76 / 156
第3章:偽りの繁栄と経済戦争
第77話:生命力(リソース)の流れを追え
しおりを挟む
ケンジが瞼を閉じると、世界はその形を変えた。
そこにあったのは、もはや石と木と土でできた物理的な村の姿ではない。彼の視界に広がったのは、無限の闇を背景に、無数の光の粒子が飛び交う広大な三次元のマップだった。それはまるで夜空に輝く天の川。あるいは深海を漂う夜光虫の群れ。そのあまりにも幻想的で美しい光景に、ケンジは一瞬だけ我を忘れた。これが生命そのものの輝き。スキル【プロジェクト管理】が最大出力で可視化した、この世界の生命エネルギー(リソース)の奔流だった。
マップの遥か東、王都がある方角は眩いばかりの緑色の光で満ち溢れている。だが、彼らが今立つこのミレット村を中心とした広範囲の土地は、まるで病にかかったかのように光を失い、淀んだ灰色の領域と化していた。
そして、ケンジはその灰色の領域の中で行われている、あまりにも恐ろしい現象を目の当たりにする。
その領域に存在するすべての生命から、枯れ果てた木々から、死んだ土壌から、そして診療所の寝台でか細い息をする村人たちの身体から。キラキラと輝く無数の光の粒子が、まるで魂が抜け落ちるかのように、ゆっくりと、しかし絶え間なく立ち上っていたのだ。
それは自然な死や消滅ではない。彼の視界に広がるその光景は、例えるなら、巨大で目に見えない掃除機が、この土地に存在するすべての生命力を根こそぎ吸い上げていくかのような、あまりにも一方的で暴力的な「吸引」だった。
「…ぐ…ッ!」
ケンジの唇から苦悶の声が漏れる。あまりにも膨大で、そしてあまりにも絶望的な情報を処理し続ける彼の脳が悲鳴を上げていた。額から玉のような汗が噴き出し、鼻の奥がツンと痛む。鉄の匂いがした。
「ケンジさん!?」
「ボス、大丈夫か!?」
仲間たちの心配そうな声が遠くで聞こえる。だが、ケンジはその意識を手放すわけにはいかなかった。
(…見つけた…)
彼のプロジェクトマネージャーとしての思考が、この混沌とした情報の奔流の中から、一つの揺るぎない「法則」を見つけ出していた。
(…この流れには方向がある…!)
そうだ。この生命力の流出は無秩序ではない。村を中心としたすべての光の粒子が、まるで一つの巨大な川のように、同じ一つの方向へと向かって吸い込まれていく。これは自然現象などではない。あまりにも効率的で、あまりにも体系だった流れ。そこには明確な「意志」と「目的」が存在している。これは、誰かが、あるいは何かが意図的に引き起こしている人為的な「現象」なのだ。
ケンジは確信した。女神が言っていた「リソース枯渇アノマリー」。そのメカニズムの一端を、今この目で確かに捉えたのだ。
だが、まだ足りない。これではまだ「現象」を確認しただけだ。プロジェクトを成功させるためには、その根本原因(ルートコーズ)を突き止めなければならない。
(…どこへ…?)
ケンジは残された最後の精神力を振り絞る。
(この光の奔流は、一体、どこへ向かっているんだ…!?)
彼はその意識をさらに加速させ、光の川を遡るようにその流れを追った。彼の精神が限界を迎えようとしていたまさにその瞬間、彼の視界の遥か先に、すべての光の奔流が吸い込まれていく一つの巨大な渦が見えた。そこだけが異常なまでに眩い光を放っていた。
その光の中心に何があるのか。それを確かめようとケンジがさらに意識を集中させようとした、その時だった。彼の思考は完全に限界を迎えた。
「…う…、ぐ…、ああああッ!」
ケンジの口から抑えきれない苦悶の声が漏れた。スキルを強制的に解除したその反動。膨大な情報の奔流が、彼の精神を焼き切らんばかりの激しい頭痛となって襲いかかる。彼の身体が糸が切れた人形のようにぐらりと傾いた。
「ボスッ!」「ケンジさん!」
仲間たちの悲鳴に近い声。その身体を支えようと駆け寄ってきたゴードンとガイの逞しい腕に身を預けながら、ケンジはかろうじてその意識を保っていた。彼の顔は血の気を失い、真っ白だった。鼻から一筋、赤い血がつと流れ落ちる。だが、彼のその瞳だけは、これまでに見たこともないほど爛々と輝いていた。それは、不可能と思われた謎を解き明かした者だけが浮かべることのできる、狂気じみたまでの達成感の光だった。
「…分かり、ました…」
ケンジは震える声で呟いた。彼はゴードンたちの肩を借りながらゆっくりと立ち上がる。そして、おぼつかない足取りで、テーブルの上に広げられた地図の元へと歩み寄った。
