117 / 156
第4章:過去の呪縛、絆の証明
第118話:掟とリファクタリング
しおりを挟む
「…………俺なら、止められるかもしれん」
ゴードンの静かだが、重い呟きが、絶望に満ちた制御室の空気を切り裂いた。その声に一切の躊躇いはなかった。それは、事態を収拾しようとするだけの決意ではない。長年、心の奥底で燃え続けていた、彼の職人としての誇りが放った言葉だった。
パニックに陥っていた技術者たちの怒号が止まる。万策尽きて膝をついていたボルガンの肩が、びくりと震えた。制御室のすべてのドワーフ、そしてケンジたちが、ただ一点、ゴードンという鋼鉄の巨人へと一斉に視線を向けた。誰もが息をのんで、彼の次の言葉を待っていた。
彼は、兄の絶望にも、同胞たちの混乱にも、もはや目を向けていなかった。ゴードンの視線の先にあるのは、暴走する巨大な制御盤だけだ。何かに憑かれたかのように、彼はゆっくりと、しかし確実に、その機械の心臓部へと歩み寄る。その瞳は、ただの戦士のものではない。自らが作り上げた機械の鼓動を聞き、その魂を読み解こうとする、天才的な職人の、研ぎ澄まされた目だった。
彼の指先が、空中で複雑な軌跡を描き始める。それは、この場にいるどのドワーフも見たことのない、異端の設計思想。この国の技術を司る、あらゆる掟(レガシーシステム)から逸脱した、危険な理論の具現化だった。
「…『抑制』と『放出』。二つの掟が、互いを縛り付け、身動きが取れなくなっている…。この状況を、この国の技術者たちは『安全なデッドロック』と呼んでいるが、それはただの傲慢だ。真のデッドロックは、この瞬間から始まる。互いにエネルギーを求め、どちらも譲らない。……ならば」
ゴードンの声に、確信が満ちていた。それは、長年彼が心の奥底に封印してきた、革新者としての魂の輝きだった。
「デッドロックそのものを解除しようとするから失敗する。そうじゃない。二つの機構を完全に無視し、新たな『道』を、この制御盤の上に強制的に作り出すのだ」
彼は、制御盤の隅にある、今は使われていない古い補助回路を指し示した。その回路は、もはや誰もその存在すら知らず、埃をかぶっていた。
「ここの予備回路を使い、コアから溢れ出すエネルギーを一時的に受け流す、新たな循環路(バイパス)を構築する。そして、そのエネルギーを利用して、外部から二つのシステムに物理的な衝撃を与え、デッドロックを強制的に解除する!」
それは、大胆で、独創的な発想だった。伝統的な手順を踏むのではない。暴走するシステムそのものを、さらに危険な方法でハッキングし、制御下に置く。それは、この国の誰もが「禁忌」としてきた、掟破りの手法。
だが、その理論は完璧だった。ケンジのプロジェクトマネージャーとしての頭脳が、成功確率を瞬時に弾き出す。リスクは高い。しかし、現時点で、唯一この絶望を覆し得る可能性を秘めた、光の道筋。成功すれば、この国の技術は革命的な進化を遂げるだろう。
ケンジは、ゴードンの横顔を、深い尊敬の念を込めて見つめていた。彼はただの寡黙な戦士ではなかった。自らの信念と、それを実現するための卓越した技術を持つ、本物の革新者だったのだ。
「…やらせてくれ、兄さん」
ゴードンは、初めて、膝をついたままの兄へと向き直った。その声には、懇願と、そして自らの理論を証明したいという、職人としての切実な想いが込められていた。
制御室にいるすべてのドワーフが固唾をのんで、警備隊長の決断を待っていた。
絶望の淵に灯った、あまりにも危険で眩しい、最後の希望。
すべての運命は、ボルガンのその一言に委ねられていた。
絶望の淵に灯った、か細い希望の光。ゴードンの静かだが確信に満ちた呟きに、制御室のドワーフたちが息をのんだ。床に膝をついていたボルガンの顔が、まるで亡霊でも見たかのように、ゆっくりと弟へ向けられる。その瞳に宿っていたのは、希望ではなかった。自らが最も恐れていた悪夢が、再び現実になろうとしていることへの、深い絶望と、そして怒りだった。
「…何を、馬鹿なことを言っている…」
ボルガンの唇から、絞り出すような低い声が漏れた。彼は震える足で立ち上がると、弟の前に立ちはだかる。その巨大な身体は、警備隊長としての威厳ではなく、弟を危険から守ろうとする、兄としての必死の壁だった。
「また、同じ失敗を繰り返す気かッ!」
ボルガンの魂からの絶叫が、制御室の轟音さえもかき消した。彼の脳裏には、あの日の記憶が鮮明に蘇っていた。制御盤の暴走、灼熱の蒸気、そして親友ドヴァリンの断末魔の叫び。その光景が、何年経っても彼の心を苛み続けている。
「お前のその理論は、危険すぎる!あの日のドヴァリンの腕を奪った、呪われた理論だ!俺は、この国の心臓部を、二度と、お前のような危険人物の実験台にはさせんッ!」
その痛切な拒絶の言葉。だが、ゴードンの瞳は揺るがない。彼は兄の怒りを真正面から受け止めた。
「兄さん、聞いてくれ!」
ゴードンの声は、これまでにないほど力強かった。それは、ただの論理ではない。あの日の後悔と、長い歳月をかけて練り上げてきた信念の重みが込められていた。
「あの日の事故は、俺の計算が不完全だったからだ!だが、理論そのものは間違ってはいない!今のこのデッドロック状態こそが、あの時、俺が見落としていた『ゆらぎ』のリスクを完全に抑え込んでいる!この安定した状況は、ほんの数時間しか続かない!今しか、俺の理論を安全に実行できる機会はないんだ!」
論理と、経験則。弟が語る革新の可能性と、兄がその身に刻み込んだ過去のトラウマ。二人のドワーフの、あまりにも真っ直ぐで、そして哀しい「正しさ」が、王国の存亡を前にして、真っ向から対立した。
「黙れッ!」
ボルガンは、弟の完璧な正論に耳を貸そうとしなかった。彼の脳裏には、灼熱の蒸気の中で絶叫する親友の姿が、焼き付いて離れない。
「お前のその自信が、ドヴァリンを苦しめた!お前のその完璧なはずだった理論が、この俺の人生を狂わせた!俺はもう、お前の言葉など、何一つ信じんッ!」
ボルガンは、自らの戦斧を抜き放ち、その切っ先を制御盤へと向けるゴードンの前に突きつけた。
「この制御盤に触れてみろ。その時は、たとえ弟であろうと、容赦はせん」
それは、兄が弟に向ける、哀しい最後通告だった。制御室の空気は、コアの熱気以上に張り詰める。ドワーフの技術者たちも、この壮絶な兄弟喧嘩を前に、ただ立ち尽くすことしかできない。
シーナが、苛立ちに舌打ちする。
「おいおい、マジかよ…。国が滅ぶって時に、兄弟喧嘩してる場合かよ…!」
ルリエルもまた、青ざめた顔で、そのあまりにも根深い確執に、かけるべき言葉を見失っていた。
ゴードンは、兄が突きつけた刃を、ただ黙って見つめていた。彼の心は、怒りではなく、深い悲しみで満たされていた。兄は、自分を信じていないのではない。兄は、自分自身を、そして、自らが犯した過去の過ちを、許すことができないのだ。その重い事実が、彼の心を締め付けていた。
ケンジは、その一部始終を静かに見ていた。彼のプロジェクトマネージャーとしての頭脳が、この最悪の膠着状態の根本原因を分析する。
(ダメだ…これは、技術的な議論ではない。これは、兄弟の、深く、そして哀しい心の傷の問題なのだ…)
ボルガンを論理で説得することは不可能だ。彼の心は、過去のトラウマという、強固なファイアウォールで守られている。ならば、取るべき手段は、ただ一つ。
ケンジは、静かに二人の間に割って入った。彼の穏やかで、場違いな登場に、ボルガンとゴードンは、驚いたように動きを止める。ケンジは、まず、ボルガンが突きつけた戦斧の刃を、その指先でそっと押しやった。そして、その怒りと絶望に満ちた、兄の瞳をまっすぐに見つめ返す。彼の口から紡ぎ出されたのは、もはやプロジェクトマネージャーとしての冷静な分析ではなかった。それは、一人の人間が、もう一人の傷ついた人間の心に語りかける、不器用で、真摯な言葉だった。
ゴードンの静かだが、重い呟きが、絶望に満ちた制御室の空気を切り裂いた。その声に一切の躊躇いはなかった。それは、事態を収拾しようとするだけの決意ではない。長年、心の奥底で燃え続けていた、彼の職人としての誇りが放った言葉だった。
パニックに陥っていた技術者たちの怒号が止まる。万策尽きて膝をついていたボルガンの肩が、びくりと震えた。制御室のすべてのドワーフ、そしてケンジたちが、ただ一点、ゴードンという鋼鉄の巨人へと一斉に視線を向けた。誰もが息をのんで、彼の次の言葉を待っていた。
彼は、兄の絶望にも、同胞たちの混乱にも、もはや目を向けていなかった。ゴードンの視線の先にあるのは、暴走する巨大な制御盤だけだ。何かに憑かれたかのように、彼はゆっくりと、しかし確実に、その機械の心臓部へと歩み寄る。その瞳は、ただの戦士のものではない。自らが作り上げた機械の鼓動を聞き、その魂を読み解こうとする、天才的な職人の、研ぎ澄まされた目だった。
彼の指先が、空中で複雑な軌跡を描き始める。それは、この場にいるどのドワーフも見たことのない、異端の設計思想。この国の技術を司る、あらゆる掟(レガシーシステム)から逸脱した、危険な理論の具現化だった。
「…『抑制』と『放出』。二つの掟が、互いを縛り付け、身動きが取れなくなっている…。この状況を、この国の技術者たちは『安全なデッドロック』と呼んでいるが、それはただの傲慢だ。真のデッドロックは、この瞬間から始まる。互いにエネルギーを求め、どちらも譲らない。……ならば」
ゴードンの声に、確信が満ちていた。それは、長年彼が心の奥底に封印してきた、革新者としての魂の輝きだった。
「デッドロックそのものを解除しようとするから失敗する。そうじゃない。二つの機構を完全に無視し、新たな『道』を、この制御盤の上に強制的に作り出すのだ」
彼は、制御盤の隅にある、今は使われていない古い補助回路を指し示した。その回路は、もはや誰もその存在すら知らず、埃をかぶっていた。
「ここの予備回路を使い、コアから溢れ出すエネルギーを一時的に受け流す、新たな循環路(バイパス)を構築する。そして、そのエネルギーを利用して、外部から二つのシステムに物理的な衝撃を与え、デッドロックを強制的に解除する!」
それは、大胆で、独創的な発想だった。伝統的な手順を踏むのではない。暴走するシステムそのものを、さらに危険な方法でハッキングし、制御下に置く。それは、この国の誰もが「禁忌」としてきた、掟破りの手法。
だが、その理論は完璧だった。ケンジのプロジェクトマネージャーとしての頭脳が、成功確率を瞬時に弾き出す。リスクは高い。しかし、現時点で、唯一この絶望を覆し得る可能性を秘めた、光の道筋。成功すれば、この国の技術は革命的な進化を遂げるだろう。
ケンジは、ゴードンの横顔を、深い尊敬の念を込めて見つめていた。彼はただの寡黙な戦士ではなかった。自らの信念と、それを実現するための卓越した技術を持つ、本物の革新者だったのだ。
「…やらせてくれ、兄さん」
ゴードンは、初めて、膝をついたままの兄へと向き直った。その声には、懇願と、そして自らの理論を証明したいという、職人としての切実な想いが込められていた。
制御室にいるすべてのドワーフが固唾をのんで、警備隊長の決断を待っていた。
絶望の淵に灯った、あまりにも危険で眩しい、最後の希望。
すべての運命は、ボルガンのその一言に委ねられていた。
絶望の淵に灯った、か細い希望の光。ゴードンの静かだが確信に満ちた呟きに、制御室のドワーフたちが息をのんだ。床に膝をついていたボルガンの顔が、まるで亡霊でも見たかのように、ゆっくりと弟へ向けられる。その瞳に宿っていたのは、希望ではなかった。自らが最も恐れていた悪夢が、再び現実になろうとしていることへの、深い絶望と、そして怒りだった。
「…何を、馬鹿なことを言っている…」
ボルガンの唇から、絞り出すような低い声が漏れた。彼は震える足で立ち上がると、弟の前に立ちはだかる。その巨大な身体は、警備隊長としての威厳ではなく、弟を危険から守ろうとする、兄としての必死の壁だった。
「また、同じ失敗を繰り返す気かッ!」
ボルガンの魂からの絶叫が、制御室の轟音さえもかき消した。彼の脳裏には、あの日の記憶が鮮明に蘇っていた。制御盤の暴走、灼熱の蒸気、そして親友ドヴァリンの断末魔の叫び。その光景が、何年経っても彼の心を苛み続けている。
「お前のその理論は、危険すぎる!あの日のドヴァリンの腕を奪った、呪われた理論だ!俺は、この国の心臓部を、二度と、お前のような危険人物の実験台にはさせんッ!」
その痛切な拒絶の言葉。だが、ゴードンの瞳は揺るがない。彼は兄の怒りを真正面から受け止めた。
「兄さん、聞いてくれ!」
ゴードンの声は、これまでにないほど力強かった。それは、ただの論理ではない。あの日の後悔と、長い歳月をかけて練り上げてきた信念の重みが込められていた。
「あの日の事故は、俺の計算が不完全だったからだ!だが、理論そのものは間違ってはいない!今のこのデッドロック状態こそが、あの時、俺が見落としていた『ゆらぎ』のリスクを完全に抑え込んでいる!この安定した状況は、ほんの数時間しか続かない!今しか、俺の理論を安全に実行できる機会はないんだ!」
論理と、経験則。弟が語る革新の可能性と、兄がその身に刻み込んだ過去のトラウマ。二人のドワーフの、あまりにも真っ直ぐで、そして哀しい「正しさ」が、王国の存亡を前にして、真っ向から対立した。
「黙れッ!」
ボルガンは、弟の完璧な正論に耳を貸そうとしなかった。彼の脳裏には、灼熱の蒸気の中で絶叫する親友の姿が、焼き付いて離れない。
「お前のその自信が、ドヴァリンを苦しめた!お前のその完璧なはずだった理論が、この俺の人生を狂わせた!俺はもう、お前の言葉など、何一つ信じんッ!」
ボルガンは、自らの戦斧を抜き放ち、その切っ先を制御盤へと向けるゴードンの前に突きつけた。
「この制御盤に触れてみろ。その時は、たとえ弟であろうと、容赦はせん」
それは、兄が弟に向ける、哀しい最後通告だった。制御室の空気は、コアの熱気以上に張り詰める。ドワーフの技術者たちも、この壮絶な兄弟喧嘩を前に、ただ立ち尽くすことしかできない。
シーナが、苛立ちに舌打ちする。
「おいおい、マジかよ…。国が滅ぶって時に、兄弟喧嘩してる場合かよ…!」
ルリエルもまた、青ざめた顔で、そのあまりにも根深い確執に、かけるべき言葉を見失っていた。
ゴードンは、兄が突きつけた刃を、ただ黙って見つめていた。彼の心は、怒りではなく、深い悲しみで満たされていた。兄は、自分を信じていないのではない。兄は、自分自身を、そして、自らが犯した過去の過ちを、許すことができないのだ。その重い事実が、彼の心を締め付けていた。
ケンジは、その一部始終を静かに見ていた。彼のプロジェクトマネージャーとしての頭脳が、この最悪の膠着状態の根本原因を分析する。
(ダメだ…これは、技術的な議論ではない。これは、兄弟の、深く、そして哀しい心の傷の問題なのだ…)
ボルガンを論理で説得することは不可能だ。彼の心は、過去のトラウマという、強固なファイアウォールで守られている。ならば、取るべき手段は、ただ一つ。
ケンジは、静かに二人の間に割って入った。彼の穏やかで、場違いな登場に、ボルガンとゴードンは、驚いたように動きを止める。ケンジは、まず、ボルガンが突きつけた戦斧の刃を、その指先でそっと押しやった。そして、その怒りと絶望に満ちた、兄の瞳をまっすぐに見つめ返す。彼の口から紡ぎ出されたのは、もはやプロジェクトマネージャーとしての冷静な分析ではなかった。それは、一人の人間が、もう一人の傷ついた人間の心に語りかける、不器用で、真摯な言葉だった。
0
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる