を振りながら言う。
それに苦笑いを浮かべてひと口食べる。
「...おいし」
そう言って海都は塩をふらずに食べる。
「そう言えば海都のクラスは展示だろ?もう決まった?」
「うん。クイズ展示になったよ。芹のクラスは決まった?」
「俺のクラスは写真展示することになってる。一眼レフを学校側が貸してくれるからみんなで回して使うことになった。受験があるから時間取らないやつでってことで。」
展示している写真をポストカードにして販売をするんだとか。
「俺、芹の撮った写真のポストカード買いに行くよ」
「まじ?じゃあめっちゃ綺麗に撮るわ」
何を撮るのかと聞いたけれど、それは当日のお楽しみでと言われた。
楽しみだなと窓から外を見る。
朝は綺麗な青空だったけれど、もう空は曇り出していた。
「そう言えば今日夕方から雨だっけ」
俺の視線を辿って芹も空を見て言う。
「俺傘ないんだけど海都ある?」
「あるよ、折りたたみなら」
「よかった。じゃあ入れてくれ」
お願いポーズをする芹に笑っていいよと言う。
「昔、俺も芹も傘を忘れた時、芹が傘を買いに一人で家まで取りに行ったことあっただろ?俺だけ待ってて。」
まだ俺が中学生の頃の話だ。
「それがすごく申し訳なくて、それからたとえ雨が降らなくても折り畳み傘は持ち歩くようになった」
びしょびしょになった芹が俺に傘を差し出すんだ。
自分は濡れてるのに。俺だけ濡れないで帰ったことが嫌で嫌でたまらなかった。
「そんなことあったっけ?」
芹は首を傾げる。
本人にとっては些細な出来事でも、俺にとっては一生忘れられない出来事になった。
結局帰る頃には雨は降っておらず、家に着いてから雨は降り出した。
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