not justice in dark (己の正義とは何か？）

第一章 己の正義

エピローグ

昔の話をしよう。
あるところに伝説の勇者と賢者がいた、勇者と賢者は王の命令で魔王の討伐を命じられた。
その二人は協力して魔王を倒したが秩序が乱れてしまった、王は勇者に罪をかぶせて賢者を処刑した。
賢者を殺された勇者は悪魔と契約して魔王になった。


これは己の正義を否定し悪の道に進んだ、孤高の魔王の物語

”誰か助けて”
少女は森の中を走っていた。
「「まてっ！」」
兵士たちが少女を追いかけていた。
「きゃっ！！」
少女は倒れてしまったので兵士たちは少女に近づいてきた。
「ここまでだ、おとなしく投降しろ」
「おとなしく捕まれば、命は奪わないぜお嬢ちゃん」
”い、いやだ”
少女は逃げようとするが足をくじいてしまった。
”逃げられない”
助けを呼んでも誰も助けには来ない、絶対絶命の時だった。
「そこまでだ」
どこからか声が聞こえた。
兵士たちがおびえていた、
前を見た、そこにはゲートが開いていた。
「我が領域で暴れるとはな」
ゲートの中から鎧を着た何者かが出てきた。
「我が名は、クロノス、この領域を支配するのも」
”クロノス！？”
少女は驚いてた。
”目の前にいる人が私の探している人？”
「な、なぜ、魔王である貴様が」
「うるさい、下民どもが」
そういって、クロノスと名乗るものが魔法を唱えた。
（ブレイクスルースキル、デストロイハート）
そういって、1人の兵士の心臓がつぶれた。
「あ、悪魔が！」
「どうする、抵抗すればこの男と同じことになるぞ？」
兵士は剣を構えてその者を攻撃しようとするが、者は
（デス・サンダー）
目の前に巨大な雷が落ちて、兵士は焼き焦げた。
「くだらん、人の命は」
そう言って、者はゲートを開いてどこかに行ってしまおうとする。
「ま、まってください！」
者は止まった。
この二人の出会いが運命を左右する。