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06喧嘩してやってみたいこと
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どのくらい手加減をすれば普通の人間は死なないのだろう、俺がこんな最強の勇者になってから考えていた疑問が解消されそうだった。スピードは速くそうっと撫でるように殴ればいいだろうか、軽くこちらも撫でる程度に蹴ればいいだろうか、俺はそんなことを考えながら放課後までを過ごしていた。それともう一つ問題があった。
「小夏、清山たちと決着をつけてくるから先に帰っててくれるか?」
「ヤダッ!! 小夏は教室で喧嘩が終わるの待ってる!!」
「そうか、ごめんな。なるべく早く帰ってくるからな」
「直人とこんなに離れるの初めてなの、できるだけ早く帰ってきてね」
「小夏――!!」
「直人――!!」
まるで今生の別れのように俺と小夏は抱き合って、小夏の頭をいっぱい撫でて安心させた後に、俺は呼び出された校舎裏に向かった。すると既に清山たちが待っていた、ボクシング部の伝手だろうか、清山たちは五十人くらいいた。これ俺が弱いままだったら殺されてたんじゃないか、そう思わせるにたる十分な人数だった。そうして、戦い始めようとする俺に清山がこう言った。
「おっとてめぇはサンドバッグなんだよ、小夏さんを他の奴らが人質にとってるからな。反撃もできずにただぶん殴られて蹴られて地面に這いつくばれ!!」
「小夏を人質に!?」
そう言われて俺は清山たちに一切の手だしができなくなった、俺はそんな些細なことより『思念伝達』で小夏に向かって状況を聞いた。
”小夏、お前を人質にとられてるっていうけど、大丈夫か?”
”大丈夫だよ、真人。人間って軽く殴ると死んじゃうからまだ手を出してないよ、体育倉庫に見張り付で閉じ込められただけ!! 小夏は何もされてないよ!!”
”それじゃ、俺は反撃をしていいわけだな。ありがとう、小夏。そのまま無事でいてくれ”
”うん、近づいてきたら精一杯の手加減して殺さないようにする”
こうして小夏と『思念伝達』をしている間、俺は清山たちに殴る蹴るをされていたわけだが、なにせ俺はトラックがぶつかっても大丈夫な体であった。彼らの攻撃もくすぐったいくらいで俺は怪我などしなかった、清山を筆頭に殴られていたがこそばゆいようなものだった。でもそろそろ俺も反撃しよう、小夏が無事なら反撃をしても大丈夫だ。
「あっははは!! 清山、パンチにキレが無いぞ。本物のパンチはこうやるんだ!!」
「――――――!? ぐはっ」
「えっとボクシング部だったっけ? それじゃ、ほらっストッピングができてないぞ!! カバーアップなんてボディががら空きだぞ!! クリンチとか俺は男と組み合う趣味は無いんだよ!!」
「なんで!? げほっ!! ぐはっ!! この!!」
俺は清山を撫でるように殴りながら手加減を覚えた、ちょっと手加減を間違えた時には『治癒』でこっそりと怪我を治した。そうして清山をボコボコに殴った後、最後にこう言って倒した。
「ボクシングばかりじゃ勝てないぞ、ほらっハイキックだ!!」
「がはぁっ!?」
こうして清山を倒したら、清山はこんなことを言いだした。要するに人質にとっていた小夏のことだ、『思念伝達』で小夏は無事だと分かっていたが一応聞いてあげた。
「てめぇ、クズ。女がどうなってもいいのか!?」
「あっ、大丈夫。小夏は俺の次に強いから、君らが何をしようと無駄」
「なっ、あの可憐な小夏さんが!?」
「そうそう、俺の次に強いの」
俺がそう言うと清山はとてもそんなことは信じられなかったのか、携帯を取り出して子分たちに連絡をとった。
「『おい!!、お前ら女をやれ!!』」