仲間たちが固唾をのんで見守っている。彼は一体何を見たというのか。この絶望的な状況を覆す何かを見つけたというのか。
ケンジは震える指先で地図の上のミレット村を指し示した。
「…この現象の、原因は…」
彼はそこで一度言葉を切った。そして、その指先をまるで目に見えない川の流れをなぞるかのようにゆっくりと東へと滑らせていく。
「…この村には、ありません」
そのあまりにも意外な言葉に、仲間たちの顔に困惑の色が浮かんだ。
ケンジは仲間たちの表情には構わなかった。彼の指先が地図の上のもう一つの地点でぴたりと止まる。ミレット村のすぐ隣、王都へと続く街道沿いに位置する一つの大きな街。
「―――交易都市、フラックス」
ケンジの唇からその名が紡ぎ出された瞬間、シーナがハッとした表情を浮かべた。
「フラックスだと…? あそこは今、この西部で一番羽振りのいい街だぜ…。ここ一年で、人口も規模も五倍以上に膨れ上がったっていう奇跡の街…」
そのシーナの言葉が、ケンジの仮説に最後のピースを与えた。
「奇跡、ですか…」
ケンジは冷たく笑った。
「ええ。そうでしょうね。隣の村の生命力を根こそぎ吸い上げて成長しているのだとすれば」
彼は仲間たちへと向き直る。そして、自らがその精神を削り取ってまで手に入れた、衝撃的な真実を告げた。
「僕には見えました。この土地から失われているすべての生命力が、一つの巨大な川となって、あのフラックスという街へと流れ込んでいる様が」
そのあまりにも信じがたい光景に、仲間たちはただ言葉を失って立ち尽くす。
ケンジは確信を込めて宣言した。
「この現象の根本原因はミレット村にはない。フラックスにすべてを吸い上げる邪悪な“何か”が存在するのです」
その言葉は、絶望的な暗闇の中にいた彼らにとって、初めて示された具体的な「敵」の存在だった。
もう、迷う必要はない。
彼らがこれから進むべき道は決まった。
ケンジはよろめきながら自らの計画書へと向き直る。そして、その一番下に新たなフェーズを力強い筆致で書き加えた。
【フェーズ4:根本原因の特定および排除】
【目的地:交易都市、フラックス】
彼らのパーティの次なる目的地が定まった瞬間だった。ミレット村の人々を救うための本当の戦いは、この村の外にあったのだ。
一行は、その地図の上の「フラックス」という文字を、静かに、しかし燃えるような決意を込めて見つめていた。そこが、彼らの次なる戦場となる。
そこにあったのは、もはや石と木と土でできた物理的な村の姿ではない。彼の視界に広がったのは、無限の闇を背景に、無数の光の粒子が飛び交う広大な三次元のマップだった。それはまるで夜空に輝く天の川。あるいは深海を漂う夜光虫の群れ。そのあまりにも幻想的で美しい光景に、ケンジは一瞬だけ我を忘れた。これが生命そのものの輝き。スキル【プロジェクト管理】が最大出力で可視化した、この世界の生命エネルギー(リソース)の奔流だった。
マップの遥か東、王都がある方角は眩いばかりの緑色の光で満ち溢れている。だが、彼らが今立つこのミレット村を中心とした広範囲の土地は、まるで病にかかったかのように光を失い、淀んだ灰色の領域と化していた。
そして、ケンジはその灰色の領域の中で行われている、あまりにも恐ろしい現象を目の当たりにする。
その領域に存在するすべての生命から、枯れ果てた木々から、死んだ土壌から、そして診療所の寝台でか細い息をする村人たちの身体から。キラキラと輝く無数の光の粒子が、まるで魂が抜け落ちるかのように、ゆっくりと、しかし絶え間なく立ち上っていたのだ。
それは自然な死や消滅ではない。彼の視界に広がるその光景は、例えるなら、巨大で目に見えない掃除機が、この土地に存在するすべての生命力を根こそぎ吸い上げていくかのような、あまりにも一方的で暴力的な「吸引」だった。
「…ぐ…ッ!」
ケンジの唇から苦悶の声が漏れる。あまりにも膨大で、そしてあまりにも絶望的な情報を処理し続ける彼の脳が悲鳴を上げていた。額から玉のような汗が噴き出し、鼻の奥がツンと痛む。鉄の匂いがした。
「ケンジさん!?」
「ボス、大丈夫か!?」
仲間たちの心配そうな声が遠くで聞こえる。だが、ケンジはその意識を手放すわけにはいかなかった。
(…見つけた…)
彼のプロジェクトマネージャーとしての思考が、この混沌とした情報の奔流の中から、一つの揺るぎない「法則」を見つけ出していた。
(…この流れには方向がある…!)
そうだ。この生命力の流出は無秩序ではない。村を中心としたすべての光の粒子が、まるで一つの巨大な川のように、同じ一つの方向へと向かって吸い込まれていく。これは自然現象などではない。あまりにも効率的で、あまりにも体系だった流れ。そこには明確な「意志」と「目的」が存在している。これは、誰かが、あるいは何かが意図的に引き起こしている人為的な「現象」なのだ。
ケンジは確信した。女神が言っていた「リソース枯渇アノマリー」。そのメカニズムの一端を、今この目で確かに捉えたのだ。
だが、まだ足りない。これではまだ「現象」を確認しただけだ。プロジェクトを成功させるためには、その根本原因(ルートコーズ)を突き止めなければならない。
(…どこへ…?)
ケンジは残された最後の精神力を振り絞る。
(この光の奔流は、一体、どこへ向かっているんだ…!?)
彼はその意識をさらに加速させ、光の川を遡るようにその流れを追った。彼の精神が限界を迎えようとしていたまさにその瞬間、彼の視界の遥か先に、すべての光の奔流が吸い込まれていく一つの巨大な渦が見えた。そこだけが異常なまでに眩い光を放っていた。
その光の中心に何があるのか。それを確かめようとケンジがさらに意識を集中させようとした、その時だった。彼の思考は完全に限界を迎えた。
「…う…、ぐ…、ああああッ!」
ケンジの口から抑えきれない苦悶の声が漏れた。スキルを強制的に解除したその反動。膨大な情報の奔流が、彼の精神を焼き切らんばかりの激しい頭痛となって襲いかかる。彼の身体が糸が切れた人形のようにぐらりと傾いた。
「ボスッ!」「ケンジさん!」
仲間たちの悲鳴に近い声。その身体を支えようと駆け寄ってきたゴードンとガイの逞しい腕に身を預けながら、ケンジはかろうじてその意識を保っていた。彼の顔は血の気を失い、真っ白だった。鼻から一筋、赤い血がつと流れ落ちる。だが、彼のその瞳だけは、これまでに見たこともないほど爛々と輝いていた。それは、不可能と思われた謎を解き明かした者だけが浮かべることのできる、狂気じみたまでの達成感の光だった。
「…分かり、ました…」
ケンジは震える声で呟いた。彼はゴードンたちの肩を借りながらゆっくりと立ち上がる。そして、おぼつかない足取りで、テーブルの上に広げられた地図の元へと歩み寄った。
仲間たちが固唾をのんで見守っている。彼は一体何を見たというのか。この絶望的な状況を覆す何かを見つけたというのか。
ケンジは震える指先で地図の上のミレット村を指し示した。
「…この現象の、原因は…」
彼はそこで一度言葉を切った。そして、その指先をまるで目に見えない川の流れをなぞるかのようにゆっくりと東へと滑らせていく。
「…この村には、ありません」
そのあまりにも意外な言葉に、仲間たちの顔に困惑の色が浮かんだ。
ケンジは仲間たちの表情には構わなかった。彼の指先が地図の上のもう一つの地点でぴたりと止まる。ミレット村のすぐ隣、王都へと続く街道沿いに位置する一つの大きな街。
「―――交易都市、フラックス」
ケンジの唇からその名が紡ぎ出された瞬間、シーナがハッとした表情を浮かべた。
「フラックスだと…? あそこは今、この西部で一番羽振りのいい街だぜ…。ここ一年で、人口も規模も五倍以上に膨れ上がったっていう奇跡の街…」
そのシーナの言葉が、ケンジの仮説に最後のピースを与えた。
「奇跡、ですか…」
ケンジは冷たく笑った。
「ええ。そうでしょうね。隣の村の生命力を根こそぎ吸い上げて成長しているのだとすれば」
彼は仲間たちへと向き直る。そして、自らがその精神を削り取ってまで手に入れた、衝撃的な真実を告げた。
「僕には見えました。この土地から失われているすべての生命力が、一つの巨大な川となって、あのフラックスという街へと流れ込んでいる様が」
そのあまりにも信じがたい光景に、仲間たちはただ言葉を失って立ち尽くす。
ケンジは確信を込めて宣言した。
「この現象の根本原因はミレット村にはない。フラックスにすべてを吸い上げる邪悪な“何か”が存在するのです」
その言葉は、絶望的な暗闇の中にいた彼らにとって、初めて示された具体的な「敵」の存在だった。
もう、迷う必要はない。
彼らがこれから進むべき道は決まった。
ケンジはよろめきながら自らの計画書へと向き直る。そして、その一番下に新たなフェーズを力強い筆致で書き加えた。
【フェーズ4:根本原因の特定および排除】
【目的地:交易都市、フラックス】
彼らのパーティの次なる目的地が定まった瞬間だった。ミレット村の人々を救うための本当の戦いは、この村の外にあったのだ。
一行は、その地図の上の「フラックス」という文字を、静かに、しかし燃えるような決意を込めて見つめていた。そこが、彼らの次なる戦場となる。
0
あなたにおすすめの小説
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる