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第六章 神様を起こしに
新しい6人とその扱い
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「ったく、どこの雑誌に記事を載せたんだよぉ」
汲広は悪態をついた。
あれから2日後、インジスカン王国の一工業団地に医院を構える多々身省語からメールが届いたのだ。
汲広は、省語の記事が、日本の雑誌に載って、日本から反響があって、日本人から”教えろ!”と省語に連絡があったものだと思っていたのだ。
しかし、省語から来たメールを見ると、半数が海外からであった。
「教えてほしいと希望する医者の半数は海外からだったよ」
相談をするためにステファニアを部屋に呼び、ステファニアにリストを見せながら、汲広はそう伝えた。
「まぁ!それでは、日本とアメリカとヨーロッパ、3カ所に分身を置かなくてはなりませんね」
「何故そんなに分身させたがる」
ステファニアの返答が予想外だったので、汲広は呆れてしまった。
3カ所に分身を置くと、計5人、魂をミラーリングさせたら1つの魂に5人分の記憶が次々と入ってくる。
魂はそれを許容できるのだろうか?
「新しく3人分身を置いたとして、計5人だ。それで魂をミラーリングさせてみろ、魂の許容量がどうなのか分からんが、下手したら、魂が破綻するかも知れない」
「それなら、新しい魂は、そちらだけでミラーリングさせて、今までのこちらは今まで通りで、医療班と今までの私たちは分離したらいいんじゃないですか?」
「分離して関与しないか… それなら現実的かもな」
汲広はアカツキ伯爵にメールした。
新たに3人ずつ汲広とステファニアを作ること。
新しい6人は、こちらとは魂のミラーリングをせず、新しい新しい6人どうしでだけミラーリングさせること。
それに、省語からのリストを付けた。
翌日、アカツキ伯爵からメールが届いた。
了承する旨の返事であった。
自分でメールを送っておいて、汲広は、”お前ら、それでいいのか?”と思わずにはいられないのであった。
*
日本の汲広とステファニアが寝てから2時間くらい経ったであろうか。
体は眠っているのに意識はしっかりしている。
若緑色を基調とした壁、焦げ茶色の床し、枯れ色の天井、そして、テーブルと椅子とティーセット。
あの、ミーティングルームである。
スキカと対面して、汲広とステファニアが座っている。
「お主ら、随分と楽しい計画を立てておるな」
「見られてましたか。自分でも、何故こうなったのか分からないんですけどね」
スキカはちょうど見ていたらしい。
「新しい汲広とステファニアを3組、その計6人でミラーリングさせて、今までの汲広とステファニアは従来通り。それで間違いないか?」
「間違いありません」
スキカは汲広、ステファニアと見つめ、はぁ、と一つ息を吐くと、
「お主ら、詰めが詰めが甘いな。この新しい6人のうち、汲広は現地の学校で学んで医師免許を持っているものとする」
「へ、そりゃぁ、医師免許を持っていたら活動するのに便利でしょうけど」
「それならそれで良かろう。活動しやすい方が良かろう?お主たちの監督管理下にも置けないのだから」
「まぁ、そうですね」
スキカは新しい6つの魂と、3体ずつの汲広とステファニアを作り、魂をコピーし、日本、アメリカとヨーロッパに1組ずつ配置するのであった。
「これで医療関係のお主らの懸念事項はなくなったぞ。もう思い悩むことはない。彼らは彼らでやっていくさ」
汲広は自分たちから提案したものの、本当にこれで良かったのかと思い悩むが、
「汲広は思い悩んでいるようだが、お主たちはお主たちのできる範囲で最善のことをしろ。時間も経ったし、もう眠るがよい」
そう言って、また、スキカは汲広とステファニアを深い眠りにつかせるのであった。
翌日、汲広とステファニアは掃き出し窓の能力集中講習センターの仕事をこなし、家へ帰ってきた。
パソコンでメールをチェックしていると、ちゃんと省語からのメールがある。
汲広はアカツキ伯爵に念話を送り、新しい汲広とステファニアを作ってもらったこと、そして、省語に報告を入れて欲しいと連絡したのだった。
汲広は悪態をついた。
あれから2日後、インジスカン王国の一工業団地に医院を構える多々身省語からメールが届いたのだ。
汲広は、省語の記事が、日本の雑誌に載って、日本から反響があって、日本人から”教えろ!”と省語に連絡があったものだと思っていたのだ。
しかし、省語から来たメールを見ると、半数が海外からであった。
「教えてほしいと希望する医者の半数は海外からだったよ」
相談をするためにステファニアを部屋に呼び、ステファニアにリストを見せながら、汲広はそう伝えた。
「まぁ!それでは、日本とアメリカとヨーロッパ、3カ所に分身を置かなくてはなりませんね」
「何故そんなに分身させたがる」
ステファニアの返答が予想外だったので、汲広は呆れてしまった。
3カ所に分身を置くと、計5人、魂をミラーリングさせたら1つの魂に5人分の記憶が次々と入ってくる。
魂はそれを許容できるのだろうか?
