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第二章 紅茶館ローズメリー
紅茶館ローズメリー②
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「雨、上がって良かったですね!」
湿り気を帯びたアスファルトを踏みしめながら、西園寺氏の隣を歩く。
昼間よりいくらか柔らかな表情に、俺の足取りは自然と軽くなった。
俺たちは今、大学の正門から伸びる道路を、駅とは反対側――住宅街へと向かっている。
なだらかな丘陵地を切り開いて作られた新興住宅地は、どの家も広い敷地にゆとりをもって建てられていた。
白やベージュを基調とした外壁が続き、玄関先には季節の花が手入れもよく植えられている。
駐車スペースにはピカピカの車が停められており、芝生の青い香りが雨上がりの匂いに混じって俺の鼻孔をくすぐった。
(……俺の生活圏とは、別の世界だな……)
電車通学の俺にとって、この辺りは未知のエリアだ。
普段目にする雑多な商店街や古いアパート群とは対照的で、清潔で静かな街並みは、どこか非日常的に感じられた。
(本当にこの先に、紅茶が飲める店なんてあるのかな……?)
半信半疑のまま、俺は西園寺氏の横顔を盗み見た。
しかし、落ち着き払ったその表情に余計なことを尋ねるのも憚られて、黙って付いていくしかなかった。
「約束通り、腹は空かせてきただろうね?」
「あ、はい。腹ペコです!」
不意に問われて大きな声で答えると、西園寺氏は満足そうに頷いた。
「これから行くのは、イギリス式のティーハウスだ。女主人が一人で切り盛りしていてね。決して回転が早いわけではないが――その分、落ち着いて過ごせることは保証する」
「へぇ……一人で……」
フランチャイズのカフェでもなければ、喫茶店とも違うらしい。
胸の奥で期待と緊張が入り混じる。
またしても、これまで知らなかった世界へ、俺は足を踏み入れようとしているらしい。
十分ほど歩いただろうか。
緩やかな坂を下った先に、ふいに視界を遮る大きな影が現れた。
「わっ……」
道路脇にそびえ立つ、一本の巨木。
新しい住宅街地にそぐわぬ姿は、一際異彩を放っている。
見上げれば、頂が霞むほどの高さ――二十メートルはあるだろうか。
ひと抱えはある太い幹と、円錐を描くように広がる枝ぶり。
その存在感に、俺は思わず足を止めた。
「メタセコイアだよ」
歩みを緩めた西園寺氏が、淡い笑みを浮かべて言った。
明るい緑の小さな葉は、風に揺れて細やかな波を立てている。
俺は口を半ば開いたまま呟いた。
「初めて見ました……すごくきれいな形ですね」
「珍しいだろう。メタセコイアは、かつて絶滅したと考えられていた植物だ。化石でしか確認されず、学者たちは『太古の木』として論文に書き残した。だが二十世紀になって、中国の山の中で生きている株が発見されたんだ」
ゆったりとした声色が、さやさやと靡く葉に吸い込まれていく。
その心地良さに、俺は目を細めた。
「ちゃんと生き残ってたんだ……」
「そう――だからこの木は『生きている化石』と呼ばれている」
西園寺氏の横顔には、知識を語る喜びと同時に、対象への敬意が滲んでいる。
「針葉樹の仲間だが、秋には紅葉して葉を落とす。常緑樹のように見えて、実は季節ごとに姿を変えるんだ。実もつくが――まぁ、食用には向かないな」
「へぇ……すごい木なんですね」
俺は素直に感嘆の声をもらし、もう一度木を見上げた。
堂々としたその姿は、ただの街路樹というよりも、時代を超えて立ち続ける番人のように見えた。
――ふと、その足元に不自然な影があることに気が付く。
「……あれ?」
メタセコイアの陰に隠れるように、コンクリートの壁を伝って、細い階段が伸びている。
錆びついた手すりがついていて、人一人がやっと通れる幅しかない。
「もしかして……」