「『分かりました、おい女!! えっへへ、俺の相手を……ぷぎゅるがはっぐえっだずけてぇ!!』」
「『おい!! どうした!! 聞こえねぇのか!?』」
「『………………』」
清山の持つその携帯からは途中から何の音も聞こえなくなった、小夏が軽く彼らを撫でてやったのだろう、しかし清山はそれでもまだ俺のリンチを諦めなかった。
「お前ら全員でかかれっ!! この野郎を殺してやれぇ!!」
「おっ、いいぞ。良い根性だ、頑張れ!!」
俺は前からちょっとやってみたいことがあった、アニメであったシーンで不良を山積みにして、その上に座って語りをいれるということだ。
「ぐはぁ!!」
「ぺぎゅっ!?」
「痛あっ!!」
「くそぉ!?」
「ひぎぃぃ!!」
だから何の遠慮も無く清山の友達なのか知り合いなのかを倒していった、清山自身はもう動ける体でなかったのでとりあえず放っておいた。五十人くらいいたからちょっと時間はかかったが、俺の考えていた不良の山積みは完成した、俺はその一番上に無傷ですわって語りを入れてみた。
「よっし、『他人と関わる上での最低限のルール…分かるか?』」
「わがりません、もう勘弁してください」
「ナイス答えだ、コホン。『”私はあなたを殺しません”、”だからあなたも私を殺さないで下さい”だ』」
「分かった、分かりました、だからもう許じて」
俺は不良たち清山を含む山の頂点で、言いたかったセリフが言えたのですっきりした。ちょっと殴られたかいがあったというものだ、あと清山の仲間は泣き出してしまったのでもう解放することにした。
「覚えてろよ!! お前はただじゃおかねぇ!?」
「清山、いい加減に覚えろよ」
「ああっ、何をだよ!!」
「お前じゃ俺に勝てないっていう事実をだよ」
そこから俺は本気の殺気を出しながら清山に近づいた、清山はぶるぶると青くなって震えていた。地球の鈍くなっている人間にも、本当に殺す気なのは分かったようだった。俺は最強の勇者になって変わった、いつまでも俺にたてついてくる人間なら、警察など無視して殺した方が良いという精神に変わっていたのだ。俺の本物の殺気に清山たちは中には失禁する者や気絶する者がいた。
「俺と小夏に手をだしたら、本当にヤルからな。……覚えておけよ」
「――――――ひっ!?」
ようやく清山たちは俺と小夏に手をだしてはならないということを理解したようだった、ほんのちょっとの喧嘩と話し合いで理解して貰えて良かった。これで理解していなかったら、地球上から人間が一人消えるだけの話だった。そうして俺が山積みになった不良の山からぴょんと下りると、体育倉庫のほうから小夏が走ってきた。
「直人――!!」
「小夏――!!」
そうして俺と小夏はひしっとお互いを抱きしめ合った、それからお互いに無事を確認しあう意味で体のあちこちを触った。よしっ、俺も小夏もどこも怪我していなかった。そうして俺と小夏はにっこりと笑いあうと仲良く手を繋いで帰ることにした、清山たちはその光景を呆然とただ見ていた。
「小夏、俺はなんとなく人間相手の手加減が分かったぞ」
「撫でるように払いのける、そんな感じだよね。直人!!」
「ああ、そうだ。小夏は覚えが早いな」
「ふふっ、直人に褒められたぁ」
そうして少しトラブルはあったが、これで清山たちのことは片付いただろう、俺はそう思っていたのだ。だからいつもどおりオムライスを小夏と一緒に食べて、お風呂に入って、大事な小夏を優しく抱きしめながら眠った。翌日、あちこち手当をしている清山が俺のところにやってきた。やれやれ、まだ力の差を理解できなかったのだろうかと俺が思った瞬間だった。
「瀬口の兄貴!! おはようございます!!」
「…………はぁ? えっと、ああ、おはよう」
「俺は瀬口の兄貴の懐の深さが分かりやした、どうぞ舎弟として俺たちを使ってください」
