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混血系大公編:第一部
31
「アンタねぇ…!何が望み?!」
「さっき言っただろ。なぁ、代わりのヤツくれよ。お前のサイコーにエロい声が入ってるヤツ」
「ふざけんな、嫌に決まってる!」
「アレがあるとイライラが収まんだよ。お前だって、俺がトラブル起こさねぇ方がいいんだろ?」
「うぅ…ッ」
た、確かに…!このすぐカッとなるロルフの怒りが抑えられるなら、有効な手段っちゃぁそうなんだけど。でも私の羞恥が…羞恥心を犠牲にしてもいいのか…?!
「だいたい、お前が言ったんだろーが。怒りを紛らわす方法を見つけろって。その有効な手段がコレだったんだよ。だったら協力しろよ」
「うーーーッ」
頭を抱えて唸り声を上げて、悩んで悩んで悩んだ末に、ボソっと呟いた。
「…わ、私に気づかれないように、録音して…」
ほとんど聞こえないくらいの声で言ったつもりだけど、ロルフにはちゃんと聞こえていたようで、ニヤって笑った。
「いいぜ。お前の耳につけろよ?お前の声が入ってなきゃ、意味ねぇんだからよ」
返事を出来ずに顔を押さえていると、ロルフが上機嫌で私の耳をカプっと軽く噛んで来た。
「あー、スッゲェ楽しみだ。なぁ、いつできる?」
作りたくねぇなー。
「んー…まぁ、なるべく早く作る…」
「頼んだぜ。10個ぐれぇ作れよ」
「どんだけ録音する気?!」
「うははッ」
上機嫌で笑うロルフを横目で睨んでやるけど、どこ吹く風って感じだ。ため息をつきつつ、ロルフの左耳につけたピアスをそっと外す。うん、大きな傷はついてなさそうね。
「ピアスは、家で作るからね。そっちに時間取られるから、しばらく料理とかよろしく!」
「おー、任せろ。美味いもん作ってやる」
まぁハウスキーパーさん頼んでるから、せいぜい朝食と週末の晩御飯なんだけど。
あー、すっごい嫌なんだけど。でも仕方ないから頑張るか…。私はロルフが起こすトラブルと自分の羞恥を天秤にかけて、トラブルを防ぐ方を取ったのよ…。イスと協力して、ピアスの強度限界まで上げてやる。絶対壊れないように作ってやるんだからね!
「じゃあ私行くけど。ロルフはどうする?」
「飯食ったら寝とく。夜にまた張り切んなきゃなんねーし」
「張り切らんでいーわ。それじゃ帰る時起こしにくるからね、ごゆっくりー」
「ん」
軽くキスを交わして、ロルフと別れる。さて、このトラブルを解決するために、手を尽くしますか!うーんと伸びをして、私は気合を入れ直して事務室に向かった。
『何だテメェ、何しやがる?!
『ロルフ様、暴れると危ないですわ。そのままじっとしていてくだされば、私がご奉仕いたしますから…』
『気持ち悪りぃなクソアマが、触んじゃねぇ!』
バチバチィ!(多分拘束具引きちぎった)
『キャァ…!……ッ!!』
拘束具を引きちぎった時の衝撃のせいか、音声はそこで途切れてしまっている。でも、これだけでも相当こっちに有利に持っていける内容だ。ナイスロルフ。
「ドン引きィ…」
エリィが思わずと言ったふうに言葉を吐いたけど、それがこの場にいる人の総意だったと思う。
「お貴族様でも、こんな欲望に忠実な人っているんですねぇ…淑女とはこれいかに」
「平民だって、こんな恥ずかしい真似する人はそういないわよ!」
「まー、皇族だろうが貴族だろうが平民だろうが、しょせんは人間なのよ。人間の性質ってほんと無限だから、はたから見れば常識的なルールから逸脱した行動をする人間もいるけどさ。その人にとってはそれが自分のルールの範囲内だったりするのよねー。そのズレを自分で理解できたり周囲がわかってあげられればいいけれど、なかなか難しいわよね」
「…なんか、団長がロルフさんと上手くやっていけてる理由が見えた気がします…」
エリィにそう言われて、ちょっと首を傾げてみせる。そうかな?言われてみれば、ロルフもなかなか逸脱したタイプか。
「ロルフはでも、自分で努力してるよ。自分と向き合って、怒りをコントロールする努力をしてる。まぁ…その方法は、ちょっとアレなんですけれども…」
そう遠い目をして呟けば、何人かが察したようで頷いたり咳払いをしたり、思い思いの反応をしてくれた。声に出さずにいてくれて、みんなの気遣いがうれしいです…。
「でも今回は、ロルフに取って一番許せないことをされちゃったから、無理だったんだよね。ルーディには、怖い思いをさせちゃってごめんね」