「そう。あの階段を上がるんだ」
西園寺氏が片目を眇めた。
「このメタセコイアこそ、英国式ティールーム『ローズメリー』への秘密の入り口だ」
***
階段を上がりきった瞬間、視界がふっと切り替わった。
さっきまでの新しい住宅街とはまるで異空間だ。
舗装はされているが道幅は狭く、両脇に並ぶのは煤けた外壁の住宅たち。
石畳が敷かれた狭い歩道が、くねくねと続いている。
全体の造りに古さが漂い、どこか時間の流れから取り残されたような街並みだった。
「さあ行こう、藤宮くん」
西園寺氏は、嬉しそうに声を張った。
彼の紳士然とした身なりとレトロな空気が、不思議なくらいよく似合っている。
――いや、似合うどころか、この場所こそが彼の本来の居場所なのでは?と錯覚してしまうほどだ。
(ここ……本当に大学の近く?横浜の住宅街を歩いていたはずなのに……)
俺は完全に現実味を失いながら、西園寺氏の後を追った。
最初の曲がり角を抜けたとき、印象的な建物が視界に飛び込んできた。
白塗りのレンガ壁、二階建ての洋館。
壁の上半分ほどは濃い緑のツタに覆われ、日差しを和らげている。
古びた木枠にはめ込まれたガラス窓の内側には白いレースのカーテンがかけられ、どこか慎ましい生活の温もりを感じさせた。
入口脇には、小さな丸い木の看板がぶら下がっている。
白いペンキで記された文字は、ただ一文。
『ローズメリー』
装飾もなく、主張しすぎない筆致が、かえって心に残る。
さらにその下、歩道の邪魔にならないようにそっと置かれているのは、黒板式のメニュー表。
チョークで丁寧に書かれているのは、ほんの三品だけ。けれどその潔さが、逆に胸を高鳴らせた。
「到着だ」
西園寺氏が軽く鼻を鳴らす。
(まるで童話に出てくる魔法の家みたいだ……)
不可思議な感覚に、俺は言葉を失った。
入り口の重厚な木の扉には、優美な曲線の取っ手が付いている。
西園寺氏がそれをぐいと引いた瞬間、「チリンチリン」とベルが柔らかく鳴り、店の中から穏やかな空気が流れ出てきた。
「いらっしゃ……ああ、亜嵐さん――あら、お友だちかしら?」
西園寺氏に続いて扉をくぐると、鈴を転がすような明るい声が出迎えてくれた。
「翠さん、席はあるかな?」
「ええ、ええ、ありますとも。奥へどうぞ」
ショーケースを備えた立派な木のカウンターを回って、中年の女性が現れた。
詰襟の黒いロングワンピースに、清潔な白いエプロン。
艶のある黒髪をきゅっと結い上げ、すっと背筋を伸ばしている。
歩くたびに、磨き抜かれた木の床が、小気味よい音を響かせた。
店内を見回した瞬間、俺は不意に胸の奥を揺さぶられた。
(え……何で?なんだか……懐かしい……)
漂っているのは、紅茶の優雅な香だけではない。
古い木目から立ちのぼる蜜のような温もり、雨上がりの湿気を含んだ布クロスの清潔な匂い。
それらが鼻を掠めるたびに、昔から知る場所に帰りついたような心地になる。
照明は、天井から吊らされた古風なランプだけ。
白熱灯の柔らかい光が壁や天井に模様を浮かび上がらせ、辺りをほんのりと照らす。
それと窓から射す午後の光が溶け合って、店内全体を優しく包み込んでいた。
テーブルは四人掛けが四つ、二人掛けが二つ。
どっしりとした木製で、花柄やチェックの愛らしいクロスがかけられている。
壁際の棚には、大きな紅茶缶や古びたティーポットが並んでいた。
窓辺には陶器の小動物や彩り豊かな小箱、異国の田園風景らしい写真額。
奥の壁には古時計がひとつ掛けられ、静かな音でコト、コトと時を刻んでいる。
二人掛けには静かに読書をする人影、四人掛けには外国人らしい二人連れが紅茶を楽しんでいた。
騒がしさはなく、時折聞こえる陶器が触れ合う音とそれぞれの存在が、店の空気に溶け込んでいる。
(……やっぱり、普通の喫茶店とは違う)
漂う香りも、置かれた調度も、そこに座る客の雰囲気すらも――。
まるで異国の空気に切り取られたようで、同時に懐かしさもある。