「新しく3人分身を置いたとして、計5人だ。それで魂をミラーリングさせてみろ、魂の許容量がどうなのか分からんが、下手したら、魂が破綻するかも知れない」
「それなら、新しい魂は、そちらだけでミラーリングさせて、今までのこちらは今まで通りで、医療班と今までの私たちは分離したらいいんじゃないですか?」
「分離して関与しないか… それなら現実的かもな」
汲広はアカツキ伯爵にメールした。
新たに3人ずつ汲広とステファニアを作ること。
新しい6人は、こちらとは魂のミラーリングをせず、新しい新しい6人どうしでだけミラーリングさせること。
それに、省語からのリストを付けた。
翌日、アカツキ伯爵からメールが届いた。
了承する旨の返事であった。
自分でメールを送っておいて、汲広は、”お前ら、それでいいのか?”と思わずにはいられないのであった。
*
日本の汲広とステファニアが寝てから2時間くらい経ったであろうか。
体は眠っているのに意識はしっかりしている。
若緑色を基調とした壁、焦げ茶色の床し、枯れ色の天井、そして、テーブルと椅子とティーセット。
あの、ミーティングルームである。
スキカと対面して、汲広とステファニアが座っている。
「お主ら、随分と楽しい計画を立てておるな」
「見られてましたか。自分でも、何故こうなったのか分からないんですけどね」
スキカはちょうど見ていたらしい。
「新しい汲広とステファニアを3組、その計6人でミラーリングさせて、今までの汲広とステファニアは従来通り。それで間違いないか?」
「間違いありません」
スキカは汲広、ステファニアと見つめ、はぁ、と一つ息を吐くと、
「お主ら、詰めが詰めが甘いな。この新しい6人のうち、汲広は現地の学校で学んで医師免許を持っているものとする」
「へ、そりゃぁ、医師免許を持っていたら活動するのに便利でしょうけど」
「それならそれで良かろう。活動しやすい方が良かろう?お主たちの監督管理下にも置けないのだから」
「まぁ、そうですね」
スキカは新しい6つの魂と、3体ずつの汲広とステファニアを作り、魂をコピーし、日本、アメリカとヨーロッパに1組ずつ配置するのであった。
「これで医療関係のお主らの懸念事項はなくなったぞ。もう思い悩むことはない。彼らは彼らでやっていくさ」
汲広は自分たちから提案したものの、本当にこれで良かったのかと思い悩むが、
「汲広は思い悩んでいるようだが、お主たちはお主たちのできる範囲で最善のことをしろ。時間も経ったし、もう眠るがよい」
そう言って、また、スキカは汲広とステファニアを深い眠りにつかせるのであった。
翌日、汲広とステファニアは掃き出し窓の能力集中講習センターの仕事をこなし、家へ帰ってきた。
パソコンでメールをチェックしていると、ちゃんと省語からのメールがある。
汲広はアカツキ伯爵に念話を送り、新しい汲広とステファニアを作ってもらったこと、そして、省語に報告を入れて欲しいと連絡したのだった。
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