65 / 69
蒼天の日華
4
しおりを挟む
紅龍とほぼベッドで過ごすという爛れた時間を過ごして四日目。ようやく起き上がることができ、紅龍の介助でお風呂に入ったあと、横抱きになれた慧斗は凛が待つという薔子の部屋へと向かうことになった。別のフロアのため、エレベーターでの移動は羞恥に耐えなかった。
抱かれたままの移動は不本意な事情だ。激しい情交のせいで腰が抜けたままなのだった。
「あらあら、仲良しねぇ」
部屋のチャイムを鳴らすと、ドアから顔を覗かせたのは薔子だった。慧斗と紅龍の姿を見た途端、ニコニコと笑って部屋に招いてくれた。
長い廊下を歩き、薔子が最奥のドアを開く。広々としたリビングは壁一面のガラス窓から入る陽光で眩しいほど明るく、テーブルを囲むように配置されたソファは、見ただけで最高の牛革を使ったと分かる物だった。
そんな慧斗なら緊張で小さくなりそうな、トロリとした艶のあるソファに、リラックスして座る紅龍の両親と紅音がいるのに気づいた。それぞれの前にコーヒーやオレンジジュースが並び、ケーキスタンドが存在を主張するように置かれていた。
「紅音」
「おかーさん!?」
慧斗が紅音に声を掛けると、紅音は弾けるようにソファから降りて、紅龍の足にしがみつく。思ったより強い衝撃に、慧斗は落ちないよう紅龍の首に腕を回していた。
「おとーさん、おかーさんいたいの?」
たぶん自力で歩かず紅龍が抱いて運んでくれたから、どこか怪我をしたように思ったのかもしれない。
「大丈夫だ。お母さんは少し疲れて歩くのもかわいそうだから、お父さんが抱っこして連れてきたんだ。凛がちゃんと診察してくれるから、すぐに元気になるからな」
「……ほんと?」
「お父さんが嘘をついたことがあるか?」
「……ない」
一年という時間は、紅龍と紅音の間に信頼を築いていたようだ。コクリと頷く紅音の頭を撫でて、紅龍が「みんなといい子で待ってるんだぞ」と諭すと、小さな頭は縦に揺れて、テテテと紅龍の両親の元に行ってしまった。
一年前までは、なにがあっても慧斗にしがみつくような子どもだった。
玲司曰く慧斗を守っている騎士なのだろうと、言っていたが、今思えばそうじゃないと気づく。あの頃の慧斗と紅音は共依存のようなものだった。
互いがたがいに依存して、人見知りしない紅音は周囲に愛想を振りまいていたけども、あれも別の面を考えれば慧斗と引き離されないための処世術のようなものだろう。
それが紅龍がふたりの世界に入り、今はこうして紅龍の両親や薔子が家族として増えた。
「これが子離れというものか……」
なんだか寂寥感が胸を占め、慧斗はそう呟くが。
「心配しなくても、紅音の一番は慧斗だぞ」
と、慧斗を安心させるつもりで慰めたのかと思ったが、どうやら違うらしい。
「気を抜くと、紅音は、俺を排除しようとするからな」
「ん?」
「つまり、アルファの執着は年齢関係ないってことだ」
「でも、紅音はまだアルファだって確定してないだろう?」
「早熟な子は正式な判定前に分かるそうだ。一度、凛にも勧められたのもあるが、検査したほうがいいかもしれない」
以前、紅音の発達が年齢よりも成熟していると懸念した凛から、一度小児精神科での受診を勧められた。もしかしたらギフテッドの可能性も否定できないと言って。
慧斗は紅龍に「考えておく」と返し、副寝室の前で手招く凛へと近づいたのだった。紅龍に抱かれて、だが。
通された副寝室は、『副』と呼ぶには広々とした豪華な場所だった。
飴色の家具が配置されており、とても過ごしやすい雰囲気を感じていた。
凛に言われるままに、紅龍は慧斗をベッドに寝かせ、傍らで凛が血液を測ったり血液を採取する。
促進剤を打たれてから、今日までの体調の変化を話していく内に、凛は顎に指を置いて思案した表情をして口を開く。
「詳細に検査したほうがいいけど、今回の発情は、促進剤の効果というより自然な物だと思うよ」
「え?」
慧斗の診察に強引に立ち会った紅龍から驚くような声があがる。
「まあ、確定的な話じゃないのを前提に、促進剤って効果が大きい分だけ持続時間は数時間っていうものが多いんだ。にもかかわらず、慧斗君は約三日以上ヒート状態が続いたんでしょ」
「ああ、あれは芝居という雰囲気じゃなかった。どちらかと言えば、初めて出会った時と様子が似ている」
「俺は……ずっと朦朧としてたので、記憶はあんまりありませんが。でも、去年の事件の時とは違ってた気がします」
「どんな感じで?」と問い質す凛の言葉を受け、慧斗はここ数日の出来事を反芻する。そういえば、と何かを思い出したらしい慧斗は、伝えようと口を開いた。
「パーティーの前に、紅龍の匂いを感じて、お腹の奥が疼いた気がしたんです」
慧斗の言葉にタブレットに文字を打ち込んでいた凛が顔を上げる。
「……それって、妊娠前に経験したヒートの前兆に似ていない?」
「……たぶん、そうかもしれないです」
凛はタブレットで慧斗から聴衆した内容をしなやかな指先で打ち込んでいく。
「じゃあ、ほぼ間違いないね。促進剤が引き金にはなったかもしれないけど、慧斗君の体が自然にヒートが来るようになったんだよ」
それも六年以上ぶりにね、と心底安心するように微笑む凛に、慧斗は感謝の気持ちでいっぱいになった。
おそらく、番である紅龍と感情では否定し続けていたけど、一年も一緒に過ごしてきたことにより体が変化していたのだろう。
六年分の孤独や苦悩を、紅龍の匂いが癒してくれたに違いない。
慧斗がちらりと近くに立つ紅龍に視線を向けると、彼は慧斗の視線に気づいたのか、にっこりと笑みで応えてくれた。
何度も見てきた紅龍の微笑。その柔らかく美しい微笑みは、映画やテレビ、雑誌では一度として見たことのないリラックした物だった。
特別感のある番の笑みに慧斗の胸はドキドキと高鳴る。
もうずっと一緒に時を過ごし、体だって交わったというのに、まるで初恋に堕ちたかのようにときめく。
なんだか恥ずかしくもあり、慧斗は火照った顔を隠すように俯いた。
「九十六時間かぁ」
「え? どうかしましたか、凛先生」
羞恥で顔を俯ける慧斗の横で凛が指折り数えながら呟く。
「いや、促進剤による発情なら問題なかったんだけど、どうにも自発的な発情ぽいから。もしかして慧斗君、妊娠しているかもしれないよ?」
「「はい?」」
凛の発言に、慧斗と紅龍は揃って声をあげていた。
妊娠? 自分が? まだ二十代だからそういった事はあってもおかしくないが、突然聞かされた言葉に頭が真っ白になった。
呆然とするふたりに凛は淡々と説明をする。
番との自発的発情による妊娠率は、ほぼ百パーセント。二十四時間のあいだに避妊薬を服用すれば回避できるが、三日もそのままということは妊娠を否定できないとの話だった。
「どうする? ひとまず検査は必要だと思うけど。もし、堕胎をしたいなら、慧斗君の体を考えると早めに処置したほうがいいよ」
オススメはしないけど、と話す凛に、慧斗は困惑しながらも思考を巡らせる。
まだ復職できないほど体に不安がある。本当に妊娠して、果たして出産に耐えられるだろうか。
「慧斗……一度ちゃんと検査をしよう。それからどう判断するか決めても時間はあるから」
「紅龍……」
嬉しい気持ちと不安な気持ちが慧斗の心をかき乱す。そっと肩に置かれた手に自分の手を重ね、小さく頷いた。
「おかーさん、りんせんせーのおはなしおわった?」
そんな時、紅龍が副寝室のドアを勢いよく開けて飛び込んできた。
「うん、終わったよ。でも、入ってくる時はノックしてお返事があってからだからね」
「ごめんさい」
事件後から少しだけ赤ちゃんがえりしたのか、少し言葉が幼くなってしまった息子の頭を優しく撫でて諭す。
「ねぇ、紅音」
「なぁに?」
「紅音は、弟か妹欲しい?」
目線を合わせて話すと、紅音は歓喜に目を輝かせ、紅音の後ろに立つ紅龍は困惑に目を見開いていた。
同じ顔が別々の表情をするのを、凛は爆笑し、慧斗は幸せに笑みを深めていた。
抱かれたままの移動は不本意な事情だ。激しい情交のせいで腰が抜けたままなのだった。
「あらあら、仲良しねぇ」
部屋のチャイムを鳴らすと、ドアから顔を覗かせたのは薔子だった。慧斗と紅龍の姿を見た途端、ニコニコと笑って部屋に招いてくれた。
長い廊下を歩き、薔子が最奥のドアを開く。広々としたリビングは壁一面のガラス窓から入る陽光で眩しいほど明るく、テーブルを囲むように配置されたソファは、見ただけで最高の牛革を使ったと分かる物だった。
そんな慧斗なら緊張で小さくなりそうな、トロリとした艶のあるソファに、リラックスして座る紅龍の両親と紅音がいるのに気づいた。それぞれの前にコーヒーやオレンジジュースが並び、ケーキスタンドが存在を主張するように置かれていた。
「紅音」
「おかーさん!?」
慧斗が紅音に声を掛けると、紅音は弾けるようにソファから降りて、紅龍の足にしがみつく。思ったより強い衝撃に、慧斗は落ちないよう紅龍の首に腕を回していた。
「おとーさん、おかーさんいたいの?」
たぶん自力で歩かず紅龍が抱いて運んでくれたから、どこか怪我をしたように思ったのかもしれない。
「大丈夫だ。お母さんは少し疲れて歩くのもかわいそうだから、お父さんが抱っこして連れてきたんだ。凛がちゃんと診察してくれるから、すぐに元気になるからな」
「……ほんと?」
「お父さんが嘘をついたことがあるか?」
「……ない」
一年という時間は、紅龍と紅音の間に信頼を築いていたようだ。コクリと頷く紅音の頭を撫でて、紅龍が「みんなといい子で待ってるんだぞ」と諭すと、小さな頭は縦に揺れて、テテテと紅龍の両親の元に行ってしまった。
一年前までは、なにがあっても慧斗にしがみつくような子どもだった。
玲司曰く慧斗を守っている騎士なのだろうと、言っていたが、今思えばそうじゃないと気づく。あの頃の慧斗と紅音は共依存のようなものだった。
互いがたがいに依存して、人見知りしない紅音は周囲に愛想を振りまいていたけども、あれも別の面を考えれば慧斗と引き離されないための処世術のようなものだろう。
それが紅龍がふたりの世界に入り、今はこうして紅龍の両親や薔子が家族として増えた。
「これが子離れというものか……」
なんだか寂寥感が胸を占め、慧斗はそう呟くが。
「心配しなくても、紅音の一番は慧斗だぞ」
と、慧斗を安心させるつもりで慰めたのかと思ったが、どうやら違うらしい。
「気を抜くと、紅音は、俺を排除しようとするからな」
「ん?」
「つまり、アルファの執着は年齢関係ないってことだ」
「でも、紅音はまだアルファだって確定してないだろう?」
「早熟な子は正式な判定前に分かるそうだ。一度、凛にも勧められたのもあるが、検査したほうがいいかもしれない」
以前、紅音の発達が年齢よりも成熟していると懸念した凛から、一度小児精神科での受診を勧められた。もしかしたらギフテッドの可能性も否定できないと言って。
慧斗は紅龍に「考えておく」と返し、副寝室の前で手招く凛へと近づいたのだった。紅龍に抱かれて、だが。
通された副寝室は、『副』と呼ぶには広々とした豪華な場所だった。
飴色の家具が配置されており、とても過ごしやすい雰囲気を感じていた。
凛に言われるままに、紅龍は慧斗をベッドに寝かせ、傍らで凛が血液を測ったり血液を採取する。
促進剤を打たれてから、今日までの体調の変化を話していく内に、凛は顎に指を置いて思案した表情をして口を開く。
「詳細に検査したほうがいいけど、今回の発情は、促進剤の効果というより自然な物だと思うよ」
「え?」
慧斗の診察に強引に立ち会った紅龍から驚くような声があがる。
「まあ、確定的な話じゃないのを前提に、促進剤って効果が大きい分だけ持続時間は数時間っていうものが多いんだ。にもかかわらず、慧斗君は約三日以上ヒート状態が続いたんでしょ」
「ああ、あれは芝居という雰囲気じゃなかった。どちらかと言えば、初めて出会った時と様子が似ている」
「俺は……ずっと朦朧としてたので、記憶はあんまりありませんが。でも、去年の事件の時とは違ってた気がします」
「どんな感じで?」と問い質す凛の言葉を受け、慧斗はここ数日の出来事を反芻する。そういえば、と何かを思い出したらしい慧斗は、伝えようと口を開いた。
「パーティーの前に、紅龍の匂いを感じて、お腹の奥が疼いた気がしたんです」
慧斗の言葉にタブレットに文字を打ち込んでいた凛が顔を上げる。
「……それって、妊娠前に経験したヒートの前兆に似ていない?」
「……たぶん、そうかもしれないです」
凛はタブレットで慧斗から聴衆した内容をしなやかな指先で打ち込んでいく。
「じゃあ、ほぼ間違いないね。促進剤が引き金にはなったかもしれないけど、慧斗君の体が自然にヒートが来るようになったんだよ」
それも六年以上ぶりにね、と心底安心するように微笑む凛に、慧斗は感謝の気持ちでいっぱいになった。
