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4-18忘れてしまった話がある
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「思い出した!! あの女に確かに俺は会っている!!」
「ジーニャス、やっと記憶が戻ったのですか?」
「ああ、一応は思い出した。父に紹介されてあの女と確かに会っていた」
「なにかマーニャさんの居場所、その手がかりになるようなものはありましたか?」
「居場所か、それに関係するような話はほとんどしていなかった。それどころか、あの女は俺と全く話していないぞ!!」
「どんな記憶なんですか、本当に彼女と会ったんですか」
ジーニャスはまずフェイクドラゴンを多く狩ってくれた、エリーさんとジェンドに改めて礼を言っていた。二人はちょうと良い栄養になった、そう言ってかえって助かったと言っていた。そうしてジーニャスはマーニャと会った時のことを話し始めたが、確かにマーニャの今の居場所が分かるような話はしていなかった。
「……ジーニャスさま、結婚したら小さくても温かいお家に住みたいですね」
「俺は住むところはどこでも構わん、魔法が練習できる広い場所があればいい」
「……ジーニャスさま、子どもはお好きですか、何人くらい欲しいですか」
「子どもか今の自分が子どもなのが残念だ、試したい魔法がいくつもあるのに試せない」
「……ジーニャスさま、魔法以外でお好きなものは何ですか」
「魔法以外に好きなものなどない、俺は跡継ぎでもないから将来は大魔法使いになるんだ」
これは酷い、そうジーニャスの話を聞いていた皆がそう思った。まるで会話しているようで会話が成立していない、当時のジーニャスがいかに魔法以外に興味が無かったかがよく分かった。当時は跡取りでもなかったわけだし、婚約者が家と家を結ぶ重要な相手だという気遣いもしていなかったのだ。特にソアンとエリーさんは酷いとジーニャスに言っていた、彼も自覚があるのか言われるがままだった。
そしてジーニャスは一応はマーニャと実母が住んでいた辺り、思い出がある場所を捜索してもらっていると言った。そうしたらその場所も今は王家の土地になっているが、フェイクドラゴンで溢れているそうだった。マーニャは思い出が踏みにじられることを望まず、それくらいならとフェイクドラゴンで大切な場所を守っているのだ。
「今は王家の土地だから俺は手が出せん、隣の領地だが見ていることしかできんな」
「他にマーニャさんとの思い出はありませんか、どこかに住みたいと言ったような話は?」
「そんな話をした記憶はないんだ、あの女は俺に質問するばかりで自分のことは話さなかった」
「おそらくは話せることがなかったのでしょう、継母から強く虐待されていたような家では」
「その境遇に同情はするが、ゼーエンの街にしたことは許せん」
「確かにマーニャさんがしたことは、エリーさんとジェンドがいなかったら街を壊していました」
さて今度はマーニャはどうでてくるだろうか、フェイクドラゴンを放っても効果が少ないと分かれば、次は何をしかけてくるか分からなかった。マーニャが何をはじめるかが分かったのは数日後だった、このゼーエンの街にくるはずだった商隊が行方不明になったのだ。それから何組も商隊が行方不明になった、そのまま彼らは姿を消してしまったのだ。
「彼らは攫われたのでしょう、転移系の道具で別の場所に連れていかれた」
「エリーは頭が良いな、それじゃもう帰ってはこないのか?」
「フェイクドラゴンを飼っているような場所です、攫われた者たちが生きているとは思えません」
「うっ、女を怒らせると怖い。俺はエリーを怒らせないようにしよう……」
こんな方法で直接ゼーエンの街の流通を止めるとは思わなかった、マーニャは完全にたがが外れている、人間として残酷なことを平気で行うようになってしまっていた。
「それならば囮の商隊を作ろう、他の商隊は領主の権限で全て一時足止めさせる」
「ゼーエン家も狙われていますから、エリーさんとジェンドには領主の館を守ってもらいましょう」
「客人に申し訳ないが頼む、シャールや父上を守ってくれ。俺はあの女を止める!!」
「僕とソアンも行きましょう、姿を変えて商隊に入ります」
「あの女に転移系の『魔法の道具』を使わせないことだ、そうすればこの事件は終わる!!」
「はい、それに気をつけて偽の商隊をやってみましょう」
エリーさんとジェンドは快くゼーエン家の守護を引き受けてくれた、特にジェンドはシャールを気に入っているから絶対に守ってみせると言っていた。そんなジェンドを見てエリーさんが私たちの子どもが産まれても、これなら子育ては心配なさそうねとにこやかに言っていた。ゼーエン家の方は心配なさそうだった、問題はマーニャが偽の商隊を狙ってくれるかだった。