「いえ!あの、そもそも私が口出ししちゃったのが、軽率だったので…」
ちょうど私がトイレで席を外していた時にロルフが帰って来てしまったんだけど、最初は私を探していたんだそうだ。本当はそこで私が戻ってくるまでそっとしておいた方がよかったんだけど、責任感からルーディが自分がやったと名乗り出てしまったらしい。それでロルフがぶち切れてしまったと。
「まー、うーん。悪かったとは言わないけど、ロルフは刺激しないのが一番だからねー。もし今後同じようなことがあったら、私かビョルンが来るまで待った方がいいかな」
「すみません…」
「全然よー。そもそも悪いのは、ロルフに迫ったお嬢さんだよ。ルーディが悪いことしたんじゃないんだから、『私は悪くないもーん』くらいの気持ちで、さっさと忘れた方がいいよ」
「ふふ…はい」
人間なんだから、どうあがいたってミスは必ず起きる。もちろん、最大限防ぐ努力は必要だけど、でかいミスが起きるときって不思議と全部のチェック事項をすり抜けていっちゃうんだよねー。ミスが起きた時に反省してアフターフォローして、次に同じミスが起きないよう対策をするっていうのも大事だけど。同じくらい、「よし、反省したから次行こ次!」くらいに開き直って、早く平常な自分を取り戻すってのも大事じゃないかなって思う。ミスをしてトラブルが起きたって、仕事も日常も止まってくれるわけではないからね。
「さてさて、じゃあルーディはこの録音についても報告書に記載しといてもらおうかな。あ、今更だけど、ルーディどこも怪我してないよね?」
「あ、大丈夫です!べオルグさんにかばっていただいたんで…!」
べオルグは、ロルフの攻撃を受け止めた盾持ちの団員ね。今はもう訓練所かどっかに引き上げたみたいだけど。彼の自慢の盾も凹ましちゃったから、修理費出してやらねば。
「べオルグいてよかったわー。彼にも…てかもう今回は全員に迷惑かけちゃったから、臨時ボーナス出してあげなきゃね!」
その場にいた全員が「いえー!」と思い思いに喜びの声を上げる。ルーディも、ちょっと控えめに手を上げていた。よしよし。
「そのためにも…伯爵サマから、しっかりとお金を回収しないとね」
ねぇ、シウ?
他に聞こえないよう小さく呟いたけれど、シウはちゃんと拾ってくれたようだ。
いいですねぇ、と頷いた彼に、私は片頬を上げて笑ってみせた。
「さっき言っただろ。なぁ、代わりのヤツくれよ。お前のサイコーにエロい声が入ってるヤツ」
「ふざけんな、嫌に決まってる!」
「アレがあるとイライラが収まんだよ。お前だって、俺がトラブル起こさねぇ方がいいんだろ?」
「うぅ…ッ」
た、確かに…!このすぐカッとなるロルフの怒りが抑えられるなら、有効な手段っちゃぁそうなんだけど。でも私の羞恥が…羞恥心を犠牲にしてもいいのか…?!
「だいたい、お前が言ったんだろーが。怒りを紛らわす方法を見つけろって。その有効な手段がコレだったんだよ。だったら協力しろよ」
「うーーーッ」
頭を抱えて唸り声を上げて、悩んで悩んで悩んだ末に、ボソっと呟いた。
「…わ、私に気づかれないように、録音して…」
ほとんど聞こえないくらいの声で言ったつもりだけど、ロルフにはちゃんと聞こえていたようで、ニヤって笑った。
「いいぜ。お前の耳につけろよ?お前の声が入ってなきゃ、意味ねぇんだからよ」
返事を出来ずに顔を押さえていると、ロルフが上機嫌で私の耳をカプっと軽く噛んで来た。
「あー、スッゲェ楽しみだ。なぁ、いつできる?」
作りたくねぇなー。
「んー…まぁ、なるべく早く作る…」
「頼んだぜ。10個ぐれぇ作れよ」
「どんだけ録音する気?!」
「うははッ」
上機嫌で笑うロルフを横目で睨んでやるけど、どこ吹く風って感じだ。ため息をつきつつ、ロルフの左耳につけたピアスをそっと外す。うん、大きな傷はついてなさそうね。
「ピアスは、家で作るからね。そっちに時間取られるから、しばらく料理とかよろしく!」
「おー、任せろ。美味いもん作ってやる」
まぁハウスキーパーさん頼んでるから、せいぜい朝食と週末の晩御飯なんだけど。
あー、すっごい嫌なんだけど。でも仕方ないから頑張るか…。私はロルフが起こすトラブルと自分の羞恥を天秤にかけて、トラブルを防ぐ方を取ったのよ…。イスと協力して、ピアスの強度限界まで上げてやる。絶対壊れないように作ってやるんだからね!
