not justice in dark (己の正義とは何か?)

NLT(るる)

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第一章 己の正義

第一幕 出会い

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「ま、まってください!」
私はその人に向かって言った。
「なんだ」
「私はアルテイシア、あなたを探していた人です」
「・・・・・」
人は黙って去ろうとする。
私はその人の足をつかんだ。
「なにをする、人間風情が」
「ようやく、見つけた。私の姉さまが言っていた人に」
私は必至に人の足をつかんでいた。
「姉さま?貴様、誰と勘違いしている。人探しなら別のところで探すんだな」
そういって足で私の手を蹴飛ばそうとするので、必死に抵抗した。
「しつこい女だ、貴様死にたいのか?」
そう聞かれたが、私はこう答えた。
「私はジャンヌの双子の片割れのアルテイシア。ジャンヌにお願いされてあなたを救いに来たの‼」
人は一瞬動揺していた。
「貴様、何と言った?」
「だから、あなたを救いに」
「我に救いなどない、あるのは怒りと悲しみだけだ」
そういって強引に私の手を振りほどいて、立ち去ろうとする時だった。
小柄な瓶を投げたので、私はそれをとった。
「こ、これは?」
「秘薬だ、それを飲んで今すぐここから離れるんだな。これ以上我に近づこうとするなら、次はない」
そういって、人はゲートの中に消えてしまった。
(あの人がクロノスなら、あの国も近いってことだよね?それと領域って言ってた)
私は、人からもらった秘薬を飲む。
秘薬の効果で足が治ったことを確認して、前に進んだ。

シュバリエ王国にて
「クソッ!」
一人の鎧を着た男が怒りに支配されていた。
「騎士団長、落ち着いてください!」
「落ち着いていられるか、馬鹿者!」
そういって騎士団長らしき人物がコップを投げた。
ぶつかった衝撃でコップが割れた。
「我が騎士二人が魔王に倒されただと、国王が知ったら我々の失態がばれてしまう」
「い、今、あの報告がありましたが。罪人も逃がしたとの報告が」
騎士たちの罵声が飛びあう中で、別室では。
「報告、ご苦労だったな。もうよい下がるがいい」
「は、」
そういって、一人の男が出た後に王子は言った。
「クロノス、いったい何をもくろんでいるんだ」
王子は嘆くようにつぶやいた。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

花雨
2021.07.25 花雨

とても読みやすくて続きが気になります(^^) ファンタジーものでこのサイトで見た中でも一番読みやすいと思いました。
続きが気になったのでお気に入り登録させてもらいました(^o^)
良かったら私の作品も観てくださいね(^^)/

解除

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