僕たちは一旦ゼーエンの街を離れて、別の街で商品などを揃えて偽の商隊を作った。ジーニャスや僕たちは変装をしてその中に紛れた、他の人間も皆ゼーエン家に仕える使用人だった。そうやって作った商隊で別の街からゼーエンの街を目指した、他に街道を通る者は少なかった。領主の命令で他の商隊が止められているからだ、僕たちがゼーエンの街に近づいた時にそれは起こった。
突然に前方に人が現れた、それはマーニャだった。暗い顔をしていて僕たち商隊を見ると笑った、それは悍ましい喜びの溢れた笑顔だった。右腕の腕輪を外して彼女はその腕輪を何度かなぞった、そうすると腕輪が大きな輪になって広がった、そしてその先には見たこともない場所が現れた。何百匹もフェイクドラゴンがいて、それ以外の動物はいない無限の荒野だった。
「さぁ、ようこそ。アングルス家の秘密の土地、私の育てたフェイクドラゴンの巣へ」
「そうはいくか!! 『抱かれよ煉獄の熱界雷!!』」
ジーニャスが広がっている腕輪を上級魔法で攻撃した、攻撃を受けた腕輪はキイイィィンと異常な音をたてた、その次の瞬間。
「うぅ、けほっ、けほっ。何が起こったんだ? ソアン?」
「けほっ、けほっ、はい、リタ様」
「大丈夫かい、ソアン」
「ええ、リタ様」
ジーニャスが腕輪を攻撃した瞬間に大きな爆発が起こったのだった、そうして商隊の一部だけが別の空間に吸い込まれた。そこはフェイクドラゴンが大勢いる荒野だった、多くのフェイクドラゴンが先ほどのジーニャスの攻撃を受けて倒れていた。仲間であるフェイクドラゴンがその死体にかみつく、フェイクドラゴン同士で共食いをしていた。
マーニャもその荒野にはいた、右腕を雷にやられたようでその腕は焼け焦げていた。彼女はうつろな視線を宙に向けていた、そうしてからその場に倒れた。危うくフェイクドラゴンの餌になりそうだったので、ソアンが大剣でフェイクドラゴンたちを追い払った。僕はクレーネ草の薬を飲んで魔法を使った、こちらにきた人間を巻き込まないように上級魔法を放った。
「『抱かれよ煉獄の火炎』」
何百というフェイクドラゴンが僕の放った魔法の炎に焼かれた、そうやって魔法で防いでいる間に少しでも安全な場所を探した。そうしたら小さな屋敷があった、ゼーエンの領主の館にそっくりな家だった、結界で守られていて僕たちはそこに入った。マーニャは気絶したままだった、ソアンがマーニャを背負って一緒に連れてきた。多数の人を死に追いやった犯人だったが、フェイクドラゴンの餌になるのを見ていられなかった。
「ここは安全なようだ、ソアン」
「良かったです、リタ様」
「結界で守られている、きっとマーニャの家なんだろう」
「ここはまるでゼーエン家です、マーニャさんって本当は憧れていた?」
「おそらくはそうだ、マーニャはいずれ自分が嫁いで行く、そのはずだったゼーエン家を強く思っていたようだ」
「マーニャさん、こんなやり方しかなかったんでしょうか。もっとジーニャスさんとも、こう他に方法が無かったんでしょうか」
僕たちはほとんどゼーエン家ような場所でまず皆に怪我がないかを調べた、そうして食料など必要な品の残りを数えて十日程度はここで平気だと確認した。マーニャが気絶している間に彼女の装備品は全て外させてもらった、左腕にも古代文字が書かれている腕輪を彼女はしていた。僕はそれを調べることにした、もしかしたらこの腕輪も転移装置かもしれなかった。ソアンがマーニャの手当てをした、彼女がマーニャの全身を調べた。
「リタ様、マーニャさん。右腕を魔法で治しましたが、胸の中央に大きな古傷があるんです、昔よほど大きな怪我をしたんでしょう」
「虐待の古傷だろうか、今はもう治っている。そうか、一応覚えておくよ」
そうして、手当されたマーニャには手枷と足枷がつけられた。彼女は魔法使いなので悪いが口枷もつけさせてもらった、そうして見張りの人間を置き周囲を調べた。よく調べてみるとこの家の周りは荒野だったが、奥にいけば森のようなものも見えた。井戸や小さいが川なども流れていた。ジーニャスたちはこっちには来ていなかった、あの腕輪に吸い込まれたのは僕とソアンと使用人が数名だった。
やがて、マーニャが目を覚まして、そうしてから笑っていた。魔法を唱えられたらすぐに口を塞げるように注意して、そうしてマーニャの口枷を外して話させた。彼女は魔法を唱えたりはしなかったが、代わりに恐ろしいことを言った。あはははっと最初は笑っていた、そう笑い転げてから僕たちに向かってこう言ったのだ。