「じゃあ私行くけど。ロルフはどうする?」
「飯食ったら寝とく。夜にまた張り切んなきゃなんねーし」
「張り切らんでいーわ。それじゃ帰る時起こしにくるからね、ごゆっくりー」
「ん」
軽くキスを交わして、ロルフと別れる。さて、このトラブルを解決するために、手を尽くしますか!うーんと伸びをして、私は気合を入れ直して事務室に向かった。
『何だテメェ、何しやがる?!
『ロルフ様、暴れると危ないですわ。そのままじっとしていてくだされば、私がご奉仕いたしますから…』
『気持ち悪りぃなクソアマが、触んじゃねぇ!』
バチバチィ!(多分拘束具引きちぎった)
『キャァ…!……ッ!!』
拘束具を引きちぎった時の衝撃のせいか、音声はそこで途切れてしまっている。でも、これだけでも相当こっちに有利に持っていける内容だ。ナイスロルフ。
「ドン引きィ…」
エリィが思わずと言ったふうに言葉を吐いたけど、それがこの場にいる人の総意だったと思う。
「お貴族様でも、こんな欲望に忠実な人っているんですねぇ…淑女とはこれいかに」
「平民だって、こんな恥ずかしい真似する人はそういないわよ!」
「まー、皇族だろうが貴族だろうが平民だろうが、しょせんは人間なのよ。人間の性質ってほんと無限だから、はたから見れば常識的なルールから逸脱した行動をする人間もいるけどさ。その人にとってはそれが自分のルールの範囲内だったりするのよねー。そのズレを自分で理解できたり周囲がわかってあげられればいいけれど、なかなか難しいわよね」
「…なんか、団長がロルフさんと上手くやっていけてる理由が見えた気がします…」
エリィにそう言われて、ちょっと首を傾げてみせる。そうかな?言われてみれば、ロルフもなかなか逸脱したタイプか。
「ロルフはでも、自分で努力してるよ。自分と向き合って、怒りをコントロールする努力をしてる。まぁ…その方法は、ちょっとアレなんですけれども…」
そう遠い目をして呟けば、何人かが察したようで頷いたり咳払いをしたり、思い思いの反応をしてくれた。声に出さずにいてくれて、みんなの気遣いがうれしいです…。
「でも今回は、ロルフに取って一番許せないことをされちゃったから、無理だったんだよね。ルーディには、怖い思いをさせちゃってごめんね」
「いえ!あの、そもそも私が口出ししちゃったのが、軽率だったので…」
ちょうど私がトイレで席を外していた時にロルフが帰って来てしまったんだけど、最初は私を探していたんだそうだ。本当はそこで私が戻ってくるまでそっとしておいた方がよかったんだけど、責任感からルーディが自分がやったと名乗り出てしまったらしい。それでロルフがぶち切れてしまったと。
「まー、うーん。悪かったとは言わないけど、ロルフは刺激しないのが一番だからねー。もし今後同じようなことがあったら、私かビョルンが来るまで待った方がいいかな」
「すみません…」
「全然よー。そもそも悪いのは、ロルフに迫ったお嬢さんだよ。ルーディが悪いことしたんじゃないんだから、『私は悪くないもーん』くらいの気持ちで、さっさと忘れた方がいいよ」
「ふふ…はい」
人間なんだから、どうあがいたってミスは必ず起きる。もちろん、最大限防ぐ努力は必要だけど、でかいミスが起きるときって不思議と全部のチェック事項をすり抜けていっちゃうんだよねー。ミスが起きた時に反省してアフターフォローして、次に同じミスが起きないよう対策をするっていうのも大事だけど。同じくらい、「よし、反省したから次行こ次!」くらいに開き直って、早く平常な自分を取り戻すってのも大事じゃないかなって思う。ミスをしてトラブルが起きたって、仕事も日常も止まってくれるわけではないからね。
「さてさて、じゃあルーディはこの録音についても報告書に記載しといてもらおうかな。あ、今更だけど、ルーディどこも怪我してないよね?」
「あ、大丈夫です!べオルグさんにかばっていただいたんで…!」
べオルグは、ロルフの攻撃を受け止めた盾持ちの団員ね。今はもう訓練所かどっかに引き上げたみたいだけど。彼の自慢の盾も凹ましちゃったから、修理費出してやらねば。
「べオルグいてよかったわー。彼にも…てかもう今回は全員に迷惑かけちゃったから、臨時ボーナス出してあげなきゃね!」
その場にいた全員が「いえー!」と思い思いに喜びの声を上げる。ルーディも、ちょっと控えめに手を上げていた。よしよし。
「そのためにも…伯爵サマから、しっかりとお金を回収しないとね」
ねぇ、シウ?
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