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北欧系戦士兄弟編
14※
「湯を使ってくる…」
ビョルンは私にかかった精液を拭ったあと、若干苦戦しながらズボンを履き直し、部屋を出て行った。ビッグビョルンさんが勃ってしまうと、下着に収めるのも大変らしい。なんかごめん。
あとに残されたのは、お腹が疼いたままの私と、おっぱいに夢中のロルフ。ビョルンがいなくなっても後ろから抱きかかえたまま、おっぱいを揉みしだいている。
「……」
もみもみもみもみもみ
「…ロルフ?」
「んー…」
生返事。
もみもみいじいじいじ…
「…いや長いわ!」
「っぐ!」
ゴッっと頭突きをくらわせてやった。
「ってェな何しやがる!」
「うるさい!おっぱいに夢中になりやがって!いつまで揉んでるつもりだ!」
そんなご立派なサイズでもないのに、よくもそんなに夢中になれるな!
「童貞かお前は!」
「あ?童貞で悪いか」
「え?」
「あ?」
……………。
「っはぁぁぁ?!ウソでしょ?!」
勢いグルンと振り返り、ロルフと向き合う。不機嫌そうにすがめられた目と合う。
「チッ、嘘じゃねーようるせぇな」
ぶに、とほっぺを強めに引っ張られる。痛い痛いごめん。そういやコイツ嘘つけるような男じゃなかったわ。
「えー、いやゴメン、なんというか、すっごく意外で…」
私が実務部隊に入ってた時、稼ぎのいい任務が終わった後は娼館に繰り出してた人が多かった気がするんだけど…ロルフは違ったかな?でも確かに、遠征先の酒場とかで給仕のお姉さんに誘われても、暴言吐きまくって追い払ってたな。見た目だけはいいもんだから行く先々で誘われてたけど、誘いに乗ったのは見たことないわ。でも全くの未経験だとは思わなかった。えー、だとしたらすごい理不尽なんだけど。
「童貞のくせになんでそんなにエロいの?」
思わず声に出してしまって、パシリと口を手で塞ぐ。でも遅い、言葉はもう出た後だ。
ロルフは私の発言に目をぱちくりさせた後、言葉の意味を理解したのか目元にグッと色気を乗せて笑った。
「へぇ。お前、俺のことエロいと思って見てたのか?」
顎をクイっと上げて、ちょっと嘲るように見下ろしてくる。エロい!今までエロいってあからさまに卑猥な感じするから、『色っぽい』って言い換えるようにしてたけど、もう言っちゃいますエロい!
「言えよ、なぁ?俺のことどういう目で見てたって?」
ガッと肩を組まれ、顔を近づけてくる。機嫌はよさそうだけど、たまにブチ切れた時も笑うからなー。
「うぅぅ、ゴメン。ロルフって性的なことに潔癖そうだから、口に出さないように気を付けてたんだけど」
「いーから、言えって。どう思ってたって?ん?」
かぷ、と私の左耳を、ピアスごと噛みながら聞かれる。ひー、逃げられん!
「え、エロいと、思ってました」
「ほー。どこが?」
「目つき、が特に…。あと肩幅広くて背筋も胸筋も厚みがあるのにウエストがギュッとして意外に細いとことか…腰からキュッと上がったお尻へのラインもエロいと思います!」
白状した瞬間、ガブリと口付けられた。息つく暇もないくらい、ガブガブと唇を貪られる。
「あ、んうッ…ん、ん、ッ…」
クチュクチュと音を立てて舌を絡め取られ、軽く歯で扱きながら引っ張られる。キスだけで気持ちよくて、体がピクピク反応してしまう。だから何で童貞のくせに以下略!ちゅぽ、と音を立てて解放される。
「はぁ、はぁ、は…」
「エロい、ねぇ…」
ロルフの声が低く掠れる。興奮してるんだ。
「つまり、お前は俺に欲情してたってことだな?」
「よく…ッ?!」
え、私ロルフに欲情してたの?!教えて過去の私!
「そうかそうか、惜しいことしたなぁ。そんならさっさと襲っときゃよかった」
襲われるとこだった!よく隠し通したな偉いぞ過去の私!
「お前は、俺と結婚するのは兄貴のついでみたいなもんで、俺の事を好きでもなんでもねぇと思ってたけどな」
「!」
あっけらかんとした様子のロルフに、言葉を失う。そうか、伝わってるよね。結婚するって言ったけど、私はロルフにまだ恋愛感情とかは持ってない。圧倒的に家庭を持つに向いてない性格だもの。元の世界で結婚できないまま中年を迎えた身としては、結婚に繋がらない恋愛なんて始めようとも思わなかったし。
ただ。
「その割にゃキスも嫌がらねぇから、よくわからなかったんだが…これで納得した」
そう、ただ。
「お前、俺の見た目が好きだな?」
「ウワァァごめんなさいぃぃぃ」
そうです見た目だけはめっちゃ好きなんですぅぅぅ!だってイケメンだもん!すんごい美形なんだもん!スタイルも抜群なんだもん!腰つきめっちゃエロいとか思いながら見てましたごめんなさい!
ズシャア!とロルフの前に土下座する。
「なんで謝んだよ」
「いやだって、今まで見た目で惹かれてきた人全員こっ酷くフった挙句、けちょんけちょんにこき下ろして来たじゃん!アレは見てるだけで心が折れそうだった!」
「当たり前だろ、何で俺がクソ女に突っ込んだりクソ男に掘られにゃなんねぇんだ」
「極論!」
「それ以外の目的ねぇだろ、このツラに寄ってくる奴らなんざ」
「んんん正論!」
そして私もその1人ですよねすみません!正直今まで腹立っても『しょうがない顔がいいから許してやる!』って思ったことが何度あるか。
「ごめん謝るから心折りに来るのはヤメテ…」
「折らねぇよ。お前ならいいに決まってんだろ?」
ん?いいの?誰かから容姿のことに触れられると、すんごい不機嫌になるから一切触れないようにしてたんだけど。
「いいよ。お前とこうするのに、このツラが役に立ったんなら何よりだ」
ちゅ、と口づけて私を優しく押し倒し、妖艶に笑う。エロ!
「腰でもケツでも、好きなだけ触れよ。この体も好きなんだろ?」
私の右手を取って、するりと彼の腰に導かれる。しなやかな獣のような、美しく逞しい身体に触れる。ゆったりと腰を振って、陽根を私の太ももに擦り付けてくる。エッロ!淫魔とかの魔性じゃないの、コイツ!
「…続き、しようぜ?」
低く掠れた声に、頷く。
「うん、する…」
ロルフの頬に左手を添えて、自分からキスをする。
ああ、陥落。
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