「貴方たち、もうこの秘密の領地からは出られないわ。貴方たちに待っているのは、そうじわじわと迫りくる餓死だけよ」
「ジーニャス、やっと記憶が戻ったのですか?」
「ああ、一応は思い出した。父に紹介されてあの女と確かに会っていた」
「なにかマーニャさんの居場所、その手がかりになるようなものはありましたか?」
「居場所か、それに関係するような話はほとんどしていなかった。それどころか、あの女は俺と全く話していないぞ!!」
「どんな記憶なんですか、本当に彼女と会ったんですか」
ジーニャスはまずフェイクドラゴンを多く狩ってくれた、エリーさんとジェンドに改めて礼を言っていた。二人はちょうと良い栄養になった、そう言ってかえって助かったと言っていた。そうしてジーニャスはマーニャと会った時のことを話し始めたが、確かにマーニャの今の居場所が分かるような話はしていなかった。
「……ジーニャスさま、結婚したら小さくても温かいお家に住みたいですね」
「俺は住むところはどこでも構わん、魔法が練習できる広い場所があればいい」
「……ジーニャスさま、子どもはお好きですか、何人くらい欲しいですか」
「子どもか今の自分が子どもなのが残念だ、試したい魔法がいくつもあるのに試せない」
「……ジーニャスさま、魔法以外でお好きなものは何ですか」
「魔法以外に好きなものなどない、俺は跡継ぎでもないから将来は大魔法使いになるんだ」
これは酷い、そうジーニャスの話を聞いていた皆がそう思った。まるで会話しているようで会話が成立していない、当時のジーニャスがいかに魔法以外に興味が無かったかがよく分かった。当時は跡取りでもなかったわけだし、婚約者が家と家を結ぶ重要な相手だという気遣いもしていなかったのだ。特にソアンとエリーさんは酷いとジーニャスに言っていた、彼も自覚があるのか言われるがままだった。
そしてジーニャスは一応はマーニャと実母が住んでいた辺り、思い出がある場所を捜索してもらっていると言った。そうしたらその場所も今は王家の土地になっているが、フェイクドラゴンで溢れているそうだった。マーニャは思い出が踏みにじられることを望まず、それくらいならとフェイクドラゴンで大切な場所を守っているのだ。
「今は王家の土地だから俺は手が出せん、隣の領地だが見ていることしかできんな」
「他にマーニャさんとの思い出はありませんか、どこかに住みたいと言ったような話は?」
「そんな話をした記憶はないんだ、あの女は俺に質問するばかりで自分のことは話さなかった」
「おそらくは話せることがなかったのでしょう、継母から強く虐待されていたような家では」
「その境遇に同情はするが、ゼーエンの街にしたことは許せん」
「確かにマーニャさんがしたことは、エリーさんとジェンドがいなかったら街を壊していました」
さて今度はマーニャはどうでてくるだろうか、フェイクドラゴンを放っても効果が少ないと分かれば、次は何をしかけてくるか分からなかった。マーニャが何をはじめるかが分かったのは数日後だった、このゼーエンの街にくるはずだった商隊が行方不明になったのだ。それから何組も商隊が行方不明になった、そのまま彼らは姿を消してしまったのだ。
「彼らは攫われたのでしょう、転移系の道具で別の場所に連れていかれた」
「エリーは頭が良いな、それじゃもう帰ってはこないのか?」
「フェイクドラゴンを飼っているような場所です、攫われた者たちが生きているとは思えません」
「うっ、女を怒らせると怖い。俺はエリーを怒らせないようにしよう……」
こんな方法で直接ゼーエンの街の流通を止めるとは思わなかった、マーニャは完全にたがが外れている、人間として残酷なことを平気で行うようになってしまっていた。
「それならば囮の商隊を作ろう、他の商隊は領主の権限で全て一時足止めさせる」
「ゼーエン家も狙われていますから、エリーさんとジェンドには領主の館を守ってもらいましょう」
「客人に申し訳ないが頼む、シャールや父上を守ってくれ。俺はあの女を止める!!」
「僕とソアンも行きましょう、姿を変えて商隊に入ります」
「あの女に転移系の『魔法の道具』を使わせないことだ、そうすればこの事件は終わる!!」
「はい、それに気をつけて偽の商隊をやってみましょう」
エリーさんとジェンドは快くゼーエン家の守護を引き受けてくれた、特にジェンドはシャールを気に入っているから絶対に守ってみせると言っていた。そんなジェンドを見てエリーさんが私たちの子どもが産まれても、これなら子育ては心配なさそうねとにこやかに言っていた。ゼーエン家の方は心配なさそうだった、問題はマーニャが偽の商隊を狙ってくれるかだった。