どこかくすぐったく感じて、指先を擦る。
その感覚にソワソワしつつ、俺は前を歩く二人に続いた。
「どうぞこちらへ」
翠さんと呼ばれた女性が示したのは、窓際の四人掛けのテーブルだった。
西園寺氏は軽く会釈し、俺も促されるまま腰を下ろした。
湿り気を帯びたアスファルトを踏みしめながら、西園寺氏の隣を歩く。
昼間よりいくらか柔らかな表情に、俺の足取りは自然と軽くなった。
俺たちは今、大学の正門から伸びる道路を、駅とは反対側――住宅街へと向かっている。
なだらかな丘陵地を切り開いて作られた新興住宅地は、どの家も広い敷地にゆとりをもって建てられていた。
白やベージュを基調とした外壁が続き、玄関先には季節の花が手入れもよく植えられている。
駐車スペースにはピカピカの車が停められており、芝生の青い香りが雨上がりの匂いに混じって俺の鼻孔をくすぐった。
(……俺の生活圏とは、別の世界だな……)
電車通学の俺にとって、この辺りは未知のエリアだ。
普段目にする雑多な商店街や古いアパート群とは対照的で、清潔で静かな街並みは、どこか非日常的に感じられた。
(本当にこの先に、紅茶が飲める店なんてあるのかな……?)
半信半疑のまま、俺は西園寺氏の横顔を盗み見た。
しかし、落ち着き払ったその表情に余計なことを尋ねるのも憚られて、黙って付いていくしかなかった。
「約束通り、腹は空かせてきただろうね?」
「あ、はい。腹ペコです!」
不意に問われて大きな声で答えると、西園寺氏は満足そうに頷いた。
「これから行くのは、イギリス式のティーハウスだ。女主人が一人で切り盛りしていてね。決して回転が早いわけではないが――その分、落ち着いて過ごせることは保証する」
「へぇ……一人で……」
フランチャイズのカフェでもなければ、喫茶店とも違うらしい。
胸の奥で期待と緊張が入り混じる。
またしても、これまで知らなかった世界へ、俺は足を踏み入れようとしているらしい。
十分ほど歩いただろうか。
緩やかな坂を下った先に、ふいに視界を遮る大きな影が現れた。
「わっ……」
道路脇にそびえ立つ、一本の巨木。
新しい住宅街地にそぐわぬ姿は、一際異彩を放っている。
見上げれば、頂が霞むほどの高さ――二十メートルはあるだろうか。
ひと抱えはある太い幹と、円錐を描くように広がる枝ぶり。
その存在感に、俺は思わず足を止めた。
「メタセコイアだよ」
歩みを緩めた西園寺氏が、淡い笑みを浮かべて言った。
明るい緑の小さな葉は、風に揺れて細やかな波を立てている。
俺は口を半ば開いたまま呟いた。
「初めて見ました……すごくきれいな形ですね」
「珍しいだろう。メタセコイアは、かつて絶滅したと考えられていた植物だ。化石でしか確認されず、学者たちは『太古の木』として論文に書き残した。だが二十世紀になって、中国の山の中で生きている株が発見されたんだ」
ゆったりとした声色が、さやさやと靡く葉に吸い込まれていく。
その心地良さに、俺は目を細めた。
「ちゃんと生き残ってたんだ……」
「そう――だからこの木は『生きている化石』と呼ばれている」
西園寺氏の横顔には、知識を語る喜びと同時に、対象への敬意が滲んでいる。
「針葉樹の仲間だが、秋には紅葉して葉を落とす。常緑樹のように見えて、実は季節ごとに姿を変えるんだ。実もつくが――まぁ、食用には向かないな」
「へぇ……すごい木なんですね」
俺は素直に感嘆の声をもらし、もう一度木を見上げた。
堂々としたその姿は、ただの街路樹というよりも、時代を超えて立ち続ける番人のように見えた。
――ふと、その足元に不自然な影があることに気が付く。
「……あれ?」
メタセコイアの陰に隠れるように、コンクリートの壁を伝って、細い階段が伸びている。
錆びついた手すりがついていて、人一人がやっと通れる幅しかない。
「もしかして……」
「そう。あの階段を上がるんだ」
西園寺氏が片目を眇めた。
「このメタセコイアこそ、英国式ティールーム『ローズメリー』への秘密の入り口だ」
***
階段を上がりきった瞬間、視界がふっと切り替わった。
さっきまでの新しい住宅街とはまるで異空間だ。
舗装はされているが道幅は狭く、両脇に並ぶのは煤けた外壁の住宅たち。
石畳が敷かれた狭い歩道が、くねくねと続いている。
全体の造りに古さが漂い、どこか時間の流れから取り残されたような街並みだった。
「さあ行こう、藤宮くん」
西園寺氏は、嬉しそうに声を張った。
彼の紳士然とした身なりとレトロな空気が、不思議なくらいよく似合っている。
――いや、似合うどころか、この場所こそが彼の本来の居場所なのでは?と錯覚してしまうほどだ。
(ここ……本当に大学の近く?横浜の住宅街を歩いていたはずなのに……)
俺は完全に現実味を失いながら、西園寺氏の後を追った。
最初の曲がり角を抜けたとき、印象的な建物が視界に飛び込んできた。
白塗りのレンガ壁、二階建ての洋館。
壁の上半分ほどは濃い緑のツタに覆われ、日差しを和らげている。
古びた木枠にはめ込まれたガラス窓の内側には白いレースのカーテンがかけられ、どこか慎ましい生活の温もりを感じさせた。
入口脇には、小さな丸い木の看板がぶら下がっている。
白いペンキで記された文字は、ただ一文。
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さらにその下、歩道の邪魔にならないようにそっと置かれているのは、黒板式のメニュー表。
チョークで丁寧に書かれているのは、ほんの三品だけ。けれどその潔さが、逆に胸を高鳴らせた。
「到着だ」
西園寺氏が軽く鼻を鳴らす。
(まるで童話に出てくる魔法の家みたいだ……)
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「ええ、ええ、ありますとも。奥へどうぞ」
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艶のある黒髪をきゅっと結い上げ、すっと背筋を伸ばしている。
歩くたびに、磨き抜かれた木の床が、小気味よい音を響かせた。
店内を見回した瞬間、俺は不意に胸の奥を揺さぶられた。
(え……何で?なんだか……懐かしい……)
漂っているのは、紅茶の優雅な香だけではない。
古い木目から立ちのぼる蜜のような温もり、雨上がりの湿気を含んだ布クロスの清潔な匂い。
それらが鼻を掠めるたびに、昔から知る場所に帰りついたような心地になる。
照明は、天井から吊らされた古風なランプだけ。
白熱灯の柔らかい光が壁や天井に模様を浮かび上がらせ、辺りをほんのりと照らす。
それと窓から射す午後の光が溶け合って、店内全体を優しく包み込んでいた。
テーブルは四人掛けが四つ、二人掛けが二つ。
どっしりとした木製で、花柄やチェックの愛らしいクロスがかけられている。
壁際の棚には、大きな紅茶缶や古びたティーポットが並んでいた。
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奥の壁には古時計がひとつ掛けられ、静かな音でコト、コトと時を刻んでいる。
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騒がしさはなく、時折聞こえる陶器が触れ合う音とそれぞれの存在が、店の空気に溶け込んでいる。
(……やっぱり、普通の喫茶店とは違う)
漂う香りも、置かれた調度も、そこに座る客の雰囲気すらも――。
まるで異国の空気に切り取られたようで、同時に懐かしさもある。
どこかくすぐったく感じて、指先を擦る。
その感覚にソワソワしつつ、俺は前を歩く二人に続いた。
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