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一ヶ月前の無責任中出しセックス

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 レイナ——本名、小宮玲奈こみやれいなが魔法少女と成ったのは半年前のことである。



 ある日突然魔法少女の力に目覚めて、本能的に魔法の使い方と淫獣の存在を感知できるようになり、戦うようになった。

 どんな怪物でも一発で——触れもせず、動きもせず——手を翳すだけで消滅させるその魔法はまさに最強の名に相応しく、淫獣に遅れを取ったことは一度もない。

 古参の魔法少女も一目置き、同世代の仲間からは頼りにされ——だから、レイナは自信に満ち溢れていた。

 元々活発で何事もはっきり言うタイプの、正義感の強い性格であったが、それに磨きが掛かり学校でもリーダーシップを発揮することが多くなった。

 成功体験は次なる成功体験を生み、自己肯定感を高める礎となっていく。だから、成功者というのは自信家なわけであるのだが、レイナも例に漏れずそういう状態になっており——そんな時に彼女に声を掛けたのが、あの——レイナにトイレでフェラをさせ、ケツを叩いていた——茶髪の男であった。

 男は背が高く、体格も良く、顔も良い。

 友達は多く、誰とでも合わせられる気質を持ち、成績も良いので、髪を染めていても特に教師からは何も言われない。

 レイナと同じく、自信に裏打ちされた実力のある者——。

 そんな男に声を掛けられて、少し話して、優しくされて、恋心にも似た淡い好意を抱き始めたところで、一人暮らしをしているという家に誘われて——そこで彼女は犯されたのである。

 レイナはその時のことを、今でもよく覚えている。

 デートすると聞いていたので、お洒落をして訪れた男の家——そこに入るや否や、手を引かれ、壁に押し付けられ、唇を奪われた。

 軽いキスではなく、深いキスをされた。

 舌と舌とが口内で淫らに踊り、そこに何かしらの痕跡を残すかのように、歯の裏側を舌でなぞられた。

 口の端から唾液が溢れ喉を伝った。

 頭がぼんやりとして——胸を揉まれ、唐突に現実に引き戻された。

 小さな胸。いつの間にかブラジャーは外されていて、ピンと立っていた乳首を指先で転がされた。

「あっ♡」と鋭い声を発した。

「感度いいね」と優しく言われた。

 胸のカタチを変えそうなくらいの、強引な愛撫。

 それが終わると同時に、おまんこに指を入れられていた。

「ひっ!?」と悲鳴のような声を上げたのを覚えている。

「大丈夫だから、力抜いて」と髪を撫でられながら言われたことを、よく覚えている。

 初めておまんこに自分以外の指が入り、その異物感に身を震わせているレイナの耳元で、男は囁いた。

「レイナちゃん、可愛いね」

 瞬間、脳がドロリと蕩けた音がした。

 可愛いね——事実、レイナは可愛い。変身時とは異なり、髪は黒いが、艷やかで美しい。胸は小さいがスタイルは良く、お尻の形は同性にも褒められる。黒い瞳は鋭く輝き、意志の強さを窺わせる。

 さながら黒曜石とでも言おうか。

 きちんと研磨された、手入れの行き届いた黒曜石のような少女。

 それがレイナである——が、この聞き慣れているはずの「可愛いね」という一言で、レイナの鋭さは失われた。

「すごくいっぱい愛液が出てるね。レイナちゃんはエッチだね」

 そう言われて「あっ♡あっ♡」と短い喘ぎを返した。

 自らのおまんこを指でまさぐった経験——オナニーの経験ならば、当然レイナにはある。

 だが、こんなに濡れた声を出したのは初めてだった。

(これ、あたしの声なの? こんな——こんな——エッチな、声——)

 自分でも驚くくらい、どこから出ているかわからない声色が口から発せられて、その音がより高いところに到達する前に、指は抜かれた。

「あ……」

 これみよがしに突きつけられた男の指に纏わりついている、とろりとした透明の液体。

 それが自分のおまんこから分泌されたものだとは信じられず——いや、信じたくなくて——レイナは目を逸らし、頬を赤らめた。

「これだけ濡れてたら、もういいよな?」

「……」

 こくりと、レイナは首を縦に振った。だが、もし彼女の頭が快感で蕩けていなかったら、気付いただろう。いつもの男であれば「もういいよね?」と言ったはずだ、と。

 たった一文字の語尾の違い。

 けれどそこには確かな違いがあった。男の中の雄の部分を感じさせるものがあった——が、しかしたとえ彼女が冷静さを失っておらず、それに気付いたとしても、だから何なのだとレイナは思ったかもしれない。

 これから五秒後にセックスをするという状況なのだ。

 男が雄になるのは当然であり、女が雌になるのもまた当然である。

 だからレイナは流れのままに衣服を脱ぎ捨てて、同じく全裸になった男と共に、普段男が寝ているベッドに倒れ込んで——

「あっ♡あっ♡あーーーーーーーっ♡♡♡」

 挿入され、イッた。

 初めての挿入——だというのに、感じたのは痛みでも、もしてや嫌悪感でもなく、快感だった。

 それを——おちんぽを——待っていましたと言わんばかりにレイナのおまんこはきゅうきゅう締まり、男のおちんぽをぎゅっときつく咥え込んだ。

 亀頭に押された肉ひだの一つ一つがおちんぽを舐め回した。

 体内で感じる男の熱。

 入るべき場所に入れられるべきものが入ったという充足感が体を満たし、瞬く間に頭の中が真っ白になった。

「すっげ……お前のおまんこ、めちゃくちゃ気持ちいいわ」

 男の呟き——そこまでは覚えている。

 ここから先は、記憶が断片的になる。

 何故か?

 理由は単純で、レイナがイッたからだ。イキまくったからだ。

 男が腰を振る度に、レイナはイッた。

 おまんこが抉られる感触でイッた。

 子宮口を叩かれる衝撃でイッた。

 指で子宮の辺りを押さえられるだけでイッた。

 クリをつねられるだけでイッた。

 連続の絶頂でレイナの快楽神経は過敏になり、キスでイッた。

 舌と舌とが触れ合ってイッた。

 男の舌に乳首を舐められてイッた。

 胸も揉まれてイッた。

 乳首を甘噛みされてイッた。

 髪を撫でられてイッた。

「お前ほんと最高だよ」と囁かれてイッた。

 射精でイッた。

 おまんこの中で暴れる精液でイッた。

 子宮に感じる精液の温度でイッた。

 ひたすらに、レイナはイッた。

 イッてイッてイキまくった。

 そして——はっきりと意識を取り戻した時には、体中が汗と愛液と精液でドロドロになっていた。口の中にも、精液の味を——男の味を——感じた。

「あ、う……んっ……」

「あ? 起きた?」

 シャワーを浴びたばかりといった様子の、上半身が裸の男と目が合った。

 引き締まった体だった。

 この肉体に組み伏せられて、激しく犯されたのかと思うと、再び体が熱くなり始めた。

「いやーお前のおまんこほんとマジで最高だったからさぁ、めちゃくちゃ中出ししちゃったよ。でも確か前の彼女が置いていったピルがあるからさ、それ飲んどいて」

 無責任中出しをキメた男の言葉はどこまでも軽かった。

 中に出したら赤ちゃんが出来るかもしれない。まだ学生なのに。妊娠させてしまったかもしれない——というような来ないで欲しい未来への恐怖を男は一切抱いてないようだった——否、ようだった、ではなく、抱いていなかった。

 その精神性はクズ——それこそ、正義感の強いレイナからすれば男は紛うことなきクズであり、糾弾すべき対象であった——のだが、レイナの口から出たのは男に対する怒りの言葉ではなかった。

