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第2章:赤いタスクと二つの正義
第30話:最初の定例進捗会議
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部屋の空気は、鉛のように重かった。つい先ほどまでこの空間を満たしていたはずの祝宴の陽気な喧騒も、仲間たちの笑い声も、まるで遠い昔の記憶のように消え失せている。テーブルの上には、手つかずのまま冷めていく鳥の丸焼きと、なみなみと注がれた赤ワインが、虚しく蝋燭の光を反射していた。
四人の視線はただ一点、テーブルの中央に広げられた一枚の羊皮紙に釘付けになっている。
彼らが未来への決意を込めて書き記した「課題管理票」。その一番下に、まるで世界の理が拒絶するかのように刻まれた、血のように不吉な赤い一行。
【システム障害:魔王プロセスの異常活性化を検知(期限:不明)】
あまりにも無機質で、絶望的なそのメッセージを前に、誰も言葉を発することができなかった。ケンジの黒いインクで書かれた希望に満ちた言葉のすぐ下に、それを嘲笑うかのように存在する赤いタスク。それは、自分たちの意志でプロジェクトをコントロールしているというささやかな幻想を、粉々に打ち砕くには十分すぎる宣告だった。
最初に重苦しい沈黙を破ったのはシーナだった。
「…おい」
低く、かすかに震える彼女の声が響く。
「誰か、今のを説明できる奴はいるのかい? これは一体何の悪戯だ…?」
盗賊としての本能で、シーナは部屋の隅々まで鋭い視線を走らせた。罠か? 幻術か? それとも、不可視の何者かが潜んでいるのか?
だが、分かる。ここには彼ら四人以外、誰もいない。その事実が、逆に彼女の背筋を凍りつかせた。
次に答えたのはルリエルだった。
「…分かりません」
その声はか細く、自信を失っている。
「これは、私が知るどの魔法体系にも属さない。魔力の流れがまったく違う。まるで、この世界の法則の外側から干渉してきたかのような…」
天才を自称する彼女でさえ、目の前の不可解な現象を説明できずにいた。
ゴードンは何も言わなかった。ただ、その巨大な身体をケンジの前に移動させ、まるで盾となるかのように静かに立ちはだかるだけ。彼の兜の奥の瞳は、赤い文字が刻まれた羊皮紙を油断なく睨みつけている。
言葉はなくとも、その行動が彼の覚悟を物語っていた。何が起ころうとも、このチームの頭脳を守る、と。
そして、その守られるべき頭脳である佐藤健司は、ただ呆然と、赤い一行を見つめていた。
彼の心を支配していたのは、仲間たちが感じる恐怖や困惑とはまったく質の違う感情だった。それは、プロジェクトマネージャーとして、彼が前世で何度も味わってきた、あの感覚。
クライアントからの無茶な仕様変更。
営業が勝手に取ってきた無謀な納期。
そして、システムの根幹を揺るがす致命的なバグの発生。
そう。
これは魔法などではない。呪いなどでもない。
これは極めて事務的で、それゆえに残酷な――
――“障害発生通知(インシデント・レポート)”だ。
ケンジはその事実を理解し、戦慄した。彼らが自ら描き出した未来へのロードマップは、今、見えざる管理者(システム)の手によって、強制的に書き換えられたのだ。彼らのプロジェクトはもはや彼らのものではない。その抗いようのない巨大な事実が、重くのしかかってくる。
重く冷たい沈黙。
それを最初に破ったのは、このパーティで最も現実的な思考を持つシーナだった。彼女は目の前で起きた超常現象に対し、恐怖よりも先に、プロの盗賊としての鋭い猜疑心を働かせていた。
「…おい、一体どういうことだい、これは?」
その声は低く、部屋の隅々まで響き渡る。彼女は赤い文字が刻まれた羊皮紙から一瞬も目を離さぬまま、周囲の気配を探っていた。
「誰かの手の込んだ罠か? それとも幻術か何かかい? ボス、あんた、何か心当たりは?」
その目は、この不可解な事態の責任者が、目の前の得体の知れないマネージャーである可能性を疑っているかのようだった。
シーナの問いに答えたのは、ケンジではなかった。
「…違うわ」
か細く、しかしはっきりとした声。ルリエルだった。魔術師としてのプライドをかけ、彼女は翡翠の瞳に全神経を集中させていた。
「これは幻術じゃない。幻術なら必ず術者の魔力の“揺らぎ”が残るはず。でもこれにはそれがない…。まるで最初からそこにそう書かれていたかのように、完全に世界の理と同化している…」
彼女は震える指先でそっと赤い文字に触れようとする。だが、その指が羊皮紙に触れる寸前で、びくりと弾かれたように後ずさった。
「なっ…!?」
「どうした、ルリエル!」
シーナが鋭く問う。
ルリエルは信じられないといった表情で、自分の指先と羊皮紙を見比べていた。
「…魔力がない。いいえ、違うわ。魔力とはまったく質の違う、異質な力がこの文字には宿っている…。高位の魔法でも、神聖術でも、呪いでもない…。私が王立魔術院で学んできたどの法則にも当てはまらない…!」
天才を自称する彼女が、生まれて初めて自らの知識の及ばない未知の現象と遭遇した瞬間だった。その表情には、恐怖と、それ以上に自らの無力さを突きつけられたことへの屈辱の色が浮かんでいた。
ゴードンは、そんな混乱する二人を一瞥しただけで何も言わなかった。
ただ、その巨大な身体をゆっくりと動かし、ケンジの前に立ちはだかる。そして、背中の巨大な戦斧をいつでも抜き放てるように、その柄にそっと手をかけた。
彼の行動は単純明快だった。
何が起きているのかは分からない。
だが、このチームの頭脳(ブレイン)であるケンジを、あらゆる脅威から守る。それが今の自分が果たすべき唯一のタスク。
その寡黙な、しかし絶対的な信頼を示す背中が、ケンジの心をわずかに現実に引き戻した。
(…そうだ。俺は、一人じゃない)
ケンジはゆっくりと息を吐いた。彼のプロジェクトマネージャーとしての思考が、ようやく再起動を始める。
彼は目の前の赤い一行を、仲間たちとはまったく違う視点で分析していた。
シーナはこれを「罠」だと言い、ルリエルはこれを「未知の力」だと言った。
だが、ケンジにはこれが何なのか、その正体が痛いほど分かってしまっていた。
(…これは魔法じゃない。呪いでもない)
(これは、「報告書」だ)
ケンジの脳裏に前世の光景がフラッシュバックする。
深夜のオフィス。鳴り響くアラート。そして、プロジェクト管理ツールの画面に自動的にポップアップするあの忌まわしいウィンドウ。
【Critical Incident Report】
それは、システムのどこかで致命的な障害が発生したことを告げる、冷徹で、一切の感情を排したただの「事実」の通知。
この赤いタスクは、それとまったく同じ匂いがした。
(…システム障害:魔王プロセスの異常活性化を検知…)
ケンジはその一文を頭の中で反芻する。
「魔王プロセス」。女神が言っていたこの世界のシステムエラー。
それが「異常活性化」した。
つまり、どういうことだ?
