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まさか!?
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「お待たせしました!さぁ、行きましょうか!」
休憩に入った私はギルド入り口で待っていたアレスさんのもとに行き、出発を促す。
「はい、行きましょうか。それで、どこに行くんです?」
「それは、今人気の喫茶店『ラテンタ』ですよ。あそこのパフェは美味しいんですよ!」
「へぇ~、それは楽しみです」
喫茶店『ラテンタ』に着いた俺は少々腰が引けていた。
それもそのはず、この喫茶店に出入りする人のおよそ9割が女性なのだ。
俺、ここに入るのか...?
「えっと...サーシャさん、ここですか?」
「はい!では、入りましょう!」
そう言って俺は、サーシャさんに手を引かれ店内に入っていく。
「へぇ~、なかなかいい雰囲気ですね」
「でしょでしょ!この自然の中にいるような造りがまた落ち着くんですよー」
「確かに、すごくリラックスできます」
店自体は木材を基調として造られており、所々に植物が置かれている。
この匂いは植物の匂いだろうか、すごくいい香りがする。
「アレスさんはどれを注文します?私はこれと...これにしますね!」
「あっ、じゃあ俺もそれにします」
「分かりました。すいませーん!これと、これを2つずつお願いします」
「お待たせしました、コーヒーとリーフパフェです。ごゆっくり」
テーブルの上に置かれたコーヒーと緑色のパフェ。
どちらも香ばしい香りがする。
リーフパフェは緑色のクリームに緑の果物、そして天辺にはきれいに整えられた葉が刺さっていた。
あ、これがパフェの香りはこの葉の香りだったのか。
「美味しそうですね!アレスさん」
「そうですね、では食べましょうか!」
そして俺達は一口目を口にする
「「美味しい!」」
「美味しいですね、アレスさん!」
「ほんと、美味いです!こんな美味い食べ物は初めてです!」
「ふふ、大げさすぎですよ~。でも、確かにそれくらい美味しいですよね」
うまうま、あー、スプーンが止まらねぇ。
それは、どうやらサーシャさんも同じだったらしく、俺が食べ終わる頃にはサーシャさんも食べ終わっていた。
「美味しかったですね、アレスさん。それで...そのまた今度一緒にどこか行きませんか?」
え!それってデート!?もちろんいいです!
是非行かせてもらいます!
その旨を伝えようと口を開く。
「は...」
だが、俺の言葉は最後まで告げられなかった。
なぜならいつの間に来たのかそこにブライ達がおり、俺に話しかけたからだ。
そこには、レイネルと昼間気絶していたミセルもいた。
「よう!アレス!また会ったな」
「あなたがアレス様ですか!?昼間は私達を助けてくださりありがとうございます!」
「ちょ、ちょっとミセル、それは言わないでって言われてるんだから」
「あ!す、すいません!アレス様に悪いことを...」
ミセルはすっかり元気になったようだな、むしろ元気すぎるくらいだな。
「いいよ、気にしないでくれ。次からは気をつけてくれよ?それより元気そうでよかったよ。これからは限界まで魔力を使わないようにね。キツかったら、ほらこの魔力ポーションを使うといい」
そう言って俺は腰に身に着けているポーチ型のアイテムボックスから魔力ポーションを取り出し、ミセルに渡した。
「な、なんてお優しいお方!あぁ...私はアレス様の虜になってしまいそうです、というかなってしまいました...。」
ミセルは心酔しきった目で俺を見てくる。
え?なになにこの人。ちょっと怖いんですけど...
「ちょ、ちょっとミセルさん!あまり、アレスさんを困らせないでください!今は私のアレスさんなんですよ!?」
え!私の!?ちょっとサーシャさん、ややこしい言い方しないで!
「私の!?...あら、どなたかと思ったらサーシャじゃない。さっきの『私の』とはどういうこと?まさか!?2人は既に恋人同士なのですか!?」
ほら!やっぱり!勘違いしてるじゃん!
「恋人!?いや...まだそういうわけでは...」
「まだ?つまり、あなたはそういう気があるのね?ふんっ、ぜっっっったい負けないんだから!」
「こっちこそ!」
女同士が火花を散らしている時、俺はブライ、レイネルと話し始めていた。
「いやぁ、なんか邪魔しちゃったな」
「いいよ、賑やかなのも楽しいしな」
「そうだ、ねぇアレス、もし明日暇だったら僕達と一緒に訓練しない?」
「うーん、俺、今金がないからなぁ。依頼をこなして稼がなきゃいけないんだよ。だから、悪い!また今度にしてくれるか?」
「そうか、ならしょうがないな。でも金に困ってるならいつでも助けになるけどな、俺達は」
「その気づかいだけで十分だよ、ありがとな」
「そうか。それじゃ、俺達は行くとするか。邪魔したな!」
「またね」
「私は絶対負けないんだからね! アレス様また会いましょう!」
そう言って彼らは去っていった。
「私だって負けないんだから...」
「それじゃ、俺達も帰りましょうか」
「そ、そうですね」
「あ、そうだ。また一緒にどこかにいきましょうね。」
「は、はい!」
そんなやり取りをして俺達は別れた。
・・・・・これからは暗躍の時間だ
休憩に入った私はギルド入り口で待っていたアレスさんのもとに行き、出発を促す。
「はい、行きましょうか。それで、どこに行くんです?」
「それは、今人気の喫茶店『ラテンタ』ですよ。あそこのパフェは美味しいんですよ!」
「へぇ~、それは楽しみです」
喫茶店『ラテンタ』に着いた俺は少々腰が引けていた。
それもそのはず、この喫茶店に出入りする人のおよそ9割が女性なのだ。
俺、ここに入るのか...?
「えっと...サーシャさん、ここですか?」
「はい!では、入りましょう!」
そう言って俺は、サーシャさんに手を引かれ店内に入っていく。
「へぇ~、なかなかいい雰囲気ですね」
「でしょでしょ!この自然の中にいるような造りがまた落ち着くんですよー」
「確かに、すごくリラックスできます」
店自体は木材を基調として造られており、所々に植物が置かれている。
この匂いは植物の匂いだろうか、すごくいい香りがする。
「アレスさんはどれを注文します?私はこれと...これにしますね!」
「あっ、じゃあ俺もそれにします」
「分かりました。すいませーん!これと、これを2つずつお願いします」
「お待たせしました、コーヒーとリーフパフェです。ごゆっくり」
テーブルの上に置かれたコーヒーと緑色のパフェ。
どちらも香ばしい香りがする。
リーフパフェは緑色のクリームに緑の果物、そして天辺にはきれいに整えられた葉が刺さっていた。
あ、これがパフェの香りはこの葉の香りだったのか。
「美味しそうですね!アレスさん」
「そうですね、では食べましょうか!」
そして俺達は一口目を口にする
「「美味しい!」」
「美味しいですね、アレスさん!」
「ほんと、美味いです!こんな美味い食べ物は初めてです!」
「ふふ、大げさすぎですよ~。でも、確かにそれくらい美味しいですよね」
うまうま、あー、スプーンが止まらねぇ。
それは、どうやらサーシャさんも同じだったらしく、俺が食べ終わる頃にはサーシャさんも食べ終わっていた。
「美味しかったですね、アレスさん。それで...そのまた今度一緒にどこか行きませんか?」
え!それってデート!?もちろんいいです!
是非行かせてもらいます!
その旨を伝えようと口を開く。
「は...」
だが、俺の言葉は最後まで告げられなかった。
なぜならいつの間に来たのかそこにブライ達がおり、俺に話しかけたからだ。
そこには、レイネルと昼間気絶していたミセルもいた。
「よう!アレス!また会ったな」
「あなたがアレス様ですか!?昼間は私達を助けてくださりありがとうございます!」
「ちょ、ちょっとミセル、それは言わないでって言われてるんだから」
「あ!す、すいません!アレス様に悪いことを...」
ミセルはすっかり元気になったようだな、むしろ元気すぎるくらいだな。
「いいよ、気にしないでくれ。次からは気をつけてくれよ?それより元気そうでよかったよ。これからは限界まで魔力を使わないようにね。キツかったら、ほらこの魔力ポーションを使うといい」
そう言って俺は腰に身に着けているポーチ型のアイテムボックスから魔力ポーションを取り出し、ミセルに渡した。
「な、なんてお優しいお方!あぁ...私はアレス様の虜になってしまいそうです、というかなってしまいました...。」
ミセルは心酔しきった目で俺を見てくる。
え?なになにこの人。ちょっと怖いんですけど...
「ちょ、ちょっとミセルさん!あまり、アレスさんを困らせないでください!今は私のアレスさんなんですよ!?」
え!私の!?ちょっとサーシャさん、ややこしい言い方しないで!
「私の!?...あら、どなたかと思ったらサーシャじゃない。さっきの『私の』とはどういうこと?まさか!?2人は既に恋人同士なのですか!?」
ほら!やっぱり!勘違いしてるじゃん!
「恋人!?いや...まだそういうわけでは...」
「まだ?つまり、あなたはそういう気があるのね?ふんっ、ぜっっっったい負けないんだから!」
「こっちこそ!」
女同士が火花を散らしている時、俺はブライ、レイネルと話し始めていた。
「いやぁ、なんか邪魔しちゃったな」
「いいよ、賑やかなのも楽しいしな」
「そうだ、ねぇアレス、もし明日暇だったら僕達と一緒に訓練しない?」
「うーん、俺、今金がないからなぁ。依頼をこなして稼がなきゃいけないんだよ。だから、悪い!また今度にしてくれるか?」
「そうか、ならしょうがないな。でも金に困ってるならいつでも助けになるけどな、俺達は」
「その気づかいだけで十分だよ、ありがとな」
「そうか。それじゃ、俺達は行くとするか。邪魔したな!」
「またね」
「私は絶対負けないんだからね! アレス様また会いましょう!」
そう言って彼らは去っていった。
「私だって負けないんだから...」
「それじゃ、俺達も帰りましょうか」
「そ、そうですね」
「あ、そうだ。また一緒にどこかにいきましょうね。」
「は、はい!」
そんなやり取りをして俺達は別れた。
・・・・・これからは暗躍の時間だ
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