僕たちは一旦ゼーエンの街を離れて、別の街で商品などを揃えて偽の商隊を作った。ジーニャスや僕たちは変装をしてその中に紛れた、他の人間も皆ゼーエン家に仕える使用人だった。そうやって作った商隊で別の街からゼーエンの街を目指した、他に街道を通る者は少なかった。領主の命令で他の商隊が止められているからだ、僕たちがゼーエンの街に近づいた時にそれは起こった。
突然に前方に人が現れた、それはマーニャだった。暗い顔をしていて僕たち商隊を見ると笑った、それは悍ましい喜びの溢れた笑顔だった。右腕の腕輪を外して彼女はその腕輪を何度かなぞった、そうすると腕輪が大きな輪になって広がった、そしてその先には見たこともない場所が現れた。何百匹もフェイクドラゴンがいて、それ以外の動物はいない無限の荒野だった。
「さぁ、ようこそ。アングルス家の秘密の土地、私の育てたフェイクドラゴンの巣へ」
「そうはいくか!! 『抱かれよ煉獄の熱界雷!!』」
ジーニャスが広がっている腕輪を上級魔法で攻撃した、攻撃を受けた腕輪はキイイィィンと異常な音をたてた、その次の瞬間。
「うぅ、けほっ、けほっ。何が起こったんだ? ソアン?」
「けほっ、けほっ、はい、リタ様」
「大丈夫かい、ソアン」
「ええ、リタ様」
ジーニャスが腕輪を攻撃した瞬間に大きな爆発が起こったのだった、そうして商隊の一部だけが別の空間に吸い込まれた。そこはフェイクドラゴンが大勢いる荒野だった、多くのフェイクドラゴンが先ほどのジーニャスの攻撃を受けて倒れていた。仲間であるフェイクドラゴンがその死体にかみつく、フェイクドラゴン同士で共食いをしていた。
マーニャもその荒野にはいた、右腕を雷にやられたようでその腕は焼け焦げていた。彼女はうつろな視線を宙に向けていた、そうしてからその場に倒れた。危うくフェイクドラゴンの餌になりそうだったので、ソアンが大剣でフェイクドラゴンたちを追い払った。僕はクレーネ草の薬を飲んで魔法を使った、こちらにきた人間を巻き込まないように上級魔法を放った。
「『抱かれよ煉獄の火炎』」
何百というフェイクドラゴンが僕の放った魔法の炎に焼かれた、そうやって魔法で防いでいる間に少しでも安全な場所を探した。そうしたら小さな屋敷があった、ゼーエンの領主の館にそっくりな家だった、結界で守られていて僕たちはそこに入った。マーニャは気絶したままだった、ソアンがマーニャを背負って一緒に連れてきた。多数の人を死に追いやった犯人だったが、フェイクドラゴンの餌になるのを見ていられなかった。
「ここは安全なようだ、ソアン」
「良かったです、リタ様」
「結界で守られている、きっとマーニャの家なんだろう」
「ここはまるでゼーエン家です、マーニャさんって本当は憧れていた?」
「おそらくはそうだ、マーニャはいずれ自分が嫁いで行く、そのはずだったゼーエン家を強く思っていたようだ」
「マーニャさん、こんなやり方しかなかったんでしょうか。もっとジーニャスさんとも、こう他に方法が無かったんでしょうか」
僕たちはほとんどゼーエン家ような場所でまず皆に怪我がないかを調べた、そうして食料など必要な品の残りを数えて十日程度はここで平気だと確認した。マーニャが気絶している間に彼女の装備品は全て外させてもらった、左腕にも古代文字が書かれている腕輪を彼女はしていた。僕はそれを調べることにした、もしかしたらこの腕輪も転移装置かもしれなかった。ソアンがマーニャの手当てをした、彼女がマーニャの全身を調べた。
「リタ様、マーニャさん。右腕を魔法で治しましたが、胸の中央に大きな古傷があるんです、昔よほど大きな怪我をしたんでしょう」
「虐待の古傷だろうか、今はもう治っている。そうか、一応覚えておくよ」
そうして、手当されたマーニャには手枷と足枷がつけられた。彼女は魔法使いなので悪いが口枷もつけさせてもらった、そうして見張りの人間を置き周囲を調べた。よく調べてみるとこの家の周りは荒野だったが、奥にいけば森のようなものも見えた。井戸や小さいが川なども流れていた。ジーニャスたちはこっちには来ていなかった、あの腕輪に吸い込まれたのは僕とソアンと使用人が数名だった。
やがて、マーニャが目を覚まして、そうしてから笑っていた。魔法を唱えられたらすぐに口を塞げるように注意して、そうしてマーニャの口枷を外して話させた。彼女は魔法を唱えたりはしなかったが、代わりに恐ろしいことを言った。あはははっと最初は笑っていた、そう笑い転げてから僕たちに向かってこう言ったのだ。
「貴方たち、もうこの秘密の領地からは出られないわ。貴方たちに待っているのは、そうじわじわと迫りくる餓死だけよ」
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