これまで潜伏していたバグが、本格的に活動を開始したということか。あるいは、バグが自己増殖でも始めたのか。
(…期限:不明…)
この一文が、ケンジの背筋を最も凍りつかせた。
期限のないタスク。それはいつ爆発するか分からない時限爆弾と同じだ。予測不能。管理不能。
それは、プロジェクトマネージャーにとって最大の悪夢だった。
そして何よりも恐ろしいのは、この「報告書」が、彼らの手によって作り上げられた「課題管理票」の上に、直接書き込まれたという事実。
それはつまり、この世界の「システム」が彼らのプロジェクトの存在を完全に認識し、彼らをこの新たな障害の「担当者」として、一方的に「アサイン」してきた、ということを意味している。
彼らはもはや、自分たちの意志でプロジェクトを進めることなどできはしない。この巨大で不条理な世界のシステムに、完全に組み込まれてしまったのだ。
ケンジは、ようやく理解した。
これは、自分たちの理解を超えるシステムの根幹に関わる問題なのだと。ゴブリン討伐など、この巨大な問題の前では、もはやチュートリアルに過ぎなかったのだと。
彼はゆっくりと顔を上げた。
その顔には、仲間たちが浮かべている恐怖や困惑とは違う、もっとずっと冷たくて、そして重い絶望の色が浮かんでいた。それは、どうしようもない巨大な炎上案件を押し付けられたプロジェクトマネージャーだけが浮かべることのできる表情だった。
四人の視線はただ一点、テーブルの中央に広げられた一枚の羊皮紙に釘付けになっている。
彼らが未来への決意を込めて書き記した「課題管理票」。その一番下に、まるで世界の理が拒絶するかのように刻まれた、血のように不吉な赤い一行。
【システム障害:魔王プロセスの異常活性化を検知(期限:不明)】
あまりにも無機質で、絶望的なそのメッセージを前に、誰も言葉を発することができなかった。ケンジの黒いインクで書かれた希望に満ちた言葉のすぐ下に、それを嘲笑うかのように存在する赤いタスク。それは、自分たちの意志でプロジェクトをコントロールしているというささやかな幻想を、粉々に打ち砕くには十分すぎる宣告だった。
最初に重苦しい沈黙を破ったのはシーナだった。
「…おい」
低く、かすかに震える彼女の声が響く。
「誰か、今のを説明できる奴はいるのかい? これは一体何の悪戯だ…?」
盗賊としての本能で、シーナは部屋の隅々まで鋭い視線を走らせた。罠か? 幻術か? それとも、不可視の何者かが潜んでいるのか?
だが、分かる。ここには彼ら四人以外、誰もいない。その事実が、逆に彼女の背筋を凍りつかせた。
次に答えたのはルリエルだった。
「…分かりません」
その声はか細く、自信を失っている。
「これは、私が知るどの魔法体系にも属さない。魔力の流れがまったく違う。まるで、この世界の法則の外側から干渉してきたかのような…」
天才を自称する彼女でさえ、目の前の不可解な現象を説明できずにいた。
ゴードンは何も言わなかった。ただ、その巨大な身体をケンジの前に移動させ、まるで盾となるかのように静かに立ちはだかるだけ。彼の兜の奥の瞳は、赤い文字が刻まれた羊皮紙を油断なく睨みつけている。
言葉はなくとも、その行動が彼の覚悟を物語っていた。何が起ころうとも、このチームの頭脳を守る、と。
そして、その守られるべき頭脳である佐藤健司は、ただ呆然と、赤い一行を見つめていた。
彼の心を支配していたのは、仲間たちが感じる恐怖や困惑とはまったく質の違う感情だった。それは、プロジェクトマネージャーとして、彼が前世で何度も味わってきた、あの感覚。
クライアントからの無茶な仕様変更。
営業が勝手に取ってきた無謀な納期。
そして、システムの根幹を揺るがす致命的なバグの発生。
そう。
これは魔法などではない。呪いなどでもない。
これは極めて事務的で、それゆえに残酷な――
――“障害発生通知(インシデント・レポート)”だ。
ケンジはその事実を理解し、戦慄した。彼らが自ら描き出した未来へのロードマップは、今、見えざる管理者(システム)の手によって、強制的に書き換えられたのだ。彼らのプロジェクトはもはや彼らのものではない。その抗いようのない巨大な事実が、重くのしかかってくる。
重く冷たい沈黙。
それを最初に破ったのは、このパーティで最も現実的な思考を持つシーナだった。彼女は目の前で起きた超常現象に対し、恐怖よりも先に、プロの盗賊としての鋭い猜疑心を働かせていた。
「…おい、一体どういうことだい、これは?」
その声は低く、部屋の隅々まで響き渡る。彼女は赤い文字が刻まれた羊皮紙から一瞬も目を離さぬまま、周囲の気配を探っていた。
「誰かの手の込んだ罠か? それとも幻術か何かかい? ボス、あんた、何か心当たりは?」
その目は、この不可解な事態の責任者が、目の前の得体の知れないマネージャーである可能性を疑っているかのようだった。
シーナの問いに答えたのは、ケンジではなかった。
「…違うわ」
か細く、しかしはっきりとした声。ルリエルだった。魔術師としてのプライドをかけ、彼女は翡翠の瞳に全神経を集中させていた。
「これは幻術じゃない。幻術なら必ず術者の魔力の“揺らぎ”が残るはず。でもこれにはそれがない…。まるで最初からそこにそう書かれていたかのように、完全に世界の理と同化している…」
彼女は震える指先でそっと赤い文字に触れようとする。だが、その指が羊皮紙に触れる寸前で、びくりと弾かれたように後ずさった。
「なっ…!?」
「どうした、ルリエル!」
シーナが鋭く問う。
ルリエルは信じられないといった表情で、自分の指先と羊皮紙を見比べていた。
「…魔力がない。いいえ、違うわ。魔力とはまったく質の違う、異質な力がこの文字には宿っている…。高位の魔法でも、神聖術でも、呪いでもない…。私が王立魔術院で学んできたどの法則にも当てはまらない…!」
天才を自称する彼女が、生まれて初めて自らの知識の及ばない未知の現象と遭遇した瞬間だった。その表情には、恐怖と、それ以上に自らの無力さを突きつけられたことへの屈辱の色が浮かんでいた。
ゴードンは、そんな混乱する二人を一瞥しただけで何も言わなかった。
ただ、その巨大な身体をゆっくりと動かし、ケンジの前に立ちはだかる。そして、背中の巨大な戦斧をいつでも抜き放てるように、その柄にそっと手をかけた。
彼の行動は単純明快だった。
何が起きているのかは分からない。
だが、このチームの頭脳(ブレイン)であるケンジを、あらゆる脅威から守る。それが今の自分が果たすべき唯一のタスク。
その寡黙な、しかし絶対的な信頼を示す背中が、ケンジの心をわずかに現実に引き戻した。
(…そうだ。俺は、一人じゃない)
ケンジはゆっくりと息を吐いた。彼のプロジェクトマネージャーとしての思考が、ようやく再起動を始める。
彼は目の前の赤い一行を、仲間たちとはまったく違う視点で分析していた。
シーナはこれを「罠」だと言い、ルリエルはこれを「未知の力」だと言った。
だが、ケンジにはこれが何なのか、その正体が痛いほど分かってしまっていた。
(…これは魔法じゃない。呪いでもない)
(これは、「報告書」だ)
ケンジの脳裏に前世の光景がフラッシュバックする。
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【Critical Incident Report】
それは、システムのどこかで致命的な障害が発生したことを告げる、冷徹で、一切の感情を排したただの「事実」の通知。
この赤いタスクは、それとまったく同じ匂いがした。
(…システム障害:魔王プロセスの異常活性化を検知…)
ケンジはその一文を頭の中で反芻する。
「魔王プロセス」。女神が言っていたこの世界のシステムエラー。
それが「異常活性化」した。
つまり、どういうことだ?
これまで潜伏していたバグが、本格的に活動を開始したということか。あるいは、バグが自己増殖でも始めたのか。
(…期限:不明…)
この一文が、ケンジの背筋を最も凍りつかせた。
期限のないタスク。それはいつ爆発するか分からない時限爆弾と同じだ。予測不能。管理不能。
それは、プロジェクトマネージャーにとって最大の悪夢だった。
そして何よりも恐ろしいのは、この「報告書」が、彼らの手によって作り上げられた「課題管理票」の上に、直接書き込まれたという事実。
それはつまり、この世界の「システム」が彼らのプロジェクトの存在を完全に認識し、彼らをこの新たな障害の「担当者」として、一方的に「アサイン」してきた、ということを意味している。
彼らはもはや、自分たちの意志でプロジェクトを進めることなどできはしない。この巨大で不条理な世界のシステムに、完全に組み込まれてしまったのだ。
ケンジは、ようやく理解した。
これは、自分たちの理解を超えるシステムの根幹に関わる問題なのだと。ゴブリン討伐など、この巨大な問題の前では、もはやチュートリアルに過ぎなかったのだと。
彼はゆっくりと顔を上げた。
その顔には、仲間たちが浮かべている恐怖や困惑とは違う、もっとずっと冷たくて、そして重い絶望の色が浮かんでいた。それは、どうしようもない巨大な炎上案件を押し付けられたプロジェクトマネージャーだけが浮かべることのできる表情だった。
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