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06魔法のお勉強
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僕は泊まった街の図書館に来ていた。冒険者ランクが銅の僕じゃここにはお金を払わないと入れない。銀貨二枚、約二万円を払って図書館に入れた。さっそく魔法書のコーナーへ移動する。
「私たちも中に入れてよ!!」
「ランク銅の冒険者は銀貨二枚が必要だ」
「そんな四人分も払えないわ!!」
「では引き返せ、街の警備隊を呼ぶぞ」
元仲間たちはリリ―が代表となって図書館に入れてくれとわめいていた。でもランク銅の彼女たちが簡単に銀貨二枚も払えるわけがなかった。最終的にまた街の警備隊に捕まったみたいだ。僕としては気が楽になった。冒険者は下から順にランク鉄、銅、銀、金、白金になってる。銀の冒険者くらいになったら図書館も無料で利用できるらしい。僕はついでに冒険者ギルドでランク銀への試験を受けようと思った。いかん、今は魔法の勉強だ。
「これかな?」
僕が見つけた探索魔法は相手の持ち物を使って持ち主を探すという『探索』という魔法だった。これを防ぐにはどうすればいいのか、僕はその答えに辿り着いた。『結界』を常にはっていれば『探索』から逃れることができるらしい。僕は試しにその場で『結界』をはってみた。時間にして十分それが限界だった。だが練習すれば無意識に『結界』を張り続けることができるらしい。僕には目標ができた。そしてせっかくなので図書室の魔法書をいろいろと見ていろんな魔法を覚えた。
「本屋に行って魔法書を買おう」
僕は街の本屋に行って魔法書を買った。白金貨一枚、つまり百万円と高価だった。でも僕にお金があったから買えた。これで『結界』だけじゃなくいろんな魔法を覚えていくつもりだ。ちなみに文字はこっちの世界に転移した時、まだ子どもだったので孤児院で必死こいて覚えた。文字が読めない冒険者なんて依頼が上手く受けられないからだ。僕は十歳ほどで異世界転移した。向こうの両親は僕がいなくなって心配しているだろう、時々無性に日本に帰りたくなる。あの便利だった世界に戻りたい、両親に会いたいと思ってしまうのだ。
「やめやめ、できないことをしようとするのは無駄だ。今は『結界』の練習!!」
僕は『結界』を張り続けた。『結界』は害意のあるものは通さない、『結界』を張りながら街を歩いていて誰かにぶつかることもない。相手がスリとかこっちに害意を抱いているなら別だが、それ以外では『結界』は邪魔になることのない魔法だった。『結界』を張り続けて分かったことは今の僕では意識のある時しか『結界』を維持できなかった。つまり夜に寝ている時なんかに『探索』で僕の居場所を探られる恐れがあった。それでも今までよりはマシだろうと僕は思った。この街にはダンジョンが無かったから僕は他の街に行くことにした。
「リック、早く帰ってきなさいよね」
「素直になるのです」
「俺の言うことを聞かないと後悔するわよ」
「皆さんの言うとおりですわ」
相変わらず元仲間たちはうるさかったが無視した。そうして僕はまた商隊護衛を引き受けた、当然ながら元仲間もついてきやがった。
「リックには私がいないとね」
「我も必要なのです」
「俺がいないと駄目だろ」
「私こそリックの仲間ですわ」
俺は依頼主には元仲間で関係ない人たちですと言っておいた。依頼主も深くは追及してこなかった。こうしてまた商隊護衛の旅がはじまった、元仲間はうるさかったが全て無視した。それかあの一言を使った。
「僕はパーティを追放されたんだね」
こう僕に言われると一時的に元仲間たちは黙るのだった。そんな僕と元仲間たちを面白がって他の冒険者まで僕と同じセリフを言いだした。
「僕はパーティを追放されたんだね」
「お前を追放したりするもんか!?」
「嬉しい!!」
「わははっ、俺も嬉しい」
とこういった具合に他のパーティでは冗談として使われていた。僕たちと一緒に商隊護衛をやることになったのはやっぱりパーティで仲が良かった。僕は元仲間ともあんなことあったっけと首を傾げながら商隊について歩いた。そうして街道沿いを進んでいた時のことだった。
「盗賊がいるぞ!!」
「私たちも中に入れてよ!!」
「ランク銅の冒険者は銀貨二枚が必要だ」
「そんな四人分も払えないわ!!」
「では引き返せ、街の警備隊を呼ぶぞ」
元仲間たちはリリ―が代表となって図書館に入れてくれとわめいていた。でもランク銅の彼女たちが簡単に銀貨二枚も払えるわけがなかった。最終的にまた街の警備隊に捕まったみたいだ。僕としては気が楽になった。冒険者は下から順にランク鉄、銅、銀、金、白金になってる。銀の冒険者くらいになったら図書館も無料で利用できるらしい。僕はついでに冒険者ギルドでランク銀への試験を受けようと思った。いかん、今は魔法の勉強だ。
「これかな?」
僕が見つけた探索魔法は相手の持ち物を使って持ち主を探すという『探索』という魔法だった。これを防ぐにはどうすればいいのか、僕はその答えに辿り着いた。『結界』を常にはっていれば『探索』から逃れることができるらしい。僕は試しにその場で『結界』をはってみた。時間にして十分それが限界だった。だが練習すれば無意識に『結界』を張り続けることができるらしい。僕には目標ができた。そしてせっかくなので図書室の魔法書をいろいろと見ていろんな魔法を覚えた。
「本屋に行って魔法書を買おう」
僕は街の本屋に行って魔法書を買った。白金貨一枚、つまり百万円と高価だった。でも僕にお金があったから買えた。これで『結界』だけじゃなくいろんな魔法を覚えていくつもりだ。ちなみに文字はこっちの世界に転移した時、まだ子どもだったので孤児院で必死こいて覚えた。文字が読めない冒険者なんて依頼が上手く受けられないからだ。僕は十歳ほどで異世界転移した。向こうの両親は僕がいなくなって心配しているだろう、時々無性に日本に帰りたくなる。あの便利だった世界に戻りたい、両親に会いたいと思ってしまうのだ。
「やめやめ、できないことをしようとするのは無駄だ。今は『結界』の練習!!」
僕は『結界』を張り続けた。『結界』は害意のあるものは通さない、『結界』を張りながら街を歩いていて誰かにぶつかることもない。相手がスリとかこっちに害意を抱いているなら別だが、それ以外では『結界』は邪魔になることのない魔法だった。『結界』を張り続けて分かったことは今の僕では意識のある時しか『結界』を維持できなかった。つまり夜に寝ている時なんかに『探索』で僕の居場所を探られる恐れがあった。それでも今までよりはマシだろうと僕は思った。この街にはダンジョンが無かったから僕は他の街に行くことにした。
「リック、早く帰ってきなさいよね」
「素直になるのです」
「俺の言うことを聞かないと後悔するわよ」
「皆さんの言うとおりですわ」
相変わらず元仲間たちはうるさかったが無視した。そうして僕はまた商隊護衛を引き受けた、当然ながら元仲間もついてきやがった。
「リックには私がいないとね」
「我も必要なのです」
「俺がいないと駄目だろ」
「私こそリックの仲間ですわ」
俺は依頼主には元仲間で関係ない人たちですと言っておいた。依頼主も深くは追及してこなかった。こうしてまた商隊護衛の旅がはじまった、元仲間はうるさかったが全て無視した。それかあの一言を使った。
「僕はパーティを追放されたんだね」
こう僕に言われると一時的に元仲間たちは黙るのだった。そんな僕と元仲間たちを面白がって他の冒険者まで僕と同じセリフを言いだした。
「僕はパーティを追放されたんだね」
「お前を追放したりするもんか!?」
「嬉しい!!」
「わははっ、俺も嬉しい」
とこういった具合に他のパーティでは冗談として使われていた。僕たちと一緒に商隊護衛をやることになったのはやっぱりパーティで仲が良かった。僕は元仲間ともあんなことあったっけと首を傾げながら商隊について歩いた。そうして街道沿いを進んでいた時のことだった。
「盗賊がいるぞ!!」
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