「え? 俺はいじめをやめてくれればそれでいいんだけど」
「もちろんでさっ、瀬口の兄貴。そいじゃ、用があったらすぐお声かけください」
「わ、分かった」
一晩にして清山は別人と化していた、俺のことを兄貴と言い本当に舎弟のように動くようになったのだ。
「…………これはちょっと予想外だな」
「小夏、清山たちと決着をつけてくるから先に帰っててくれるか?」
「ヤダッ!! 小夏は教室で喧嘩が終わるの待ってる!!」
「そうか、ごめんな。なるべく早く帰ってくるからな」
「直人とこんなに離れるの初めてなの、できるだけ早く帰ってきてね」
「小夏――!!」
「直人――!!」
まるで今生の別れのように俺と小夏は抱き合って、小夏の頭をいっぱい撫でて安心させた後に、俺は呼び出された校舎裏に向かった。すると既に清山たちが待っていた、ボクシング部の伝手だろうか、清山たちは五十人くらいいた。これ俺が弱いままだったら殺されてたんじゃないか、そう思わせるにたる十分な人数だった。そうして、戦い始めようとする俺に清山がこう言った。
「おっとてめぇはサンドバッグなんだよ、小夏さんを他の奴らが人質にとってるからな。反撃もできずにただぶん殴られて蹴られて地面に這いつくばれ!!」
「小夏を人質に!?」
そう言われて俺は清山たちに一切の手だしができなくなった、俺はそんな些細なことより『思念伝達』で小夏に向かって状況を聞いた。
”小夏、お前を人質にとられてるっていうけど、大丈夫か?”
”大丈夫だよ、真人。人間って軽く殴ると死んじゃうからまだ手を出してないよ、体育倉庫に見張り付で閉じ込められただけ!! 小夏は何もされてないよ!!”
”それじゃ、俺は反撃をしていいわけだな。ありがとう、小夏。そのまま無事でいてくれ”
”うん、近づいてきたら精一杯の手加減して殺さないようにする”
こうして小夏と『思念伝達』をしている間、俺は清山たちに殴る蹴るをされていたわけだが、なにせ俺はトラックがぶつかっても大丈夫な体であった。彼らの攻撃もくすぐったいくらいで俺は怪我などしなかった、清山を筆頭に殴られていたがこそばゆいようなものだった。でもそろそろ俺も反撃しよう、小夏が無事なら反撃をしても大丈夫だ。
「あっははは!! 清山、パンチにキレが無いぞ。本物のパンチはこうやるんだ!!」
「――――――!? ぐはっ」
「えっとボクシング部だったっけ? それじゃ、ほらっストッピングができてないぞ!! カバーアップなんてボディががら空きだぞ!! クリンチとか俺は男と組み合う趣味は無いんだよ!!」
「なんで!? げほっ!! ぐはっ!! この!!」
俺は清山を撫でるように殴りながら手加減を覚えた、ちょっと手加減を間違えた時には『治癒』でこっそりと怪我を治した。そうして清山をボコボコに殴った後、最後にこう言って倒した。
「ボクシングばかりじゃ勝てないぞ、ほらっハイキックだ!!」
「がはぁっ!?」
こうして清山を倒したら、清山はこんなことを言いだした。要するに人質にとっていた小夏のことだ、『思念伝達』で小夏は無事だと分かっていたが一応聞いてあげた。
「てめぇ、クズ。女がどうなってもいいのか!?」
「あっ、大丈夫。小夏は俺の次に強いから、君らが何をしようと無駄」
「なっ、あの可憐な小夏さんが!?」
「そうそう、俺の次に強いの」
俺がそう言うと清山はとてもそんなことは信じられなかったのか、携帯を取り出して子分たちに連絡をとった。
「『おい!!、お前ら女をやれ!!』」
「『分かりました、おい女!! えっへへ、俺の相手を……ぷぎゅるがはっぐえっだずけてぇ!!』」
「『おい!! どうした!! 聞こえねぇのか!?』」
「『………………』」
清山の持つその携帯からは途中から何の音も聞こえなくなった、小夏が軽く彼らを撫でてやったのだろう、しかし清山はそれでもまだ俺のリンチを諦めなかった。
「お前ら全員でかかれっ!! この野郎を殺してやれぇ!!」
「おっ、いいぞ。良い根性だ、頑張れ!!」
俺は前からちょっとやってみたいことがあった、アニメであったシーンで不良を山積みにして、その上に座って語りをいれるということだ。
「ぐはぁ!!」
「ぺぎゅっ!?」
「痛あっ!!」
「くそぉ!?」
「ひぎぃぃ!!」
だから何の遠慮も無く清山の友達なのか知り合いなのかを倒していった、清山自身はもう動ける体でなかったのでとりあえず放っておいた。五十人くらいいたからちょっと時間はかかったが、俺の考えていた不良の山積みは完成した、俺はその一番上に無傷ですわって語りを入れてみた。
「よっし、『他人と関わる上での最低限のルール…分かるか?』」
「わがりません、もう勘弁してください」
「ナイス答えだ、コホン。『”私はあなたを殺しません”、”だからあなたも私を殺さないで下さい”だ』」
「分かった、分かりました、だからもう許じて」
俺は不良たち清山を含む山の頂点で、言いたかったセリフが言えたのですっきりした。ちょっと殴られたかいがあったというものだ、あと清山の仲間は泣き出してしまったのでもう解放することにした。
「覚えてろよ!! お前はただじゃおかねぇ!?」
「清山、いい加減に覚えろよ」
「ああっ、何をだよ!!」
「お前じゃ俺に勝てないっていう事実をだよ」
そこから俺は本気の殺気を出しながら清山に近づいた、清山はぶるぶると青くなって震えていた。地球の鈍くなっている人間にも、本当に殺す気なのは分かったようだった。俺は最強の勇者になって変わった、いつまでも俺にたてついてくる人間なら、警察など無視して殺した方が良いという精神に変わっていたのだ。俺の本物の殺気に清山たちは中には失禁する者や気絶する者がいた。
「俺と小夏に手をだしたら、本当にヤルからな。……覚えておけよ」
「――――――ひっ!?」
ようやく清山たちは俺と小夏に手をだしてはならないということを理解したようだった、ほんのちょっとの喧嘩と話し合いで理解して貰えて良かった。これで理解していなかったら、地球上から人間が一人消えるだけの話だった。そうして俺が山積みになった不良の山からぴょんと下りると、体育倉庫のほうから小夏が走ってきた。
「直人――!!」
「小夏――!!」
そうして俺と小夏はひしっとお互いを抱きしめ合った、それからお互いに無事を確認しあう意味で体のあちこちを触った。よしっ、俺も小夏もどこも怪我していなかった。そうして俺と小夏はにっこりと笑いあうと仲良く手を繋いで帰ることにした、清山たちはその光景を呆然とただ見ていた。
「小夏、俺はなんとなく人間相手の手加減が分かったぞ」
「撫でるように払いのける、そんな感じだよね。直人!!」
「ああ、そうだ。小夏は覚えが早いな」
「ふふっ、直人に褒められたぁ」
そうして少しトラブルはあったが、これで清山たちのことは片付いただろう、俺はそう思っていたのだ。だからいつもどおりオムライスを小夏と一緒に食べて、お風呂に入って、大事な小夏を優しく抱きしめながら眠った。翌日、あちこち手当をしている清山が俺のところにやってきた。やれやれ、まだ力の差を理解できなかったのだろうかと俺が思った瞬間だった。
「瀬口の兄貴!! おはようございます!!」
「…………はぁ? えっと、ああ、おはよう」
「俺は瀬口の兄貴の懐の深さが分かりやした、どうぞ舎弟として俺たちを使ってください」
「え? 俺はいじめをやめてくれればそれでいいんだけど」
「もちろんでさっ、瀬口の兄貴。そいじゃ、用があったらすぐお声かけください」
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