「……薬なんていらない。あたし……魔法少女だから」

「は?」

「変身……」

 レイナの言ったことの意味がわからず呆けていた男の前で、彼女は変身し、魔法少女となった。

 髪が銀色に染まり、白一色のコスチュームが様々なエッチな汁でベトベトになっている肉体を覆った。

 彼女はそのまま右の手のひらを子宮の辺りに翳して——

「消滅……これで精液消えちゃったから」

 子宮内の精液を魔法で消滅させた。

 ポカンとする男。その眼前で、微笑む精液塗れの魔法少女。

 あるいはこの時、男が「前の彼女の」という枕詞を使わなければ、レイナは変身しなかったかもしれない。

 魔法少女であることを隠し、大人しく言われるままにアフターピルを飲んだかもしれない。

 けれど「前の彼女の」という言葉が使われたことで、レイナの心の中には一瞬、しかしはっきりと嫉妬の心が芽生えていた。

 自分という女がいるのに、前の女の話しをするなんて許せない——。

 最強の魔法少女となったことで肥大化したプライドによって、彼女は男に自らの存在を強く意識させたいと思い——本来は秘すべき正体を呆気なくバラすに至ったのであった。

「あたしが魔法少女ってことを知ってるのは、他の魔法少女と、あんただけなんだからね……」

 大きな秘密を教えてあげたことで、レイナは男にとって特別な存在へと昇華された。彼女の目論見通り、この時、男の脳内から前の彼女の想い出は綺麗サッパリ片隅に追いやられた——のだが、男が発したのは、レイナの思っていたものとはまるで異なる——だが、聞きたかったものであった。

「マジで? レイナ? あの消滅の魔法少女? ……うわー名前同じなのに全然気付かなかったわー——てか、そうやって精液消せるなら生中出しし放題ってことじゃん」

「——っ♡」

 生中出しし放題。

 その言葉と、男の視線——子宮へと注がれたそれに——レイナの肉体はずくんと疼いた。

 さっき気を失うほど犯されたというのに、レイナの体は再び火照り始めていた。

 肉欲の疼き……さっき感じたものを、もっともっといっぱい、深く感じたいという欲望。

 美味しいものを口にしたら、それをついもう一口食べたくなるのと同じだった。

「その顔……いいな。おら、魔法少女まんこ早くこっちに向けろよ」

 乱暴な言葉遣い——けれど、レイナはそんなもの気にも留めなかった。

 彼女は言われるまま、再びベッドに寝そべり、両脚を開いて、おまんこを——溢れ出してきた愛液でとろりと潤いを帯びたおまんこを——くぱぁと指で広げてみせた。

「ん……♡」

「うわ~さっきあんなにしたのにもうこんなおまんこビショビショにしてるとかお前淫乱過ぎだろ。そんなに俺のおちんぽ欲しいのかよ?」

「——ほ、欲しい……欲しいの、あんたの……お、おちんぽ……♡」

 淫乱であることを否定せず、レイナは言った。

 さっきのあれが初めてのセックスのはずなのに、彼女は狂おしいほどにおちんぽを求めていた。もう男のおちんぽなしの人生など考えられないと思ってしまっていた。

 まるで麻薬だった。

 それほどに、男とのセックスは強烈な快楽を彼女の脳と肉体に刻み込んでいた。

「いいね~。あの魔法少女レイナが俺のおちんぽを欲しがるって……最高だよ。マジで。……レイナ、今日からお前は俺の彼女——いや、俺専用のオナホールな」

「お、オナホール……?」

 そんなものを知らない彼女は首を傾げた。

「俺の女ってこと」

 男はレイナの髪を優しく撫でて、顔を近づけ、耳元で囁いた。

 そして——

「あ——い、んぎぃいいーーーっ♡♡♡おっ、おちんぽっ♡おちんぽ入って——おちんぽきたあっ♡あっ♡あっ♡あぁああーーーっ♡♡♡」

 ずぶりとおちんぽをレイナのおまんこに突きこんで、セックスを始めた。

「今日一日かけて、お前のおまんこに俺のおちんぽの形、教え込んでやるからな」

 この言葉の通り、この日、レイナは数え切れぬほどに絶頂し、彼女のおまんこは男のおちんぽの形を覚えたのだった……。

 そういうことがあって、そして、今——誰もいない放課後の教室、二人はいた。
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