おそらく、番である紅龍と感情では否定し続けていたけど、一年も一緒に過ごしてきたことにより体が変化していたのだろう。
六年分の孤独や苦悩を、紅龍の匂いが癒してくれたに違いない。
慧斗がちらりと近くに立つ紅龍に視線を向けると、彼は慧斗の視線に気づいたのか、にっこりと笑みで応えてくれた。
何度も見てきた紅龍の微笑。その柔らかく美しい微笑みは、映画やテレビ、雑誌では一度として見たことのないリラックした物だった。
特別感のある番の笑みに慧斗の胸はドキドキと高鳴る。
もうずっと一緒に時を過ごし、体だって交わったというのに、まるで初恋に堕ちたかのようにときめく。
なんだか恥ずかしくもあり、慧斗は火照った顔を隠すように俯いた。
「九十六時間かぁ」
「え? どうかしましたか、凛先生」
羞恥で顔を俯ける慧斗の横で凛が指折り数えながら呟く。
「いや、促進剤による発情なら問題なかったんだけど、どうにも自発的な発情ぽいから。もしかして慧斗君、妊娠しているかもしれないよ?」
「「はい?」」
凛の発言に、慧斗と紅龍は揃って声をあげていた。
妊娠? 自分が? まだ二十代だからそういった事はあってもおかしくないが、突然聞かされた言葉に頭が真っ白になった。
呆然とするふたりに凛は淡々と説明をする。
番との自発的発情による妊娠率は、ほぼ百パーセント。二十四時間のあいだに避妊薬を服用すれば回避できるが、三日もそのままということは妊娠を否定できないとの話だった。
「どうする? ひとまず検査は必要だと思うけど。もし、堕胎をしたいなら、慧斗君の体を考えると早めに処置したほうがいいよ」
オススメはしないけど、と話す凛に、慧斗は困惑しながらも思考を巡らせる。
まだ復職できないほど体に不安がある。本当に妊娠して、果たして出産に耐えられるだろうか。
「慧斗……一度ちゃんと検査をしよう。それからどう判断するか決めても時間はあるから」
「紅龍……」
嬉しい気持ちと不安な気持ちが慧斗の心をかき乱す。そっと肩に置かれた手に自分の手を重ね、小さく頷いた。
「おかーさん、りんせんせーのおはなしおわった?」
そんな時、紅龍が副寝室のドアを勢いよく開けて飛び込んできた。
「うん、終わったよ。でも、入ってくる時はノックしてお返事があってからだからね」
「ごめんさい」
事件後から少しだけ赤ちゃんがえりしたのか、少し言葉が幼くなってしまった息子の頭を優しく撫でて諭す。
「ねぇ、紅音」
「なぁに?」
「紅音は、弟か妹欲しい?」
目線を合わせて話すと、紅音は歓喜に目を輝かせ、紅音の後ろに立つ紅龍は困惑に目を見開いていた。
同じ顔が別々の表情をするのを、凛は爆笑し、慧斗は幸せに笑みを深めていた。
53
あなたにおすすめの小説
もう一度君に会えたなら、愛してると言わせてくれるだろうか
まんまる
BL
王太子であるテオバルトは、婚約者の公爵家三男のリアンを蔑ろにして、男爵令嬢のミランジュと常に行動を共にしている。
そんな時、ミランジュがリアンの差し金で酷い目にあったと泣きついて来た。
テオバルトはリアンの弁解も聞かず、一方的に責めてしまう。
そしてその日の夜、テオバルトの元に訃報が届く。
大人になりきれない王太子テオバルト×無口で一途な公爵家三男リアン
ハッピーエンドかどうかは読んでからのお楽しみという事で。
テオバルドとリアンの息子の第一王子のお話を《もう一度君に会えたなら~2》として上げました。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ!
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ!
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
⭐︎⭐︎⭐︎
ご拝読頂きありがとうございます!
コメント、エール、いいねお待ちしております♡
「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中!
連載続いておりますので、そちらもぜひ♡
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる